たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  073



新オスティア 総督府 特別室前




side 千雨




ネギ先生に頼まれて

何故か私もクルトさんとの謁見に同行することになってしまった。


案内の子供に連れられ、総督府内を移動し

特別室の前に案内される。


「こちらが総督がお待ちになっている特別室です。

・・・・・しかし、楽しいお仲間ですね。」

「え・・・?」

「いえ・・・あの村の悲劇から 出発した貴方が

あのような友人達を手にしていることを

少し、羨ましく思いまして・・・」

「・・・・・・」

「今も世界に悲劇は満ち溢れていますからね。

旧世界、新世界を問わず。」


この案内役の子もネギ先生の村のことや

それ以外にも色々知っているようだ・・・


彼が扉の前に立った時 特別室の扉が開き、

部屋の中に入るように案内された私達は

ネギ先生を先頭に 部屋の中に入っていく・・・




「ようこそ、私の特別室へ・・・ネギ・スプリングフィールド君。」

「!!?」 lll

「ここは!?」

「っ!? ネギ先生の・・・・故郷の村・・・・それも6年前の!?」

「・・・・・?」


あたり一面火で焼けた建物、それに石化した人達、

しかし熱は感じないし、焦げた匂いもしない・・・映像か?


それにしても宮崎が言った通りなら、コレがネギ先生の故郷の村か?

話には聞いてたが ずいぶんとひどい状況だ。


「慌てることはありませんよ お嬢様方、

これはすべて映像です。」

「アンタが総督ね・・・ずいぶんと趣味のいいおもてなしじゃない。」

「どうやって・・・・?

どこからこんな映像を?」

「どこからだと思います?」


ネギ先生の問にクルトさんがいやらしい笑みを浮かべながら問いかける・・・


クルトさんとはそれなりに付き合いがあったが

こんな笑い方ができるとは・・・エヴァや先輩と付き合いがあるってだけはあるな・・・

朝倉も宮崎も、明らかにクルトさんに敵意を持っている様子だが、

しかし これで本当にネギ先生達を保護するつもりなのか?


「いやなに、主題をはっきりさせておこうと思いましてね。

君は答えを知りにここへ来た。

しかし・・・本当に知りたいのは何の答えです?

A、魔法世界の秘密?

それとも B、悪の秘密組織の目的?

それとも C母の生き様? いやいや、それとも D父の行方?」

「そっ・・・・」 lll


ネギ先生は完全にクルトさんのペースに乗せられてる。

ここらで一度冷静にさせたほうがいいだろうか・・・


「いいえ、違いますね!?

君が本当に知りたい答えとはこんなモノではない!?

君が知らねばならないのは、君にとっての 真の敵 !!

6年前!! 雪の日!! この日、この時!!

君の人生を根本から変えてしまったこの出来事!!

君の村を焼き払ったのは一体 誰なのか!!

それだけが君が唯一求める答えのハズだ!!」

「・・・・・」 lll

「確かに君の父を求める気持ち・・・

未来を目指す目的意識は本物でしょう。

しかし、闇の魔法を会得した君は 既に知っているハズですね?

君の本質は・・・・そう、

真の敵への復讐だ!!」

「っ・・・・・!?」 lll


エヴァの闇の魔法は闇の属性がある程度有ることが

習得の必須条件だ・・・私の場合だと嫉妬心か・・・

そしてネギ先生の場合は・・・・復讐か。


「先生っ!」 「聞いちゃダメだよ先生!」


宮崎や朝倉の気持ちはわかるが無駄だろうな・・・・

私自身習得の時に嫌って言うほどエヴァに思い知らされた。

その事実から目をそらせるようだったら闇の魔法なんか習得していない。


「君は この飢えが満たされぬ限り

友人達との休日すら満足に楽しめない 雅覧堂の人間です!!」

「知って・・・・いるんですね?」

「君は誰が犯人だと思いますか?」


ここに来てクルトさんの目的が、

少なくともネギ先生達を保護することじゃない事は はっきりしてきた。


前にも皆に話は聞いていたが 明らかに挑発的で

敵愾心を煽り、保護するどころか 自分から敵対するように差し向けている。


するとクルトさんの目的は・・・?


「君のことです、様々な可能性を考えたコトでしょう・・・

この夜から来る日も来る日も、一人孤独に復讐の刃を研ぎながら・・・」

「そんなっ ネギ先生はそんなコト・・・

ち、千雨さんもなんとか言ってあげてください!!」 lll

「・・・・宮崎、お前も私が闇の魔法を使えることは知ってるだろう?

アレを習得するには自身の闇と向かい合う必要があるんだ・・・

私もネギ先生も自分の抱える闇はイヤって言うほど理解させられたんだよ・・・」

「そんな・・・」 lll


あの修行で私が先輩に対してどんな気持ちを持っていて

その為ならどこまでやるか、嫌って言うほどわかってるからな・・・


逆にアレのおかげで今、先輩達と暮らしていけるということもある。

闇の魔法の修行で自分の嫉妬心を受け入れ

扱う術を学んだから先輩がエヴァや千草さんや他の人と何かしても

暴走せずに済んでるんだからな。


「ネギ君・・・君の復讐の相手・・・・

A フェイト・アーウェルンクス

B 魔族 C 始まりの魔法使い・・・

なるほど、どれも君の真の敵に相応しい、

彼等が仇なら 君の物語も随分シンプルなモノになった事でしょうが・・・ 

しかし・・・現実というのは往々にして もう少し複雑で・・・

些かみすぼらしモノです。」

「・・・・・・っく!」 lll

「真実を話しましょう。

幼い君を こんな目に合わせた、真犯人は・・・・


我々です。

  我々 すなわち・・・MM元老院。」


「「!!?」」

「そんな・・・!?

だって・・・メガロメセンブリアって・・・」 lll

「我々が、すべての黒幕です。」


いや、待て!

おかしい!

クルトさんがネギ先生の村を襲うならその理由は何だ?

アリカ姫の息子だという件か?

この魔法世界を救おうという人がアリカ姫の息子がじゃまだという理由で

ネギ先生の村を襲うだろうか?

いや、全く話が繋がらない。


それに6年前のネギ先生はほんの子供だ、

ネギ先生の父親が乱入してその時は失敗したとしても、

その後 いくらでも殺す機会はある・・・そして現にネギ先生は今も生きているし

先輩達も明らかに守ろうとしているし、クルトさんが協力しないと

手配があんな変な形で掛かるわけがない。


じゃあ、クルトさんがここでこんな事を言う理由は何だ?

・・・・MM元老院?


「尤も・・・頭のいい君のコトです。

当然 この程度の可能性は考慮に・・・・・っ!」


ゴッ!!


「「「!!」」」


まずい!

ネギ先生が切れた! lll


ネギ先生がクルトさんを殴りつけ、

その衝撃で飛んでいったクルトさんを瞬動で追い、

クルトさんの足を掴み更に殴りつけ地面に叩きつける。


「先生っ!!」

「ちっ、ここでクルトさんを殺しでもしたら・・・・・・・・ん?」

「無理もないよっ、

6年前の事件はネギ君の心的外傷何だよ!

その犯人を告げられて冷静でいられるはずがない、

でもっ・・・・!」

「!?」


ネギ先生が切れてクルトさんを殴り続けている状況に合わせたかのように

私達の周りに大量の魔族が現れる。


「何これ・・・・!?」

「ネギ君の村の光景だよ! 多分映像!!」


周りに見える魔族はお構いなしにネギ先生はクルトさんの首を掴み

腹部を殴りつける・・・・が、クルトさんはまるで無抵抗だ。


なぜ、クルトさんは無抵抗なんだ?

殺されるつもりか?


そうしている間も映像は話しに聞いた6年前の事件通りに展開していき

映像のネギ先生は逃げ回る。


本物のネギ先生は今だ無抵抗のクルトさんに攻撃を続けている。


「ね、ネギ先生をモニターしているアーティファクトが・・・

憎しみの文字で埋められて真っ黒に・・・!

こんな・・・!? そんな・・・っ!」

「くそ、まずい闇の魔法の侵食か・・・!?」


本物のネギ先生は身体を黒い霧が包み

羽や尻尾が形成され本物の魔族のような形態に変わりつつ有る。


映像の方は子供のネギ先生が悪魔に襲われる瞬間、

聞いた話し通りなら、ここで先生の父親が助けに来るはず・・・・そうか!


「ぐっ・・・・ネギ君・・・流石に闇の魔法に侵食され・・・魔族になってしまっては・・・

・・・くっ! まず い!? 身体に力が・・・・」


クルトさんも流石にネギ先生が闇の魔法の侵食で

魔族になるのはまずいらしく、なんとか身体を動かそうとしているが

ダメージが大きくて満足に動けないようだ。


私は無詠唱で出した麻痺の射手を5本ネギ先生に打ち付ける。

完全にクルトさんにだけ集中しているネギ先生は直撃を受け

一時的に動きが止まる。

その間に私は 2本を闇の魔法で取り込み、

ネギ先生に瞬動で接近し顔面を殴りつけ

映像の父親の姿を視界に収めるようにする。


父親の姿を見たネギ先生から黒い霧が少しずつ晴れていき

ネギ先生事態の動きも止まり、棒立ち状態になる。

そこへ宮崎と朝倉がネギ先生の腕にしがみつき

ネギ先生の目を覚まさせるように声をかけている。


「ネギ先生っ!!」 「ネギ君!!」

「騙されちゃダメ、これは罠だよっ!!」

「ネギ先生負けないでくださいっ!」

「ぐうっ・・・!?」

「先生はこんなコトの為に 此処に来たんですか?

こんなの違うっ! こんなの皆や わ、私が大好きな先生じゃないですっ!

だから・・・先生・・・っ!!」

「う・・・ぐ・・・・の・・ど、か さん?」

「・・・目を覚ませ、このバカがっ!!」


宮崎の言葉で意識がもどりつつあったネギ先生にダメ押しで

私が闇の魔法で強化したビンタを打ち付け先生の目を覚まさせる。


「っ・・・千雨さん・・・」

「そりゃ私達には この日アンアが味わった辛さは分かんねぇさ!

アンタがこの日から どんだけの孤独と懊悩の夜を送ったかも知らねぇ!

けどよっ こうじゃねえだろ!?

この日アンタに芽生えたのは復讐とかそんなモノだけだったのか?

だったら どうして闇の魔法を習得できた!

あの修行でエヴァから学んだのは闇の力に呑まれて魔族になって

勝手気ままに力を振るって敵を皆殺しにする事だったのか!?」

「・・・・・・ち、違います!」

「そうだろ! その闇の力を自分で抑えこんで

闇を克服して、次の一歩を踏み出すためだろう!

その力でクラスの生徒を守るためだろう!!」


ネギ先生の目を覚まさせるかのように

映像のネギ先生の父親はケタ違いの威力の雷の暴風で悪魔の群れを薙ぎ払う。


その後、映像では子供のネギ先生と父親の対面、

形見の杖を受け取るシーン、そして別れのシーンが流れ

本物のネギ先生はその映像をじっと見つめている。


「・・・・・父さん。

・・・・・う・・・ぐっ!」 lll

「ネギ君!」 「先生!」

「・・・おい、大丈夫か?」

「ハ、ハイ・・・スミ・・・マセン、皆さん。」


ネギ先生は闇の魔法の侵食をなんとか押さえ込んだようで

少し苦しんではいるが、身体に変化は現れない。


「・・・・どうやら、皆さんには助けられたようですね。

さすがはネギ君のパートナー達ですね。」

「・・・・ちょっと総督さん。

アンタ言ってることやってること回りくどくてよくわかんないやね。

結局、何が目的なの? アンタ?」 #

「フフ・・・目的ですか・・・それは当然、

ネギ君を我々の仲間に引き入れることですよ。」


嘘だ・・・・ここまでやって、それが理由とはとても思えない。




「・・・宮崎、そのアーティファクトで総督に聞いてくれ。

6年前の事件、総督は関与したのか?」

「っ・・・!?」

「千雨さん・・・・?」

「は、はい!

クルト・ゲーデルさん、6年前のネギ先生の村を襲った事件に

貴方は関与しているんですか?」

「・・・・・・。」

「・・・・そんな・・・・。」 lll

「どうなんだ?」

「6年前の事件にこの人は・・・関与していません。」

「・・・そんな、あれだけやっておいて!?

本屋ちゃん本当に?」

「・・・本当です、あの事件に関与したのは、

元老院内でも一部の過激派と言われる人達だけだそうです。」

「ネギ先生を狙った理由は解るか?」

「もはや態々アーティファクトを使って頂かなくても結構ですよ・・・

過激派連中にはネギ君がアリカ姫の息子だということが許せないからです。」

「・・・総督さんは本当のことを言ってます。」

「・・・・・クルトさん・・・・だったら何故こんなことを?」

「フフ・・・私が関与していないとしても

当時 元老院に所属していた私にも一部とは言え責任がありますからね。

そこから逃げるつもりはありません。」

「・・・・そういうことか、総督はMMの元老院過激派にネギ先生が

引き込まれ無いように守るために態々こんなことを・・・」

「千雨さん・・・・どういう事ですか?」

「MM元老院内で6年前の当時は過激派がかなりの力を持っていたんだろうが、

恐らくそれ以降、6年前のネギ先生の村の事件で

かなり力を落としたんだろう・・・

これはネギ先生達へのゲートポート破壊の犯人としての手配が

MM国内やオスティア、アリアドネーで参考人として手配されていることでや

ここオスティアで総督が権力を持ち、

私達のことが分かっていながら放置していること等で察せられる。

過激派の勢力が強くてアリカ姫の件でネギ先生を抹殺したいのなら

生死問わずの賞金首にするはずだ。

そこで此処へ来ての白髪のガキ達のテロ事件の真相、

拳闘大会準優勝の功績、そして恐らくこれから起こるであろう

白髪のガキの組織のテロに対応するために

MMの元老院の過激派がネギ先生に接触して先生が取り込まれないように

態々こんな芝居を打って敵愾心を煽ったんだ。」

「・・・・・・。」

「そんな・・・だったら・・・・?」

「総督さん個人に限って言えば・・・仇というよりも むしろ味方・・・?」

「だったら何でそんなコトをして・・・・MMの元老院は危険だ、

と、言ってくれれば・・・・」

「そこは初対面の人間が・・・総督とは言えそんな事を言ったって信じるか?

むしろMMの元老院過激派が接触してきて

6年前の事件の犯人は白髪のガキの組織だといったら?

宮崎のアーティファクトは心を読めるが

何も知らない第三者を介して接触してきたら?

洗脳してそう思い込まされた人物だったら?」

「・・・・恐らく言われるままに・・・信じてしまうでしょう。」

「思考は読めるが真実は分からない。

それがそのアーティファクトの弱点だろうな。」

「だけど、何でアリカ姫の息子だからって、

村ごと焼き払うおうとするほど過激派はネギ君を嫌ったの?」

「・・・その辺の事は総督が良く知ってるんじゃないか?」

「クルトさん・・・聞かせてもらえませんか?」

「・・・・・・まったく、そこの 眼鏡のお嬢さん はやりにくいですね。

まぁ、いいでしょう、しかし口で説明するより実際に見てもらったほうが早いでしょう。」


クルトさんが指を鳴らすと、周りの映像がネギ先生の村から変わり

どこかの空中に切り替わった。


その後、映像はある場所に移動、

その場所ではネギ先生の父親の若い時だろうか?

魔法で変装している、青年のネギ先生によく似た男の人が

黒いローブを来た男と戦っていた。


「父さんっ!? これは・・・?」

「これは私が知りうる、君の・・・父と母の物語です。」


ネギ先生の父親はローブの男とかなり激しい戦いを繰り広げる。

拳闘大会でのラカンさんが二人で全力で戦っているような

激しい戦いで、私もここまで激しい戦いは見るのは初めてだ。


しばらく戦っているとローブの男のほうが徐々に弱っていき

最後に止めとばかりにネギ先生の父親が

魔法の槍をローブの男に撃ち込み、大規模な爆発がおきて

目の前が真白になる。




その後 また場面は変わり、

次はさっきまでナギさんとローブの男が戦っていた場所を

ある戦艦内部から遠目に見た映像に変わる。


先ほど戦っていた場所が光に包まれているが、

映像の音声によると、広域の魔力減衰現象が起こっているようで

それが拡散し、魔法世界を包もうかと言う瞬間のようだ。


そこに戦艦の指揮をしてるであろう身なりの良い女性が

艦隊に指示を出し、光球を囲み魔力減衰現象を抑えこもうとしている。




そしてまた場面は変わり、どこかの城の前で行なわれている式典だろうか?

スゴイ数の観衆の間を悠々と歩く3人の男性が見える。


ナギさんを先頭に、ラカンさんと眼鏡をかけた男性が一緒に

城の方へ歩いていき、先ほど戦艦を指揮していた女性や

褐色の肌で角の生えた女性と共に観衆に向けて手を振っている様子が流れる。


その後 また場面が変わり、

どこかの酒場でナギさんやラカンさん、先ほど一緒に居た眼鏡の男性、

それと酒場に押しかけている客と一緒に大騒ぎする映像が流れる。




その後、また映像は代わり、今度は

新オスティアのような浮遊している島が次々と崩落していき

先程の女性の指揮の元、避難を進めている映像が流れる


ナギさんもなんとか助けに行こうと

通信で女性と言い合っている姿が見えるが

次の映像に切り替わったときには、

ほとんどの島が落ちてしまった映像が流れた。




その後、指揮をしていた女性の裁判の映像に切り替わり

弁明をしているようだが、それも虚しく投獄されてしまう。




「20年前のあの戦争では 完全なる世界が裏で暗躍し、

各国の重鎮を操り戦争を長期化させ魔法世界を荒廃させ、

最後には墓守の宮殿で大規模な魔力減衰現象を起こさせ

この魔法世界を滅ぼそうとしていました。

それを救ったのが かつての英雄、ナギ・スプリングフィールドを長とした紅き翼。

しかし、ナギは完全なる世界の長、造物主を倒すことはできても

世界を救うことは出来なかった。

ナギが造物主を倒した後、本来魔力減衰現象は起きない計算だったのですが

各国の陰謀で 本来起きることがなかった魔力減衰現象を抑えるため、

アリカ姫は自国を犠牲にして魔力減衰現象を押さえ世界を救った・・・が

完全なる世界に操られてたたとは言え、

父王を殺し自らの国を滅ぼし、

各国へ難民の受け入れを承諾させ社会不安を増大させ、

死の首輪法の俗称で悪名高い、

国際的な奴隷公認法を通したことなどでも

彼女は既に多くの非難を浴びていたのです。


いつしか彼女は災厄の女王とよばれ、

彼女の味方を名乗り出る者は次々と去って行きました。

本当に世界を救ったのは、彼女だというのに・・・」

「・・・・・」


その後は、クルトさんの語りと共に映像は流れていく。


「その2年後、とうとうアリカ女王の死刑執行が決まってしまいます。

当時の私は当然そんな事は看過できず、

ナギ達に連絡しましたが彼等は当時、

世界各地の紛争地域を周り、小規模な救済活動をしていました。

そしてとうとう、運命のアリカ女王死刑執行の日。

それまで私はなんとか女王を救おうと各地で証拠を集めたり

嘆願を出したりしましたがそれも虚しく彼女には

魔法が一切使えず、魔物がうごめくケルベラス渓谷へ突き落とすという

処刑が執行されましたが、ナギ達紅き翼がぎりぎりで助け出し、

その後ナギとアリカ女王は結婚、ネギ君が生まれることになります。」

「・・・・父さん、母さん。」

「しかし、私はこのやり方に全く納得がいっていません、

これは今も変わりません。」

「クルトさん・・・?」

「これではアリカ女王の汚名も払拭できず、

MM元老院 過激派の不正も告発できない!

ナギ達がもっと早く、政治的に活動し、不正の証拠を集めれば

あんな処刑など起こらず、アリカ女王は世界を救った英雄として

何不自由なく生きることができはず!!

こうしている今現在も、当時の元老院の者共はのうのうと暮らしている。」 #

「・・・・・」

「その後、私はある人物に会い、その人の協力を得ることで

MMの不正を暴き、アリカ女王の汚名を晴らす事ができる

あと一歩の所まで着ました。」

「・・・・コレが僕の父と母の真相ですか?」

「当時の証言を元に私が作った映像ですが、

コレが私が知りうる全てです。」

「・・・・のどかさん。」

「・・・・本当の事を言っています。」

「・・・・・」

「こんな事があったから あんな芝居を打ってでも

MMにネギ先生が協力しないようにしたんだね?」

「フフ・・・それだけではありませんがね・・・

私はこれでもオスティア総督でMMの元老議員です。

政治的にもネギ君は大変利用価値のある立場ですからね。

私に手を出したことをネタに 後で 協力を得ようと思いましたが・・・

今なら普通に頼んでも協力してくれそうですかね?」

「良かったら後いくつか聞かせてくれませんか?」

「まだ何かあるんですか?

ネギ君の村を襲った犯人、両親の真実、

他に何が知りたいんでしょう、

私には特に思いつきませんが?」

「・・・この魔法世界、火星に築かれた人造異界、

この世界は崩壊するんですか?」

「・・・どこでそんな話を?

いや、誤魔化すのは止めましょうか・・・

確かにこの魔法世界は過去に何者かによって

火星に作られた世界ですがすでに・・・っなに!?」

「「「「!?」」」」


クルトさんとネギ先生の話の途中で 急に室内の映像が消え

壁にひびが入り、扉が破壊され外から古と高畑先生が飛び込んでくる。


「ネギ坊主、大変アル!

外に巨大な悪魔みたいなのが現れて暴れてるアル!」

「タカ・・・ミチ?

くっ・・・古さん、い・・・今すぐ行きます!」

「古菲君ネギ君を連れて早く行くんだ!

クルト! 情報より早いが奴らが来た!」

「・・・・・・わかった。

『司令部!予定通り兵を配置し迎撃準備!!

敵は恐らく鍵を使ってくる、予定通りの編成で防衛に徹しろ。』

タカミチ、貴様はさっさと外に行って国民の安全確保だ!」




私達は古がネギ先生の肩を抱き、

皆で特別室を後にして、他のメンバーのもとに向かって移動する。


・・・しかし、クルトさんが高畑先生を見た瞬間の表情は

尋常なモノじゃなかったのが少し気になった。





side クルト




敵がこのタイミングで攻めてきたのは想定外でしたが

なんとか彼女に貰ったネクタイと思考誘導で

下手に深い思考まで読まれずに済みましたが

ここでタカミチが姿を表すとは・・・


「それはいいが・・・本当に大丈夫なのか?

防衛だけで・・・」

「貴様にちょろちょろと動かれては作戦の邪魔になる。

引っ込んでいろ。

貴様達のやり方では またアリカ女王の二の舞になる。」

「・・・クルト。

まだ あの時の事を・・・アリk 「貴様が女王の名を口にするな!」 ・・・・」

「あれだけアリカ女王を苦しめ、汚名を被せ、最後に命だけ救ったから良しとしろだと?

ふざけるなっ!!

アリカ女王は本来ならもっと幸せな人生を送れたはずの人なんだ!

幸せになるべき・・・ならなくちゃいけない人なんだ!

それをナギや貴様らが・・・・紅き翼がもっと早く動きさえすれば・・・」 #

「クルト・・・・」

「貴様は黙って奴らの残党狩りでもしていろ!

その為の情報でも支援物資でもいくらでもくれてやる!

ただし、この世界を救うのもアリカ女王の汚名晴らすのも

貴様等にできないというのなら 私がやって見せる!」

「・・・・それでもナギもアリカ女王もネギ君を授かって、幸せだったと僕は思うよ。」

「アリカ女王やナギが今現在どうなっているかも知らない貴様が・・・っ!!」 #


(っち・・・さっきの映像や過去の話、その上タカミチと会ったことで

少し頭に血が上りすぎたようですね・・・)


私は一度 深く深呼吸をして気を落ち着かせる。

ネギ君にやられた腹部などが痛むが、これくらいならなんとか動けそうだ。


「・・・!?

知って・・・・いるのか、クルト?」 lll

「貴様に語ることなど何も無い・・・

さっさと外の奴らを片付けてこい。

一人でも多くのいわれなき不幸に苦しむ 無辜の民を救うのが

貴様達の役目なんだろう。

私はたった一人の女性も、男も、この世界も救ってみせる。」

「答えろクルトッ!!

ナギとアリカ女王は今も生きているのか!?」

「こんな所で問答している暇があったら

一人でも多くのオスティアの民を救ってこい!

あの二人になら嫌でも近い内に会える・・・・・必ず会わせてやるさ。」

「くっ・・・後で必ず話を聞かせてもらうぞ、クルト!」

「・・・さっさと行け。」




タカミチは最後に私を睨みつけ部屋を出て行った。


「ふん・・・・会わせてやるさ、必ずな。

・・・・・・・・・・・・アリカ女王、ついでにナギも救って見せますよ。」

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  1. 2012/03/24(土) 02:54:09|
  2. 二次創作小説 ネギま
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