たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  049



side 葉加瀬


大学部 研究室




「はぁ~・・・・どうしますかね~。」

「・・・ハカセ大丈夫カ? そんな本に埋まっテ。」

「あ、多分大丈夫ですよ。」


私の周りに大量に積まれている本・・・様々な機械工学の本がメインだが

その内側、最近読んだ本が置かれてる所には

心理学、哲学書、医学書、そして

ここには似つかわしくない恋愛小説が置かれている。


「はぁ~・・・」

「・・・何か悩みでもあるのカ?

と言うか誰がどう見ても 『私、悩んでます。』 といった風に見えるヨ。」

「悩みというかなんと言いますか・・・」

「ソプラノのことかナ?」

「ひぇっ!?」 //

「あ・・・」


私は素っ頓狂な声を上げ立ち上がると、

積まれていた本が一気に崩れだし、私は本に埋まってしまった。


「もが~・・・ふな~~~っ!!」

「だ、大丈夫かハカセ!」


超さんに救出してもらい、なんとか本の山から這い出し

窒息しかけたため、呼吸を整える。


「本当に・・・何やってるネ ハカセ。」

「す、すいません・・・」

「それにしても、ハカセが恋の悩みとは。」

「ち、違いますよ! 私がこ、こ、恋なんて!?」 //

「何で疑問形ネ、ほら、こんなものをハカセが読んでるとしたら

そう考えても仕方が無いネ。」


超さんの手元には一冊の本・・・私が読んでいた恋愛小説だ。


「そ、それは! 返してください!」 //


超さんから小説を奪い取る。


「別に取ったりしないヨ・・・だけど相手が相手だから難題ネ。」

「・・・ちゃ、超さんだって人事じゃないじゃないですか・・・」 //

「まぁ、そうだけどネ・・・

しかしハカセがそんなに前向きに取り組むとは思ってなかったヨ。

適当に誤魔化すことだってできるはずなのニ。」

「そういう超さんはどうして・・・あ、あんな事を。」 //


私は不意に思い出した、超さんが泣きながらソプラノさんに抱きつき

キ、キ、キスしたことを。


「あ、アレは・・・その・・・ネ、気持ちが昂ぶってと言うカ

なんと行っていいカ。」 //

「学園祭の夜の約束があったにしてもやりすぎですし・・・

やはり・・・あの話を聞いたからですか?」

「それは、まぁ・・・ネ。

あの時は計画を潰されて少し気が抜けてたし、次の発光現象の時に帰るか

その前に新しい計画を立て直すか悩んでいたからネ。」

「私も詳しくは聞いてないので、

超さんがなんであそこまで感情を乱したのか分かりませんが

余程のことなんでしょう、あれ以来超さんのソプラノさんに対する

態度は一変してますから。」

「詳しくは話せ無いけド・・・アレは私の計画を根底から覆す話だったからネ。

それも私よりいい方向デ。」

「それだけですか?

それにしては些か超さんの態度は不自然に感じます。」


あの日以来、超さんは以前に増してソプラノさんと一緒にいる時間が増えた。

2年越しの計画が潰されたのに、

以前のようなお互いを探り合うようなことも無くなり

今まで見たこともないくらい自然な笑みを浮かべるようにもなったし

感情を表し怒るようにもなった。


「そこは乙女の秘密だヨ。

だけど一つだけ言えることがあるとすれバ・・・

本気で惚れてしまったみたいネ。」 //


この顔だ、今まで見たことのない超さんの本当に幸せそうな笑顔。

頬を染めて少しはにかんで幸せそうに笑う・・・

ソプラノさんが超さんにこの笑顔をさせているんですね、

私では無理だったのに・・・


私が2年かかっても引き出せなかった超さんのこの笑顔、

超さんの友達としての自負はある、親友と言ってもいい

その私が出来なかった事をソプラノさんはやってしまった。

こういう時はソプラノさんに嫉妬心が沸いてもおかしくないはずなのに

不思議と出てこない、それ所か嬉しくなる。

感謝したくなる、私の友達にこんな笑顔をさせてくれて・・・   チクッ


あれ?

おかしい

嬉しいはずなのに、超さんのこの顔を見るのが・・・辛い?

なんでだろう・・・嬉しいけど、これ以上見ているのが辛い

ソプラノさんには感謝してる、

あの人の事を考えても辛くない・・・

あの人が超さんに与えたこの笑顔を見るのが辛い。


(私は・・・)


? 今のはなんだろう?


「・・・カセ、ハカセ、大丈夫カ?」

「え・・・? あ、大丈夫ですよ、何でもありません。」

「そうカ? なんかつらそうな顔してたけど気分でも悪いのカナ?」

「いえ、そういうわけではありません、少し考え事をしていただけです。」

「そう? ならいいけど・・・今日はこの辺にしておこうかカ。

ハカセも考え事で疲れてるみたいだシ。」

「すいません、本当に少し考え事してただけですから。」

「・・・そうだ、ソプラノのとこに行くといいヨ。」

「な、なんでそこでいきなりソプラノさんが出てくるんですか!?」 //

「・・・多分私の予想が当たっているなラ、

ハカセの考え事はソプラノが解決できるはずネ。

何なら今日は泊まってくるといいヨ。」

「だ、だめですよ! あの人の部屋になんか泊まったら!」 //

「別にソプラノの部屋に泊まらなくてもいいネ、

仮にもし ソプラノの部屋に泊まったら・・・ハカセといえども許せないネ。」


この顔は本気だ・・・ッ!? lll

超さん眼はうっすらと色も変わって、肌には呪紋も浮き出ている。


「・・・じゃあなんでそんな許せない事が起こる可能性があるのに

泊まって来いなんて言うんですか?」

「ハカセは私の友達だヨ、友達の悩みはできるだけ解決してあげたいネ。

・・・だけど色恋は別ネ、これは女の勝負だから譲れないヨ。」

「だからどうして私の考え事が・・・こ、恋とかそういう話になるんですか・・・」 //

「・・・・・・女の勘?」

「非科学的です、超さんらしくもない。」

「アハハ、それは冗談として、

ハカセもソプラノを好きになる努力をする約束をしたんでショ?

だったら会いに行くくらいはしないとダメだヨ。」

「・・・・・・・・・もぅ、分かりましたよ、会ってきます!

約束も・・・ありますしね・・・」 //

「そうだヨ、約束もあるからネ。」

「約束が・・・あるからですよ・・・」 //


その後私は超さんに追い出せれるように研究室を後にし

ソプラノさんの元へ・・・しぶしぶ・・・行くことにした。 //






side 超


(ハカセは気がついていないみたいだけド・・・

さっき私の顔を見た時、すごく悲しそうな顔だったネ。

最悪 ライバルが増えるかも知れないけど、

ハカセにあんな顔はさせたくないヨ・・・頼んだよソプラノ・・・)





side 葉加瀬


「はぁ~・・・来たのはいいけど、何話せばいいんだろう?」


私は今エヴァンジェリンさんの家の玄関前にいる。


あれ以上研究室で超さんと一緒にいたら何を言われるか分からないし

何故か 超さんの顔を見てるいると居心地が悪く感じたので

とりあえず来たが・・・・どうしたものだろう。


数分ほどそうして悩んでいると、不意にドアが開き

中から茶々丸が出てきた。


「玄関前にだれかいると思ったらハカセでしたか。

いらっしゃいませ。」

「あ・・・茶々丸、そ、その調子はどう?」

「おかげ様で新しいボディは良好です。

どうぞ中には行ってくだい。」

「うん、ありがとう・・・」


茶々丸に案内され居間に入ると、

何やら奇っ怪な風景が目に飛び込んできた。


下着姿の夕映さんがラトナとピュラにそれぞれ腕を拘束され

その姿をエヴァンジェリンさんとソプラノさんがソファーに座り眺めている。


夕映さんは真っ赤になって、逃げ出そうとしているようだが

双子にがっちりと腕をつかまれているので

逃げることができないようだ。


「離してください! 人前でこんな格好にされるなんて聞いてないですよ!」 //

「しょうがないだろう、ちゃんと呪紋が起動しているか確かめないといけないんだ、

私達のことなら気にするな、と言うか何度か寮の大浴場で

お互いの裸くらい見てるだろう。」

「エヴァンジェリンさんは良くてもソプラノが居るじゃないですか!

せ、せめて下着だけでも着替させて欲しいです!」 //

「別に今の下着で十分カワイイよ、夕映。

だけど意外だね~、夕映がそんな大胆な下着を着るなんて。

上はデザイン自体は普通だけど生地の面積が小さめだし、下もローレグなんて・・・

小さな下着から見えるお尻の割れ目が最高です、ごちそうさまです!」

「み、見ないでください!!」 //

「下着のセンスはいいが、色がな・・・白じゃなくて黒はないのか?」

「そんなのあるわけ無いです! この下着だってエヴァンジェリンさんが

無理やり私に持たせたんじゃないですか!」 //

「そうだったか?」

「そうですよ!」 //


エヴァンジェリンさんが立ち上がり 夕映さんの髪の毛を持ち上げ用としている時、

茶々丸が皆に私が来たことを知らせる。


「あの、マスターにソプラノ様、ハカセがいらっしゃいました。」

「あ、葉加瀬いらっしゃ~い。」

「ん? ハカセか、今少し忙しいから座ってお茶でも飲んで待っててくれ。

ほら 夕映、観念しておとなしくしろ。

髪が邪魔で背中の呪紋が確認出来んじゃないか。」

「なんでわざわざここで確認するんですか・・・・

エヴァンジェリンさんの部屋でいいじゃないですか。」

「あ、私が一緒に見たいっていったからなんだ。」

「ソープーラーノーっ!!」 //

「いや~、まさか夕映を脱がして確認するとは思ってなくてさ。」

「おい、茶々丸に姉様、夕映の髪の毛を持ち上げろ。

髪の量が多すぎて一人じゃうまく背中が見えん。」

「了解しました、マスター。」

「OK~、夕映変なところ触ったらゴメンネ♪」

「触る気まんまんじゃないですか!」 //


私はいつの間にか茶々丸がいれてくれたお茶を飲みながら

ソプラノさん達の様子を眺める。


「ほら姉様、夕映の髪を持ち上げろ。」

「了解! ・・・・あ。」

「ひゃっ! ど、どこ触ってるですか!」 //

「あ、ごめ~ん♪」

「馬鹿やってないでさっさとやれ!」


それから時間にして十分ほど、

皆で夕映さんを陵辱 (?) した結果、

検査は無事終了し、呪紋は問題なく起動しているとの

エヴァンジェリンさんの診断結果が出た。


「・・・・もう、お嫁に行けない身体にされてしまったです。」 lllorz




その様子を見ていた私は、一つ印象に残ったことがあった。


(茶々丸や双子も・・・みんなすごく楽しそうだな。)


私と超さん、エヴァンジェリンさんで創り上げた娘達、

双子はまだ表情にあまり現れないが、

茶々丸はここでの生活を楽しんでいるようだ。


娘達をこの家に預けたのは正解だった・・・・・・が

その考えとは裏腹に、超さんの笑顔同様、娘達の姿を見るのが辛かった。


(私はソプラノが・・・)


ん? まただ、さっき超さんの時にも感じた不快感。

茶々丸達が幸せなのに何故不快感何か感じるんだろう?




夕映さんは服を来て部屋の隅でうずくまっている。

エヴァンジェリンさんはご満悦のようで、上機嫌でお茶を楽しみ

茶々丸と妹達もそれぞれの仕事に戻っていた。


「お待たせ、それで葉加瀬今日はどうしたの?」

「いえ、特に用があったというわけではないんですけど

近くに寄ったもので・・・」

「そうなんだ。

あ、そう言えば茶々丸や妹達の新しい装備のことなんだけど・・・」


その後、私とソプラノさんは茶々丸達の装備や

新しいボディ、追加パーツの話で盛り上がり、

途中エヴァンジェリンさんも参加し 議論を重ねた。




3人で話し込んでいたら美味しそうな匂いがしたので

周りを見てみたら、既に窓の外は陽が沈み

テーブルには食事が並べられている。


「あ、もうこんな時間なんですか。

そろそろ帰らないとマズイですね。」

「え、もう帰っちゃうの、御飯食べていけば?」

「そういうわけには・・・」

「ハカセ、先程超鈴音から連絡があり

ハカセは本日コチラで預かって欲しいと言っていました。」

「え? どういう事茶々丸?」

「何でも最近のハカセは研究室に篭ってばかりなので

少し気分転換させてやって欲しい、とのことでした。」

「・・・また、超さんは勝手な。」

「ふむ、そういう事なら別荘を使っていけ。

ハカセに潰れられては茶々丸達が困るからな。」

「いえ、そんないいですよ!」 lll


このままではなし崩しで話が進んでいってしまう。

私はそう思いなんとか帰ろうとしたがエヴァンジェリンさんやソプラノだけでなく

茶々丸達にも説得され、結局食後に別荘に放り込まれてしまった。




「はあ~、何やってるんでしょうかね・・・私は。」


別荘で茶々丸や双子に接待され、マッサージや温泉を楽しんだ後

私は夜の庭園で椅子に座り一人で黄昏ていた。


「ハカセ 元気が無いようですが?」

「あ・・・茶々丸か、そんなことないよ、

ここの所 学園祭の計画がダメになって少し気が抜けてたみたいだけど、

今日はいい気分転換になったよ、ありがとう。」

「そうですか?

それにしては気分がすぐれないようですが・・・

やはり ソプラノ様をお連れしたほうが良かったでしょうか?」

「な、なんでそこでソプラノさんが出てくるのよ!?」 //

「女性は落ち込んだときは好きな男性に慰めてもらうといいと

データに有りましたので。」

「だから、何で私の好きな人がソプラノさんなのよ!」 //

「体温や脈拍等、ハカセの視線の動きや日常の行動から推測しました。」

「ぐっ・・・・」 //

「ハカセの行動は他の方々と比較しても、男性に好意を抱いている時の

初期行動に酷似しています。」

「その比較した対象に問題はないの?」

「問題ないと思います。

身近な人で言えば、千雨さんや綾瀬さん、千草さんに宮崎さん、神楽坂さん

佐々木さん、得意な例では桜咲さん等も含まれています。

マスターについては初期の段階のデータが無いので対象には入れていませんが。」

「・・・わかった、もういいよ。」


ここまであからさまなデータと比較されて

それと告示していると言われれば言い訳の仕様もないでしょう。

・・・桜咲さんが若干微妙ですが。


それにしても私がよりによってソプラノさんに好意を抱い・・・てる?

そんなことは・・・・あれ?


茶々丸に指摘され考えてみると・・・

今日の超さんや茶々丸達に抱いた不快感は・・・もしかして嫉妬?

私が? 誰に? この場合は明らかにソプラノさんに・・・


(え? 私・・・ソプラノさんに恋愛感情を抱いているということっ!?) //


「どうしたんですかハカセ、顔が赤いですよ?」

「う、ううん! 何でも無いよ!」 //


茶々丸にデータで指摘され 自分でも自覚してみて

今日のことを思い返してみると・・・

アレは超さんや茶々丸達に嫉妬していたんだとわかる。


(うわ~、科学に魂を捧げた私ともあろう者が、

よりによってソプラノさんに恋愛感情を持つなんて~・・・) //

「ハカセ、本当に大丈夫ですか?

体温が上昇して心拍数も上がっていますが。」

「だ、誰のせいだと思ってるの!」 //

「? 私は何もしていませんが。」

「いや、ごめんね、確かに茶々丸は悪くないよ・・・

ただ人に指摘されて ようやく自覚した私が鈍かっただけだよ。

今後はもう少し冷静に自己分析を出来るようにならないとね・・・」

「指摘・・・ですか、ハカセは今までソプラノ様に好意を持っているということを

自覚していなかったということですか?」

「わ~っ! そんなこと口に出さなくていいのよ!!」 //


茶々丸に飛びつき口をふさぐ。

タイミングの悪いことに、丁度その時に好意の対象の人物が現れた。


「何か楽しそうなことになってるね、どうしたの?」

「な、何でもない! 何でも無いから!」 //

「モガ・・・モガ・・・・」

「それにしては、葉加瀬には珍しい行動を取ってるみたいだけど。」

「大丈夫ですから! 本当に何でもありませんから。」 //


私は茶々丸を開放し黙っているように指示して、

座っていた椅子に戻り、自分の感情を落ち着けようと必死になる。


(これはまずい・・・自覚した途端にその相手が目の前にいては、

どんな顔をしていいか全く解らないよ・・・) //


「それにしては顔が真っ赤だけど、まぁいっか。

どう、少しは気分転換できた、葉加瀬?」

「・・・はい、気分転換はできましたよ、いろんな意味で。」 //


確かに気分は転換できただろう、

今まで自覚して無かった感情に目覚めたんだから。


しかし いざ自覚してみると新しい問題が出てくる。


(っ~~! な、何を話していいか全く思いつかないよ~。) //


私の気分は落ち着くどころか慌てる一方。

しかもさらに私を追い込むように、茶々丸が席を外そうとする。


「それではソプラノ様、私は仕事がありますのでハカセをお願いします。」

「ん、りょーかい。」

「あぁ・・・・そんなぁ・・・・」 //


(ど、どうしよう こんな時は何を話していいか・・・)


「あ、あの! 今日はいい天気ですね?」 //

「え? そ そうだね・・・ここは夜だけど。」


やってしまった、魔法球の中で今は夜、

この状態でイキナリ天気の話も無いだろうに・・・


「ま、まぁ、葉加瀬も研究で忙しいのはわかるけど

根を詰めすぎてもダメだよ、たまには休まないと。」

「はい・・・すいません。」


(これは・・・イキナリ天気の話なんかしたから、

まさか、疲れで頭がおかしくなってるとでも思われた!?) lll


「だ、大丈夫ですよ、本当に!

疲れてどうかなってるとかそう言うのじゃないですから!」

「う、うん、わかってるよ。

・・・そう言えば、こうやって葉加瀬と二人っきりで話すのって初めてかもね。」

「・・・そうですね。」 //


ソプラノさんの何気ない 二人っきり と言う言葉に反応してしまい

顔が熱くなる。


それからしばらく二人で学校のことや学園祭での事を話すが

最初の方で何を話していたのか覚えていない、

後半の学園祭の話でようやく落ち着いて話ができるようになってきた。


「そう言えば 飛行船の上で超を追い込んでいた時に

まさか葉加瀬があんなこと言い出すとは思ってなかったよ、

今にしてはいい思い出だけど・・・

だけど あの時私が葉加瀬の言う通りにしてたらどうする気だったの、

女の子なんだからもう少し自分を大切にしないとね。」

「あ、アレは・・・なんと言いますか、

超さんが見ていられなくて、私にあの時できることを考えたらああいう結果に・・・」 //

「気持ちはわかるけど、今度ああいう事になったらもう少し落ち着こうね。」

「ハイ・・・」

「・・・でも、あの時葉加瀬がああ言ってくれたから

超がうまく説得できたし、私も葉加瀬を口説こうかな~と思ったんだけどね。」

「えっ!? ・・・・・・ど、どういう事ですか?」 //

「ほら、あの時は私も少し超を追い込みすぎたかなー と思ってたんだよ、

あの後どうやって超を説得しようか考えてたんだけど・・・

そんな時に葉加瀬が横から話に参加してくれたから。

葉加瀬を引き合いにして超に持ち札を全部使わせて

計画の失敗を受け入れさせることができたし。

あそこで超に全力を出させずに中途半端で終わったら

後でまた何かやらかす可能性があったし。」

「違います! 私を口説くとかそっちの話です!」 //


私は 口説く気になったという話を聞きたくて、

つい ソプラノさんに正面からしがみつき 詰め寄る形になる。


「あ、そっちの話?」

「そっちの話ですよ!」

「話す、話すから落ち着いて・・・・」

「あっ!? すいません。」 //

「葉加瀬を口説くとか言うのは・・・

それまでは葉加瀬は好きだったけど

友達としてって言うだけで 特に口説こうとか、

女の子としてどうこうとかは思ってなかったんだよ。

でも、葉加瀬が超のために自分を捨てでも・・・っていうのを見て

いい娘だな~って思って。

だから葉加瀬と超に情報を教える対価として

私を好きになる努力を~って条件をつけてみたんだ。

・・・そんな感じなんですけど。」 //

「・・・そ、そうだったんですか。」 //


その話を聞いて最初の方は自分を女の子として見てもらえてなかったと

がっかりしたが、話を聞くにつれ あの時の私を褒めてやりたい気分になる。


昔はどうか知らないが、少なくとも今は私を女の子として見てくれて

口説こうとした、ということだ。


・・・・実際は既に口説かれつつあるのだが。


「で、どうかな葉加瀬、そっちの努力の方は?」

「・・・ま、前向きに努力しています。」 //

「え・・・? そ、そうなんだ・・・」 //




それから私とソプラノさんは、お互い特に話すこともなく

茶々丸が寝室の準備ができたと呼びに来るまで、二人で庭園で過ごした。




茶々丸に寝室に案内されベットに潜り込んだが

ソプラノさんとの話が忘れられず、その日は眠れずに悶々としていた。


翌日、一晩眠れずにいたおかげで 私はひどい顔をしていたようで

茶々丸に寝室に連れ戻され、お粥を食べようやく眠り

起きた頃には別荘から出て、エヴァンジェリンさんの別荘でもう一泊。

精神的に疲れていたようで、意外にすぐ眠ることができ

翌朝、着替の為 早めにエヴァンジェリンさんの家を後にし

寮に帰ることにした。






「ハカセ~、朝帰りとはなかなかやるネ♪ 」

「・・・・・よく言いますよ、自分で仕向けたくせに。」

「あんまり怒らないで欲しいネ、ハカセが疲れてるみたいだったから

気分転換になればいいと思っただけだヨ。」

「ええ、いい気分転換になりましたよ、本当に!」 #

「そんなに怒らなくてもいいじゃないカ。」

「別に怒ってませんよ、少しムっとしてるだけです。」

「人、それを怒りと呼ぶネ。」

「まぁ、いいですよ。

・・・そうですね、超さんには言っておきましょうか。」

「ん? なんだネ?」

「私・・・ソプラノさんが好きみたいです、

超さんは親友ですが、ソプラノさんとくっつくのには協力できませんから。」 //

「・・・やっとハカセも自覚したみたいだネ。」

「知ってたんですか?」

「バレバレだったヨ。

ライバルになるか、運命共同体になるか、

その辺は解らないけど、親友として これからもよろしくネ♪」

「はい♪」




こうして私の悩みの一つは解消され

新たに悩みが増えたが、以前までのように滅入ることはないだろう。




「でも、私の方がリードしてるから、

ハカセも頑張らないと 差を取り返せなくなるヨ。」

「もうっ! 分かってますよっ!!」 //


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  1. 2012/03/21(水) 00:13:36|
  2. 二次創作小説 ネギま
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