たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  076



新オスティアから旧オスティアへの移動中での飛行船内




side 千雨


先程の新オスティア総督府でのフェイトとの一件で

ネギ先生は闇の魔法の後遺症で一時的に意識を失い

今は、早乙女の飛行船の寝室で眠っている。


私達はアレから綾瀬達と合流し早乙女の船で回収、

宮崎や犬上達は明石がオスティアまでの道中で世話になった

運送関係の仕事をしている一般人の飛行船に搭乗し

2隻の船で廃都オスティアに向けて移動中。


「そもそも私達は何で廃都の方のオスティアに向って私たちは移動してるんだ?

オスティアは戦場になってるとは言え、

警備隊が優勢だったから戻ったほうがいいと思うんだが?」

「さっきも言ったが、宮崎がアーティファクトで得た情報だと

消されてしまった魔法世界の住人を復活させるのに

必要なアイテムを入手する事と、

ネギ先生の幼なじみと本物の神楽坂を救出すること、

それに旧世界への脱出するためのゲートポートが

廃都オスティアの近くに存在するからだ。」

「いや、だから一度新オスティアに戻ってクルトさんやヘラスのお姫様達の

援護を受けたほうがいいんじゃないかと・・・・」

「MM兵やオスティアの警備隊はともかく、

ヘラスはすでに当てにならんだろう。

龍樹はあっさりやられてしまったし、飛行戦艦の主砲もろくに効いてなかったしな。

・・・・何故MM兵やオスティア警備隊の攻撃は効いて

ヘラスやアリアドネーの警備隊の攻撃は効かないのかは謎だがな・・・」


『・・・・・どうしますか千雨さん?

いっそ、私達の知ってる情報も言っちゃうですか?』

『もう少し考えさせてくれ・・・コレは先生達はともかく

お前の同僚や、この世界の人達には酷な話だからな・・・』

『・・・確かにこの世界の人達の魔法は完全に無効化されるというのは問題ですが、

情報として教えておいたほうがいいんじゃないでしょうか?』

『は? 何言ってるんだ?

綾瀬、お前知り合いのコレットやセブンシープに

お前達は作られた世界の人間だって言えるのか?』

『確かにこの魔法世界は人工的に作られた世界だと聞いてますが

コレット達は関係ないでしょう?』

『おいおい、ちょっと待て。

お前この世界が作られた世界だという話を誰に聞いた?』

『このペンダントのアーティファクトを預かったときに

ソプラノ達から聞きましたが?』

『・・・・・先輩め・・・私には直接何も教えなかったくせに・・・

じゃあ、この世界の人達のことも聞いてないか?』

『この世界の人達の事って何ですか?』

『・・・・どうやら私達は お互い情報の交換が必要なようだな。

でないと話が噛み合わない。』

『そうみたいですね。』


「おい、長谷川に綾瀬、念話でこそこそと何を話している。」

「い、いいえ、別にたいしたことでは・・・・」

「そうだぞ、龍宮。

別にたいした話はしてないぞ。」

「だったら念話など使わず言葉で喋ればいいだろう・・・・

お前達・・・・・・何か情報を隠しているな?」


龍宮の目が怪しく光り、私と綾瀬を睨みつける。


魔眼は関係ないと思うが、私達の態度がおかしいのは

完全に見抜かれているようだ。


そうして私達が龍宮に睨まれていると、

不意に龍宮の背後のドアが開き、多少顔色の悪いネギ先生が現れた。


「千雨さんに・・・龍宮さん!?」

「あぁ、先生、目が覚めたか。」

「何故 龍宮さんがここに?

ここって・・・・ハルナさん船の中ですよね?」

「私はラカン氏からの依頼でな、

オスティアに来てから神楽坂の護衛を影からしていたんだが

総督府での戦闘があってから一緒についてきたんだ。

綾瀬達や神楽坂は無事にこっちに船に乗っているし、

宮崎達や他のメンバーも多少問題があったが別の船を確保して一緒に移動中だ。」

「そうですか・・・」

「少し失礼するぞ。」

「へ?」


龍宮がネギ先生の前に膝立ちになり、

先生の手を取って何か調べているようだが・・・


「ふむ・・・重度の急性魔素中毒の症状に似た症状が出ているな・・・

なるほど、コレが闇の魔法の影響か・・・」

「・・・・・・」

「早急に手を施さなければ、命に関わるぞ、ネギ先生。」

「・・・・分かっています、龍宮さん・・・・でも・・・」

「龍宮、その事だが皇女から貰った魔法球が丁度この船に積んである。

後で闇の魔法の巻物に居るエヴァの仮想人格に対処方法を聞いて

処置するというのはどうだ?

できたらお前にも力を貸して欲しい。

その魔眼なら私達に分からないことも分かるかも知れない。」

「なるほど、ダイオラマ球か・・・

それならばこの状況でも ある程度時間をかけて治療ができるな。」

「そ、それよりも状況はどうなっています?」

「今は多少計画が早まっているが、廃都オスティアに向けて移動中で

これから宮崎達の方でなにか重要な情報をつかんだということなので

その情報を確認し、作戦を練り直すところだ。」

「分かりました・・・・僕もその作戦会議に参加した後に

魔法球で治療に入ります。」

「ならば食堂に行こう、そこに全員集まって情報交換をしよう。」

「はい。」

「じゃあ、私達は・・・」

「お前達も来い。

お前達はどうも重要な情報を持っているような気がするからな。」

「「・・・・分かりました。」」


私達は龍宮に連れられる形で食堂まで移動する。


宮崎がどんな情報を掴んだか知らないが、

その内容次第では私達の情報も公開せざるをえないだろう・・・

魔法世界の住人の秘密を・・・





ネギ先生が食堂に入ると、皆心配していたらしく、

先生の安否を確認できてホッとしたようで食堂内が明るい雰囲気に変わる。


「皆さん!」

「ネギ! 大丈夫?」 「もう立って平気アルか?」

「ネギ先生・・・」                     「お邪魔してま~す。」

「ネギせn 「ネギくぅん!」 ・・・」 「ネギ君大丈夫!?」

「みんな・・・・良かった・・・・無事で・・・・」

「でっ・・・でもネギ君! 奴隷長やトサカさんや他の皆が・・・!」

「すまん・・・・ネギ、俺達が逃げる途中で

フェイト達の仲間の長身のローブの男に襲われてしもうてな・・・

なんとか俺達は無事やったんやけど、奴隷長や他の人達がやられてもうて。」

「・・・・・うん小太郎君、こっちもラカンがフェイトにやられてしまって・・・」

「あぁ・・・・聞いたで。」

「・・・・・」


お互いの状況を確認しあい、学校のメンバーは無事だったものの

魔法世界で知り合った人達が、何人かやられてしまった話しが出たことで

皆一様に暗い表情になる・・・そんな時だ、

宮崎が普段出さない大きな声でしゃべりだした。


「み、みなさん!

・・・・あ、あの、先ほど皆さんに念話で話した通り、

消されてしまった皆さんを救う方法があるんです!」

「・・・何・・・やて?」

「・・本当ですか!」

「本当! 本屋ちゃん!」

「あ・・・あゎ・・・は、はい!

・・・・その前にまずはこの世界の事や、

敵の使ったアイテムのことなどを説明しないといけません。」


宮崎達はフェイトの仲間の黒いローブの男と対峙したということは・・・

この世界の真実をあのアーティファクトで知った可能性も有るのか・・・?


「こ、コホン、それでは私が知り得た情報をお伝えします。」

「・・・・はい!」

「完全なる世界の魔術師、真名デュミナスの心を読み

彼等がこの世界の秘密を知り、それに至るチカラを手に入れたことが判明しました。

まず、この世界の秘密ですが・・・・」

「・・・・・・」

「この魔法世界は、以前ネギ先生達が推察したとおり、

数千年前に ある魔法使いによって火星に作られた人工の世界です。」

「・・・・やはり、そうでしたか。」

「ですが、問題はこれだけじゃないんです・・・・・」

「まだ、なにかあるんですか?」


宮崎はこちらの船にのっている綾瀬の知り合い、コレットやセブンシープ達、

それに向こうの船では村上達の顔色を伺いながら言葉に詰まった様子を見せる・・・


その様子をみた綾瀬は不思議そうな顔をしている。


(・・・・・やっぱりそこまで知ったのか。)


「え・・・? どうしたの本屋ちゃん?

その続きは?」

「あ・・・・はい・・・この世界・・・この魔法世界に住んでいる、

MM国民等の一部の人を除いて・・・・他の魔法世界の住人は

その時に・・・・その魔法使いによって人工的に作られた・・・

作られた人達の子孫なん・・・です。」

「・・・・・え?」 lll

「・・・な、なにを言ってるの?」 lll

「「「「・・・・・」」」」 lll


宮崎によって告げられた真実は、

ここに居る人の中で おそらく私以外は誰も想像もしてなかった内容だろう。


セブンシープ達は真っ青になってお互いを見つめ

綾瀬や他の人達も一部、龍宮や茶々丸を除いて全員 青くなっている・・・・


「・・・・か、彼等が持っているアーティファクト・・・

名を 造物主の掟 と言う鍵というか杖状のアーティファクt 「ちょっと待ってよ!!」 ・・・」


宮崎が重い空気の中、説明を続けようとするが、

それに綾瀬の知り合い・・・・コレットやセブンシープ達が待ったをかける。


「じ・・・じゃあ、なに?

私達は・・・・私は・・・・・・作られた人間だって言うの!?」 lll

「・・・・・・・・・・・・」

「・・・なんとか言いなさい・・・なんとか言いなさいよ!!」 #

「コレット!!」


映像越しの宮崎に向って怒りの表情で叫ぶコレットを

背後から綾瀬が抱きついて止める。


「コレット待つです!

落着くですよ!」

「これが落ち着いてられるわけ無いよ!」 lll

「そ、そうですわっ!

自分が過去に作られた人間の・・・人間と言えるか分からない者の子孫だと言われて

落ち着けるわけ有りませんわ!!」

「委員長・・・」

「そ・・・・そうだよ! そんなの嘘・・・きっとあの子が偽の情報を掴まされて・・・」

「そうですわ!」 「その通りです! お嬢様が・・・そんな事はありません!」

「だ、だけど本屋ちゃんのアーティファクトは、心を読むから・・・・あぅ・・・・」


早乙女の船の食堂内は騒然とし、

宮崎達の居る船の方でも、村上達がどうしていいか分からないような表情をしている。


コレット達は映像越しの宮崎にすごい剣幕で文句を言い、

その様子を観ている宮崎も涙目になって、どうしていいか分からない様子だ。

・・・・・イキナリこんな話を聞かされたコレット達の気持ちも頭では分かるが

宮崎も もう少し言葉を選ぶか、話す人や内容は選ぶべきだったろうな・・・


しかし このままでは話が進まない。

宮崎の話の様子だと鍵の事や敵の目的も分かっていると思われるが

このままだとその話を聞くこともできない・・・・

しかし、私には彼女達を止めるいい言葉が浮かばない・・・・





そうしてどれくらいの時間が立ったのか分からないが、

しばらくコレット達が宮崎に文句を言い、

それを変に神楽坂が弁護したりと、泥沼の様子になった時だ・・・

コレット達の前に茶々丸が歩いていき、コレット達に話しかける。


「すいません、少しよろしいでしょうか?」

「なんですかっ! 今大事な話しをしていr・・・・・・な!?」


茶々丸がセブンシープの前に行くと、

おもむろに上半身の服を脱ぎ、

腹部の辺りで手をゴソゴソと動かしたかと思おうと腹部が急に開く。

中には筋肉繊維のような物が見えたり機械のような、複雑な部品の集合が見える。


「な・・・・貴女・・・・・!?」 lll

「「・・・!?」」 lll

「はい、ご覧のとおり、私は人工的に ある科学者達によって作られた存在です。」

「・・・・貴女。」


セブンシープ達は茶々丸の身体を見て、その生誕の話を聞き驚いたことで

頭に上った血が少し降りてきて、多少落ち着きを取り戻したようだ。


その様子を確認した茶々丸は腹部のパーツを直し 服を着直す。


「私はこのように 先程の宮崎さんの話が真実なら

ある意味 貴女達の遠いご先祖と同じのように作られた存在です。」

「・・・・」

「ですが、私には今現在 私を家族同然に扱ってくれる人達がいますし

私を機械や道具のように扱う人達も 幸いいません。」

「「「・・・・」」」

「私はまだ生まれて数年しか経っていませんが、

貴女方はちゃんと御両親から生まれて 幼少時代を過ごし、

ご友人や ご家族と暮らし、ちゃんとその思い出も有るのでしょう。

先ほど宮崎さんは魔法世界の住人は、過去に作られた存在だと言いましたが

貴女方が 直接作られた存在で有るわけでもありませんし、

もっと言えば ある宗教では人は神が土から創り上げた存在だとか

科学的には人間の先祖は猿であるとか魚、微生物や単細胞生物とも言えます。

そういう意味では魔法世界の住人も、旧世界の住人もそう変わりません。

魔族や精霊は自然発生しますし、今の魔法科学なら人工的に作ることもできます。

過去の先祖の生誕にあまり心を囚われずに、

今の貴女達のご家族や周りにいる人、友人、その人達との思い出や

貴女達の記憶、感情、立場等、

貴女達を人たらしめる記憶や意思、環境を大事にしてください。

少なくともここには私や貴方達の出生がどうだろうと問題にする人はいませんし。

・・・・そうですよね? 綾瀬さん。」

「・・・・はっ!  そ、そうですよ!

私はコレットや委員長、ベアトリクスさんの

遥か遠いご先祖のことなんか知らないですよ。

それに人間じゃないって言えば、二人とも獣人じゃないですか。」

「ユエ・・・」 「「ユエさん。」」

「今大切なのは、敵の情報と目的です。

貴女方や私、旧世界の人間が昔はどんな動物だったかなど

後でいくらでも研究するなり調査すればいいかと思います。」


コレット達や私、それにこっちの船に居る人や

映像の向こうで茶々丸の話しを聞いていた人達も

茶々丸の話で少し落ち着いたようだ。


「す、すいませんでした・・・・私も少し言い方が悪かったというか・・・

配慮が足りませんでした。」

「・・・いいえ、私達も少し頭に血が上って言いすぎてしまいましたわ。

確かに今は私達の遠い先祖の出生や

元がなんだったのかは 今重要なことではありませんでしたわ。

報告を続けてくださいな・・・・そのかわり、

この件が終わったらゆっくりと貴女の話しを効かせてもらいますから!」 #


セブンシープも警備隊ということで、現状 何が重要かの認識はちゃんとできるようだ。

ただ、やはり頭には来てるようだが・・・


宮崎の方も、今の話で落ち着いたようで、報告を続ける。


「で、では報告を続けます!

先程の話した通りこの世界は作られた世界で

その際、この世界を作った魔法使い、創造主の力を使うことができる魔法具、

彼等がここ数日で使用可能になった魔法具 その名を 造物主の掟 といいます。」

「造物主の掟・・・・か。」

「造物主の掟には大きく分けて3種類あり、

まず、オスティアを襲った悪魔達が装備していたものが

戦闘用の簡易タイプ、マスターキーです。

簡易用と言っても これを持つ者に魔法世界の住人はまずかないません。

魔法世界の住人が使う全ての魔法が無効化されてしまいます。」

「・・・・・・それで、私やコレット、

アリアドネー警備隊やヘラスの艦隊の魔法が全く効かなかったんですのね。」

「「・・・・・」」

「次により高度に創造主の力を模した7本のグランドマスターキー、

今は1本失われたようですが 

今回、魔術師デュミナスやフェイトが持っていた物です。」

「・・・・だからラカンさん程の力を持っていてもフェイトに勝てなかったのか。」

「そして最後に 一つの グレートグランドマスターキー。

そこから引き出せる力や権限は この世界を作った創造主と同等とされ

まさに 世界 の最後の鍵と言えます。

そしてこの鍵の力を使えば消えてしまった人達を

もとに戻すことが出きるはずなんです。」

「待ってくれ、そのグレートグランドマスターキーを使えば

死んだ人間も生き返すすことが出きるのか!?」 lll


龍宮がいつもの落ち着いた様子とは打って変わって

なにか縋るような表情で宮崎に質問する。


いつもの龍宮らしくない態度だが・・・何かあったのか?


「いいえ、死んだ人間は生き返すことはできませんが、

今回、敵組織 完全なる世界はどういう理由からかは知りませんが

この魔法世界の住人を殺害することをしていないようなんです。」

「・・・どういう事だ?

だが、あの悪魔の攻撃でやられたものは砂のように消えてしまったぞ?」


私もラカンのおっさんが消えたときの様子を思い出してみるが

おっさんは砂のように消えていったはずだ。



「どうやら彼等は マスターキーを使っての攻撃を受けたものを

ある限定空間に送って 監禁しているようなんです。

何故そのようなことをするのか、

それと敵の目的までは読む時間がなかったので・・・すみません。」

「いいえ、これだけの情報を得られただけでもすごいですよ!」

「あぁ、いくら いどのえにっき の力があったとは言え

ここまでの情報を引き出すとは・・・」


確かに・・・こっちの世界に来て宮崎もかなり成長した。

もともと図書館探検部ということで見た目に反して

それなりに運動神経や危機回避能力は高かったと聞いているが

ここまでとは・・・


しかし、私が知ってる情報もほとんど再確認と言える内容だったし

特に私が追加することはないが・・・・・先輩から預かったこの鍵、

どうしたものか・・・・先輩は私達に自由に判断して行動しろと言っているし。


この場で鍵を持っていることを明かして

然るべき人に持たせたほうがいいんじゃないだろうか?


すでに向こうが鍵を持ち出した時点で

私が持っているアベレージは無くなったし

私はコレがなくても普通に攻撃が通るしな・・・


綾瀬の様子を見るとやはり同じように悩んでいるようで

ペンダントを握りしめて考え込んでいる。


「と、とにかく そのグレート・・・なんとかキーを手にいれれば

みんな復活 ハッピーエンドってコトだよね?

いいじゃん! 簡単じゃん! 速攻行こうよ!!」

「うんうんっ!

アーニャちゃんの救出もあるし行こうよ!」

「アスナさん・・・ し・・・しかし相手は・・・」

「ネギ君 ネギ君、あの魔術師さんなー

ウチらには手ぇ出さん言うてたえ?

のどかの話しでも魔法世界の人らは一応無事なんやろ?」

「ふむ・・・しかし その前提は変わり得る。

総督府では巻き込まれた形になったが、

自ら闘争の場に赴いた者まで見逃すほど

奴らもお人好しとは思えないな・・・」


「「「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」」」


龍宮の指摘はもっともで、皆もそれが分かってしまったのか

不意に 一時の沈黙が訪れる。


「・・・・先生・・・・それでも私は 私の仲間のために、

私を逃がすために命をかけてくれた仲間のために 力を尽くしたいです。」

「のどかさん・・・・」

「ネギ君・・・私も・・・この世界でお世話になった人達のために

何かできることをやりたいんだよ。」

「ゆーなさん・・・」

「ネギさん・・・・」 「「ネギ君!」」 「先生。」 「ネギ先生。」 「ネギ!」


ネギ先生はこの船の食堂に集まっている皆や、

向こうの船の映像の人達を眺め、その決意を確かめる。


私もここまで来てこの世界の人達や、ラカンのおっさんを放っておいて

自分だけ逃げるのは目覚めが悪い。

綾瀬の方を確認するとやはり同じ気持のようで、

私の目を見つめ頷く。


・・・・茶々丸の方を見ると、諦めたような・・・・悲し様な苦しいような、

複雑な表情で私と綾瀬を見ている・・・


(アイツも複雑な表情が出きるようになったものだが・・・

何で 今この場であの表情が出るんだ?)


「・・・・・・・・フゥ・・・仕方ないですね。

みんなで行きましょう!

ただし無理はせずに、先生の言うことは聞いてもらいますよ。」

「ぃやっほ~~~っ!!」

「そう来なくっちゃ!」

「さっすがリーダー!!」

「で、行くの? 行っちゃうのっ!?」

「いえいえいえ、まだです、早いです。

僕はこれから 治療と救出作戦検討のためにダイオラマ魔法球に入ります。

皆さんもできたら順番いダイオラマ魔法球で休みをとってください。」

「治療?」

「あ いえ その・・・まぁ・・・・」


治療という単語に神楽坂 (?) が反応してネギ先生を心配し

体の様子を確認するようにベタベタと触っている。


先生もくすぐったいのか、神楽坂から逃げて

早乙女に航行の時間や航路について質問し、

皆も歓談をしている・・・・が、

この時 食堂内に茶々丸の姿がどこにもなかった。






side 茶々丸


「はい、やはり千雨さんや綾瀬さんもネギ先生に同行して

廃都オスティアに行くようです。」

『・・・やっぱそうなっちゃうよね~。』

『それはそうだヨ。

私だってその場にいたラ、着いて行かないなんて言えないヨ。』

『私も着いて行っちゃうでしょうね~。』

『ウチはちゃんと旦さんの言うことは聞きますえ。』

『『私達も同じです、千草様。』』

『ほら見ろ私の勝ちだ、チャチャゼロ、そのケーキをよこせ。』

『ッチ チサメノヤローハ ヘタレダカラ

ツイテイカナイッテ イウトオモッタンダガ・・・』

『バカめ、私の弟子がそんなヘタレなわけがないだろう。』

『何やってんのさ・・・・エヴァ達は・・・・

まぁ、とにかく、廃都の方には私達も行くし、

クルトがオスティアの敵を排除したら艦隊を率いて行くって言ってるから

こっちでもできるだけサポートするけど

最悪の時は・・・・お願いね。』

「かしこまりました。」

『茶々丸もネギ先生達に協力したい気持ちなんだろうから

嫌なことを頼むけど、お願いね。』

「はい、それでは千雨さんや他の方が来るといけないので

これで通信を切ります。」

『うん、じゃあね~。』

『茶々丸も頑張るんだヨ。』

「はい、それでは。」






side ソプラノ




私はオスティアのクルトの家で

皆と一緒に茶々丸の報告を聞いていたが・・・

茶々丸の声に不満が含まれているような気がした。


「・・・・・ふ~、やっぱ ダメかなぁ。」

「ダメだと思うヨ。」

「だよね~。」

「むしろ私や超さんには好ましい結果ですけどね~。」

「・・・何がダメなんだ、姉様?」

「ん~、茶々丸もきっと いざっ! て時になったら私の指示を無視して

千雨や夕映、ネギ先生に協力するんだろうな~って思って。」

「ふん・・・だが姉様だってそっちの方がいいと思っているんだろう?」

「まぁ ね・・・それでこその茶々丸だから。

あの優しい娘が目の前で困ってる人を見捨てるなんてできないだろうからね。」

「茶々丸の親としては、娘がいい子に育ってくれて

嬉しい限りダヨ。」

「そうですよね~♪」

「こっちは心配事が増える一方だよ。」

「旦さん、はい。

お茶でも飲んで気を落ち着けておくれやす。」

「ありがと~ 千草。」


千草から受け取ったお茶を飲み、一心地つく。

いつもながら千草のいれてくれる日本茶は丁度いい温度と

私好みの濃さで美味しい。


千草は私がお茶に満足している様子を見ると

ニコニコと機嫌よさそうに私の横で微笑んでいる。


私がお茶を楽しんでいると何か気に入らないことでもあったのか、

エヴァが多少いらつきながら今後の話をする。


「で? 私達はこれからどうするんだ?

いっそぼーや達が乗り込む前に私達で乗り込んで制圧してやるか?」

「それは どう考えてもマズくない?

まぁ、ネギ先生達が突入するタイミングに合わせて

こっそり侵入して、裏方らしく仕事を済ませて、

できたら先生達に見つからないようにこっそり帰ろうよ。」

「まぁ、見つからないようにというのは絶対無理だと思うヨ。」

「そこはなんとか言いくるめて、納得してもらう方向で。」

「今後のためとは言え、ソプラノもめんどくさい事をするものだネ。」

「超だって同じ立場だったら似たようなことをするんじゃない?

学園祭の時だって 成功してたら

こっそり裏から世界を監視するつもりだったんでしょう?」

「それはそうだヨ。

私のような知識や力を持った未来人が表で派手に動いてたら

すぐに目の敵にされて消されてしまうヨ。」

「そういうわけだから 向こうではコソコソとネズミのように行こう。」

「全く・・・私の主義に合わんな。」

「キニイラアナイヤツハ ミナゴロシニスレバ イインダヨ。」

「・・・・こうやって見ると、エヴァンジェリンさんとチャチャゼロさんって

本当によく似てるんですね。

製作者の心が現れてるというか・・・」

「・・・なっ!?」 lll


葉加瀬の指摘がなにかエヴァの急所に決まったようで

エヴァは顔面蒼白でチャチャゼロを見つめ固まってしまった。


「ン? ドウシタゴシュジン?」

「放っておいてあげな チャチャゼロ。」

「??」


私達は 一人状況がわからず不思議そうな顔をするチャチャゼロと

固まってしまったエヴァを お茶請けにしながら

皆でお茶を楽しむことにした。

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  1. 2012/03/24(土) 02:55:28|
  2. 二次創作小説 ネギま
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