たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  058



自由交易都市 グラニクス




河口に作られたこの街は周囲は比較的肥沃な土地な上、

海運や空輸などを使い交易が盛んなので、

この世界の都市としてはかなり裕福な部類に入る。

しかし この世界の主要の国家や政府から比較的離れているので

治安が若干悪い。


村上さん達が奴隷として契約しているのなら

保護者次第では無国籍であることよりも安全だと言える。


私とエヴァは、グラニクスの移民管理局で村上さんと一緒に

誰が誰の奴隷になっているのか調べている。


「ご指定の有りました名前の女性につきましては、

昨日、ドルネゴス様の正規の奴隷として登録されています。」

「そうですか、その時に他にも数名登録されていませんか?

できたら彼女が登録された数日前から調べてもらいたいのですが。」

「かしこまりました・・・・・ええっと、同日に彼女他2名が登録されていますが

それ以外には居ませんね、数カ月前には居ますが。」

「同じ日に登録された人はなんていう名前の人ですか?」

「はい、大河内アキラ、和泉亜子、この2名ですね。

契約書がありますので確認されますか?」

「お願いします。」


私とエヴァは見せてもらった契約書を確認するが、

村上さんと大河内さん、和泉さんが3人で100万ドラクマで契約したようだ。


「ふむ・・・この経緯について何か聞いているか?」

「概要ですが、この3人の内の一人が風土病にかかって

その治療薬の代金として奴隷になったと聞いていますが。」

「そうか・・・」

「多少暴利ではありますが、命には変えられません。

そう考えれば、この辺りでは比較的良心的な値段ですね。

彼女達は運が良かったほうですよ。

ドルネゴス様はこの街では 比較的真っ当な商売をなさっている方ですから。」

「ありがとうございます、おかげで助かりました。」

「いえいえ、私の方も過分な菓子代をいただきまして、

また御用の時はご指名ください。」

「はい、その時はよろしくお願いします。」




移民管理局を後にし、私はエヴァとドルネゴスさん言う人が経営する、

闘技場のひとつに向かっている。


闘技場につくと、一際目立つ使用人風の服を着た、

大柄な猫耳・・・・といっていいのだろうか?

全身毛皮に包まれた猫耳の獣人の女性が居たので

彼女に取り次いでもらおうと思い、話しかけることにした。


「あの~すいません。」

「はい、当闘技場に何か用かい?」

「こちらドルネゴスさんの経営する闘技場ですよね?」

「あぁ、そうだけど、ドルネゴスは今 地方に出かけているので会えないよ。」

「そうですか。

それなら奴隷の売買契約等を担当しておられる方はいらっしゃますか?」

「あぁ、それなら私だよ、ここの奴隷長をしている。

皆からはチーフって呼ばれてるよ。」

「そうなんですか、それなら丁度良かったです。

実はそちらで数日前に契約された3人の奴隷に関してなんですが。」

「3人? ・・・・あぁ、あの変わった格好の娘達かい。

一人が病気で治療薬の代金として契約してるよ。」

「名前は村上夏美、大河内アキラ、和泉亜子でよろしいでしょうか?」

「そうだよ、その名前で契約書にもサインしてもらってるみたいだね。

変わった地方の文字みたいで、私には読めなかったけどね。」

「実は彼女達のことでお願いがあるのですが・・・」

「奴隷売買だったら基本的にウチは本人に確認しないとできないよ。」

「そこも含めた事なので聞いてもらえますか?」

「とりあえず立ち話も何だから、中に入りな。

その3人も呼ぶかい? 一人は寝込んでるから無理だけど。」

「いえ、彼女達には内緒にして欲しいんです。」

「なんか込み入った事情みたいだね・・・まぁ、それも含めて中で聞くよ。」


私達はチーフ (奴隷長) さんに案内され

闘技場の内の応接室で お茶をご馳走になる。




「それで、話を聞こうか。」

「はい、実は・・・・」


私はチーフさんに事前に此処に来るまでにエヴァと話した内容に

少しアレンジして話す。


まず一つが、彼女達の借金を私が肩代わりする。

これは彼女達が他の者に売られることを防ぐ為だ。

チーフさんは本人の意思がないと所有権は売らないと言っていたが

あくまで 基本的 であって、特定の権力者が相手ならそうはいかないだろう。

私達が借金を肩代わりしておけば、

既に売ったと言えるので問題を回避できる。


もう一つが、借金を肩代わりした上で、

彼女達をここでしばらく奴隷として預かって欲しいということだ。

これは原作の筋道から外したくないからで

彼女達が奴隷としてここで働いていれば、

ここを拠点に他の皆も集まってくるし、ネギ先生の修行の口実にもなる。

闘技場のイベントはいろんな意味で外すわけにはいかない。


「ふ~ん、変なことを頼むもんだね。

しかしねぇ、あの娘達の借金の肩代わりは

ウチとしても早くお金を回収できるに越したことはないけど、

そのままここで預かるのはね・・・

あの娘達を使って稼いだ代金はこっちで貰ってもいいのかい?」

「はい、でもできたら変な仕事はさせないでほしいんです。

体を売ったりするような。」

「ウチはそんな事はしてないよ!

働いてもらうにしても店の売り子やウエイトレス、掃除なんかの雑用だよ。」

「それなら安心です、それなりに体調に気をつけてもらえれば

そちらの好きなように使って、その分の仕事代はそちらで収めてください。

食費や経費などもかかるでしょうから。

それに借金の額の1割ほど手間賃として払うつもりなので

そちらの方も お収めください。」

「それは剛毅なことだね。

そういう事なら、こっちとしても儲かって万々歳だからいいけど・・・

あんたら何のためにそんな事を?

借金の額にしたって結構な大金だし、

あの娘達にそんな価値があるのかい?」


流石に話が美味しすぎて、この街でそれなりの経験を積んでると思われる

彼女には怪しまれるか・・・


「・・・実は彼女達は、私達とこれからここに来るであろう人達の知り合いなんです。

ちょっとした事故があって離れ離れになってしまったんですが、

複雑な事情があって私達が直に接触するわけにはいかないので

こうやって裏からサポートしているんです。」

「ふ~ん・・・まぁ、そういう事ならいいんだけどね。

あの娘達の知り合いなら変なやつに買われるよりよっぽどいいだろうし。

で、あの娘達の借金の建て替えや プラスの謝礼金については

何時頃振り込めるんだい?」

「それについては強制証書でサインをいただければ本日中でも可能です。」

「若そうに見えるけどしっかりしてるね~。

わかった、証書の方は内容を確認したらサインをしよう。」

「いいんですか? あなたにそこまでの権限を与えられてるんですか?」

「ここの奴隷達のことは私に一任されてるからね。

報告はもちろん必要だけど、この話はこっちとしてもかなりうまい話だからね。

ドルゴネス様も文句は言わないだろう。

そう言えば肝心のことを聞きそこねたけど、

あの娘達はその後どうするんだい?」

「そちらでしばらく預かっていただき、

彼女達の知り合いが来たら 恐らく彼女達を開放しようとして

資金稼ぎを行うはずです、その費用ができたらお金をそちらで一時預かっていただき

その後 私の口座の方に振り込んでください。

それで、私達の経費はそちらに払う謝礼金のみと言うことになる計算です。

多めに稼げたようでしたら、

謝礼金分も利息と称して回収できれば更にいいですね♪」

「ふ~ん、100万ともなればかなり稼ぐのに時間がかかると思うけど?」

「その辺は彼らはそれなりの腕を持っていますし、

彼らの仲間が集まり皆で稼げば数カ月もあれば稼げると思います。」

「その間私の方はあの娘達を預かっておけばいいんだね?」

「そういうことになります。」

「・・・・わかった、あとは多少細かい点を詰めて、

問題なければ取引成立としよう。

私としてもあの娘達の知り合いに所有権を渡すなり

開放できるならそっちの方がいいからね。」


彼女も獣人ということでそれなりの差別も見てきたんだろう、

そういう事情から奴隷という立場の子に同情的な感情を持つのも理解できる。


「はい、それじゃあエヴァの方で何か気になることとかない?」

「・・・・特にないな、それでいいと思うぞ姉様。」


私がエヴァを名で呼んだ時と、エヴァが私を呼んだ時に

チーフさんが妙な反応をする。


「ちょ、ちょっと待っておくれっ!? 

・・・・そっちの金髪のあんた・・・もしかしてエヴァンジェリンって名前かい?

そしてそっちの黒髪の方は・・・ソプラノ・・・?」

「? なんで知ってるんですか?」

「おおかた、賞金首の時の手配書でも見たんじゃないか?

・・・でも、姉様の顔も名も知られてないはずだな・・・どういうことだ?」

「本当かい・・・・・・

こ、これは失礼しました!」 lll


どういう事かしらないが、私とエヴァの名前を確認したとたんに

彼女の態度が一変する。

いきなり席を立ちあがり、床に平伏しだした。


「ち、チーフさんいきなりなんですか!?

顔を上げてください。」

「いいえ、知らないとはいえ黒百合様とその主様にあのような口を聞いたのでは。」


ビクッ #


久しぶりにその名を聞いてエヴァの額に血管が浮き出す。

・・・・しかし平伏している相手に怒鳴るわけにもいかず、

額がピクピクしている。


「・・・・その二つ名を知ってるってことは・・・あの村の関係者の方ですか?」

「はい、私の母方の先祖にあの城下の出身の者が居まして

祖父母や母からお二人、あともう一人の従者の話は聞いています。

大層お世話になって、私達の家系が今あるのも貴女方のおかげと・・・」

「・・・あ、あの、別にさっきの話し方で結構なので、

あと椅子に座ってください、今回はコチラがお願いに来たほうなので。」

「・・・やはり本物は違いまs・・・違うね~、

今まで偽物に何度かあったことがあるけど

そいつらは名前を傘に来てカネを毟りに来たりしてたからね。」

「私達の偽物なんていたんだ・・・知ってたエヴァ?」

「姉様が知らないことを私が知るわけ無いだろう?

姉さまとずっと一緒にいたんだ。」


チーフさんは椅子に座るとさっきと同じ口調で話しだした。


「いや、悪かったね。

本物かどうか確かめるのにはこの手が以外に使えてね。

私が話に聞いてる本物は、話し方なんか気にしないし

金を要求したりしないからね。

ああやって態度が変わるようなら偽物だと思えって教えられてるんだよ。」

「へ~、しっかりした親御さんですね。」

「それにさっき黒百合様っていっただろう?

あの時エヴァンジェリン様の方は怒ってたからね。

あの城下の出身の者は敬意を込めてそう呼んでるけど

本人は不本意で、その名で呼ばれると怒りだすって話だったし。」

「・・・・あのバカ共め・・・私が怒るとわかっててワザと呼んでたのか・・・」 #

「ハッハッハ! そこは勘弁しておくれよ。

さっきも言ったけど皆 尊敬と愛着を込めてその名を呼んでるんだから。」

「・・・・っち。」 #


エヴァも怒りはするがその辺は分かっているので、

舌打ち程度でこの場は済ませるようだ。


「しかし、お二人のお願いとあっては借金の方はともかく

謝礼金なんか受け取るわけにはいかないよ。

あの娘達の借金分だけでいいから謝礼金の分は無しで証書を買いておくれ。」

「しかし・・・いいんですか?

ドルネゴスさんに話の方は付けれるんですか?」

「あの娘達が働いてくれる分だけで食費や経費抜いても十分黒字だからね。

その辺は大丈夫さ。

それにお二人から金なんかとったら先祖に顔向けできないよ。」

「・・・・そうですか、それなら今度何か別の形でお礼でも。」

「いや、私がこうして生きてられるのも先祖が貴女達のお世話になったからさ、

逆にこっちが何かお礼したいくらいさ。」

「・・・はぁ、じゃあその分はあの娘達の管理のほうでお願いします。

労働はちゃんとさせてもらっていいので、

何か体調不良やトラブルとか有ったらお願いします。

掛かった経費はコチラで持ちますので。」

「その辺は任せておくれ!

ウチは奴隷や闘士の扱いはしっかりしてるからね。

あの娘達は無事その知り合いの子達に引き渡すまでしっかり面倒を見るよ。

それに、仮に迎に来なくても

しっかり生きて行けるように仕込んでやるから大丈夫さ。」

「ありがとうございます。」




その後、強制証書に契約内容を書き込み、

双方の確認の上サインを貰い、私達がお金を振込み次第

この契約が施行されるようになった。


私達とチーフさんはその後 お茶を飲みながら昔話をし

あの城下人たちの子孫は今でも横のつながりがあり、

エヴァの賞金を取り下げるのにも、

あの時の真相を語り継ぐことで 一役買ってくれていたようだ。




私とエヴァは闘技場を出てすぐに銀行に行き、

村上さん達の借金を振込んだ。

これで彼女達はしばらく働かなくちゃいけないが

彼女達の身の安全はそれなりに保証できた。


ちなみに、この契約をしたことは千雨や茶々丸には黙っておこうと

エヴァと話し合った末決めた。




「しかし、あんなとこで昔の知り合いの子孫に会うとは思わなかったね~。」

「そうだな、私もこれはさすがに予想して無かった。」

「それだけ私達が年を取ったということかな。」

「・・・・私は今でも十分に若いつもりだ。」

「エヴァは今でもピチピチだからね~♪」

「その言い方はやめろ!

・・・・それにしても今はどこに向かってるんだ?

そのまま転移で帰るかと思ったら寄るところがあるとかで

かれこれ数十分は飛んでいるが。」


銀行でお金を振り込んでから私達は街を出て

本来ならある程度目立たない所で転移するのだが、

せっかくグラニクスに来たのでラカンさんがサボらないか釘を差すために

彼の家に向かっている。


「今はラカンさんの家に向かってるんだよ。

サボってたら釘を差しておこうかと思ってね。」

「ほう、私も映像記録などでしか知らんが、あの紅き翼の英雄殿か。」

「私達とは正反対だね、かたや元賞金首、かたや世界を救った英雄の一人。」

「まぁ、私達には賞金首かその辺の一般人のほうが楽だしな。」

「そうだね~、家でのんびりするのが一番だよ。」

「・・・・そうだな。」


そうして飛んでいるとラカンさんの住んでる湖が見えてきた。






「・・・・これはどうしたらいいんだ?」


私達が着いたとき、

湖のほとりに刺さったパラソルの下でラカンさんは気持よさそうに寝ている。


「あ~、この人は声を掛けたくらいじゃ起きてくれないんだよ。

って言うか、この前は起きてくれなかった。」

「じゃあどうするんだ?」

「前は湖に蹴り飛ばしたんだけど・・・エヴァがやる?」

「いや・・・流石に初対面の人間を蹴り飛ばすのは。」

「じゃあどうしようか?」

「ふむ・・・少し冷やしてやるか。」


そう言うとエヴァは氷属性の魔法の射手を数本出す。

私はラカンさんのお腹の部分のシャツを少し持ち上げ肌を露出させる。

そこへエヴァが待機状態の魔法の射手を入れて・・・中で暴発させた。


「うひぁぉおおおぉぉっぉ~~~!!??」


「・・・変な悲鳴を上げないでください・・・気持ち悪い。」

「うぉっ! ・・・・ってなんだソプラノの嬢ちゃんか・・・

心臓に悪い起こし方するんじゃねーよ。」

「そういうラカンさんはちゃんと仕事してるんですか?」

「あぁ? 仕事ってなんかあったか?

闇の魔法の事か? まだナギのガキはきてないぜ?」

「はぁ~・・・・麻帆良の学園長かMMの元老院から依頼がありませんでしたか?

もうネギ先生こっちの世界にきて 早速トラブルに巻き込まれてますよ?」

「・・・・・あ。」 lll

「・・・おい。」

「・・・忘れてましたね?」


ラカンさんの額から汗がダラダラと流れだし、私達から視線を外す。


「・・・・そ、そんな事よりその金髪の嬢ちゃんは誰だ?

初めて見る顔だが、なかなか強そうじゃねーか。」 lll

「・・・・・もういいです。

とにかく、ネギ先生は今グラニクスに向かってきてますから

そこできっちり会うなり影から護衛するなりちゃんとしてくださいよ。

それと、彼女は私の妹のエヴァンジェリンです。」

「ふん、まぁ、姉様の手前 よろしくしてやろう。」

「おぅ、よろしくな。

あとナギのガキの件はちゃんと覚えてるから安心していいぜ。」

「・・・・安心なんかできますか?

彼、もう賞金首になってますよ?」

「・・・は? 何があったんだ?

いくらナギのガキにしてもイキナリ賞金首とは・・・ナギ以上だな。」

「しょうがないですね・・・実は・・・」




ラカンさんにネギ先生が魔法世界に着てからトラブルに巻き込まれて

今日に至るまでの簡単な経緯を説明し

千雨や茶々丸と一緒にグラニクスに向かってきてる件や

一緒に着てた娘達が各地に飛ばされた件等を話し、

グラニクスで村上さん達が奴隷として働いていることも説明しておく。


「へー、大変だな。」

「・・・・貴様が迎えに来てればこんなことはなかったんだろうがな。」

「・・・こ、こっちにも色々あってなだな!」 lll

「気持よさそうに寝てましたけどね。

まぁ、いいです、彼のことは頼みましたからね。」

「あぁ、任せとけ。」

「本当に頼みましたよ・・・」

「それで、その奴隷になってる嬢ちゃんたちはどうするんだ?

こっちで回収するのか?」

「彼女達は私が手を打ちましたから大丈夫です。

いい機会なので、彼女達には自分の犯したことの過ちを確認してもらうついでに

ネギ先生の修行の口実にでもなってもらいます。

それに下手に彼女達を連れて動きまわるより

彼女達はあそこで住み込みで働いていたほうが安全でしょうから。」

「ん? よくわからねーが、何でナギのガキの修行の口実になるんだ?」

「それはですね・・・・」


ラカンさんに今日グラニクスで行った契約関係の簡単な説明をする。


「なるほど、その娘達の謝金返済を口実に闘技場で稼ぐなり

各地で捜索しながら稼ぐなりで修行させるのか。」

「はい、ラカンさんにはその際の拠点としてここを貸してもらうなり

彼らの訓練を観てもらうなりしてもらえば

麻帆良かMMの方から頼まれた依頼とも並行して行えると思うのですが。

闘技場で稼ぎながら偽名か何か他の娘達に分かる名前で

目立って集合の目印になってもらうって手もありますが、

その辺はネギ先生達の自主性に任せてあげてください。」

「わかった、ソプラノの嬢ちゃんの案に乗って・・・・・そうだな、

少し知り合いの手を借りてナギのガキの腕前を見てやるか。」

「お願いしますね、それじゃあエヴァ、行こうか?」

「あぁ、さっさと帰って食事にしよう。」

「おぅ、ちょっとまってくれ!

よかったらエヴァの嬢ちゃんの闇の魔法を見せてってくれねーか。」

「あぁ? 何でそんなめんどくさいことを・・・」

「ネギのガキに闇の魔法を見てやる時に

やっぱ本家を見ておいたほうが教えやすいだろうからな。」

「・・・・ふむ、ならば私からもぼーやの修行の注文をつけるが、

もし闇の魔法を教えるならぼーやの魔力の器を広げる訓練をやっておけ。

わかったか?」

「OK OK、千雨の嬢ちゃんの時も見たが、

アレは確かに器が大きければ大きいほど使えそうだったからな。」

「わかってるならいい、ならば本家の闇の魔法を見せてやろう。」


なぜか 妙に乗り気なエヴァが魔法の詠唱を開始する・・・・

アレは えいえんのひょうが か、

あれを取り込んだエヴァに触れたらその瞬間に氷漬けにされるからな~。

・・・なんでわかるかって?

そんなの昔エヴァを怒らせた時にやられたからに決まってるじゃない。 lll


「・・・術式固定、掌握。」


えいえんのひょうがを取り込んだエヴァを中心に

冷気があふれだし、エヴァの足元の地面が凍り付いている。


「これが私が使う時の基本だ。

更に雷属性や風属性を取り込んでもいいし、

もう一発分同じ魔法を取り込んでもいいだろうが、

そこまでやる必要がある相手は今まで一人しか知らん。」

「ほほう、やっぱり本家は違うな、

流石 闇の福音と呼ばれるだけはあるな。

術の安定度や内包する魔力が桁違いだ、なんか容姿も変わっちまってるな。

もしかして今エヴァの嬢ちゃんに触ったらその瞬間に凍っちまうんじゃねーか?」

「まぁ、よっぽど魔法抵抗力のある奴じゃないと触れた瞬間に氷漬けだろうな。」

「よし、わかった。

もう解いてくれていいぜ・・・・っていうか解け!

寒いしこのままだと湖が凍っちまう。」


ラカンさんの指摘で湖の方を見てみたら既にエヴァから10m位の水は凍っていた。


「しかし、よっぽど熟練しないとハイリスクハイリターンな魔法だな、

それに術の安定と器の拡大か・・・なかなか厄介な修行になりそうだ。」

「まぁ、そのへんは様子を見ながらおねがいします。」

「あぁ、そうだ。

精神修行の方もしっかりやらせておけよ?

ぼーやは相性がいいみたいだからな、

術に取り込まれたら最悪魔族に転化する可能性もある。」

「マジか?

全く・・・いまここで見ておいてよかったぜ。

千雨の嬢ちゃんのを見ただけだったら

精神修養の方は疎かにするところだった。」

「千雨は相性は悪い分、そう言った面では心配しなくていいからな。」

「だけど 今日は私達が来てよかったですね。

お互い いろんな意味で。」

「そうだな、俺もおもしれーもんが見れてよかった。

・・・しかし嬢ちゃん達姉妹はどうなってるんだ?

あんたらが姉妹喧嘩なんかしたら その辺の街や島なんか消し飛ぶだろう?」

「・・・姉妹喧嘩ってしたことあったっけ?」

「・・・記憶にはないな。」

「・・・まぁ、仲がいいのは結構なことだ。」

「ラカンさんだって聞いてますよ?

ナギさんと喧嘩するたびに地形を変えてたって。

地図が変わったこともあったそうじゃないですか。」

「・・・まぁ、そんな事もあったかな。

ハハハッ!」




その後ラカンさんと少し細かい打ち合わせをしてから、

私達は新オスティアに帰った。


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  1. 2012/03/22(木) 02:25:52|
  2. 二次創作小説 ネギま
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