たいちの仮設避難所

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  068



新オスティア 拳闘大会 VIP席




今日の朝一で 千雨がネギ先生達の所へ行き

その後 私達は家でのんびりと過ごした後

決勝戦の時間前に十分会場につくように家を出て来た。


VIP席に私達が到着したときには、

MM議員のリカードさんやアリアドネーのセラスさん

ヘラスのテオドラ皇女は既に席に着いて試合開始を待っている。


「皆さん こんにちは~。」

「ん? お主らか・・・試合が始まる前に間に合ってよかったの・・・っ!

思い出したっ!!

お主達、何がクルトの愛人じゃ!

あの時は急なことで分からんかったが

あとで調べてみたら、お主達はネギの生徒じゃないか!

それにそこに居る金髪は闇の福音、

ネギに闇の魔法を教えた張本人じゃろう!」

「今頃気がつくなんて遅すぎるな・・・ずいぶん呑気な皇女殿下に元老議員殿だ。」

「いや~・・・あの時はいつ気がつくかと思って楽しみにしてたのに

ラカンさんやクルトさんの愛人騒ぎの方に気がいってるみたいで

完全にスルーされましたからね。

マクダウェルの姓を出したのにスルーでしたし。」

「あの時、私達はずいぶんとヒントを出してやったぞ?

ぼーやの生徒の鳴滝姉妹の名を偽名に使ったり

マクダウェルの姓を出したり、認識阻害の魔法も使ってなかったから

私達の顔くらい確認していたら気がついても良かっただろう?

ずいぶんと呑気なものだな・・・この20年で平和ボケでもしたか?」

「あ、あの時は急な事だったゆえ・・・」

「やれやれ・・・完全なる世界が各地のゲートでテロを起こして

なにやら企んでいるというのに・・・これではな。

クルトも気が休まらんわけだ。」

「確かに クルトからゲート事件の情報は本国に届けられているが、

だからといってあの時点でナギの息子が拳闘大会に出ていて

事件とは全く関係がない生徒が目の前に居るなんて普通気がつかないだろう。

それに元老院の方でも今回の終戦記念祭に関しては警備を増員しているし

ネギのぼーず達の嫌疑を晴らすための調査も全力でしている所だ。」

「つまり私達がクルトに情報を流してそれを聞かなかったら

今でもぼーや達をゲートポート破壊事件の犯人として追っていたということか?

だから不抜けているというのだ。

これでは完全なる世界の連中に好きなようにテロを起こされるわけだ。

どうせ数日前にぼーやや神楽坂が襲撃されたことも

クルトから連絡を貰っただけで自分達で何も情報を掴んでいないんだろう?

こんな所で呑気に試合を眺めていたり、

ぼーやの修行を見ている暇があるのか?

国を背負う立場の者なら他にやることがあるだろう?」

「くっ・・・・」

「「・・・・・」」

「エヴァ、そろそろ・・・ね。」

「ふんっ・・・・姉様に免じてこれくらいにしてやるか。」


エヴァの辛辣な意見が彼等に刺さるが・・・・

本来なら私が言って彼等に明日以降の対策を

しっかりとってもらおうと思っていたのだが・・・先に言われてしまったな。


「ほら、皆あまりピリピリしないで今はネギ先生達の決勝戦を観戦しましょう。」

「だけど、肝心のネギ坊主達はまだ来てないようだネ。

そろそろ試合開始の時間じゃないカ?」

「遅れてるのかな?」

「ぼーやの事だ、試合放棄ということもなかろう。」


決勝戦開始数分前になるが、まだネギ先生達が会場に現れる様子はない。

観客席では試合開始はまだか? ネギ先生達が逃げたんじゃ?

等と騒がしくなってきている。


司会兼審判なのだろうか?

悪魔の羽と尻尾の生えた女性がなんとか試合開始まで持たせようと

いろんなトークで間を持たせようとしている。


「そう言えば皆この試合どっちに賭けた?」

「ウチは今回は予想がつかへんから止めておきました。」

「ワタシも。」 「私も今回は止めておきました。」

「オレタチハ キノウマデノ マツリデ コズカイツカッチマッタシナ。」

「「チャチャゼロ姉さんに使われてしまいました。」」

「貴女達は・・・テオドラ皇女達はどうですか?」

「妾か? 妾は応援の意味を込めてネギに賭けたぞ。」

「俺も一刻とは言え自分の弟子だからな。

ぼーずに賭けたぜ。」

「貴方達・・・皇女と元老議員が賭け事に積極的に参加してどうするんですか・・・」

「じゃあセラスさんは賭けなかったんですか?」

「・・・・・そ、それは・・・ね。」

「何言ってやがる、セラスも一緒に掛札買いに行ったじゃねーか。

セラスもネギのぼーずに掛けてたぞ。」

「こ、こら! リカードッ!」 ///

「皆さんやっぱり自分の弟子が可愛いんですね。」

「そういうお主はどっちに賭けたのじゃ?」

「私はエヴァに言われてラカンさんに賭けました。」

「ほう、闇の福音はラカンが勝つと?

おぬしも一応弟子なのだからネギに賭けてもいいと思ったのじゃがな。」

「アレは別に弟子というわけじゃない、

姉様に頼まれたから闇の魔法の習得書を作って渡した結果、

ぼーやの手元に渡っただけだ。」

「そうなのか? てっきりお主が弟子にでも取ったのかとおもったのじゃがな。」

「才能は認めるが・・・な。」


エヴァはなにやら複雑な表情でテオドラ皇女から目をそらして闘技場を眺めた。


闘技場ではラカンさんがマントを羽織って仁王立ちで

ネギ先生達が出てくるのを待っている。


丁度その時、ネギ先生達の選手出場ゲートから二人の人影が現れた。


場内のモニターにもそれぞれの選手の顔がアップで映され

見た感じお互いやる気満々、ネギ先生達もかなり気合の入った表情をしている。


『大変長らくお待たせしました!!

両チーム共 選手が揃いました!

もはや言葉は無用、

早速 決勝戦を開始したいと思います!』


今すぐにでも試合開始の合図がかかろうかという時、

ネギ先生は腰の小さいバックから手帳のようなものを取り出し戦闘体制に入る。

小太郎君も構えを取り、気を集中しているようだ。


『それでは決勝戦・・・・開始!!!』


試合開始の合図と共にネギ先生は呪紋の詠唱を開始。

詠唱を妨害するためにカゲタロウさんが遠距離から影を伸ばして攻撃するが

小太郎君が前衛に出て防御、その間にもネギ先生の詠唱は続き

呪文の詠唱は完了したようだ。


「ふむ、アレは千の雷か、ぼーやも使えるようになったんだな。」

「えぇ、ラカンさんと訓練はしていたようですが

私が協力して実戦でも使えるようになりました。」

「アレを千雨が使えれば我が従者に相応しい火力を持てたのにな・・・」

「・・・千雨は私の従者だって。

それにアレには劣るけど すごい魔法使えるからいいじゃない。」

「しかし、アレは広範囲攻撃に向いてないからな~。」

「全く、エヴァンジェリンは火力バカなんだかラ。

あんな魔法個人で使えるほうがおかしいネ。」

「・・・よく言いますよ、超さんだって似たような魔法使えるくせに。」

「ワタシは必要に迫られた上で、ドーピング込みでダヨ。」

「そんな話は後でええやないですか、試合の方に集中せんとあきまへんで。」


闘技場の方ではラカンさんがアーティファクトで槍を取り出し

本気なのか、かなりの気を込めて上空に飛んでから

ネギ先生達に向かって投擲した。


「うわ、まず!」

「ほら、姉様近くに寄れ。」


ラカンさんの投擲した槍が着弾と共に爆発、

闘技場周辺を巻き込んで地面が揺れ、

辺りには砂埃が舞い、闘技場が確認できない状態になっている。


揺れのせいで部屋の調度品の一部が破損したが、

私はエヴァの張った障壁に守られ、千草や超達もそれぞれ障壁を張って

破損して飛んでくる瓦礫や破片から身を守り、無事だったようだ。


今の攻撃でテオドラ皇女は転んでしまったようで

ラカンさんに向かってマイクで文句を付けているが・・・・

思いっきり地の口調で文句を言っていた。




しばらくすると砂埃が晴れて闘技場の様子が見えるようになってきたが、

ラカンさんの攻撃で闘技場の地面を抉られ、

一部の岩盤が隆起してむき出しの状態になっている。


『す、凄まじい一撃!

拳闘界の常識を覆す 桁外れの一撃でした!

ナギ選手は!?

ま、まさか今の一撃で勝負は決してしまったのでしょうか!? 』


ラカンさんはなにやらやり過ぎたと思ったのか

冷や汗を流してネギ先生た達の方を見ている・・・・が

砂埃が晴れたその先には、ネギ先生が神楽坂さんの大剣にそっくりな剣を持って

小太郎君共々、無傷で立っていた。


「今の攻撃で無傷やなんてスゴイやおまへんか。」

「そうだネ、いくら修行したとは言え考えられないヨ・・・

ネギ坊主が持ってるあの剣、あれは明日菜サンの剣と同じ形だけど

あれに何か秘密があるようだネ。」


ネギ先生と小太郎君はラカンさん達が驚いてる間に一気に間合いを詰める。

ラカンさんも反応して何本か剣を投擲するが

ネギ先生の持っていた大剣であっさりと切られて消滅する


そのままの勢いでネギ先生は持っていた大剣でラカンさんに斬りつける。

ラカンさんも自分の剣で防御するが

剣を受けた時にバターでも切るかのようにラカンさんの剣は切られ

慌ててラカンさんも下がってネギ先生の攻撃を回避する。


小太郎君の方はカゲタロウさんに気弾打ち込んだ後

連続で攻撃をしてネギ先生とラカンさんからカゲタロウさんを引き離し

それぞれ一対一で勝負に持ち込むようだ。



ネギ先生の方に目を向けると、

大剣は既にしまい、持っていた手帳から一枚カードを抜き出し

それを一番上のページに挿し込み 今度はどこかで見た短刀を十数本召喚し

ラカンさんの首元に突きつける。


「そうカ、あのネギ坊主の手帳。

誰と契約したのか分からないガ、あれがネギ坊主のアーティファクトで

あれを使えば、ネギ坊主が契約した対象のアーティファクトを使えるようになる

と言う効果があるようだネ。」

「それであの短刀ですか、あれは刹那はんのやね。

せやったらやっぱりさっきの大剣は明日菜はんの剣ですか。」

「うむ、あれだけでそこまで見抜くとはお主達もなかなかの腕のようじゃの。

あれは妾がこの期間限定でネギと仮契約して出てきたアーティファクトじゃ!」

「テオドラ皇女が?

そらまた贅沢なアーティファクトやね~。」


試合会場の方を見ると、ネギ先生はアーティファクトをしまい

素手での勝負に出るつもりなのか、

ラカンさん相手に素手の構えを取り、挑発している。

ラカンさんもそれに応じたようで、

いつでもかかって来いとばかりに片手で合図している。


それを確認したネギ先生は、

先程の詠唱して待機させていた千の雷を開放し、闇の魔法で取り込む。


そのままお互い回りこむように動くが、

足元の瓦礫の端につく瞬間、

私やエヴァでも視認できない速度で移動したネギ先生が

ラカンさんの顔面をこぶしで捉える。


「ほぅ・・・単に千の雷を取り込むだけでなく、術式をいじっているな。」

「やっぱ普通に取り込んだだけじゃ、ああはならないの?」

「うむ、アレは雷の性質を取り込むのにかなり無茶をしているな。

肉体や魂に通常よりも負荷が掛かるが

その分通常取り込むよりも見た通り、スピードは桁違いだろう。」

「エヴァでもアレは回避不可能なの?」

「・・・初見では無理だな。

だが、今なら回避は・・・無理だが対策は取れる。」

「本当カ? 私には何が何だかわからないヨ。」


超の言う通りで、私達にはラカンさんを中心にネギ先生の姿が何人か見える。

恐らく止まったり、ラカンさんに攻撃をした一瞬だけ眼に見えるので

それが残像で残って見えるのだろう。

実際はネギ先生が一人でラカンさんをボコボコにしているはず。


ネギ先生はラカンさんの攻撃にカウンターを合わせて攻撃を打ち込み、

ラカンさんを空中に打ち上げ、その後すぐに自身は追いついて地面に叩きつける。


空中で一度ネギ先生は大きく光った後、

叩きつけたラカンさんに向かって真っ直ぐに、

まるで雷が落ちるように突進していく。


「あれま、ラカンはんやられてしもうたん?」

「いや、まだだろう。」


エヴァの指摘通り、ラカンさんは膝をついてはいるが無事なようで

ネギ先生の攻撃が効いているのか、

攻撃を受けたその場で頭を抱えているが、

そのすぐ背後にネギ先生が現れラカンさんの背に手を付いている。


ラカンさんもすぐに気がついたようだが 時既に遅く

ネギ先生のゼロ距離での雷の暴風を食らって吹き飛んでいった。




小太郎君の方も小太郎君が半獣人化して

カゲタロウさんを殴り飛ばしたところだった。


『ダッ ダ ダウンッ ダウーンッ!!!

ラカンチーム同時ダウン!

こっ、こ これは・・・』


審判の女性もかなり驚いたようで、

慌ててカウントに入る。


この試合は相手チームの死亡、戦闘不能、ギブアップで勝利

または気絶、ダウン状態での20カウントで勝敗が決る。


『ワ・・・1! ・・・2! ・・・・』


コチラのVIP席の方でもリカードさん達、

ネギ先生達に修行を付けてあげた面々が驚いたり喜んだりしているようだ。


「うおおおぉっ!?

やりやがったあのガキ共!!

ラカンの野郎 油断しやがったな!」

「ま・・・まさか あの筋肉ダルマがこんなあっさり・・・?」

「どーせ師匠面して最初は2~3発入れさせてやろうとか思ったんだろ?

したら想像以上に速い、隙無い、容赦無いでやられちまったわけだろ!?」

「まぁ、確かにジャックらしいと言えばらしいが・・・」

「闇の魔法で千の雷をとり込み、

速度、火力、性能でラカンさんを上回る・・・

口で言うのは簡単だけれど、

本当にソレを実現してしまうなんて。

『雷速瞬動』 ・・・破格の大技よ、おそれいったわ。」

「ああ、あんなもん10日やそこらじゃフツー 物にはできねーぜ!」




ネギ先生を見ると勝利を確信したのか? それとも安心させようとしているのか。

観客席の和泉さん達の方を向いて微笑んでいる。




( 「・・・・さて、ここからか。」 )

「・・・・っ!?」


エヴァが私と同じことを考えている?

・・・・普通に考えたら、ここで終わったと思ってもおかしくないけど。

一度会ってるからラカンさんの強さを知っているからか?




『英雄ラカン まさかのダウン!

20カウントでKOとなります!』

『12!・・・・13!・・・・』

『カゲタロウ選手も動きません!』

『14!・・・・15!・・・・』


小太郎君とネギ先生がなにやら話し込んでいるが

二人はこのまま様子を見るようで、その場から動かない。


『18!・・・・ 19!・・・・アッ!?』


カウントが19になった直後、ラカンさんが無造作に立ち上がり

急にここまで聞こえるような大きな声で笑い出す。


「・・・さて、ぼーやどうするかな?」

「・・・・」


エヴァの様子を見るが特におかしなところは見えない。

まるでこうなることが当然だと言わんばかりに落ち着いた態度だ。


ラカンさんの方はひと通り笑った後、

急に黙りこみネギ先生の方を睨みつける。

その瞬間辺りに強烈な威圧感が漂い始め、

観客も気がついたのか、これ程の大きな闘技場で客席も満員なのにも関わらず

まるで音が消えたかのような静けさと

ラカンさんから発する威圧感が場を支配する。


ラカンさんがその後構えると同時に、

ネギ先生もいつの間にか用意していた

千の雷をもう一度取り込み、構えようとしたその瞬間、

ラカンさんが一気に距離を縮め、ネギ先生のボディに強烈な右パンチを叩き込む。


カゲタロウさんもいつの間にか影に潜んでいたのか、

小太郎君を影で数カ所串刺しにしてそのまま放り投げる。


ネギ先生もなんとかラカンさんの攻撃に耐え、

体制を立て直そうとする、

背後からのラカンさんの追撃を回避した後瞬動で距離を取ろうとするが

ラカンさんが読んでいたのか、

事前に先回りされて先ほど右パンチを叩き込んだ場所に手を当て

中国拳法で言う寸勁を叩き込まれ吹き飛ぶが、

かろうじて打点を逸らして 多少ダメージを抑えることはできたようだ。


「やはりラカンも気がついたか・・・」

「ど、どういう事じゃ!

何でジャックがあの雷速瞬動に追いつけるのじゃ!?」

「ふん、あれは追いついたんじゃない、

移動先を読んでいてそこに先回りしていたんだ。」

「おいおい、いくらラカンでもそんな先読み出来ねーだろう・・・」

「貴様らは気がつかんか?

あの雷速瞬動と言ったか?

移動先に先行放電が出ているのを・・・」

「先行放電じゃと?」

「ぼーやは千の雷を取り込んで雷の属性を身に宿しているが

そのせいで本物の雷と同じように先駆放電、先行放電、主電撃と

3つの工程で瞬動を行っている。

ラカンはその先駆放電と先行放電を見て反応しているようだな。

移動速度は雷に近づいても、思考速度や演算速度は人間並みだからな。

とは言え、そんな事が出来るのは恐らくアイツか

同レベルの戦闘能力のある奴くらいだがな。」

「そんな馬鹿な・・・」

「その馬鹿な芸当ができるからラカンは最強なんて名乗っているんだろうな。」


エヴァの指摘通り、よく見ているとネギ先生の移動前には

ラカンさんの近くや移動先にわずかに静電気のような光が見える。

しかし、あんな物に反応して攻撃をするなんて・・・

ラカンさんも相当異常な戦闘能力を持っているな。


試合の方はというと、ラカンさんがネギ先生の攻撃を

次々と防御していき、ここぞという大技にはカウンターを当ててくる。


ネギ先生が一度距離を取り瞬動で近づくのに

ラカンさんがカウンターで肘を合わせて殴り飛ばし

空中に浮いてる所に変なポーズをとっていき全身から高出力の魔力を放出し

ネギ先生に攻撃して吹き飛ばす・・・・が

先生もぎりぎりで神楽坂さんの大剣を出し空中で防御する、

しかし それも読まれていたようで、

防御で硬直した所をラカンさんに背後に回りこまれ、

気がついてラカンさんの方を向いた瞬間に

腹部に右ストレートを食らい地面に落ちていった。


カゲタロウさんの方もいつの間にか小太郎君がダウンしたようで

着地したラカンさんのすぐ側に移動してきていた。


二人がダウンを取られたところで審判がカウントが開始。

カウントが進んでいくが二人共、立ち上がる様子は今のところ無い。




『9!・・・・10!・・・・あぁ~っと、ナギ選手気がついたようです!』


カウントが10になったところでネギ先生に反応があり、

小太郎君も同じように立ち上がろうとしている。


ラカンさんがなにやら話しかけているようで

その話に奮起したのか、ネギ先生が叫びながら立ち上がった。


「エヴァ・・・ここからのネギ先生から目を離さないでね。」

「・・・あぁ、わかった。」


魔法世界に着てからのエヴァは、

私の意図が不明なお願いにも何も言わずに聞いてくれる。

エヴァには未来の話は一回もしたことがない・・・

超から聞いたか? ・・・そんな様子もないが、

とにかく今はそれに構っている暇はない。


ここでのネギ先生の切り札の魔法をエヴァにしっかり見せておく事こそが

この拳闘大会 最大の私の目的なのだから、

今この場で彼女の邪魔や気が散るようなことを言うわけにはいかない。




ネギ先生と小太郎君がなにやら打合せした後、

小太郎君とネギ先生と手を叩き合わせた後、

小太郎君が10体以上に分身してラカンさん達に突っ込み

ネギ先生は魔法の詠唱に入る。


それに合わせてカゲタロウさんがかなりの本数、数百から千に届くだろうか・・・

大量の影の槍を出して小太郎君を迎撃しようとするが、

先ほど手を叩き合った時にネギ先生のアーティファクトをあずかっていたようで

ネギ先生の詠唱に反応し、神楽坂さんの大剣を出し

カゲタロウさんの影の槍を消し去りそのまま突っ込んで

大剣をカゲタロウさんに突き刺し壁に縫い付ける。


小太郎君がカゲタロウさんと戦闘をしていた隙に

詠唱中で無防備なネギ先生にラカンさんが攻撃を加えようとするが

小太郎君がラカンさんに気弾を打ち出して迎撃、

すぐに自身も分身と共に突っ込みラカンさんと近距離の打ち合いに入る。


流石にラカンさんと正面から撃ち合うのは

小太郎君でもまだ辛いようで

十数秒ほど経ったところでラカンさんのアーティファクトの剣で

地面に縫い付けられダウンとなる。




その間にネギ先生の方も魔法の詠唱が完了し

すべての準備が整ったようで、

千の雷を2発、右手と左手に出し2発とも一気に取り込み

ラカンさんと小太郎君の元へと歩いて行く。




エヴァの方を見るが、彼女は逃げ先生から少しも目を逸らすこと無く

いつもの落ち着いた表情のまま見つめている。




ネギ先生はラカンさんの直ぐ目の前に行き

一言二言かわした後、

私が気がついた時にはネギ先生の肘打ちが

ラカンさんの腹部に決まっていた状態だった。


「・・・なるほド・・・千の雷を2発取り込み

1発では瞬動中の加速の時しか出せなかった速度を

常時出せるようにしたのカ・・・

そんな事まで出きるとハ、エヴァンジェリンの闇の魔法も奥が深いネ。」

「しかしそんな事がホンマに出来るんやろか?」

「実際に目の前で起こっている事実なので可能なのでしょう。

それに私達にはほとんど視認できませんが

あれだけの速度で尚自由に動けているんですから

思考速度等も相当上がっているんでしょうね。

千雨さんが闇の魔法を使っている時、

思考速度や反応速度、詠唱速度も上がっているようでしたから。」


ネギ先生の恐ろしい速度の猛攻に

流石のラカンさんも反応しきれていないようで

攻撃はしているがかわされ続けている。


だがそれでもラカンさんの長年にわたって鍛えあげられた

肉体の耐久力を抜くことができないようで

ネギ先生も一旦距離を置いて息を整えている。




「エヴァ・・・見えてる?」

「あぁ、大丈夫だ。」

「・・・? お主達・・・あの動きが見えておるのか?」 lll

「・・・いいえ。

テオドラ皇女殿下、大変申し訳ありませんが、

集中したいので しばらく私とエヴァに話しかけないようにお願いします。」

「・・・・う、うむ・・・・・・・?」


ネギ先生の猛攻と一旦距離を取った所で

ラカンさんの注意がそれてしまったのか、

さっきまでダウンしていた小太郎君がラカンさんの足元の影を利用して

ラカンさんをその場から動けないように拘束する。


それに合わせてネギ先生が更に距離を取り、

先ほど小太郎君に時間稼ぎをしてもらっている間に用意したのか

雷の投擲と千の雷の合成呪文を右手に構え、投擲体制に入る。


ラカンさんも正面からの術の打ち合い、力比べは望むところで

拳に大量の気と魔力を込め撃ち出す体制に入る。


「バカなっ!?

何で今更力比べを!?」

「ヤツとの力比べなど自殺行為じゃ!!」




「エヴァ・・・この次だよ。」

「あぁ、姉様。 分かっていると言ったぞ。」

「うん。」



闘技場内に大量の気と魔力が集まり

その圧力で闘技場の地面がわずかに揺れ始める。


ネギ先生もラカンさんもお互い力の溜めは十分のようで

ラカンさんが先行してネギ先生に向け

右ストレートに載せた魔力と気を打ち込む。


それに合わせネギ先生は千の雷と雷の投擲を合成した槍を引っ込め

開いた左手をラカンさんの攻撃に向け突き出し

足元に先ほど書かれた魔方陣を展開し、

ラカンさんの攻撃を取り込みにかかる。


「敵弾吸収だと!?

バカな、不可能だ!!」


ネギ先生がラカンさんの攻撃を取り込み

先程の攻撃で硬直しているラカンさんの懐に飛び込み

ラカンさんを殴りつけようとした・・・・その時、

ネギ先生が吐血し、その場に倒れこみながら

先ほど取り込んだラカンさんの攻撃が内部で暴発、

体中から血を吹き出しながら意識を失ったようで、

ラカンさんが慌てて救護を呼んでいた。






先程の試合で負傷したネギ先生と小太郎君は医務室で

近衛さんのアーティファクトで治療をうけている。


本来なら かなり危ない重症なのだが

取り込んだラカンさんの力が暴発した傷はアーティファクトの治療が間に合い

それ以外の傷は通常の治療魔法と薬で治療している。




闘技場 VIP席


試合が終了した後、

テオドラ皇女達はネギ先生達のいる医務室に駆けこんでいき

今この部屋には私達しかいない。


闘技場も試合が終了したということで

観客が徐々に家路についていく。




「私の予想通りラカンの勝ちだったな。

まぁ、無理やりラカンの攻撃を取り込もうとしたせいで

暴発はしたが、あれで器も広がったはずだ。

しっかり処置すれば 次は取り込めるだろうから、

もう一度やったら今度は勝つかもな。」

「エヴァンジェリンはこうなることを読んでいたのカ?」

「ふ、まさか。

ぼーやがラカンの攻撃を取り込もうなどと考えるはずもなかろう?

確かに闇の魔法の究極の形はアレだが

費用対効果が合わんから 私は開発をやめたんだ、

それをぼーやが使うなど想像もするはずがない。」

「へ~、エヴァはんでもあの魔法はできまへんのか?」

「いや、今ならできるぞ?

ご丁寧にぼーやが見本を見せてくれたからな。

まだ術の構成や魔力変換等 改良の余地があるが

あの術ならやろうと思えば出きるだろうな。

それなりに調整と訓練はいるが多分問題ないだろう。」

「よくあの戦闘の瞬間に術式を見切れましたね。

私なんかネギ先生が次から次へと新しい呪文を出すので

どれが切り札だかわからなくなってきたのに。」

「ふん、私を何だと思っている。

私がぼーやの術を見切ることに集中すればこれくらい造作も無い!」

「・・・ほんまやろか?」

「・・・さぁ?」

「エヴァンジェリンがこういう時は少し疑ってかかった方がいいネ。」

「おい、超。 それはどういう事だ?」

「別に気にしなくていいヨ。」

「・・・・っち、まぁ、良い。

私は今日は色々儲けて気分がイイからな。

よし、今日の夕食は私が好きなモノをおごってやろう。」

「本当カ! ならこの町で一番美味しいと言う店の料理を全品制覇して

超包子の新メニューの参考にするネ!」

「わ、私はそんなに食べられませんよぅ~。」 lll

「エヴァはんは太っ腹やな。

ごちそうになりますえ。」

「ヨシ、ジャアサッソク クイニイコウゼ ゴシュジン。

ホラ、イモウトタチモ ツイテコイ。」

「「はい、チャチャゼロ姉さん。」」


超達はどこで食事をしようか相談しながら

私達を置いてVIP席を出ていく。


私とエヴァも一瞬呆気に取られたが、

超達に続いて部屋を後にする。




『ねぇ、エヴァ。』

『・・・わざわざ念話で何だ?』

『さっきのネギ先生の敵弾吸収の魔法、

帰ったら急いで組みなおしてくれないかな・・・』

『・・・・それは良いが、そんなに急ぐのか?』

『うん、できたら魔法球を使って急いでやってほしいんだ。』

『・・・とりあえず聞くが、どうやって組み直すんだ?

改良点はあるが、あれはあのままでもそれなりに使えるぞ?』

『・・・鍵の魔力を吸収できるように、

それに特化していいから 鍵での魔法か

同系統・・・創造主の魔法を吸収できるように組んで欲しい。』

『・・・わかった。』



『・・・理由は聞かないの?』

『今はいい・・・・・・後で、 私達の家 に帰ったらでいい・・・』

『そう・・・』






(やっぱり・・・・エヴァは 知ってる のかな・・・・)

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  1. 2012/03/23(金) 03:53:09|
  2. 二次創作小説 ネギま
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