たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  029



麻帆良学園都市内 エヴァンジェリン邸 放課後




先のヘルマンによる学園都市、女子寮襲撃事件により

警備体制の問題が発覚し、学園都市所属の魔法使い一同が特別訓練を実施。


なお、この訓練は時間の関係から魔法球で行われたが、

一部の魔法使い (女教師など) から抗議の声が上がったが、封殺された。


ネギ先生の関係者一同も、再度 魔法の隠匿や、

魔法の世界の危険性に着いての座学や訓練を追加。

さらに一部の人間 (ネギ先生、朝倉、桜咲) には特別訓練や授業が追加された。




「まぁ、こんな感じで学園長達も 今回の事件は結構重く受け止めてるらしいよ。

・・・・あ、コレ イチゴが美味しい。」

「実際侵入されていいように遊ばれた形だからな、

コレが暗殺だったら見事成功していただろう。

・・・・ん、このロールケーキ スポンジがしっとりしていていいな。」


現在エヴァ家、居間では 私 エヴァ 茶々丸 チャチャゼロ 千草 で、

新しいケーキの試食会を兼ねて、先の事件についての話をしている。


「今日朝倉さんが妙に元気がなかったのはそれが原因ですか。」

「そうみたいだね、夕映が大激怒してた様子の動画を学園長に見せてやったら

その日の内に呼び出されてたからね。」

「あいつにはいい薬だが・・・・どうせ数日で忘れるだろう。

・・・茶々丸、このロールケーキもう一切れだ。」

「はい、マスター。」

「朝倉さんもだけど、他のネギ先生のメンバーも笑ったね、

昨日のエヴァのシゴキで目の下に隈作った夕映が教室に入ってきた瞬間に

皆 綺麗に立ち上がって迎えてたからね。」

「アレは笑ったな。」

「本屋ちゃんなんか一緒の部屋でどうしてるんだろう?」 w

「ずっと正座で居るとか、布団に引きこもってるとか、そのあたりじゃないか?」

「ウチも見てみたかったわ~、夕映はんの怒ってるところ。

あ、このモンブラン少し甘さがたりへんな。」

「今度茶々丸に動画を見せてもらうといいよ、アレは一回は見ておいたほうがいいね。」

「茶々丸はん、お願いできるやろか?」

「わかりました、いつでもおっしゃってください。」


しばらくケーキを食べながら夕映の勇姿の話で花が咲く。


夕日が窓から差しこみ始め、

テーブルに出されたケーキも一通り食べ終わり、話の種もできった辺りで

不意に千草の表情が暗くなる、その様子を見た皆の口が閉じ

千草の次の言葉を待つ。


「・・・すんまへんな、少し旦さんにお話があるんですけど。」

「なに? 千草。 言いづらい話?」

「少し暗い話やし、空気読めへんようで申し訳ないんやけど・・・

ウチの仇討ちの話なんです。」


千草の仇討ちの話、その言葉を聞いてエヴァの表情が少しだけ険しくなる。


「準備が整ったの?」

「はい・・・・旦さんとの仮契約のおかげで、アーティファクト言うんですか?

えらい大層なもんもろうたおかげで すぐにでも実行に移せそうです。」

「・・・アレか。 それで?

いつやるんだ?」

「できたらすぐにでも・・・と言いたいんやけど、

相手が魔法世界におるんが大半なんで向こうに行かなあきまへん。

それで、旦さんには少しお暇をいただきとう思いまして。」

「ふん・・・・貴様が居なくなるのは私としては歓迎したいところだが・・・・

それには及ばん。」

「・・・どういうことやろうか?」

「貴様の仇討ちに関しては私も手伝うことになっている。

主に移動に関してだがな。」

「エヴァには魔法世界で千草の仇が住んでる都市に

転移魔法のマーカーをつけてもらってあるんだ。

実際マーカーを付けたのはエヴァじゃないけどね。

指定の場所に移動するための転移魔法をエヴァに使ってもらうように頼んであるんだよ。」


千草がエヴァを見つめ困惑の表情を見せる。


「せやけどそこまでしてもろうたら・・・それにエヴァはんにまで・・・。」

「私は約束は丁寧に守るようにしてるんだ。

それに千草がいないと私が困るし。

そういうわけで早めに終わらせて千草には私のお世話をしてもらはないとね。」

「旦さん、エヴァはん・・・・」

「そうだな・・・次の週末の二日間で終わらせるか。

呪うのにそれほど時間はかからないんだろう?」

「え・・・・あ、それは大丈夫です。 石を使えば呪い自体はすぐ終わるよって。

せやけど・・・ほんまにええんですか?」

「何を気にしているか知らんが、恩に感じているならば

帰ったらお前にできる最高の京料理でも作れ。」

「は・・・はいっ! 任せてや、最高の料理をご馳走しますえ!」

「それじゃあ、今週末は魔法世界に行くということで。

・・・そうだ、茶々丸はどうする? 連れて行くの?」

「いい機会だから2日掛けてしっかりメンテナンスしてもらうか?

最近簡易の整備しかしてないだろう。」

「ここ最近は簡易整備のみです、マスター。」

「そういう事ならちょうどいい、後で超に連絡しておこう。」

「オレハモチロン ツレテイクンダロウナ?」


今までずっと黙っていたチャチャゼロがいきなりしゃべりだす。


「寝てたんじゃないんだ。」

「キュウニクウキガ カワッタカラナ メガサメタ。」

「まぁ、お前は付いてくればいいか。

千草の護衛でもしていろ。」

「キツネオンナノ ゴエイカ? マァイイカ テメーノノロイヲ ミセテモラウゼ。」

「あんさんに見せるために呪うんちゃうんやで・・・まったく。」

「よし、茶々丸は外出時の着替えの用意をしておけ。」

「はい、マスター。」

「あ、旦さんの分はウチがやりますえ。」

「・・・・・それはいいんだけど、下着を女物だけにはしないでよ。

この間それで凄い恥ずかしかったんだから。」

「千草、姉様の下着は全部女物でいいぞ。」

「かしこまりました♪」

「ち、ちょっとぉ~~!?」 //




思わぬ展開で週末の予定が決まったが、

千草の仇討ちが早く終わるのはいいことだと思うので

今週中で終わらせてるように・・・・・エヴァと千草に頑張ってもらおう・・・・ 


今回私に出来ることは何も無い事に気がついた・・・・  lllorz






麻帆良学園女子中等部 3-A 午後




最近 3-Aを除いたクラスの様子がピリピリしてきている。

何事かと思い千雨に聞いたところ中間試験が近いということで

試験勉強に余念が無いようだ。


「千雨は試験勉強とかしてる?」

「私はそんなにしてないな、最近は特別いい点取ろうと思ってないし。」

「前はあんなに一生懸命だったのに・・・どこで教育を間違えたのかしら?」

「先輩は私の母親か?

まぁ、もう少し成績上げてもいいかと思うんだけど、

最近は専門的な知識ばっかりに偏っちゃて。」

「千雨はそんな感じしますよね。」

「・・・まぁ、いい方に受け取っておくよ。」

「エヴァは・・・・言うまでもないね。」


エヴァの方を見てテストについて聞こうと思ったが・・・・やめた。

幸せそうな顔で寝ている。

エヴァはそのまま健やかに育って欲しい。


「そういえば先輩、今週末どこかに出かけるんだって? 」

「ええ、少し外国の方に用事がありまして。」

「外国・・・? あぁ、 『外国』 ね。 また急な話だな。」

「でも、2日ですぐ帰ってくる予定ですから、月曜は普通に登校しますよ。」

「そうか、まぁ、気をつけて行ってきてよ。」

「はい、何かおみやげを用意しますね。」

「なんか悪いな。 でも期待はさせてもらうよ。」

「フフ わかりました。」


私達の話が少し聞こえたのか、

離れたところで本屋ちゃんや早乙女さんと話している夕映が、

こちらをチラチラと見ている。


『ちゃんと夕映にもおみやげを用意するから安心してて♪』

「ち、違うです!」

「・・・? 夕映?」  「? 何が違うの?」

「あ、・・・すいません、少し考え事をしていたんです。」

「そう?」 「・・・・? スンスン  こ、これは! ラブ臭!?」

「訳の分からないことを言うんじゃないです。」 //




我が3-Aはテスト前でも平和一色だった。






季節の変わり目で天候の変化が激しく、ジメジメとした梅雨が近づく中、

学園では中間試験に向けて生徒が神経を磨り減らし、

教員もテストの作成や事務に追われ同じく精神を疲労させている。


そんな中でも我が3-A、とりわけエヴァ家に出入する面々は

中間テストのことなどお構いなしに、いつも通りの日常を過ごしていた。


そして来る週末。


千草との約束を果たす為、私とエヴァ、チャチャゼロを率い、千草は魔法世界に旅立つ。


「ナー アネヨ、オヤツハイクラマデダ?」

「おやつは1000円までだよ、チャチャゼロ。」

「チーズハ オヤツニハイルノカ?」

「ツマミは今回は入りません。」

「・・・馬鹿やってないでさっさと来い!

ゲートまで転移して、魔法世界に行くだけだろうが。」

「・・・旦さんにチャチャゼロはん、もう少し緊張感を持ってくらはりませんやろか?」


茶々丸はすでにメンテナンスのために超の元へ行き、

私達もこれから魔法世界へ出発しようとしていた・・・・


「せっかく千草のために緊張をほぐそうとチャチャゼロと頑張ってるのに・・・」

「嘘をつけ、姉さま達は素でやってるだろう。」

「・・・はぁ~、ほら、行きますえ。」




颯爽と玄関から出て歩き出す千草。




「・・・・・一人でどうやって行くつもりなの? 千草。」

「・・・・・」 ///

「・・・お前まで姉様達のペースに飲まれてどうするんだ。」


視線を外し、赤面して戻ってきた千草に 私たちは掛ける言葉もなく、

エヴァは転移魔法を使い、私達をゲートに転移、そのまま魔法世界へ転移した。






魔法世界 メガロメセンブリア 郊外某所


「ここが魔法世界ですか~、なんや変わった建物が見えはりますね。」

「千草は昔来たことがあるかもしれないと思ってたんだけどね。」

「そうやね~、小さい頃に来たことはあるかもしれへんけど

覚えている記憶には無いですね。」


ここからだとMMの町がある程度見渡せる。

かなり高い建造物に、所々で飛行船(?)のようなものが飛んでいる。

海沿いの街なので潮風の匂いもする。


「おい、観光はあとでもできるんだ、さっさと用事を済ますぞ。」

「そうだね、ここを合わせて3箇所だっけ?」

「はい、同じ都市に居れば 大体呪いは届きます、リストだと3箇所で済みますえ。

それにこの都市なら中に入らなくても大丈夫そうや。」

「ならばさっさと結界でも敷いてここを終わらせるぞ。」

「エヴァと千草は準備してて、私はここの知り合いに連絡入れておくから。」

「クルトとか言う奴か?」

「そうそう、近くまで来たからね。

それに話を通しておけば、便宜も効くだろうし。」

「まぁ、その辺は姉様に任せるとしよう。 行くぞ千草 チャチャゼロ。」

「はい、行きまひょか。」 「オウヨ。」


エヴァと千草 チャチャゼロが人目の付きにくい場所へ移動し、

私も付いて行きながら念話でクルトに連絡をとる。


『幼女愛玩癖のあるクルト・ゲーテルさ~ん。

聞こえていたら返事してくださ~い。』

『・・・・失礼な捏造はやめて下さい。

念話は盗聴される可能性だってあるんですよ。

それに私は年上が好きなんです。』

『ごめんごめん、クルトはアリk 『何の用でしょうか?』 ・・・怖いよ? なんか・・・』

『簡単に要件だけ済ませるよ、今から例のC・Aの件でMMで行動を開始します。

次に新オスティア、アリアドネーと移動し用事を済ますのでよろしく。』

『とうとう実行ですか。 わかりました貴女なら大丈夫だとは思いますが

MMでなら何かあったときはコチラで処理しておきます。』

『お願いね、あと終わったらクルトの家に顔出すから泊めてね、宿代もバカにならないし。』

『・・・・ちゃんと変装して来てくださいよ。』

『了解、妙齢の美女に変装していくよ。』

『・・・・・・来ないで結構です。』 #

『じゃあまたね~。』

「はぁ・・・・・あの人は・・・全く。」




MM郊外の林に私たちは移動し、結界を敷いて

千草は呪いの準備を始める。


「チャチャゼロー、チーズ少し分けてくれない?」

「オレノチーズハ タカクツクゼ? ポテチ ヒトツカミダ。」

「ん、商談成立ということで。」

「・・・姉様、だらけ過ぎじゃないか?」

「しょうがないよ、私何も手伝えないんだもん。 ・・・特に魔法関係は。」

「・・・・・拗ねるなよ、姉様。」


そうしている間にも千草は着々と準備を進めていく。

陣を書き、符を並べ、縄を組み、人形を配置する。


私達はしばらくその様子を眺めていた・・・・


「ん、コレで準備は整いました。」

「少し人形が多いね。」

「そうなんです、この街にほとんどの相手が住んでるんで

どうしても多なってしまうんです。」

「そっか。

あ、呪いの内容は・・・聞かない方がいいか。」

「そうですね、聞かれると効力が落ちてまうんで。

旦さんには聞いてもろうてもええんやけど、今回は堪忍してください。」

「いいよ、今回は千草の好きなようにしていいよ。」



「せやけど・・・ほんまにええんですか?」


千草が思いつめたような顔で私を見つめる。


「ん? 何が?」

「仇討ちとは言え、これをやってしもうたらウチは人として最低の外道になってしまうやろ。

そんな女を旦さんの手元に置いておいてええんですか?」

「そんなことは気にしなくてもいいよ。

私はそれも踏まえて千草の願いを叶える助けをし、ここまでの準備を重ねた。

すでに同罪だよ? それにこの方法で千草の願いは叶うんでしょう?」

「・・・・確かにこの方法なら確実に両親の仇討ちになるやろ・・・

せやけど・・・ウチは・・・汚れたウチを旦さんに捧げとうない。」

「じゃあ・・・止める?」

「無理や・・・・・コレをやめたらウチはウチでのうなってしまう。」

「ならいいよ、私は千草が自身を汚れたと思っていても気にしない。

その想いごと千草を貰う。」

「・・・・・・・せやけど・・・」


悩む千草、私にはどうしてあげることもできない。

これは千草が自分で決めなければいけない問題だから。


「おい、天ケ崎 千草。   私を見ろ。」

「・・・・エヴァはん・・・。」


千草が戸惑った表情でエヴァを見る。


「貴様に私はどう見える?」

「・・・エヴァはんは、いつも気丈で誇り高くて・・・幼く見えるけど綺麗で。」

「一つ余計な単語が入ったが まぁいい。

私も家族の仇をこの手で討って手を汚した身だ。

その私が貴様にとって気丈で誇り高くて綺麗に見えているならそれでいいんじゃないか?

少なくとも私や姉様、そこの駄人形も、家族の敵を討つ貴様が汚れたとは思ってないぞ。」


都合のいい部分だけ省いたエヴァの台詞だが、

私達にとってはそれが全てだ。


「いいじゃない、仇討ち。

そうしなければ先に進めない、生きていけないほど両親が好きだったんでしょう?

両親の仇がたとえ戦争の結果でも 恨まずにはいられなかったんでしょう?

私が同じ立場でエヴァを失ったとしてもきっと同じことをするよ?

いいえ、私の場合はもっと酷いでしょうね、・・・相手の国ごと滅ぼしてやる。

千草なんて私に比べたら可愛いもんじゃない、相手の部隊だけでいいなんて。」

「・・・・・旦さん。」

「私は、そんな千草が とても愛おしく思うよ。」

「貴様は正義ではない、悪だ。 だが、それを納得しているならばいい。

私達は貴様を受け入れよう。

いつか悪として討たれるその日まで 共に歩んでやろう。 私と姉様がな。」

「ヤリテーヨウニ ヤリャァイインダヨ フクシュウナンテヤッタモンガチダ。」

「エヴァはん・・・旦さん・・・・チャチャゼロはん・・・。」


千草の目から涙が一粒零れ落ちる。


「ほんま・・・おおきに・・・・ウチみたいな女に・・・そないに心を砕いてもろうて。」


千草がその場に座り込み、私達に向かって手を付き頭を下げる。


「ほら、千草。 そんなに畏まらなくていいから立って。

これからまだ大仕事があるんだから。」

「さ、さっさと立て、馬鹿者が。

貴様も私達に思う所があるんだったら自分を卑下するような真似は今後は慎め!

馬鹿者が・・・」 //


馬鹿者というのは大事なことだったようだ、エヴァなりの励ましなんだろう。


「せやね、ウチにはまだやらなあかんことがあるんやった。」

「ふん、だが中途半端な気持ちでやるなよ。

貴様のその石は貴様の怨みや思いが強ければ強いほど

効果を発揮するんだ、呪うんだったら徹底的に呪え。」

「ケイキイイノヲ タノムゼ。」

「分かってます、ウチの今までの恨み、今ここで晴らします!」


千草が陣の中心に立ち石を両手で持ち、集中する。


「お札さん、お札さん、ウチのこれまでの恨み・・・憎い相手に届けておくれやす。」


千草の言ノ葉と共に陣に置かれた呪符が浮かび上がり、

人形に向かって相対し、やがて同時に燃え上がり、消え去った。


「・・・・ふぅ、何も帰ってこんな・・・・成功や。」

「まぁ、私達が手伝ってやってるんだ、

これで失敗などという無様な真似をされたらかなわんからな。」

「・・・手伝いって言っても、ココに連れてきただけだけどね。」

「ぐっ・・・・・姉様はつれてくることも出来んではないか!」

「あ~っ!! エヴァ、それを言うんだ! 私はちゃんとターゲットを調べたり

移動用のマーカーを用意したり色々してますっ!!」

「それだって基本的に依頼してやらせてるだけじゃないか!

私は自分の魔法で千草をここまで連れてきてやってるんだ!」

「私が指示をして人を動かしてるんだから 私がやってることじゃない!」

「姉様一人では何も手伝えんではないか!

少なくとも魔法に関しては姉様は役立たずだっ!!」

「オイ ゴシュジン ソノセリフハマズイ!」



「・・・酷いっ! エヴァは私のことそんな風に思ってたんだっ!!」

「(泣いたっ!?)・・・・・・い、いや・・・・・

その・・・何だ、私も少し言いすぎた・・・かな?」

「うわぁぁ~~っん! 千草ぁ! エヴァったら酷いんだよ!!

私が魔法ほとんど使えないこと知ってるくせに、酷い事言うんだよぉ!」


私は千草の胸に飛び込み泣き出し、

千草は子供をあやすように私を抱いて頭を撫でる。


「ほらほら、旦さん、泣き止んでんか?

可愛いお顔が台無しや、ウチにいつものかわいい笑顔を見せてんか?」

「うぅ~~・・・・・だって・・・エヴァが・・・エェヴァァがぁ・・・グス・・・・・

・・・・・・・・ニヤ」


「あ゛あぁぁ~~~っ!! 千草! だまされるな!!

姉様は嘘泣きしてるだけだ! 今たしかに笑ったぞっ!!

千草の胸に顔を埋めてセクハラしているだけだ!!」 #


私の身を切る巧妙なセクハラがエヴァにバレてしまったようだ。


「かましまへんで? ウチのこの身はすべて旦さんのもんや。

胸に顔を埋めるくらい何時でもさせたげますからな。」

「・・・・えへへ~。」 ///

「っく・・・・・・・この、バカ姉がぁぁ~!!」 #


ゴスッ!




エヴァにおもいっきり殴られ、千草から引き離された後 ボコボコにされた。





その後、エヴァにやられた私の傷も治り。

その間に片付けも済んでいたようで、私達4人はその日の内に

残りの2箇所での呪いも無事に終え、メガロメセンブリアの

クルトの家へ宿泊のために移動した。




クルト・ゲーテル邸




クルトの家の門で警備の人に私達が訪ねてきたことを連絡してもらい 少し待つと

中からメイドさんがやってきて、私達を家の中へ案内してくれた。


玄関に入り、私達は客間へと案内される。


「いらっしゃいませ、ソプラノさん、それとエヴァンジェリンさんと天ケ崎さん

チャチャゼロさんでよろしかったですかね?」

「今日はお世話になるね~。」

「ふむ、なかなか良い品を使っているな。」

「お世話になります。」

「オマエツヨソウダナ アトデヒトショウブ ヤラネーカ?」

「ハハ、勝負は遠慮しておきますよ。

それにしても今日来てくれてよかった、

私 もう少ししたらオスティアの方へ仕事で行く所でしたよ。」

「へーいいタイミングだったみたいだね。」

「そうですね、大したおもてなしは出来ませんが

腕のいい使用人がいますので、料理はちょっとしたものですよ。」

「ほう、楽しみにさせていただこう。」

「ウチも楽しみにさせてもらいます。」

「サケモイイノヲ タノムゼ。」

「ええ、少しコチラで待っててくださいね。

下ごしらえはすでに済んでいますので。」


その後、私達はクルトの家で食事をご馳走になり、

クルトの昔の話や、今の魔法世界の話、メガロメセンブリアの名物の話などで盛り上がった。


食事と歓談の後、お風呂に案内され順番に入り。


その後、それぞれ2人づつ、エヴァとチャチャゼロ、

私と千草に分かれて寝室に案内され、それぞれの夜を過ごすことにした。




「千草、お疲れ様。」

「いいえ、疲れてなんかいまへんで、ようやく親の敵を討てたんです。

これで、ウチの望みは叶えてもらいました。

あとはウチが旦さんの望みを叶えるだけです。」

「それは これからゆっくりと叶えてもらうことにするよ。」

「・・・・・何なら、このままウチで楽しんでくれても・・・ええんですえ?」 //


千草は私の手を取り胸に埋めながら囁く。


「それは素敵なお誘いだけど今日はやめておくよ・・・人の家だしね。」

「せやったね・・・ほんなら家に帰ってから ゆっくりと楽しんでおくれやす。」


今私達は、クルトが気を効かせたのか、大きいダブルベッドが一つの部屋に

案内されたので、お言葉に甘えベッドに向い合って寝ている。




「・・・・・・なんや・・・こうして終わってみると・・・何も湧いてこんもんやな・・・」

「・・・・・そんなもんなのかな? ・・・・昔、エヴァもそうだったよ・・・

終わった後は、しばらくぼーっとしてることが多かったな。」

「エヴァはんも・・・そうなんや・・・・。」


メガネを外し、髪をおろした千草はいつもとは雰囲気が違って見え

今の心境のせいなのか、哀愁が漂い 妙な色気を感じる。


「なんか・・・・何もなくなってしもうたような、

旦さんに京都でウチの計画全部潰されてしもうた

・・・あの時と同じような気持ちに近い気がします。」

「・・・今まで張り詰めていたものが、なくなったからか・・・なんだろうね?」


しばらく二人で手を握り合い、そのまま静かな時が流れる。


答えのでない千草さんの喪失感、私は何かしてあげることはできるだろうか?

ふと そんなことを考えていた。


「なぁ、旦さ・・・ソプラノはん・・・・後生やから・・・

ウチに口付けだけ・・・してくれへんかな?」

「・・・・千草。」

「こないな時に・・・こうして触れ合ってると、何でかしらへんけど・・・

人肌が恋しくなる・・・せやけどソプラノはんには、そないな気持ちで抱かれとうないんや。

寂しさや、喪失感を埋めるのに抱かれとうない・・・・・ほんまに 心からウチを捧げたい、

せやけど・・・・今このままでおったら・・・ウチ、寂しくて・・なんや・・・悲しくて・・・・・」

「・・・・千草・・・・大丈夫、私は此処にいるよ。」


握った千草の手を、さらに強く握る。


「せやから・・・後生やから・・・・・・ソプラノはんのお情けを、くれまへんやろうか?」

「・・・・千草。」

「ソプラノはん・・・。」


私の名を呼ぶと千草は目を瞑り、顎を上げる。


「・・・・・ん・・・・・ちゅ・・・・・・・・・・」

「・・・・ん・・・・・んっ・・・・・・ちゅ・・・」


しばらく触れるだけのキスをし、しばらくお互いの唇の感触を味わうと

次は啄むようにお互いの口や頬に何回もキスをする。


「ん・・・・ちゅ・・・・・・ちゅ・・・・んっ・・・・・」

「・・・・ぅ・・・・ちゅ・・・ぁ・・・・・・・・・んぅ・・」


その夜は しばらく時間をかけ、お互いを確認するようにキスをして過ごし

最後に深いキスをして抱き合って眠りについた。






私が目が覚めた時、すでに千草は起きていたようで、

目が合った時に頬を染めていた。


妙に私の顔、主に口の周りが濡れていたが寝ている間に何かがあったようだ。


その後 お互い着替え、身だしなみも確認し、

部屋から出たところ、目を腫らしたエヴァが扉の前で立っていた。


「ゆうべはおたのしみでしたね。」


私の朝は妹の暴力で始まった。


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  1. 2012/03/18(日) 18:52:06|
  2. 二次創作小説 ネギま
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