たいちの仮設避難所

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  037



麻帆良学園 学園祭 二日目




現在、先の高音さんの試合で破損した舞台修理の為

試合は一時中断している。


私とエヴァは選手席でジュースを飲みながら雑談をして

時間を潰していた。


「次は 高畑先生とネギ先生の教師対決だね。」

「教師対決か・・・・本来だったら親子と言っても違和感がないぞ。」

「高畑先生、年の割に老けてるからね~ 魔法球でも使いすぎたのかな?」

「あのジジィの下で働いてるんだ、精神的な疲労から来てるんじゃないか?」

「あはは、それはあるかもね。」

「まぁ、それはいいとして 次の試合、普通に考えたら高畑の勝ちは硬いだろうな。」

「そうだね、今回の大会のルールはネギ先生よりも、むしろ高畑先生に有利だからね。」

「高畑も魔法の詠唱ができないなんて難儀な体質だからな。

アイツの使う技もそうだが、アイツの本領はむしろ戦術的な思考の強さだろう。

本気を出されたら ぼーやなど何もさせてもらえずに終わるだろうな。」

「そこは高畑先生もネギ先生の成長を楽しみにしているみたいだから、

むしろ全力を出させてもらえると思うよ。」

「ふむ・・・そう考えれば ぼーやにも十分勝ち目はあるだろう。

高畑の性格だ、真正面から受けて立つだろうし。」


エヴァと話をしている間に、舞台の修理も終わったようで

朝倉さんから試合再開の放送がかかる。


「舞台の修理が終わりました。

選手のお二人は舞台へどうぞ!」


ネギ先生はクラスの皆のエールを受け、気合も十分。

高畑先生はいつも通りの飄々とした態度だが、どこか楽しそうでもあった。


「お、出てきたよ、エヴァ。」

「ふん、ぼーやは緊張で手と足が同時に出てるぞ・・・大丈夫なのか?」

「しょうがないよ、相手もそうだしネギ先生に取っては 昔お父さんの出場した大会だしね。

あの歳だし、緊張もするよ。」


二人が、舞台の立ち位置に着き

高畑先生はやる気充分、ネギ先生も高畑先生の様子を確認し

程良く緊張も抜けたようで、やる気満々のようだ。


「ネギ先生も緊張が少しは抜けたみたいだね。

それにしてもネギ先生のあのローブ、何か仕込みはあるのかな?」

「ぼーやの性格から考えたら何も無いだろう?

むしろそこを逆手にとって何か仕込んでいたらぼーやを見直すがな。」


二人の準備が整った様子を見た朝倉さんが 試合開始の合図をかける。


「それではみなさま お待たせしました。

第六試合~・・・・・Fight!!」


試合開始の合図と共に、ネギ先生は身体強化魔法を使い戦闘態勢に入る。

その様子を見た高畑先生は 居合い拳でネギ先生に数発 牽制攻撃をするが、

ネギ先生が瞬動で横に回避、ネギ先生の足元の板が高畑先生の攻撃で破損する。


「ほう、流石に何回か共に訓練をしているせいか、

高畑の技をある程度把握しているようだな。」

「そうだね、うまく高畑先生の動きを読んで回避したね。

瞬動もうまく使いこなしているみたいだし。」


その後も高畑先生が何回か居合い拳を放つが

動きまわるネギ先生を捕えきれずに回避される。


「高畑もぼーやの様子を見ているようだな、

攻撃の出がいつもより遅いな、移動もしないようだ。」

「まだ、お互い様子見だろうね。

・・・お、ネギ先生が仕掛けるみたいだよ。」


ネギ先生が高畑先生の攻撃に目が慣れたのか、

回避しながら無詠唱の魔法の射手を3本 高畑先生の打ち込む。


高畑先生も居合い拳で打ち落とすが、

その間を取られネギ先生が瞬動で高畑先生の懐にうまく潜り込んだ。


「へ~、あの時間で無詠唱 魔法の射手が3本出せるんだ。

学園長もかなりしごいてるようだね。」

「ぼーやの年も年だしな、習得はかなり早いだろう。」

「それにしてもすごいね、あの年というのを考えても

かなり習得が早いんじゃない? 才能かな?」

「本人にヤル気があって年も若い、それに才能もある、

ジジィ達も仕込んでて さぞ楽しんだろうな。」


懐に入ったネギ先生は、小柄な体型を活かして

高畑先生から離れないようにしつつも、高畑先生の身体を利用した動きで翻弄し

一気に攻撃を続ける・・・が そこは高畑先生も防戦一方とはいえ

一撃も貰っていない。


ネギ先生が高畑先生の正面に回った時、高畑先生が狙っていたのか

右ストレートでネギ先生の動きを潰そうとするが

ネギ先生の瞬動で背後に回られる。

背後を取ったチャンスではあったが、距離が少し遠い。


高畑先生もすぐさま反応してネギ先生を近づけないように攻撃するが、

小柄な体系と中国拳法の独特の動きで うまく飛び込んできたネギ先生に接近を許し、

そのまま近接で打ち合うが ネギ先生のフェイントに引っかかり

一瞬隙を作ってしまう。


ネギ先生はその隙を見逃さず、高畑先生の鳩尾を肘打ちで撃ち

高畑先生がひるんだ間に 魔法の射手を3本右手に纏わせ

先程打った高畑先生の鳩尾にダメ押しとばかりに攻撃、

それを読んでいた高畑先生にガードされたが、高畑先生は場外まで吹き飛んでいった。


「ネギ先生やるねー、うまく懐にもぐりこんで 高畑先生に一撃入れたよ。」

「ふむ、だが詰めがまずかったな、肘打ちに魔法の射手を1本でもいいから込められたら

最後のストレートは入ったんだがな、そのせいで間合いが空いてしまった。

高畑も もうぼーやを懐には入らせまい。」

「エヴァは辛口だねー。」

「格上相手で詰めを誤れば、相手を本気にさせてしまい 後は潰されるのみだからな。

まぁ、ぼーやの年にしては十分過ぎる技を持っているがな・・・」

「吸血鬼騒動以来、ずっと訓練してるみたいだからね。

並の魔法使いじゃ もうネギ先生に勝つのは難しいだろうね。」

「単純な力だけならば・・・な。」


場外に吹き飛ばされた高畑先生だが、舞台の周りの水面に立ち

舞台に向かってゆっくりと歩いてきている。

ネギ先生も確認したようで、数秒ほど見合った後

お互いに攻撃を仕掛け、場内外問わずの格闘戦を開始する。


「元気だなー、二人共。」

「姉様・・・・その物言いは私達には危険だぞ・・・」

「エヴァはまだ年の事気にしてるの?

いいじゃない、私達永遠の10代なんだから。」

「べ、別に気にはしてないが・・・・指摘されるとムカツクだけだ・・・」

「そう言うのを気にしてるって言うんじゃ・・・」

「姉様は黙っていろ!」

「はいはい。」


エヴァの女の子らしい悩みを確認していると高畑先生がネギ先生の隙をついて

舞台に蹴り飛ばし、十分な間合いを取ることに成功した。


高畑先生が居合い拳で攻撃を開始し、ネギ先生がなんとか回避しようとするが

先程の攻撃とは違い、高畑先生も本気で打っているので

技の出が確認できずに、何発か直撃を貰っている。


その後も回避しようとするがうまく行かず、何発か貰う覚悟で

高畑先生に瞬動で突っ込むが、あっさり足を引っ掛けられかわされる。


よろけているネギ先生に高畑先生が居合い拳を打ち込むが、

ネギ先生はなんとか瞬動で回避、しかし舞台の角に追い込まれてしまった。


角に追い込んだことでメッタ打ちにするかと思っていたが、

高畑先生が瞬動でネギ先生の背後に回り込み攻撃、

反応が遅れたネギ先生は なんとかガードはしたが反対の角に吹き飛ばされてしまった。


その後高畑先生が、なにやら話をしながらゆっくりと舞台中央に近づいていき

ネギ先生とある程度間合いのとれた場所で止まった。


「む・・・やはりアレを出す気か。」

「・・・ネギ先生、終了のお知らせ。」


高畑先生は片手に気、もう片方に魔力を込め、手を合わせて合成。

本来反発する気と魔力を操作し、自己の能力を跳ね上げる技法、咸卦法


その様子を見たネギ先生は驚愕の表情で固まっているが

高畑先生の一撃目は回避しろ、との忠告により回避行動をとる。

ネギ先生のさっきまでいた場所には、

高畑先生の攻撃で衝撃音と共に大穴が開き、客席がどよめきだした。


「さて、ここからがぼーやの正念場だ。

どこまでやれるものやら・・・」

「まぁ、高畑先生もそれなりに加減はしてくれるでしょうし・・・

でも、骨の数本は覚悟かな~。」


高畑先生が幾つか言葉をかけた後に 攻撃を再開。

ネギ先生は全力での回避行動を取り、高畑先生の攻撃から逃げまわる。


しかし高畑先生も そこは甘く無いようで、通常の居合い拳を混ぜた攻撃で

ネギ先生の行動を制限し 確実に追い込んでいく。

瞬動を駆使して回避はするものの、高畑先生も瞬動でネギ先生の裏に回り

咸卦法での居合い拳を放とうとする・・・が、ネギ先生が無詠唱の風障壁で防御、

防御は成功したものの、その間にさらに背後に回られ

攻撃を食らい、二発目はギリギリで回転して回避したが、

上からの三発目、障壁を発動はしたものの 直撃を食らってダウンを取られてしまった。


「ふむ、ここまでか? ぼーや。」

「一応障壁は間に合ったからダメージ軽減はできてるだろうけど

精神的にはどうかなー。」


朝倉さんが慌ててネギ先生の元へ駆け寄り、その様子を確認、

これ以上は不味いと判断したのか、高畑先生の勝利を宣言しようとする。


会場からも朝倉の判定に疑問が出たり、これ以上は無理だという意見が上がったり、

騒がしくなってきているが、高畑先生がネギ先生に言葉をかけ、

それに続いて神楽坂さんや、クラスの皆の声を受け、なんとか立ち上がった。


「あ~立ち上がっちゃったね~、ネギ先生。」

「だが、何か手はあるのか・・・ん? 何かしかけるようだな。」


立ち上がったネギ先生は無詠唱でなにやら仕込んでいるらしく、

魔法の射手が13本ほどネギ先生の周りで待機状態に入っている。


その後正面から高畑先生に突っ込むが、攻撃は回避され

カウンターを食らいそうになるが、防御しその勢いのまま場外の石灯籠の上に立つ。


「タカミチ! 最後の勝負だ!!」


「・・・いいだろう! 受けてたとう、その勝負!!

次が最後の一撃だ!!」


ネギ先生の宣言に高畑先生も乗り、この試合の最後の一撃をお互いに宣言する。


「あ~・・・高畑の悪い所が出たな。」

「それなら最初からだよ、勝つつもりはないんだもん。

高畑先生はネギ先生がどこまで出来るか知りたいだけだからね。」


ネギ先生は魔法の射手を放つと同時に自身も瞬動で突っ込む。

高畑先生は真正面から咸卦法での居合い拳 豪殺 居合い拳を放ち迎え撃つ。


打ち合いになるかと見ていたが、ネギ先生が高畑先生の攻撃の当たる瞬間に

風障壁を展開し、高畑先生の攻撃を防御し、

魔法の射手を纏ったネギ先生の突撃を 高畑先生は真正面から受けてしまう。


粉塵が巻き起こる中、

高畑先生はなんとか耐え切ったようでネギ先生を探すが見つからない。

いや、私達からは見えているのだが ネギ先生は遅延魔法を用意していたようで

魔法の射手を待機させ高畑先生の背後に立っている。


準備が整ったネギ先生が高畑先生の背に触れ、

高畑先生もそれで気がついたようだが既に遅く

その後のネギ先生の攻撃をまともに受けてしまい今度こそダウンを取られる。


「・・・ふむ、まぁ ここまでやれるなら合格点か。」

「高畑先生も満足したようだしね、

あの遅延魔法の使い方は夕映にも覚えさせたほうがいいかもしれないね。」

「そうだな、綾瀬も勉強になただろう。

明日からの修行に遅延魔法も組み込むとするか。」


夕映の修行はさらにハードな物へとなっていく・・・夕映に明日はあるのか!?


「スライム三人娘に火炎魔法 それに呪いか~、

これで遅延魔法も覚えて・・・夕映も大概 節操のない方向になってきたね。」

「まぁ、アイツは頭で勝負するタイプだからな。

手札は多いに越したことはないだろう。」

「使いこなせればの話じゃない?」

「使いこなせれば、じゃない、使いこなさせるのが私の役目だ。」

「・・・・夕映、頑張ってね・・・・私は応援することしかできないよ・・・」


舞台では、10カウントでのネギ先生勝利が宣言され

会場は一気に湧き上がる。


クラスの皆がネギ先生の勝利を喜び、賞賛し、高畑先生も起き上がったようで

互いの健闘を喜び合う。




舞台では戦闘による修復作用が既に始まっており、

本日何度目かの大会中断、

観客も飲み物を買いに行ったりトイレ休憩を入れるものなど様々だ。


私とエヴァも一度皆と合流し、現状の確認をし合う。




「で、どうだ? 千雨。」

「・・・まずいな、確実にこの大会の話がネットに流れてる、画像付きでな。」

「幾つかの画像の撮影角度を見ると、茶々丸さんのいる方向になるです。

茶々丸さんは今回超さん側ということになりますね・・・。」

「そのへんはエヴァはんも織り込み済みなんやろ?」

「・・・まぁ、な。」

「この件でエヴァや茶々丸をどうこう言ってもしょうがないよ、

始めからそういう契約で茶々丸が家にいるんだし、

エヴァも制作に協力してるんだから。」

「べ、別にエヴァや茶々丸を責めようとか思ったわけじゃねーよ。

勘違いするなよ!」

「「「ツンデレ乙 (や) 。」」」

「どっこもデレてねーだろうっ!!」 #


私は怒り出す千雨をなだめ、話を進める。


「千雨のデレについては家で議論をするとして、 「しなくていいんだよ!」

超の計画が私達にどういう影響をおよぼすか、

それによって 放置か潰すか決めないとね。」

「私は中立を約束している以上手は出さんからな。」

「エヴァが中立ってことは先輩に害が出ることじゃないってことか。」

「少なくとも現状 魔法を公開しようとしているということは害にならないんですか?」

「・・・学園に所属する魔法使いだけだったら・・・あまり良くはないな。

関係者からたどられて、私や先輩に飛び火しかねない。

私はそれだけで 超の計画は潰したいところだ。」

「私ものどかのことがあるので、のどかには静かに暮らしていて欲しいですし。」

「ウチは別に ここの魔法使いが困っても関係あらへんからな~。

むしろ どんどん困って欲しいところや。」

「私はみんなで静かに暮らしたいな~。」


私の希望を聞き、千草が少し考えこむ。


「・・・せやったらエヴァはん。」

「なんだ、千草。」

「エヴァはんの試合、できるだけはよう終わらせてくれへんやろか?

ほんまはお嬢様の帽子取られて負けて欲しいんやけど。」

「なぜだ? 私がどう戦おうがあまり関係ないんじゃないか?」

「ウチのお嬢様が静かに暮らしたい言うてるんやったら

ここで目立つのはあかんやろ?

エヴァはんが好き勝手暴れてもうたら、少なくとも いい方向にはいかへんやろ。」

「ふむ・・・・・まぁ、それくらいなら私の立場には関係ないか。」

「とにかく今は情報がたりまへん、今のウチらにできることは

できるだけ目立たずにこの大会を終え、備えることくらいや。」

「まぁ、超からもエヴァに大会に出て欲しいって言うだけで

魔法を使えとか、暴れろとは言われてないからね。

体のいい所で負けるのがいいだろうね。」

「ちょっと待て姉様、私は負けるなんてまっぴらゴメンだ。」

「エヴァンジェリンさんは黙ってて欲しいです!

ソプラノと私の生活がかかっているんですから。」

「誰と誰がだ、私と先輩の平穏がかかってるんだよ!」

「千雨はん 何言うてるんや、ウチとお嬢様の愛溢れる暮らしや。」

「貴様らは引っ込んでいろ!

姉様には私がいるからいいんだ!」


エヴァの発言に千雨、夕映、千草が反応する。


「そのエヴァはんがしっかり超はんの言うことを断ってくれたら

こないな事にはなってへんのや!」

「そうです、なんで中立なんて中途半端なことをするんですか!」

「お前 今から超の所行って撤回してこいよ。」


エヴァが突っ込んだせいで、逆に集中砲火を浴びてしまう。


「し、しょうがないだろう、私だってこんな大会に出たりするとは思ってなかったんだ。

外から超がやることを眺めて 酒の肴にでもなればと思ってただけなんだし・・・。」

「全く、このお子様吸血鬼は・・・」

「世話のかかる人です。」

「とにかく、時間もあらへんし・・・エヴァはん。」

「・・・・な、なんだよ・・・」

「エヴァはんの試合は魔法なんか使ったり、遊んだりせんと すぐ終わらせてや。」

「わ、わかったよ・・・・・」


エヴァもここでへんに言い返したら不味いと思ったのか

千草の言う事を素直に聞くことにしたようだ。




舞台の修復も終わりそうなので、私と少し落ち込んだ様子のエヴァは

選手席へ戻る・・・・そこには なぜかメイド服 (?) に着替えた

神楽坂さんと桜咲さんに会った。


「・・・・何だ貴様ら? どこかの家政婦にでもなったのか?」

「・・・う、うるさいわね! 放っておいてよ!!」 //

「その・・・超さんがこの服で試合に出ろ、と 言う指示らしくて・・・」 //

「二人共可愛いよ、その格好で私の家でメイドさんやって欲しいくらいです♪」

「い、嫌よ! 毎日こんな格好するの!!」 //

「私も・・・その、この格好はさすがに・・・・」 //


二人共似合っているのに・・・そんなにその格好は嫌なのだろうか?

・・・後で超に言って同じ服を用意してもらおう。


「おい 桜咲刹那、貴様私に当たる前に負けるなどという無様な醜態を晒すようなら

覚悟しておけよ? 大事なモノを失いかねないぞ?」

「・・・・どういう事ですか、エヴァンジェりさん。」


エヴァの発言に刹那さんの表情が一気に変わる。


「貴様の今の立場は相当危ういものだということを自覚しろ。

この上さらに醜態を晒すようなら    もはや次はないぞ?」

「・・・・ですから、それはどういう事かと聞いているんですっ!?

もはやエヴァンジェリンさんといえどもその言葉 聞き流すわけには行きません!」

「ここまで言ってもまだ気がつかんのか・・・貴様には失望したよ、桜咲刹那。」

「エヴァ・・・そこまでにしておいてあげなさい、

桜咲さんは次試合なんだから・・・桜咲さんもごめんなさいね、

エヴァが少しいいすぎたみたいで。」

「・・・・いえ、ソプラノさんに謝っていただかなくても・・・」

「ふん、姉様も罪なことをするな・・・ここで止めるとは。

まぁ いい、次の2回戦で私が直接教えてやろう。」

「・・・エヴァンジェリンさんも慢心されませんように、

今回のルールではどうなるかわかりませんよ?」

「あ、あの・・・私も負けるつもりはないんだけど・・・」 lll

「しかしアスナでは無理アルかなー。」


私達の話を聞いていたのか、古ちゃんや長瀬さん達も来たようだ。


「んー厳しいでござるな、修行も頑張っているようでござるが・・・」



「フフ・・・そうとも限りませんよ。」



古ちゃんや長瀬さんの言葉に反対の意見を述べながら

神楽坂さんの背後から クウネルさんが現れた。


いきなり背後に現れたクウネルさんに神楽坂さんが不思議そうな顔で

振り返ると、いきなりクウネルさんが神楽坂さんの頭を撫で回した。


「ちょちょちょっと! イキナリなにするんですかー!?」

「・・・・」

「フフ・・・改めて間近で見ても信じられませんよ アスナさん。

人形のようだったあなたが、こんなに元気で快活な女の子に成長してしまうとは・・・」


『エヴァ、あの男に触れられないようにね。』

『? わかった。』


「友人にも恵まれているようですし、ガトウ・ガクラ・ヴァンデンヴァーグが

あなたをタカミチ君に託したのは正解だったようですね。

・・・・何も考えずに、自分を無にしてみなさい アスナさん。」

「・・・・あ、あんた 誰・・・?」

「いいですか、ネギ君からの魔力を受け取るとき・・・

何も考えずに力を抜いて自分を無にするのです・・・

そうすればあなたにもタカミチと同じことができますよ。」

「え・・・高畑先生と・・!?」


言いたいことだけ言うとクウネルさんは去っていこうとする。


「ど、どーゆーことですか!?

てゆーか あなた一体・・・!?」


アスナさんが追おうとするが、いきなり消えてしまう。


「消えた!! 何者アルか 今の人!?」

「・・・!? 」


この場に答えを持つ人は私とエヴァのみ、エヴァは特に言うつもりもないようだ。


・・・・・だが、このまま去られても面白く無いので少しからかってやることにする。


「あ~る~び~お~r 「え?「クウネル・サンダースですよ綺麗なお嬢さん。」 lll 」

あら、まだいらしたんですか?」

「それはそうと・・・・お嬢さん、貴女 どこかで私と会ったことがありましたか?」

「ごめんなさい、クウネルという人とは初めてです。

少し似た人なら知っているのですが、その方と間違えたかもしれませんね。」

「そうですか・・・それならばいいんですが。」

「ええ、本当にそっくり。 性格も似ているのかしら?

確か私が知っている方は、人の過去を知りたがる本当に趣味の悪い人でした。」

「そ、そうでしょうかね? いい趣味だと私は思うのですが・・・」 lll

「人には色々とあるでしょう? 貴方にも・・・」

「・・・ふむ、自分の知らない所で知られているこの状況、

あまりいい気持ちではありませんね。

ですが 相手の同意を得ているのならばいい趣味だと思いますがね。」


周りの人達は私達の会話について来られないのか

皆一様に不思議そうな顔で私とクウネルさんを交互に見つめる。


「ここは少し部が悪そうですね、私はお暇することにします・・・が、

アスナさん・・・私が少し力を貸してあげましょう、

もう二度とあなたの目の前で 誰かが死ぬことのないように。」

「え・・・」


最後に神楽坂さんに そう告げて、クウネルさんはまた消えていった。


「そ、ソプラノちゃん!! あの人の事知ってるのっ!?」

「いいえ? 知りませんよ?

あの人に似てる人を知っていたので、間違えたみたいです。」

「だ、だって、さっきあの人とまるで知り合いみたいに・・・」

「神楽坂、貴様 次は試合なのだろう?

ほら、朝倉が呼んでいるぞ?」


舞台の方を見ると朝倉さんが手を振って神楽坂さんと桜咲さんを呼んでいる。

二人が舞台の方を見た間に私とエヴァは選手席の隅へ移動する。


「ソプラノちゃ・・・・っていない!」

「アスナさん、今はとりあえず試合の方に行きましょう。」

「そ、そうね・・・」


神楽坂さんも試合の開始が迫っていてはあきらめざるを得なかったようで

二人で舞台の方へ移動していった。






side 長瀬 楓




「・・・・・古。」 lll

「ん? どうしたアル 楓。」

「今・・・エヴァ殿とソプラノ殿が移動したの、気がついたでござるか?」

「いや、特に気がつかなかったアルよ。」

「そうでござるか・・・」


(エヴァ殿はともかく・・・ソプラノ殿の気配も全く気がつかなかったでござる・・・

ソプラノ殿も もしかしたらエヴァ殿並の使い手なのでござるか・・・?)






こうして第七回戦、神楽坂さん 対 桜咲さんの試合が始まる。

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  1. 2012/03/19(月) 20:42:58|
  2. 二次創作小説 ネギま
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