たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  077



新オスティアから旧オスティアへの移動中での飛行船内




side 千雨


先程の飛行船内の食堂での現状報告と、

宮崎が敵から掴んだ情報確認が終わり、

一旦 皆はそれぞれ休憩に入り、

ネギ先生は闇の魔法の後遺症の件があるので先に魔法球で休憩に入る。


その際に神楽坂を連れて行ったが、

おそらく、ラカンさんが消える間際に残した言葉の件で

確認するためだろう。


綾瀬は先程の魔法世界の住人の秘密の話で

落ち込んでいるアリアドネーのクラスメイトと話をしているようだ。

さっきの宮崎の情報で、私と綾瀬がお互いの情報を確認する必要もなくなったので

しばらくアイツらだけで話をさせたほうがいいだろう。




さて、ネギ先生の幼なじみの件が良いが、問題は神楽坂だ。


旧オスティアの廃墟付近で発信機の反応がふたり分あったというので

茶々丸に発信機の件で話を聞こうと思ったが、

肝心の茶々丸の姿がどこにも見えない。


そうして私が茶々丸を探していると

龍宮が気になったのか、話しかけてきた。


「おい、長谷川 何を探しているんだ?」

「ん? あぁ、龍宮か。

茶々丸の奴を見なかったか?

ちょっと確認したいことがあるから探しているんだが・・・」

「いや、知らないが・・・

そう言えばさっきから姿が見えないな。」

「そうか・・・ふむ、お前はラカンさんから神楽坂の護衛を頼まれていたんだよな?

なら お前も知っといたほうがいいか・・・ちょっといいか?」

「神楽坂の件でなにかあるのか?」

「あぁ・・・丁度ネギ先生の闇の魔法の後遺症の件もあるから魔法球に入ろうか。」

「わかった。」


私と龍宮は魔法球に向かう途中、

休憩の順番で次に魔法球に入るはずだった

桜咲と長瀬に5分ほど待ってもらうように頼み

私達は先に魔法球に入った。




「・・・・それで、私に話とは何だ?」

「あぁ、これはラカンさんが消える前に聞いた話なんだが、

今の神楽坂はどうやら偽物・・・敵が魔法で化けているみたいなんだ。」

「なんだと・・・?

私も 目 で確認したがそんな様子はなかったぞ?」

「私も本当かどうか分からないんだが、

ラカンさんがわざわざ私やネギ先生に言うくらいだから本当だと思う。

その件で茶々丸に私達がそれぞれ持っている発信機の反応を

確認してもらおうと思ったんだが、どこにもいなくてな。

まぁ、それはいいが、ネギ先生が

神楽坂を連れて先に魔法球に入ったのもその関連だと思う。」

「それが本当なら、私の仕事においても重大な問題になる。

ラカン氏からの依頼は神楽坂の護衛だ・・・

それを みすみす偽物とすり替えられたとなると笑い話にもならん。」

「すり替えられたとするなら

おそらく お前がオスティアに来る前だからそれほど気にすることもないだろう。

一度どオスティアで私達がフェイト達に襲われたことがあったが

考えられるとしたらその時だ。

それまでは発信機の反応は確かだったみたいだし

その後、茶々丸が桜咲達とゲートを探索しに行った時、

廃都周辺で発信機の反応が2つ有り、

魔力の濃度や磁場の関係で識別が困難だったと聞いているからな。」

「・・・・ふむ、ならば私の仕事は まず神楽坂奪還しないといけないと言うことか。」

「そうなるか、今ネギ先生が今の神楽坂が本物かどうか確認しようとしているが

少し先生には荷が重いだろうからな・・・

先生が神楽坂の姿をした奴を拷問にかけるなんて

無理だろうし、できるとしたら詰問か・・・

アーティファクトを使って呼び出せるかどうか確認するくらいだろう。」

「アーティファクトで偽物だと分かっても、

その後 情報を聞き出すのは宮崎でも連れてこないと無理か・・・

わかった、一旦外に出て向こうの船から宮崎を連れてこよう。」

「あぁ、私はここでなにか動きがないか見張ってる。」

「了解だ、ついでに敵が暴れても困るから、楓達も連れてこよう。」


そうして龍宮は一旦魔法球から出て行った。


私は、ネギ先生と神楽坂に気付かれないように

少し遠目から観察しているが・・・神楽坂の様子を見てもとても偽物には見えない。


まぁ、フェイトやその仲間が作った魔法で化けているなら

私が見て 見ぬくことはできなくてもおかしくはないだろ。




そうしてしばらく観察していると龍宮が宮崎を連れてやってきた。


「様子はどうだ?」

「今のところは問題ない、まだネギ先生も偽物かどうか確認しようとはしてないしな。」

「ふむ・・・私が護衛についた時にはすでに偽物だったということか?

とても信じられん・・・・いま見ても全く違和感がない、

どれほど高度な術を用いたのか・・・」

「本人確認は最悪、アーティファクトの呼び出しに応じられるかで分かると思うが

問題はその後、神楽坂の格好のままで居られて、

先生が情報を引き出せるかどうかだな。」

「あぁ、その時はすまないが宮崎、お前に任せたぞ。」

「ひゃ、ハイ!」


ネギ先生と神楽坂は、温泉で下着姿の神楽坂に

先生が背中を流してもらっているようだ。

しばらく様子を伺っていると ネギ先生の表情がこわばってきたので、

そろそろ動きがあるようだ。


「龍宮・・・・」

「あぁ、分かっている。」


ネギ先生が振り向いて、神楽坂の肩を掴み話を聞こうとしているようだが

その時、ネギ先生の背中に闇の魔法でできた紋様が浮かび上がり

ネギ先生が神楽坂の方に倒れこむ。


「クソ、何もこんな時に・・・」

「話は後だ長谷川、宮崎も行くぞ!」

「は、ハイ!」


私達は先生と神楽坂の元に駆け寄る。


「おおーっと そこまでだ 神楽坂!!」

「離れろ神楽坂! 10歳そこそこの相手はさすがにマズイ!」

「あ、あの アスナさん! え、エッチなのはいけにゃい・・・」

「キャアアアッ、何々ーっ!?

って・・・いや 違うのよ! これは誤解でっ・・・」


私達が着いたときには、

気を失ったネギ先生が神楽坂の下着を脱がし

正面から抱きついている体制になっていた。


ネギ先生の方は下半身に巻いていたタオルがほとんど取れた状態で

神楽坂に抱きついているので

遠目で見たらかなりやばい状態だった。




とりあえず、気を失ったネギ先生に (真っ赤になった) 宮崎を服を着せ、

龍宮が神楽坂の腕を拘束して木に縛り付け話を聞き出そうとする。


「私がスパイな訳ないでしょ!?

正真正銘、私が神楽坂明日菜よっ!!」

「ふむ、やはり埒があかんな・・・宮崎、早速だが頼めるか?

まずは神楽坂明日菜で反応があるかだ。」

「は・・・はい!」


宮崎がアーティファクトを召喚し、神楽坂の前に出る。」


「スミマセン、アスナさん。

本物だったらとても失礼な質問ですがー・・・」

「本屋ちゃん・・・?」

「明日菜さん 貴女は本物ですか?

あなたは一体どこの誰ですか?」


宮崎の質問の直後、宮崎が手に持っていたには

何の反応もないようだ。


「だ、ダメですね・・・私のいどのえにっきが反応しません。

ですが魔法世界に来て手に入れた魔法具の方だと

彼女はルーナという名前だそうです。」

「その魔法具は信用できるのか?」

「はい、この魔法具でフェイトさんのほんとうの名前も確認できましたし。」

「ならばこの神楽坂は確実に敵が化けている偽物というわけか・・・」

「とりあえず偽物だということだけでも確認できたからよしとするか。」

「そうだな・・・ならば宮崎、

次はそのルーナと言う名前で調べてもらえるか?」

「龍宮さん!! 何をしているんですか!」


私達が宮崎に次の質問をしてもらおうとしていると

背後からネギ先生の声が聞こえてきた。


「ネ、ネギ・・・・」

「鎖で繋ぐなんて!

ホンモノのアスナさんかも知れないんですよ!?」

「いや、既に宮崎の魔法具でこの女が神楽坂明日菜でないことは確認済みだ。

ルーナという敵の諜報員だということが発覚している。」

「え・・・本当ですか?」

「あぁ、今宮崎にルーナという名前で確認してもらうところだ。

宮崎、頼めるか?」

「は、はい!

え、えっとルーナさん貴女は何のためにネギ明日菜さんと入れ替わったんですか?」

「え? 何よ本屋ちゃん・・・私は明日菜だって・・・」

「どうだ、宮崎?」


宮崎がいどのえにっきを見ているが表情からすると

あまりいい結果を得られなかったようだ。


「・・・だめです、彼女は本当に自分を神楽坂明日菜だと思っています。

私のアーティファクトでは思考は読めますが

彼女自身が自身を神楽坂明日菜だと思っているなら

その思考を読んでしまうんです。」

「・・・ま、まさか明日菜さんは確か記憶喪失で

小学校以前の記憶を失っているはずです・・・

アスナさんの本当の名前がルーナという名前だということはないですか?」

「それは無いだろう、というかネギ先生自身がアーティファクトの

マスターカードで確認してみればいい。

ほんとうの名前がルーナだったとしたら

アーティファクトのカードにその名前が出るだろう。」


そしてネギ先生がアーティファクトのカードを確認するが

カードの名前の方も明日菜と書かれていたようだ。


「ふむ、困ったな・・・神楽坂が記憶喪失だったというのは

聞いてはいたがアーティファクトのカードの方は

神楽坂明日菜の名前なんだな?」

「はい、この通り CAGURAZACA ASUNA となっています。

「と言うことは本当の名前が神楽坂明日菜というのは間違いないのか。」

「待ってくだせぇ、姉御!

アーティファクトのカードでは本当の名前、

という判定がそこまで厳密にされてるわけではねぇんでさぁ。」

「どういうことだいカモ君。」

「仮契約時のカードの名前はその時のお互い

自分が認識している名前で出るんでさぁ。

だから契約時に姉さんが自分で自分のことを神楽坂明日菜と認識していたら

その名前で登録されはずですぜ。

だから姉さんの本当の名前については姉さんが

自身で認識していないと駄目なんでさぁ。」

「ならば確認のしようがないな・・・

ならばココはもっとわかりやすくこの魔法弾を打ち込んでみて

魔法無効化されたら本物、普通に当たったら偽物ということでいいな。」


そう言うと龍宮はそのまま神楽坂(?)にむかって銃を構える。


「この銃弾は殺傷能力は薄いが、痛覚神経を刺激する拷問用の呪法弾だ。

これを使って尋問する。」

「なっ!? 待ってください!」 lll

「神楽坂の姿をした何者かが苦しむ姿を見たくないのならどこかに出ていてくれ。

悪いが宮崎はそういうわけにはいかんがな。」

「・・・・っ!?」 lll

「龍宮さん! それはいけません!!」

「偽物だとしても情報を聞き出す前に殺すつもりはない、

彼女が本物なら何も問題ない、

敵もまさかわざわざ希少な魔法無効化の人間を用意して

神楽坂と入れ替えるなんて手間のかかることないだろう。

他に魔法無効化能力者がいたらその人物を使えばいいんだからな。

偽物だとしても尋問の後で多少身体に傷を負っても

近衛にでも直してもらえばいい。」

「でも、龍宮さん!!」

「悪いがダメだ、君ではこの 神楽坂 から情報を引き出せないだろう?

君ができないことを私が請け負ってやろう。」


そういうと龍宮は躊躇なく神楽坂の姿をした何者かに銃を向け引き金を引く。


ガンッ!!


「っ~・・・!?」 lll

「クッ!」


龍宮が銃を撃ったそこには、ネギ先生が不完全な障壁を張り

神楽坂をかばうように立っていた。


「ネ・・・」

「・・・・どういうつもりだ? 先生。」

「ダメです・・・龍宮さん。」

「バカな・・・どくんだネギ先生!」


龍宮がネギ先生をどかせるためにネギ先生の肩をつかもうとするが

ネギ先生がその手を払いのける。


「なぜだ ネギ先生!」

「何故でもです!」


龍宮が払いのけられた手で更にネギ先生を掴もうとするが

ネギ先生は更にその手を払い、更に龍宮が・・・

ちょっとした近接戦の様相を呈してきた。


「皆の安全確保は最優先課題だ!!

ここまでの逸脱はいくら君でも環化できんぞ!」

「それでもこのアスナさんは撃たせません!」

「まるで子供の駄々だ!」


龍宮が銃を持っていた方の手でマガジンをネギ先生の顔に向けて排莢し

それをなんとか先生は手で払ったがその隙をつかれて龍宮に

平手打ちを食らい、隙ができる。


「龍宮さんっ! ・・・ネギっ!」


その隙に龍宮が虚空から魔方陣で出されたマガジンを銃に装填し

神楽坂に向けて狙いを付けて引き金を引こうとするが

銃口の正面にネギ先生が顔を出したため、

なんとか龍宮が反応し、開いていた片腕で銃口を逸らし、

空に向かって銃を撃つ。


「たとえこの人がアスナさんじゃなかったとしても

僕にとって大切な人には違い有りません!!」

「馬鹿な! コイツは本物の神楽坂を攫った敵だぞネギ先生!!」

「ネ・・・ギ・・・・」

「こうすれば誰も傷つかずに 真実を明らかにできます。」

「・・・・」

「カモ君!」

「あいさ!」

「へ?」

「失礼します、アスナさん。」


ネギ先生の呼び出しでカモが神楽坂の足元に魔方陣を書き

先生が神楽坂の拘束を解き、腰を抱き、

神楽坂を自分に抱き寄せて神楽坂にキスをする。


キスと同時に足元の魔方陣が光りだし、

二人の頭上に仮契約のカードが出現、

神楽坂の方も光りだし、変身魔法が解け始める。

変身魔法の解けた神楽坂だった人は女性のようで

ウェーブのかかった肩までの髪とエルフのような尖った耳。

容姿から察するに魔法世界の住人のようだ。


二人の頭上に出たカードを龍宮が取り、カードを確認する。


「・・・・やはりか。」

「あ・・・・貴女は・・・・?」

「・・・・・・ネギ・・・さん。」


ネギ先生を見つめる神楽坂に化けていた女性に銃を突きつけ、

龍宮が問い詰める。


「完全なる世界の構成員だな?

本物の神楽坂はどこに居る?

吐け 女。」

「・・・・・・!」 #


龍宮の問に怒りの表情で睨みつけ、

その後顔を逸らし、その女は無視を決め込む。


「・・・・貴様。」

「待ってください龍宮さん。

・・・・・ルーナさん・・・ですね。」

「・・・っ!?」 //

「・・・・危害を加えるつもりはありません。

何かを強制するつもりもありません。

ただ・・・本物のアスナさんの居場所を・・・教えていただけませんか?」

「あm 『龍宮・・・ここは先生にしばらく任せよう。』 ・・・・長谷川。』


私は龍宮を手で制し、念話で話しかけた。


『アンタは少し嫌われてるみたいだからな、

あの女の様子を見るとネギ先生にそれなりに好意的のようだ。

ここは任せてダメだったらアンタが痛めつける役で尋問した方がいい。

よくある、飴と鞭の尋問版だ。』

『ふむ・・・お前どこでそんな尋問方法を・・・』

『私はエヴァに仕込まれたんだぜ?』

『・・・なるほど。』


これは実際にエヴァに習ったわけじゃないが、

エヴァにボコボコにされて先輩に優しくされるという

私の実体験から着想を得た方法だ。


実際にどこかの尋問でもこんな内容の事が行なわれえいると

ゲームか小説で読んだ気もするが、それなりに効果は期待できるだろう。


「・・・・あ・・・・・う・・・・・・・・・・ア、アスナ姫は・・・

姫は私達が捕らえ、あなたの仲間の一人と共に、

おそらく今は墓守り人の宮殿にいますわ。」

「マ、マジかよ・・・・」

「墓守り人の宮殿か・・・」

「アスナ・・・・姫?」

「・・・・・」

「そもそも、20年前といい何故あそこなんだ。

完全なる世界に取ってなにか重要な秘密が墓守り人の宮殿になにかあるのか?」

「・・・・・・ふん!」 #

「ふむ・・・・貴様は少し痛い目を見てみる必要があるようだな。」


ルーナと言う女に無視された龍宮が銃のスライドを引き

銃口を向けようとする。


「た、龍宮さん!

ルーナさんも もう少し落ち着くというか・・・協力してください。」

「・・・・・はい。」 //


あ~これは・・・・

まぁ、今のこの状況ならこの女がネギ先生に惚れているのはいいことなのか・・・

本物の神楽坂と合流できたら、また面倒なことになりそうだ。


「少し・・・場所を移しませんか?

ここでは・・・」

「ふむ、そうだな・・・長谷川、ついでに刹那と楓を呼んできてくれないか?」

「あぁ、わかった。」




そうして、魔法球に建てられた家の室内に移り、

桜咲や長瀬を交えてルーナの話を聞くことにした。


ルーナから20年前の戦争の秘密・・・

神楽坂が昔、黄昏の姫御子と呼ばれ その能力を戦争に利用されていたこと、

それに この魔法世界が魔力枯渇により今現在滅びの危機にあること、

そしてMMの国民以外の魔法世界の住人が過去に作られた人達である事が語られる。


「そして、我々の計画はアスナ姫の能力を使い

この魔法世界の住人全てを、完全なる世界と言う

別の世界に強制的に移住させ、

この世界の人達を魔法世界の崩壊から、

そして戦争や理不尽な不幸から救うというのが目的です。」

「「「「な・・・・っ!?」」」」 lll

「・・・その完全なる世界についての情報は?」

「・・・私も、フェイト様よく分かりませんが、

そこは永遠の楽園、あらゆる理不尽、差別、不幸の無い楽園だと聞いています。」

「くだらんな、有史以来人類が夢見た楽園がそんな簡単に存在してたまるか。」

「・・・たしか、私が襲われたとき、

敵の魔術師デュナミスもそんなようなことを言っていました。

私を殺すのではなく、先に消された人達と同じ

永遠の園へと移り住む・・・・と。」

「・・・ほんとうにそんな世界があると?」

「分かりません、ただ・・・人間である私は肉体も残し逝く、と言ってました。」

「・・・おいおい、それってまさかアレじゃねぇか?

精神、思考データ、脳内の電気信号、

なんでもいいけどそういう意思だけの世界、

それぞれ個人に取って尤も幸せな夢を見続ける世界・・・

なんか昔そんな映画があったよな?

人間が生体電池代わりで脳波を使ったデータ上の世界で生きるって言う。」

「冗談じゃない! そんな世界認められん!」

「だが、それならどんな不幸も差別も無い楽園を作ることが出きるだろうな・・・

魔法世界の住人を作ったり、この世界を作る事ができるくらい

創造主の魔法はすごいんだろ?

意識だけだったらどんな世界でも思いのまま作れるんじゃないか?」

「魔力枯渇による魔法世界の崩壊・・・

それを完全なる世界の奴らは精神だけの箱庭世界に

いま魔法世界に居る人 全てを放りこむことで住人を救おう・・・・か。」

「しかしその方法が・・・」


私が推測混じりに言った内容・・・

ルーナという女も、完全なる世界の事を詳しく知らないため

否定も肯定もできない状況なので沈黙する。


そのせいで推測混じりで話した話が妙な現実味を帯び

その世界を想像した皆が同じように沈黙する。


「ま、まぁ その世界の事はまだ情報が足りないから置いておくとして、

アンタ そんなペラペラ喋っていいのかよ?」

「私は・・・時間を稼ぐのが役目でしたから もう・・・」

「使い捨て・・・というわけか。

よくある話だな。」

「フェイト様はそんな人じゃありません!!

貴女に何が分かると言うんですか!」 #

「要は 魔法世界を救う手段がなくて面倒だから、

魔法世界が消えるのに乗じて

体の良い幻想世界に住民を放りこんでしまおうということだろう?

私には とても崇高に思えないが?」

「違います! これが力無き者、祝福されぬ物の魂保救う唯一の方法なのです!」

「ふん、反吐が出る。

お前のような綺麗事を言う奴こそ 最も多くの人間を不幸にするものさ。」


ルーナと龍宮が言い合いを始めるが、

私も完全なる世界の連中に物言いは納得できない・・・


私がまだガキの頃、麻帆良でさんざん現実に違和感を持つ生活を送り

先輩に麻帆良の真実を教えてもらい、

結局自身も魔法を習った私だ。


たとえ全て自分の理想通りになる世界だとしても

幻想だけのそんな世界になんか行きたくない。


私は苦しくても この不自由な世界で先輩達と一緒に生きていたい。


「龍宮さん、ルーナさんを責めてもどうにもなりません。

その話は また別の機会に。」


お互いの話が平行線で埒があかない状況になった所で、

龍宮とルーナの言い合いをネギ先生が収める。


「む・・・・・・・わかった。」

「ネギ・・・さん。」

「龍宮さん、彼女の見張りをお願いできますか?

僕は少し皆と話がありますので。」

「わかった、先生。」

「喧嘩しちゃだめですよ。

・・・千雨さん、カモ君、楓さん、刹那さん、のどかさん、ちょっといいですか?」

「あ・・・待・・・・」


ルーナがネギ先生の服の裾を掴んで先生を引き止めるが

あの彼女の様子から、先生に惚れてるのは丸分かりなので

私は先に外に出て、皆を待つことにした。




それにしても、ネギ先生の闇の魔法の副作用に魔法世界の危機、

完全なる世界、ゲートでの旧世界への帰還、神楽坂がお姫様か・・・


厄介な話になってきた。


しかし、クルトさんは魔法世界の崩壊の危機はすでに回避した、と言っていたし、

宮崎のアーティファクトでも真実だと判定が出ていた。

先輩はクルトさんとグルだから おそらくそれは本当なんだろうが・・・


どうなってるんだか・・・ここから出たら先輩に連絡を取ってみてもいいが、

ここまで隠されていたんだから、はぐらかされる可能性もあるか?


・・・いや、私が聞いたことには答えてくれていたはずだし

以前クルトさんとの念話で、隠しておく時期はすでに過ぎたと言っていた・・・

時間があれば一度 綾瀬や茶々丸と一緒に洗いざらい聞いたほうが良さそうだ。




なにはともあれ、結果的に敵の本拠地へ向かっている今

魔法世界に来て以来、私の心労は限界に向けて一直線だった。

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  1. 2012/03/25(日) 00:57:51|
  2. 二次創作小説 ネギま
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