たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  046



昨晩、夕映と仮契約を結び、

その夜はそのまま別々に分かれて眠った。

別荘から出た翌朝、居間で私に会うなり顔を真赤にして挙動不審な夕映を

エヴァが見逃すはずもなく詰問され、

あっさり私と仮契約を結んだことを白状させられた。


「姉s・・・ソプラノは私が目を離すとすぐこれだ・・・」


(エヴァ・・・振替休日中はずっとやるつもりなんだね、お嬢様と召使プレイ。)


「隠すつもりはありませんでしたが、一言 言うべきでした。」 orz

「・・・とうとう綾瀬もか、もういっそ先輩は別荘に監禁しておくか?」

「鎖で繋いでおきましょか?」


千雨と千草が恐ろしいことを言い出すが、誰も止めようとする人はいない。

エヴァ家の良心、茶々丸でさえ私達を無視してラトナとピュラに

台所で調理器具の説明をしている・・・

気のせいか茶々丸が怒っているようにも見える。


「こんなことが後3回も続くのか? まったく・・・

おい 綾瀬夕映、今日の修行は覚悟しておけよ。

特別コースでみっちりと鍛えてやるからな!」


夕映が助けを求めるように周りを見回すが、

誰も目を合わせようとしない。


唯一私だけが視線を合わせたが、両手を合わせ謝罪。

夕映の無事を祈ることしかできなかった。


「・・・もう、次の朝日は拝めないかも知れないんですね。」 lll

「夕映、不甲斐ない私を許してね・・・」

「ワケの分からんことを言うなバカ共が・・・それで?

夕映に何かアーティファクトは出たのか?」

「あ、そういえば出ましたよ。

これがカードになります。」


私はエヴァと夕映にカードを渡し、確認してもらう。

カードには制服姿で黒い三角帽子に黒のマントを羽織った

夕映の姿が描かれているが、

何故が赤い糸が巻かれた細長い木製の糸巻き、

どこかの国でボビンとか言っていただろうか?

そんな不釣合いな物を持っている。


「何で格好はよく見る魔法使いなのにボビンなんだ?

これはレースを編む時に使う奴だろ、確か。」

「さぁ? 私にもちょっと・・・夕映は心当たりある?」

「無いですね、とりあえず出してみますか?」

「そうだな、出してみろ。 呪文は分かっているな?」

「大丈夫です・・・それでは、アデアット。」


夕映の手元が光りだし、絵に書かれていた糸巻きが出てくる。

巻かれている赤い糸から微弱な魔力を感じるが

特にそれ以外では何も無いようだ。


「どうだ夕映、何かわかるか?」

「糸から何かあったかい感じはしますが、それ以外は特に何もないですね。」

「ふむ、少し調べてみるか。

研究室にいくぞ、付いて来い夕映。」

「はいです。」

「あ、私もご一緒します。」

「ソプラノは朝食の準備があるだろう、私の朝食でも用意していろ。

久しぶりにソプラノの焼いたフレンチトーストが食べたい。」

「かしこまりました、お嬢様。」

「オレノブンモ ヤケヨ。」

「OK~。」


エヴァは夕映を連れて研究室へ行き、私は台所で調理を始め、

千雨は居間でスライム娘達に絡まれながらのんびりと過ごし、

千草は私の手伝いに来たようだ。


「しかし何でフレンチトーストなんやろ?」

「私も 今までマスターからその料理を指定されたことはありません。」

「あ~これね、昔 私が良く朝食に作って出してたんだよ。

簡単で美味しいからね。」

「思い出の味 言うやつなんやろか。」

「そうかもね、連日で続いた時はさすがに嫌がったけど、

今でも誰もいない時にたまに作れって頼まれるよ。」

「ほな、ウチの分も焼いてくれへんかな?」

「ん、いいよー。 ついでだから今日は皆の分も私が焼くよ。

茶々丸達はサラダとスープを作ってて。」

「「「わかりました。」」」 「はいな。」


その後皆で朝食を作る、ラトナとピュラが私に張り付き

調理の様子を見て作り方を覚えようとしているようだ。


朝食が出来る頃にはエヴァと夕映も居間に戻り、

皆で朝食を食べながら調査の結果を聞くことにした。


「うむ、久しぶりに食べるな、姉様のフレンチトーストは。」

「ソプラノ、じゃないのか? エヴァ。」

「・・・・朝食くらい黙って食え。」 //


千雨がエヴァをからかう、そんな様子を見て皆も苦笑したりして

朝食のひとときを楽しむ。


「それでお嬢様、夕映のアーティファクトのことは何か分かりましたか?」

「あぁ、大体のことはな、なかなかにふざけた道具のようだ。」

「旦さんとの仮契約でできた道具やからな~

変なもんやとは思いますけど。」

「どういう事です? 千草さん。」

「・・・その喋り方いい加減止めまへんか?

調子が狂いますわ。」

「エヴァお嬢様に言ってくださいな。」

「振替休日の間はずっとその口調だ。」

「ほんまかいな・・・」

「ソプラノの話はいいとして、夕映のアーティファクトだが、

まずこの糸だが並のことでは切れん、

ハサミやナイフ、軽く魔法で切ってみようとしたが切れなかった。」

「へー こんな細い糸がそんなに丈夫なのか。」

「妙な思念を感じたから調べてみたが・・・・

非常にムカつく話ではあるが、

この糸の強度は夕映のソプラノに対する感情が関係して変化するようだ。」

「「「・・・・・」」」 #


千雨と千草、茶々丸の周囲の温度が一気に下がる。


「それ以外はこの糸自体は普通の糸だ。

ボビン、糸巻きの方は魔法発動体として使える、

通常の杖より少し性能が高い程度だ、夕映用に調整されてると言えるだろう。

さて、問題はここからだ。」

「まだあるのか?」

「これが本当の意味でのこのアーティファクトの能力だろう。

この糸を使って円を組むと 円に沿って球状に魔力と物理両方の障壁が貼られる。

その強度は夕映が出せる最大の強度に比例している。」

「へー せやったら最高の障壁を張りながら攻撃や呪いも使える言うことですの?」

「確かにそれもできるが、そんなものじゃない。

この障壁の内部では弱い回復効果があって、擦り傷程度なら数秒で治る。

そしてこの障壁の強度はな、障壁内部の者がさらに障壁を展開しようとすると

糸で貼った障壁の強度にプラスされる。

つまり 夕映が糸の障壁の中で自分も障壁を全力で使えば

強度が2倍になるということだ。」

「やったじゃないか、綾瀬が欲しがってた防御と回復、一気に手に入ったな。」

「はい! これがあれば皆を、ソプラノを守ることが出来るですよ!」

「せやけど夕映はんが貼れる障壁やったら2倍になっても

高畑はんや学園長はんクラスが本気になったら破られるんちゃいます?」

「そう思うだろう? 私も当初そう思ってたいしたことはないと思っていたんだが・・・

この障壁はな、内部の者が展開した障壁なら

誰だろうと何人だろうと効果が上乗せされる。

つまり通常なら夕映とスライム娘3人分、千雨や千草が入ればその分も

私が入れば当然その分も上乗せされる。

糸の長さも数十メートルはあるからな、結構な人数が入れることになるぞ。」

「凄いじゃないですか夕映さん、

何人かで防御に徹したら凄い硬い障壁になりますね。」

「ありがとうです・・・でも、そのしゃべりはヤメテ欲しいです。」

「実は後でもう一つ実験したいことがある、

ソプラノが入って例の楯、あれを使った場合どうなるのか試してみたい。

私の想像通りなら・・・最凶の障壁になるだろうな。」

「先輩の楯って・・・・アレか。」

「あないな強度で障壁貼られたら 誰の攻撃も効かなくなりますえ。」

「私とソプラノが組めば、誰にも傷つけられませんよ♪」

「・・・・なぁ エヴァ、今日の綾瀬の訓練、私も参加するよ。」

「・・・ウチも参加します、夕映はんにはすこしお灸が必要みたいやからな。」

「マスター、私と姉さん、妹達も参加します。」

「ヒィッ!?」 lll


今ここに夕映包囲網が完成してしまった・・・


「そ、ソプラノも私のサポートで参加してくれますよね!? 」 lll

「だめだ、ソプラノは千草や茶々丸達が抜けた分の家事があるからな。」

「・・・そ、そんなぁ。」 lllorz


こうして私の今日の労働と、夕映の過酷な修行が決定した。




朝食後、夕映は皆に引きずられて地下の別荘へ行き、

残された私は午前中の時間すべてを使って家の家事を済ませていた。


昼、皆と一緒に現れた夕映は憔悴しきった様子で

居間のソファーに倒れこみ、その日 夜まで起きなかったという。




昼食を皆ですませた後、エヴァが出かけるというので私と茶々丸が

付いて行こうとした所、私だけでいいと言うエヴァに

茶々丸が不満そうな気配を発するが、

エヴァがなにやら耳打ちした後に納得したようでおとなしく引き下がったので

私とエヴァ 二人っきりで外出することになった。


普段なら並んで手をつなぐなりして歩くところだが

振替休日中 私はエヴァのメイドなので一歩下がった位置で

エヴァに着いて歩いていく。


学園内では昨日一日である程度学園祭の片付けも進んでいるようで

大きい展示物などがいくつか残っているが

ほとんどの物は順調に片付けられていた。




都市部で何店か周り買い物をした後、

私とエヴァは少し遠回りしながら超包子に向かうことにした。


「お嬢様、どうしてわざわざ遠回りしていくんですか?」

「ん、一応自分の目でも確認しておこうと思ってな。

学園祭3日目にやった例の魔法が正常に効いてるかどうかな。」

「千雨さんと千草さんが 一応昨日確認していましたね。

何でもネギ先生達は観光に着ていた地元の貴族一家の

案内と警備、通訳を兼ねた結果気に入られて

自国に招待されたって話らしいですよ。」

「ククッ、ジジィも次から次へと考えるものだな。

来週ぼーや達が戻って来た時が楽しみだ。」



「あー、エバちゃんにソプラノちゃん。」

「ん? 佐々木に・・・何だ貴様ら。」


エヴァと一緒に歩いていると背後から

佐々木さんと明石さん、大河内さんの3人がやってきた。


「こんにちわ、皆様。」

「「こんにちわ~。」」 「こ、こんにちわ。」

「なんか今日はソプラノちゃんすごい格好してるね。」

「はい ちょっとゲームをしたら負けてしまいまして、

振替休日中は私がエヴァのメイドさんをやることになってしまったんです。」

「何その罰ゲーム、面白そうー 今度やるときは私達も混ぜてね♪」

「はい、その時はお誘いしますね。」

「・・・で、貴様らは いったい何のようなんだ?」

「あ、そうそう、超りん見なかった?

私達探してるんだけど、店の方にいなかったんだよね、

携帯もつながらないみたいだし。」

「超か? 昨日家に来たが今日は見てないな。」

「私も今日はまだ見てないですね。」

「そうなんだ、見つけたら私達がさがしてたって伝えておいてよ。」

「かしこまりました。

でも、いったいどういった理由で超さんを探しているんですか?」

「いや ちょっと学園祭で張り切り過ぎちゃってさ・・・

お小遣いがピンチなんだよね、

だから超りんの所でバイト募集してないかと思ってね。」

「皆さんそうなんですか?」

「アハハ・・・・」 「お、同じく・・・」

「わかりました、会ったら伝えておきますね。」

「お願いね~、それにしても話し方や態度までメイドさんなんだ。」

「エヴァが徹底してますので・・・」 //

「ハハハ、ソプラノさんも頑張ってね、じゃ~ね~。」

「また学校でね。」 「・・・またね。」


3人は私達が向かう方向とは違う方向に駆けて行った。


「・・・ちゃんと効いてるみたいだね。」

「そうだな・・・行くぞソプラノ、しっかり私に付いて来いよ。」

「かしこまりました、エヴァお嬢様♪」


その後二人で超包子に歩いて行き、

遠目に少し見えたところで歩みを遅くして様子を伺ってみたが

特に心配する様子もなく、いつも通りの営業光景だった。


「こんにちわ、葉加瀬、五月さん。」

「邪魔するぞ。」

「あ、二人共いらっしゃい。」

 いらっしゃいませ。

 あ、その服早速着てるんですか?

「えぇ、やむを得ない事情で早速・・・」

 ・・・な、なんか詳しく聞かない方がよさそうですね。

注文は何にしますか?

「軽めで甘いものを頼む。」

 かしこまりました。


五月さんは早速調理に取り掛かる。


「そう言えば、超さんはいらっしゃいますか?」

「超さん、さっき戻って来たよ。

今着替えてるから もうすぐ来ますよ。」

「出てきたら 私達のところに来るように伝えてくれ。」

「はい、わかりました。」

「あぁ、そうだ、ハカセお前も一緒だぞ。」

「? わかりました。」


しばらくすると注文した品を持って超と葉加瀬がきた。


「ご注文の飲茶セットネ。

あとソプラノには注文のウエイトレス2人ネ♪」

「わ~、お持ち帰りは出来るんですか?」

「そこは交渉次第ダヨ。」

「だ、ダメに決まってるじゃないですか!?」 //

「馬鹿なことをやってないで座れ。」


超と葉加瀬が対面の席に座った所で

エヴァが認識阻害魔法を使い 話を始める。


「今日はどうしたネ 二人だけで。」

「別に二人だけっていうのに意味はないですよ。

あ、そうだ、佐々木さんと明石さん大河内さんが

バイトしたいって言ってましたよ。」

「おお、丁度古がいないから人手に困ってたところヨ。

後で早速連絡してみるネ。」

「その話はどうでもいいとして、超にハカセ、今お前達暇だろう?」

「暇というか・・・店の営業は大忙しだヨ。」

「私もそれほどでは・・・個人の研究の時間も取れるようになりましたし。」

「だが、前ほどではあるまい。

実はな姉s・・・ソプラノとも前から話していたのだが

茶々丸とついでに双子姉妹の装備の件でな。

追加武装を作ってやって欲しい。」


(ラトナとピュラは双子設定なんだ・・・)


「ふむ、それは別にいいんだが目的が解らないと

ただ漠然と作れと言われても困るネ。」

「ソプラノ、話していいな?」

「いいですよ。」


わざわざ私に確認を取るエヴァの姿に超と葉加瀬は少し緊張した様子になる。


「実は魔法世界で少し暴れる可能性がある。」

「エヴァお嬢様、その言い方だと誤解を招きます。

概要だけ話しますと、近々魔法世界で

大きな戦闘が行われる可能性がありまして、

その際に今の火力だと心もとないので少し強化して欲しいんです。」

「その大きな戦いというのはどう言ったことネ?」

「なんと言いますか・・・政情不安を突いたテロみたいな物です。」

「しかし、別に こっち に居ればあまり関係ないんじゃないのカナ?」

「そこは止事無き事情がありまして。」

「・・・私達には聞かせられない内容なのカ?」

「難しい所です。」

「へぇ~・・・女の唇を無理やり奪って 口説いて その女に隠し事カ。」

「ぶふぅっ!」

「きゃー! 何するんですか! 服にかかっちゃいましたよ!」

「うわっ 汚いぞ姉様!?」


一先ず大惨事になったテーブルを拭く。


「えー・・・話を戻しまして、そうですね・・・

超さんは 完全なる世界 って単語に聞き覚えはありますか?」

「・・・アイツらカ。」

「? 超さんは何か知ってるんですか?」

「超さんは知ってるようですね。」

「・・・そうカ・・・この時期、あの事件・・・確かにテロが起こるネ。

それにしても私でも記録で知ってるだけなのに、なぜソプラノガ?」

「その辺は秘密なのです。

そういう事で関係者にはある程度

自衛のための戦力が必要なんですよ。」

「???」

「わかったか超鈴音。

今 茶々丸達に何が必要か。」

「あぁ、魔法世界のどの地域ででも

単独で戦い、帰還できるだけの性能カ・・・それに対軍用の装備カ。」

「超さんの知ってる知識だと やはりネギ先生はその時期に行きますか?」

「行くネ、この世界のネギ坊主が行くかどうかは

まだはっきり断言できないが、備えは必要ネ。

・・・ちょっと前まで私が計画を完遂させることしか考えてなかったから

茶々丸には一応の用意しかして無かったネ。

だが 私もしばらくこの世界に居るのならば、

茶々丸や妹達にできるだけの備えをさせるのが制作者としても

親としてもやっておかないといけないことだネ。」

「・・・なにか、起こるんですか?」

「ハカセには後で研究室で話すヨ。

とにかくその依頼、確かに聞いたネ。」

「あと超広域で使用できる通信機や発振器も頼む。

場合によってはで各地で動かないといけなくなるかも知れないからな。」

「わかったネ。

それにしても・・・二人共完全なる世界の首謀者は掴んでいるのカ?」

「一応ですけど、それとエヴァお嬢様には今まで調べてもらっていましたけど

超さんにも後で見てもらったほうがいいでしょうか。」

「何か面白いものでもあるのかナ?」

「2番目の鍵が一本。」

「・・・それは 是非とも見てみたいネ。」

「魔術的な見地からはエヴァに研究してもらいました、

超さんには科学的な見地から見てもらって、

理想は3番目の鍵が茶々丸達に使用可能になることです。」

「確かにアレが使えれば 向こう の世界では敵無しネ、

それに敵が使ってきても対処できるようになるネ。」

「アレはなかなか興味深いからな、貴様も面白い研究ができることだろう。」


超が神妙な顔をして私に向き合う。


「ソプラノ・・・一つだけ、これだけは答えてくれないカ?」

「向こうの世界の問題を、ソプラノは解決できるのカ?」

「・・・出来ますよ、

超さんの力が是非とも必要ですが。」

「本当カッ!?」

「そうですね、私の秘密を一つ 教えてあげましょうか。

私は世界樹の管理人です。」

「世界樹の管理人・・・?」

「そう、管理人。

話は変わりますが、

木って愛情を持って育ててやるとすくすくと育ちますね、

その成果の最たるものはソメイヨシノですか?

アレ実は最初の一本以外、接木や挿し木、取り木で増やしたんですってね。

・・・世界樹の取り木や挿し木って、時間がかかりますが、実は出来るんですよ?

元の樹よりも力はもちろん落ちますけどね。

それに世界樹同士はリンクする、もうおわかりですか?」

「取り木?・・・リンク?・・・そうカ!!」

「っち、姉様はそんなこと教えなくてもいいんだ!

私だけ知っていればいいことを・・・・ブツブツ。」


エヴァが私と二人しか知らない秘密を他人に知られたせいで不貞腐れる。

しばらくエヴァをなだめ、超たちの方を見ると・・・・超が涙を流している。


「ちょっ!? ち、超どうしたの?」

「? 超・・・さん?」

「え・・・? あ、私泣いていたのカ・・・」

「変なものでも食ったのか?」

「だ、大丈夫ヨ・・・・・・・いや、大丈夫じゃないかも知れないネ。」

「・・・おい、本当に大丈夫か?」

「ゴメン、エヴァンジェリン・・・・私だめかもしれないヨ。」

「・・・超さん?」


ガタッ!


超はいきなり立ち上がり私に抱きつき、声こそ出さないが泣き始める。


「ちょっ!?」

「ああぁぁぁっぁ~~~~!!」

「エ・・・・?」

「・・・・・グス・・・・ありがト・・・・本当にありがと・・・ネ、ソプラノ。」

「え? あ~・・・よしよし、いい子だからね。」


どうしていいか解らずパニックになった私は、

とりあえず子供をあやすように超の頭を撫でる。


「・・・・グス、これで私は・・・私達は・・・いや、この世界の私達は

あの火星の荒野ではなく、緑の世界で生きて行けるんだネ・・・」

「・・・そうだね、超ほど急がずに、

徐々にこちらと交流出来る体制を作る必要はあるし

向こうも植林とか活発にやってもらわないといけないけど、

その時間は十二分にあるよ。

向こうの世界の協力者も居ることだし、最悪強攻策もあるし

それに超の協力があればゆっくりやっても十分な時間はあるよ。」

「・・・うん、うん! わかったヨ!」


しばらく泣いた後、落ち着いた超が私からゆっくりと離れる、

離れる途中で止まり、しばらく私の顔を見つめる。


この間の超との会話で一つ確証が持てた事がある。

原作はどうか知らないが、

今ここにいる超は恐らく魔力が枯渇し、

向こうの住人が火星の荒野に放り出された世界で生きてきたんだろう。

私が与えたヒントで、

私が何をしようとしてるのか理解したから故の反応だと思う。


「ソプラノ・・・」

「ん? なんですか超さん。」

「・・・・フフッ。」 //


超が私の顔を見ながら不意に微笑み、足元に何かを落とす。




「・・・・チュ~・・・・んっ。」

「?・・・・・んぅ~~っ!?」 //




「あ゛あぁぁぁっっぁ~~~!!!」 #

「うわ~~・・・・」 //


超がいきなり私にキスをし、

当たりが光りだし 一枚のカードが足元に落ちる。


「・・・んっ・・・・・フフ、学園祭最終日、あの夜の約束・・・

こんなに早く達成されるとはネ・・・予想外だヨ、我的愛人♪」 //

「え・・・?」 //

「おいっ! 超鈴音っ!!

貴様 私の姉様に何をしてくれるんだっ!! 今すぐ離れろ!!」 #

「え? 我的愛人って・・・・え~っと・・・え、えっ!!」 //


超の突然の行動に怒り出すエヴァ、

そして手持ちの電子辞書で超の放った言葉の意味を調べて

赤面する葉加瀬。

これで認識阻害がかかってなかったら、

私は明日からこの学園内を歩けない事になっていただろう。


「嫌ネ、私はただ 学園祭最終日の夜の約束を果たしているだけだヨ。

ソプラノを愛する努力をしているだけネ。」

「そんなことはどうでもいいから 今すぐ離れろっ!!」


エヴァが超から私をひっペがし抱きかかえる。

超は少し不満そうにするが足元に落ちたカードを拾い複製し

一枚を私の懐に差し込んだ。


「今日は予想外の収穫があったネ♪

この世界に着て今日ほどよかったと思う日は無いヨ。」


超は私との契約カードに軽く口付けをし、

葉加瀬の横に歩いていき、葉加瀬の腕を取り立ち上がらせる。


「さ、ハカセ行こうカ。

やることは沢山あるヨ~。」

「ちょ、超さん 離してください。」

「ほらほら、行くヨ~。

あ、エヴァンジェリンにソプラノ、ごゆっくりどうぞゾ。

きょうの料理は私のおごりにしておくネ♪」


葉加瀬を引きずりながら超は店の方に戻っていった。

残された私とエヴァ・・・・私に残された選択肢は多くない。




「・・・私が甘かったようだ、こき使ってやれば

少しは反省するかと思ったが・・・この様子では

千雨や千草の言うとおり、本当に家に鎖で繋いでおいたほうがよさそうだな、姉様。」

「・・・今回のは私が悪いんでしょうか?・・・エヴァお嬢様。」 lll

「そんなもの関係あるのか?

今の姉様は私の召使いだろう、だったら主の好きなようにするまでだ。」 #

「・・・・・・超・・・恨むよ・・・」 lll






こうして学園祭で強引に超の唇を奪った報復だろうか?


最悪のタイミングで私の唇が超に奪われ、

本日 夕映に続き私の地獄が今始まった。

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  1. 2012/03/21(水) 00:12:09|
  2. 二次創作小説 ネギま
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