たいちの仮設避難所

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  080


新オスティアから旧オスティアへの移動中

飛行船内




side 千雨




「新オスティア総督から念話通信ですって?」

「うん、とりあえず細かい説明はいいから早く早く!

向こうに待ってもらっているから。」

「は、はい!」




ネギ先生と神楽坂、龍宮 それに私が魔法球から出てくると

ほぼ同時に早乙女がネギ先生宛に新オスティア総督から

念話通信が来ている という連絡があったので

すぐさまネギ先生達と私は通信を受けている端末に急いだ。




「ネギ先生、コチラです。」

「ありがとうございます茶々丸さん。」

『や・・ネギ君大丈・・かい?』

『周囲の魔素が不安定で・・信状態が悪・・今調整中だ。』

「タカミチ! 大丈夫だったの?

それに・・・その後ろの人はクルトさん・・・?」

『ネギ君か やっと連絡が取れましたね。』


通信映像の高畑先生は、服が多少煤けているものの

特に目立った外傷はないが、

クルトさんが暴走状態のネギ先生にボコボコにされた時の傷が

まだ完全に治っていないようで、

所々に絆創膏のような物が貼ってあったり

服の下には包帯を巻いているようだ。


『さて・・・以前 君達と話した内容や

その場所にいるなら気づいていることでしょうが、

完全なる世界の残党が 廃都最奥部で何かを始めたようです。』

「 ! 」

『観測される魔力の総量から推定されるのは・・・

あの20年前の再現です。』

「・・・・まさか・・・あの映像の。」


ネギ先生と神楽坂も以前 総督府の特別室で見せられた

魔力減衰現象をネギ先生の母親が

自国と引換に防いだ映像が思い出されるようで顔色が悪い。


『先ほど 特別室で魔法世界の崩壊について聞かれましたが

数年前まではたしかに存在しましたが現在はすでに解決に向けて作業が進行中です。

・・・しかし今現在、完全なる世界の残党が起こしている

この現象を放置した場合、この魔法世界は崩壊します。』

「・・・そんな。」

『この事態に対し現在 帝国 連合 アリアドネー全ての勢力が手を結び

混成艦隊を編成して そちらに向かってます。

世界の危機・・・ですが 君も気がついているかもしれませんが

我々、オスティアとMMの艦隊以外の戦力はあまり当てに出来ません。

先行している君達は ある意味貴重な戦力です。

言っている意味はおわかりですね?』

「!」


今現在 この船と随伴している船に乗っているのは

ほとんど旧世界、私達にとっては現実世界だが

その中でもネギ先生達や私達は

単純に魔法使いとしてもかなり上位の戦力として考えられる。

ましてやネギ先生は拳闘大会であのラカンのおっさんと

あそこまで戦えた人間だ、クルトさんとしても是非とも戦力として使いたいところだろう。


『そこで、不躾ではありますが、

我々の作戦と共同歩調をとっていただきたい。』

「・・・・・」

『ネギ君・・・すまない。

こんなことは本来 我々大人だけで解決するべきなんだろうが

君達の目的や 現在の状況から考えても

ここは連携をとったほうがいいと思う・・・僕は出来れば巻き込みたくはないんだが・・・』

『・・・・・』

「・・・・わかりました。

でも ちょっと時間をください。」

『あまり長くは取れませんが、どういう事でしょう?』

「僕たちはそもそも夏季旅行中の学生の集団で

この世界の人間じゃありません・・・僕個人の話ならともかく

生徒の皆を説明も同意もなく危険に巻き込むことは出来ません。

皆の意見を聞く時間を頂いていいでしょうか?」

『・・・いいでしょう。

ですがその前一人、そちらに送りたい人がいます。』

「どなたなんですか?」

『ネギ君もよく知る子です。

魔法世界崩壊の危機を防ぐため、私に協力してくれた協力者の一人でもあります。

彼女に話を聞けば 現在起きている完全なる世界の起こした危機さえ乗り越えれば

魔法世界の崩壊が防ぐことができるという説明を受けることができるでしょう。

それに彼女は君達と私達と共同歩調を取る時には

きっと力になってくれる人です。』

「そんな人が僕の知り合いに?」

『今からそちらに転移しますので、

船の座標データと船の魔法障壁を一時解いてくれませんか?』

「わかりました・・・ ハルナさんお願いします。」

「アイアイサー、茶々丸お願い。」

「了解しました。」


茶々丸が端末を少しいじると船に張っていた魔法障壁がなくなり

その数秒後、私達のいる部屋の床に魔方陣が現れ

そこから人影が浮かんでくる。


「・・・っ!?

・・・あなたは・・・まさか・・・」

「ニーハオ ネギ先生。

お久しぶりだネ。」

「「「超ちゃん(鈴音)!?」」」

『・・・超さん、転移は私の連絡を待ってからじゃなかったですか?』

「ゴメンゴメン、皆の話が長かったかラ

私の方で通信から座標を割り出しテ 障壁が解かれたと同時に飛ばしてもらったネ。」

『まぁ いいです。

それでは説明の方はお願いします。』

「了解ネ。」

『それではネギ君、相談が終わったら通信で呼び出してください。』

「・・・・・あ、はい・・・」


ネギ先生達はここで超が出てくるとは予想外だったようで

思考停止状態だったがクルトさんの声で我に帰り

応対はなんとかこなせたみたいだ。




とりあえず ネギ先生達と私は 皆に現状を説明し、

今後の計画を練る為 皆が集まっている甲板に向かう


「しかし超さん・・・どうしてあなたがここに?

麻帆良にいたんじゃないんですか?」

「学園祭での私の計画は潰されてしまったけド

この魔法世界を救うことを諦めたわけじゃないヨ?」

「だけど超ちゃん、どうやってクルトさんと協力なんてできたのよ?」

「クルトサンには私の協力者から話をつけてもらっただけだヨ。

そんなに難しいことじゃなかったネ。

だけど その協力者のおかげでこの世界の崩壊を防ぐことができそうだから

結果的に学園祭の計画を潰されたのはよかったネ。」

「その話ですが、いったい超さんとクルトさんはどうやって

この世界の問題を解決するつもりなんですか?」

「それは皆が集まってから説明するヨ。

そのほうが説明が一回で済むからネ。」

「・・・そうですね、分かりました。」

「・・・フフ♪」


ネギ先生と話が一旦終わり、

ちょうど甲板の扉が見えたのでネギ先生達が先に甲板に出るとき、

超がちょうど私を見てニヤニヤしていたのが何故か無性に気になった。


『おや? 千雨サンどうかしたカ?

眉間にシワが寄ってるヨ?』

『なんでもねーよ・・・』

『そうカ? でも千雨さんは元気そうでよかったヨ。』

『体は健康でも、精神もそうとは限らねーよ・・・

こっちは気苦労が多くてな。』

『私とは逆だネ、私は心は充実しているけド

日頃使わない筋肉を使ったせいか腰のあたりが筋肉痛で・・・

昨晩はソプラノが激しかったから・・・』


「・・・なん・・・だとっ!!」 #


超が聞き捨てならない事を吐かしたので

つい反射的に怒鳴りながら超の肩を掴んでコチラを向かせたが

超の方はしてやったりという顔で ニヤニヤしている・・・


「「「「っ!?」」」」

「千雨さん・・・どうかしましたか?」

「あ・・・いや、なんでもない・・・」 //

「クックック・・・」

「・・・超てめー・・・騙したな。」

『さて? 何のことだカ。

ソプラノは千雨サンには手を出しても私には出さないから

ちょっと憂さ晴らしにからかっただけだヨ。』

『まったく・・・時と場所くらい選んでくれよ。

・・・先輩は変な括り (?) があるみたいで

私が抱いてもらえたのも 魔法球での時間を合わせて

かなり時間がたった時だったからな。

別にお前のことが嫌いってわけじゃないと思うが

しばらくは我慢することだな。』

『今時考えが古いヨ。

私は研究と訓練でそんな余裕はなかったけド

私の時代だと生理が来たらすぐにでもOKだったヨ。』

『それは・・・・さすがにまずくねーか?』 lll

『私の時代は魔法世界と旧世界との戦争や火星の環境問題で人口が減っていたからネ。

産めよ増やせよって感じで奨励していたヨ?』

『あ~ そういう理由か・・・なんか お前も大変だな。』

『でも研究や訓練漬けのおかげで 初めてはとっておけたから結果オーライネ。』

『・・・お前とは一度 ゆっくり 話し合う必要がありそうだな。』

『この件が終わったらいくらでも付き合うヨ・・・フフフ。』

『そうだな・・・フフフ。』


「・・・・あ、あの・・・千雨さんも超さんも甲板に行かないんですか?」lll


夕映からあとで聞いたら

この時の私達は 他の人から見たら剣呑な雰囲気の中

私と超がずっと睨み合いながらニヤニヤと笑っているので

誰も近寄りだがらなかったようで、

数分ほど経った後 しょうがなく皆の代表で

ネギ先生が私達に声をかけてきたようだ。


「あ、悪ぃ すぐに行く。

超、行くぞ。」

「わかったネ・・・・続きは また後デ。」




甲板にはもう一隻の船を横付けして

関係者が全員揃い ネギ先生の話を聞いている。


甲板に超が姿を現せた時、私達以外は皆 驚いた顔をしていたが

魔法世界の人間以外は知った顔ということもあり

ネギ先生があとで説明すると最初に話したので

超の件は特に問題なく話が始まった。


まずはネギ先生がクルトさんと通信で話した内容と

現在 掴んでいる情報を神楽坂の件を除き説明し

自分達の置かれた状況を確認。


「と いう訳で、以上のように

知らない間に なんだか大変なことになってたみたいです。

ですが、あくまで僕達の目的はアーニャの救出!

そして 創造主の掟 最後の鍵 の奪取。

・・・最後の鍵を手に入れられれば

結局 敵の野望を阻止することになりますし

何よりも消されてしまった人達を取り戻すことが出来ます。」


「「「「「・・・っ。」」」」」


「ええんちゃうか?

恩人助けて ついでに世界まで救えるゆーんならもうけもんや。」

「くうぅぅぅっ!

けど いよいよ来ちゃったね 世界の危機!」

「盛り上がってきたよー!」

「で、でも何で今なんだろ、私達タイミング悪いよねー。」

「それは・・・・」


(神楽坂の件にかかるから説明するのはまずいか・・・)


「・・・・ま、まぁ 敵の組織にもいろいろ都合があんだろ!

それより本題だ、茶々丸 頼む!」

「はい。」


私の意図を組んでくれたのか、単に支持に従ってくれたのか

茶々丸が空中に映像を映しだし

佐々木や他の人間が余計なことを言い出す前に作戦の話に移る。


「ではお願いします、朝倉さん ハルナさん。」

「オッケー この5時間、

全力の観測の成果を見てよ。」


茶々丸が映しだした映像には 旧オスティア王宮跡、

目標のゲートポートを中心に

横から見た図を映し出しているが、

魔力を失って墜落したはずのオスティア周辺の浮遊島が浮かんでおり

旧オスティア市街地、墓守り人の宮殿も現在浮かんでいる。


もうひとつの映像では

私達の現在位置は 映像ではそこから少し離れた場所だが

実際の距離はまだ少しありそうだ。


「魔力の奔流の影響で 墜落してた島があらかた浮き上がっちゃてるわ。

大スペクタクルよ。」

「下の図が 私達と中心部の位置関係で 上のが拡大図ね。」


早乙女と朝倉の説明を聞きながら

皆 映像のほうを真剣に注目している。


「アーニャちゃんの発振器の反応はここ、

墓守り人の宮殿からでてるわ。

敵の幹部連中もここにいるはず。」

「つまり、ここが私達の最終攻略目標ね。

で、目的果たしたらゲートポートからトンズラって寸法よ。」

「補足しておくけド、別にゲートから逃げなくても

オスティア総督に連絡をとれば普通に来た時と同じように

修復の終了したゲートから変えることも可能ダヨ。

ゲートの修復作業の方はあと1週間もあれば完了する予定だかラ。」

「なんで超ちゃんがそんなこと知ってるの?」

「ゆーなさん、その辺もあとで説明しますので、

まずは作戦の話の方をお願いします。」

「ん、りょーかい♪」

「で、全体を覆ってる白い光の膜はなんなんや?」

「これ?

膨大な魔力で編まれた 超大規模積層魔法障壁・・・つまりバリヤーね。」

「計算したところ 連合主力艦の主砲も効きません。

私の空飛び猫でも おそらく破壊には至らないかと・・・

どうでしょうか? 超鈴音。」

「そうだネ、全エネルギーを集中して撃てば抜くことはできるけど

その場合空飛び猫は自壊して使用不能になるネ。」

「・・・あのー ハルナさん、

その件ですが・・・その一番上の部分、

光の膜の上から光の柱のように出てる部分なら

スルッと入り込めますわよ。」

「へ? ・・・・ここ?」

「えぇ、 魔力が台風の目のように凪いでいるので障壁もないのです。」

「何でアスナがそんなこと知ってるの!?」

「何でって・・・・あっ!      (コラ ちょっと!)」 lll


いつもと違った口調、そして神楽坂らしからぬ知識で情報を話してしまったせいで

内部の別人格、ルーナと神楽坂が言い合いをしているようで

他の人間から見たら一人舞台でもしているような奇妙な光景を繰り広げる。


「少し落ち着くネ。」


そんな神楽坂の頭をどこからか出したハリセンで超が後ろから叩き

神楽坂とルーナを落ち着かせる。


「その話はさっきオスティア総督とネギ坊主が話をしていた時に

アスナサンが聞いた話じゃないカナ?」

「え・・・・・あぁ! そ、そうそう、そこだけ何故か覚えてたのよ!」

「そうです さっきオスティア総督と通信で話をしていた時に・・・その。」

「そんな事話してたのパル?」

「ん~・・・・そういえば話してたね♪」


早乙女がネギ先生を見て怪しく笑っている、

これはネギ先生弱みを握られたな・・・

あとで早乙女からどんな無理難題を付きつけられることか。


「うっ・・・・と、とにかく今の話を纏めるとこうです。

まずバリヤーを突破して、突入。」

「あ、ネギ坊主、墓守り人の宮殿に侵入するなら下からのほうが警備が薄くていいヨ。」

「わかりました。

ではバリヤーを突破した後、一度一気に下降してから墓守り人の宮殿に下方から侵入、

アーニャを救出し、最後の鍵を奪取、後はゲートポートから脱出、

もしくは連合艦隊に合流し帰還、となります。」

「おおぉ~~っ

なんか話で聞くと やること事態は簡単な気がしてきた。」

「そ~かな~?」

「ここはネギ君のお父さんが戦った場所やし

なんやか感慨深いなぁ。」

「では、今回の作戦に当たって事前に魔法球内で皆さんと打合せし

検討した結果、全体を4班に分けたいと思います。

1 比較的安全な空域で待機する班。

  のどかさん達と一緒に来てくれたジョニーさんの操縦するフライマンタ。

2 宮殿周辺で滞空し脱出路の確保をするグレートパル様号

3 宮殿突入班A 作戦目標 アーニャ救出。

4 宮殿突入班B 作戦目標 最後の鍵奪取

メンバー構成は配ったプリントのとおり

意見や要望があれば言ってください。」

「では早速注文をつけさせてもらうネ。」

「超さん、なにか問題がありましたか?」

「問題は無いが一つ注文が、私を宮殿突入班Bに配置してほしいネ。」

「・・・超、正直お前の戦闘能力は評価しているが

他の班ならともかく、激戦が予想される班に志望するにはな・・・。

今、この状況ではお前の能力では宮殿突入は厳しくはないか?」

「フフッ・・・真名は私の能力に不満がある言うのカナ?」

「単純な近接格闘能力では もう古菲に及ぶまい、

魔法に関しても呪紋の特性上、持久力に問題が有る。

お前がこの程度のこと認識していないとは思えないが?」

「フフ、そうカ。

では・・・・・」


超の奴が不敵に笑ったと思ったら、

この場の誰もが反応できない速さ・・・いや、

あいつの場合はアーティファクトを使ったんだろう。


誰にも認識できない速度で龍宮の背後に立ち、

アーティファクトで武装し、ネギ先生と犬上、桜咲 長瀬 古菲といった

戦闘要員に空中に自在に浮遊する思考制御の魔法銃を背後から突き付け

龍宮には超自身が首筋に手刀を突きつけた状態で現れた。


「・・・これで どうカナ?

私がその気なら この瞬間にも主力は全滅だったネ♪」

「お前・・・カシオペアは世界樹の魔力がないと使えないはずでは・・・」 lll

「科学は常に進歩するものだヨ。

それに私は戦闘要員じゃなく、宮殿内の構造分析や罠の解析

鍵の解錠等のサポート要員だから 荒事は真名達に任せるヨ。」

「・・・わかりました。

超さんは宮殿突入B班に入ってもらいます。

他には何かありませんか?」

「・・・しょうがねー、じゃあ私から一つ・・・いや、二つか。

ホラ、これをアリアドネーの奴らに渡してやってくれ。」


私は先輩から預かった創造主の掟を取り出しネギ先生に向かって放り投げる。


龍宮がなにか怪しいものでも見るかのように私を睨みつけてくるが

エヴァの睨みと比べたらまだマシなのでそのまま無視することにした。


「・・・ち、千雨さん・・・これはまさか。」

「お察しのとおり、創造主の掟、Master Keyだ。

これがあればアリアドネーのメンバーも戦力として十分だろ?」

「それはそうですが・・・これを一体どこで・・・?」

「そこは秘密だ、あえて言うならクルトさんと超の協力者の援助ってところかな。」

「・・・超さん。」

「千雨サンの言うとおりネ、

ちなみに、夕映さんは Grand Master Key を持ってるヨ。」

「なっ!? 超さん!!」

「今更隠したって無駄だろう、諦めろ夕映。」

「・・・ゆえ~。」

「・・・・うぅ。

のどか、そんな目で見ないで欲しいです。」 lll

「私からの二つ目の話は 夕映を宮崎と一緒にさせて欲しいってことだ。

宮崎は敵にも私達にも最重要人物の一人だ

夕映が創造主の掟を持って護衛していれば心強いだろう?

ちなみに夕映は創造主の掟の使用方法を把握しているから

戦闘能力に多少問題があってもそこは鍵でカバー可能ろう。」

「・・・そうですね、では夕映さんには

のどかさんの護衛をしてもらうということでいいですか?」

「はいです! のどか、私がちゃんと守るですよ。」

「うん、ゆえお願いね・・・・・でも後で何で隠していたか教えてもらうからね。」

「・・・あぅ。」


「ちょっとまって下さい!」

「え・・っと、アリアドネーの委員長さん?」

「違います!

いや、違わないんですけど エミリィです!

ちゃんと名前で呼んでくださいまし。」

「す、すいません!

ちょっとエミリィさんに似たような人で

その人も委員長と呼ばれていたのでつい。」

「旧世界にも委員長という役職名で呼ばれてる人がいるなんて・・・

何か親近感を覚えますわね。」

「・・・・そうですね、

ネギ先生に異常な好意を持っているところも合わせてそっくりですよ。」

「ユエさん、なにか言いましたか?」

「いいえ、何も言ってないです。」

「コホン、話を戻しますが、先ほど物騒なことをなさった

そこのお団子頭の女性について そろそろ話を聞かせていただきたいのですが?」

「そうですね・・・突入作戦の方の話も区切りがついたので説明しますが

彼女は新オスティア総督、クルトさんより協力者として派遣された人で、

麻帆良学園で僕のクラスの生徒でもある、超鈴音さんです。」

「はじめましてカナ?

エミリィ・セブンシープサン。」

「私の名をご存知なのですか?」

「ベアトリクスサンやコレットサンのことも話を聞いているヨ、

そちらの夕映サンからネ。」

「ユエさんから?」

「まぁ、その話は後で夕映サンにでも聞いて欲しいネ、

私の話よりも重要なのは、この魔法世界の危機の話だヨ。」

「この世界の危機とは、完全なる世界の起こしている事件ではないんですの?」

「完全なる世界はある意味 この世界を救おうとしてる集団だヨ。

ただその方法が少々強引で独善的だけどネ。」

「では、完全なる世界の目的とはいったい・・・」

「それを説明するために私はここに来たネ。」


その後 超から語られるこの世界崩壊の危機。


魔力の減衰によって魔法世界を覆っている結界が綻び始め

観測の結果 最短では数年後、長くても10数年後にも結界が崩壊し

魔法世界の住人が消滅、旧世界から移ってきたMMの国民も

火星の大気に放り出され その後、

生存の為 移民先として旧世界に移ろうとするが

魔法の存在や移民人口の問題で

問題が起き、やがてその問題が戦争に発展し、

旧世界との戦争で凄惨な未来になるという内容が語られる。


流石にこの話をある程度知っていたとはいえ

超から未来まで語られたとで3-Aの生徒達といえども

いつもの明るさが全く見えない。


「私はその戦争を回避するために未来から来た火星人だヨ♪」

「その話が本当だとして・・・、

では、完全なる世界を倒したとしても、

この世界の崩壊は止められない・・・」 lll

「それは違うヨ、既にその崩壊の危機は解決策が講じられていて

完全なる世界を止めさえすれば この世界は安泰だヨ。」

「超さん・・・僕もそのことが気になっていたんですが

クルトさんと超さんはどうやってこの世界の崩壊を回避するんですか?」

「簡単に説明すると、旧世界にある世界樹とリンクが可能な木、

世界樹の子供みたいな木だけど、この木を魔法世界に大量に植林して

世界樹とリンクすることで世界樹から送られてくる魔力と

この木自体が生成する魔力で

減少する魔力を補給して魔法世界の結界を維持、

その間 私が未来から持ってきた技術で本来の火星と

魔法世界をテラフォーミングして環境を整備、

これの副次的効果で魔法世界に様々な生命があふれるようになると

さらに魔法世界自体で生産される魔力が増えるネ。

そして将来的には世界樹の子供を火星全土に植林し

最終的には本来の火星自体を魔法世界にスル。

それまでには国家関問題を解決して

MMの旧世界人と魔法世界の人間との交流をして行けば将来的には

長期的に見れば魔法世界の住人の問題も解決するヨ。」

「・・・そんな遠大な計画が。」

「細かいデータを希望するなら見せてもいいけド

理解できるかわからないし、

理解できても全部読むだけで数カ月は掛かるけど・・・読むカ?」

「・・・この後で時間が許す限り拝見させてもらいます。」 lll

「では、この魔法世界は崩壊しないと考えてもよろしいんですね?」

「そこは私の研究者としての誇りをかけてもいいヨ。

最も、世界樹の子供はそれ自体 魔力を生み出すことができるから

それを狙って国家観で利権争いが起きたりしたら大変だけどネ。

そのへんはアリアドネーのセラスサンにも帝国の皇女様にも話はしたから

・・・彼女達が生きている50~60年は大丈夫じゃないカナ?

 私達 も監視はするから 少なくともあなた達が生きている間は大丈夫ネ。」

「50~60年って・・・」 lll

「この計画は 試算した所 約150年、

ナノマシンの散布状況次第では長くて数百年かかる計画だヨ。

その地盤作りは政治の力が必要だからそこはクルトサンの腕の見せどころだけど

政治はクルトサン、科学的分野は主に私、それと葉加瀬

魔法科学で一人、世界樹に関して一人専門分野の人員がいるネ。

魔法世界の崩壊については皆が心配することはないヨ。

安心して完全なる世界の計画を潰してほしいネ。

あ、あと消されてしまった人達も復活させる案は複数あるのでそっちも心配ないネ。」

「わかりました・・・私もこの後でデータを見せていただいてよろしいかしら?」

「ドウゾドウゾ、わからない所はネギ坊主にでも聞くといいヨ♪」

「そ、そうですわね! ネギさん、よろしくお願いいたしますわ。」 //

「は、はぁ・・・」 lll




「では、作戦開始は約30分後、

クルトさんとの通信後すぐです。

食事やトイレは済ませておいてくださいね。」

「やだー ネギ君、トイレの話だなんて。」

「あわあ、す、すみません!

コホン、それではみなさん・・・・この世界の事もありますが

まずは自分達が無事作戦を完了できるよう頑張りましょう!

クルトさん達 連合軍とも協力体制が取れています、

僕たちは孤立無援じゃありません。

まずは僕達の仲間を取り戻し、最後の鍵を奪取し

消されてしまった皆を助け出しましょう!

僕達の作戦の結果、世界が崩壊の危機を免れるかもしれませんが

世界を救うだなんて考える必要はありません。

僕達の仲間や お世話になった人達を助けることだけ考えましょう!

必ず・・・必ず皆を助け出しましょう!!」




「「「「「おおぉっ!!」」」」」




ネギ先生の掛け声と共に皆に鬨の声を上げ気合を入れる。

私は精神年齢で言えばこの中で最年長かもしれないが

やはりこういう時は心が踊る。


不本意ではあるが私の働き次第で、

助かる人が助からなくなる可能性もあるので

今回は私も気合を入れて全力で作戦成功に向けて最善を尽くそうと思った。






(本当はこういう時は先輩が側に居てくれたらいいんだけどな。)






side ソプラノ


「超の方は無事予定通りの配置になったって?」

「はい、先ほどラトナとピュラに通信があって

無事最後の鍵奪取の班に配置されたとのことです。」

「じゃあ、私達も予定通りネギ先生達の突入に合わせて

こっそりと侵入しますか。」

「なんや、旦さん楽しそうですな?」

「スニークミッションは漢の浪漫だからね~。

葉加瀬、例の超特製の光学迷彩は有るの?」

「それは超さんが持ってっちゃいましたよ。」

「え~、光学迷彩は浪漫装備なのに~。」

「姉様には必要ないだろう?

魔法はろくに出来ないくせに、あんな反則臭い認識阻害結界貼れるんだから。」

「ろくに出来ないって言うな!

高等魔法の飛行魔法が使えるんだから。」

「・・・習得に何十、すまん何百年だったか?」

「千草~ エヴァがいぢめる~!」

「はいはい 旦さん、ウチの胸でいくらでも泣いてくれてもええからな~。」

「・・・あの、ソプラノさん、私の胸でよかったら・・・いつでも言ってくださいね。」 //

「バカヤッテナイデ サッサトシタクシロヨ。

コンカイハ ヒサシブリニ オオアバレデキルンダカラ サッサトジュンビシロ。」

「全く世界の危機だというのに緊張感がない人達ですね・・・」


私が千草の胸に顔をうずめて甘えていると

クルトがノックも無しに入ってきた。


「あ、クルトさん、航路の方は大丈夫ですか?」

「はい、そのことを伝えに来たんですが・・・これは・・・

私の直属の部下でも皆 緊張で硬くなっているというのに。」

「あはは・・・まぁ、重要な作戦まに緊張で硬くなるよりは

リラックスしているようが・・・」 lll

「私にはイチャついているようにしか見えませんが?」

「・・・す、すいません。」

「葉加瀬さんが謝るようなことではないですよ。

とにかく航路の方は予定通り、30分もすれば敵の制空権内に入りますので

戦闘に備えてくださいね、

特に葉加瀬さんやラトナさん、ピュラさんは我々の主力なんですから。」

「はい、わかりました。」

「「了解しました。」」




こうして私にとってもこの世界に来て、

最後にして最大の仕事が始まろうとしていた。

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  1. 2012/05/29(火) 18:57:47|
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