たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  026



麻帆良学園 女子中等部 3-A




今日も最後の授業が終わり、HRも特に連絡事項はなく終わる。

「エヴァ帰りましょうか?」

「そうだな姉様。」

「あ、先輩、私は後で行くよ。」

「夕映はどうする?」

「私は部活の後に行くです。」


それぞれが放課後の過ごし方を決め、席を立とうとした時・・・


「ごめんやす~。ソプラノお嬢様はいらっしゃるやろか?」


千草さんが私の迎えにやって来たので、軽く手を振って居場所を教える。


「あ、お嬢様お迎えに参りましたえ。」


学園都市内では着物も着崩さず、上品な振る舞いの千草さんはそれなりに目立つ、

ましてや中等部にやってきて、お嬢様お迎えに参りました だ、

これで目立つなという方が無理だ。


そして・・・・


「「「「「「「「「えぇ~~~っ!!」」」」」」」」」


当然こうなる・・・


「え、ちょっとどういう事ソプラノさん! この人誰?」

「あ、この人最近噂の着物美人~!」

「この人が噂の?」 「京都弁を操る謎の和服美人、その正体は?」

「ソプラノちゃんがお嬢様って? エヴァちゃんは?」


千草・・・どんな噂になってるの・・・・?


その後しばらく質問攻めに会うが、朝倉さんが学園長に口止めされてるので

いつもは代表して質問をする朝倉さんが、今日はそそくさと教室から逃げ出した。


今になって朝倉さんのありがたさがわかる・・・・あの人はあの人で必要な人だったんだ。




下校時


「あはは・・・今日は大変やったな~。」

「大変なんてもんじゃないよ・・・」

「千草さんも もう少し目立たないように入ってきてくれればいいのに・・・ 」

「ごめんやす、初めてお嬢様をお迎えに行くよって興奮してもうてな。」

「次からは気をつけろよ 千草、もうあんなのはゴメンだからな。」

「マスター、私ももう少し派手にお仕えしたほうがよろしいでしょうか?」

「お ま え は なんで今の会話でそういう判断になるんだ!!」

「いえ、少しマスターがうれしそうだったと感じたもので。」

「お前のAIはどうなってるんだ・・・」


そんなこんなで皆で会話してるとあっという間に家に着く。




「それじゃあ着替えてくるから千草はお茶の用意しててもらえるかな?」

「着替のお手伝いはいりまへんやろか?」

「さ、さすがにそこまではいいよ。」

「せやけど~。」

「あの、・・・流石に着替まで手伝ってもらうと悪いから・・・ね?」

「もう、旦さんはいけずやな、ウチがやりたいのに。」

「馬鹿やってないでさっさと着替えてこい!」

「じゃあまたね。」


私は千草につかまらない内に部屋に逃げ込む。


「そういえばエヴァはん、いつになったら旦さんとの仮契約 許してくれはりますの?」

「お前・・・・それ朝も聞いたぞ・・・」

「そら、許してくれはるまでいくらでも聞きますえ。」

「・・・何がお前をそこまで駆り立てるんだ?」

「女いうもんは お預けくろうてると余計に欲しなるもんですやろ?」

「そう言ってOKを出したら今すぐにでも仮契約しにいくんだろうが。」

「そらそうや。」

「・・・・だからキス以外の方法ならいいと言ってるだろう。」

「ウチは接吻がええんです。 千雨はんには許したんやろ?

何でウチはアカンのです?」

「別に千雨も許したわけじゃない、アレは勝手に暴走したんだ。」

「ならウチも勝手に暴走したらええんやな♪」

「・・・・いいわけないだろう・・・・はぁ。」

「ため息つきたいのはこっちや、ほんまに・・・はぁ~。」


二人は一旦別れ、それぞれ用事を済ます。



「今日は玄米茶を入れてみましたえ。」

「ふむ、これもなかなか・・・」

「おちつく~。」

「・・・コレは何か特殊な入れ方をしてるんですか?」

「丁寧に飲む人の事を考えて入れるんや。」

「なるほど・・・勉強になります。」

「・・・・おい、今の説明で何がわかったんだ?」

「エヴァにゃんにはわからないのか・・・・」

「マスター・・・」

「え? 私がいけないのか?」




千草の入れてくれたお茶を飲みながら、学校の話や

昔話などで盛り上がっていると、千雨がやってきた。


「お邪魔しま~す。」

「千雨、いらっしゃ~い。」

「千雨さん、いらっしゃいませ。」

「いらっしゃい、今千雨はんのお茶も入れますよってちょっと待ってな。」

「さんきゅー。 チャチャゼロはまた寝てんのか。」

「アイツは放っておけばいいんだ、酒を呑むか寝てるかなんだから。」

「この学園にいる間はしょうがないよ、戦闘なんてそんなに無いんだから。」

「今度もう少し家事や他のこともできるようにさせるべきか・・・」


エヴァがチャチャゼロの改造計画を立案しだす。


千雨も来たことでまた話が違う方向に盛り上がり、時間がたつのを忘れる。


「千雨はんは、和服の衣装は作らへんのやろか?」

「そっちはエヴァの方が好きだからな、エヴァが作ってるよ。」

「何だ千草、和服が欲しいのか?

話次第では考えてやらんこともないぞ。」

「エヴァはんが作りはるんですか?

想像もつきまへんな~。」

「失礼なことを言うな、茶々丸の着物も私が作っているんだぞ。」


千草が茶々丸が先日着ていた着物を思い出している。


「あれを? ほんまですか?」

「本当だよ、エヴァは裁縫とかそう言うのが得意だから。」

「へ~意外やな~、家事関係は全滅やと思うてましたわ。」

「・・・・お前、私を何だと思っているんだ?」

「金髪チンチクリンのお嬢様?」

「幼女吸血鬼?」

「永遠の合法ロリ?」

「私のマスターです。」

「よし、分かった。 茶々丸以外全員表に出ろ!」


怒ったエヴァが立ち上がり庭に出ていこうとする。


「まぁまぁ、エヴァはん、落ち着いておくれやす。

エヴァはんが裁縫が得意ならお願いがあるんやけど。」

「・・・っち、後できっちり話をつけるからな!

それで何の頼みだ?」

「こないだな、着物を見てきた時にええ生地があってな、

それで浴衣でも作って貰おう思うてたんやけど、

このへんにはええ仕立屋がどこにあるかわからしまへんので困ってたんや。」

「ふむ・・・浴衣か。 もうそろそろそんな季節だな。」

「作れますやろか?」

「問題ない、後で採寸させろ。 作ってやろう。」

「ほんまですか? ありがとうございます♪」

「残った生地は私が貰うからな。」

「それは好きにしてくれやす。」

「いいな~、エヴァ、私にも作ってくれよ。」


衣装の話に千雨が食いつく。


「いいけど生地はあるのか?」

「そこが問題だよな~、和服の生地って結構高いからな・・・」

「よし、それじゃあココはお姉ちゃんが皆の分、反物を買ってあげよう。」

「マジか! さすが先輩。」

「ええんですか?」

「いいよ、今度皆で買いに行こうよ。

茶々丸とチャチャゼロ、後夕映の分も。」

「私もいいんですか?」

「いいよ~茶々姉妹はお揃いでいこう。」

「・・・・作るのは私なんだが・・・・」

「エヴァもたまには従者に褒美をあげないと、信賞必罰の精神で。」

「っち・・・・しょうが無い。 姉様私には3着分は反物を寄越せよ。」




夏に向けて浴衣の話題で盛り上がり、日も落ち始めた頃、夕映が来た。


「お邪魔するです~。」

「いらっしゃいませ、綾瀬さん。」

「夕映、いらっしゃい。」

「こんにちわ、夕映はん。」

「綾瀬も来たのか。」

「こんにちわです。」

「おい、千雨。 地下で寝てる駄人形を起こしてこい、別荘に行くぞ。」

「ん、夕映も今日から魔法の訓練か?」

「はい、そうです! のどかはネギ先生に頼んで、魔法先生から教えてもらうそうです。」

「結局あのぼーやも折れたのか、まぁ、宮崎が相手では分が悪いか。

仮契約もしてるようだし。」

「私ものどかに誘われたんですが、エヴァンジェリンさんに教えてもらえると話したら

ネギ先生が怯えだして・・・。」

「ネギ先生も あの時のことが忘れられないんだね・・・・」

「あれを忘れるのは無理だろう・・・私もたまに思い出すし。」

「エヴァはんがなんかしはったんですか?」

「前にね~、エヴァがネギ君を凍りづけにしたことがあるんだよ。」

「・・・・それは少しひど過ぎやおまへんか?」

「アレはジジィの依頼でやったことだ! 私の趣味じゃない。」

「よく言うぜ、私もやられたからな、千草さんも気をつけろよ?」


千雨が千草を怯えさせてから倉庫へチャチャゼロを起こしに行く。


「ウチそういう趣味はあらしまへんから・・・エヴァはん堪忍してや。」

「人間を凍りづけにする趣味など無い!!」


千雨がチャチャゼロを連れてきたので、皆で魔法球の中へと移動する。




「こ、コレは・・・・高いです・・・」

「綾瀬・・・漏らすなよ・・・・・・」

「それは言わないでほしいですっ!!」 //


鬼のような剣幕でエヴァに詰め寄る夕映。


「わ、悪い、もう言わないから・・・な?」 lll


しばらくは夕映の前での発言には気を使ったほうがよさそうだと、

アイコンタクトで会話した結果、全員一致のようだ。




城内の庭に集まり、エヴァが修行の説明を始める。


「それでは千草は、引き続き呪術書を読んで使えそうな術のピックアップ作業だ。

千雨は今日は綾瀬について教えてやれ。

教えるのも復習になるだろう。

姉様は千雨のサポートをしてやってくれ、魔法の感覚を掴むのには姉様が

手伝ったほうが早いからな。」

「お願いするです、ソプラノ、千雨さん。」

「ああ、綾瀬も頑張れよ。」

「旦さん、ウチがんばりますえ。」

「千草も頑張ってね。目的達成のためにも。」

「ええ、わかってます。」


復讐のことを思い出したのか、千草の表情が怪しいものに変わる。


「千草さんの目的ですか?」

「それは夕映は知らなくてもいいよ、千草の目的は千草だけのものだからね。」

「・・・? はいです。」


夕映は釈然としないようだが、この件に関しては知らない方がいいだろう。

まだ夕映は魔法の世界に踏み込んだばかりなんだから。


「綾瀬の得意系統は風と火みたいだな。

私みたいに一極集中でもいいけど、まずは両方満遍なくやるか。

だが、それ以前に最初はコレだ。」


千雨がおなじみの初心者練習用の魔法杖を取り出す。


「これは何ですか?」

「コレは初心者練習用の杖だよ。

これを使って最初に魔力を使うことに慣れるために覚える魔法を練習するんだ。

こんな感じでな。」


そう言うと千雨は実際に夕映の目の前で、初心者用の火を起こす魔法を唱える。

あっさり火がつくが、私がそれを使えるようになるまでどれだけ苦労したか・・・・・・


「わっ! 凄いです!」

「まずはこれができるようにならないとな。」

「が、ガンバルです!」

「呪文の詠唱は覚えるとして、魔力を認識することだが・・・先輩お願い。」

「やっと私の出番だね!!」

「ソプラノ、お願いするです。」

「うむうむ、じゃあ夕映は楽な姿勢で立って、足は肩幅で重心は傾けないでね。」


私の指示通りに姿勢を整える夕映。


「じゃあ目をつぶって、私がこれから夕映の背中に魔力を押し付けるからその感覚を覚えて。」

「はいです。」


夕映の背後に回り 手に魔力を収束して夕映の背中を撫でるように

収束した魔力を押し付ける。


「んっ!・・・・・・ぅ・・・・・ぁ・・・・・・なんか、くすぐったい・・ですっ。」

「今は先輩が高濃度の魔力で綾瀬の背中を撫でてるからな。

その感覚が薄まったような感じでイメージしてみてくれ。」

「わか・・・・んぁ・・・ったですぅ。」


しばらく夕映の背中を魔力で撫で回すが、度々喘ぎ声に近い声を出す夕映、

私が悪いわけではないが、千雨の視線が痛い、私は悪くないのに・・・


でも、少しだけ、狙ってやってますが!


徐々に魔力の濃度を薄めていき、通常の魔力でも夕映が反応するところまで

時間をかけて根気よくやる。


この作業は正直疲れる、エヴァか私くらいしか今ここにいる人ではできないだろう。


「どうだ、綾瀬? そろそろ自分の体全体にその感覚がまとわりついているのがわかるか?」

「・・・・んっ・・・はい、何か身体の中からと外から・・・ぁ・・・感じるです。」

「よし、杖を渡すからその感覚を杖に集めるようにイメージするんだ。」

「はいです。」


夕映は杖を握り、魔力を集めていく。

なかなかいい感じだ、普通ならこの感覚を掴むのに時間を取るが

私やエヴァのような強力な魔力を持つ人に感覚を引き出してもらえば

才能次第ですぐに感覚がつかめる。


夕映は魔力量は少ないが、魔力制御の才能があるようだ。

千雨と同じタイプだ。


「よし、綾瀬、その感覚を意識して呪文を唱えてみろ。

呪文は   プラクテ ビギ・ナル 火よ灯れ   だ。」

「はいです・・・・・プラクテ ビギ・ナル・・・・火よ灯れ!」


ボッ


「・・・・え?・・・・・マジ?」

「・・・ついた・・・火が点いたですよ!!」

「お~やるな綾瀬~、私は数日かかったのにもうできたのか。」


(何が数日だ!! 私は年単位だよ!!

・・・もうやだ・・この娘達・・・) orz


「ソプラノ! 私にも魔法ができたですよ!!」


っく、笑顔が眩しい・・・この笑顔を前に下手なことは言えない・・・


「そう、よかったね、夕映。 この調子なら結構早く思い通りに魔法が使えるようになるね。」

「はいです!!」


喜びはしゃぐ夕映・・・・私は頑張ったよ・・・・すごく頑張って笑顔で夕映をはげましたよ・・・


エヴァが私の横に来てそっと肩を撫でてくれる。


「姉様は頑張ったよ・・・飲もう、今日はおもいっきり飲もう。

私が最後まで付き合うから・・・な?」


私の目から涙がこぼれ落ちる・・・・いい妹を持った私は幸せだ・・・・





「なぁ、チャチャゼロはん、旦さんどないしはったん?」

「アァ、 アレハナ・・・ アネヲ ソットシテオイテ ヤッテクレ

アイツハ スゴク・・・ガンバッタンダ。」

「???・・・はぁ・・・」


日頃のチャチャゼロからは考えられない様子に

どう対応していいかわからず、困惑する千草。


私とエヴァ、チャチャゼロでその夜はおもいっきり飲んだ。






翌朝


皆で朝食を食べながら、夕映の今後の育成方針を話す。


「とりあえずはどんな状況でも落ち着いて魔法を使えるようになってもらって、

そこから先どうするかだよね?」

「綾瀬は体格も小さいからな、前衛は無理だろう。」

「じゃあ、千雨タイプ?」

「そこまで極端じゃなくて、普通に後衛魔法使いでいいんじゃないか?」

「いや機動力は必要だろう、通常の3倍くらいは。」

「お前は何の通常を基準にしているんだ?」

「あ、あの・・・・」

「通常の私?」

「無茶を言うな、お前の通常は異常だと認識しろ。」

「とりあえず魔力制御に重点をおいて、瞬動は早めに覚えようよ。」

「あの・・・・」

「夕映はんにも呪術を教えてもええやろうか?」

「それは・・・・まて・・・それも面白そうだな、東西のハイブリット仕様か!」

「あのっ! 話を聞いて欲しいです!!」


なんども声をかけても無視される、

夕映にはまだエヴァ家のテンションはきついようで

業を煮やして声を張り上げた。


「何だ、綾瀬夕映、私の指導方針に文句があるのか?」

「ち、違うですよ、ただ、私は守るの魔法を覚えたいんです。」

「はぁ、守る? 私の弟子のくせに?」

「ちょっと待ってエヴァにゃん、千雨が前でかき回して

夕映は後衛で防御固めて固定砲台って言うのもいいんじゃない?」

「だがなぁ、こいつの魔力じゃ威力はたかがしてれるぞ? 」

「そこで、ウチの出番や! 呪いなら威力は関係ないんやないやろうか?

腹下しの呪いとか戦闘中に掛けられたらかなり辛いで?」

「そっちの方向での後衛か・・・今までにはないタイプで面白いかもな。」

「せやで、お札を使えばそれなりに威力も出せるやろし、ええと思うで。」

「よし、方向性は決まったな。

防御固めて、呪いと魔法で固定砲台だ。」

「ええぇぇっ!!」


夕映の意見は微妙に通った形になったが

本人が満足しているかどうかは定かではない。


とにかく夕映の育成方針が決まりつつあった。


「ち、ちがうです・・・・私が思っていたのとは違うんですよぅ・・・ソプラノぉ、助けてです・・・」


夕映がエヴァ家のテンションに付いていけるようになるのはまだまだ、先のようだ。






この日から、あたらに夕映が毎日エヴァの家に通うようになり、

本屋ちゃん>夕映>私達 へとネギ先生グループの修行の様子などの情報が

来るようにもなった。


ネギ先生たちの修行方法は、魔法学校の基本に沿っていて

学園の魔法球を使ったり図書館島の魔法書などで勉強したり、

着実に進んでいるようだ。


ネギ先生個人は古ちゃんに武術を習ったり、刹那さんと神楽坂さんを交え

実戦形式の訓練を繰り返しているという。

たまに高畑先生も参加しているようだ。


夕映の方は順調に成果を上げており、週末は泊り込みで魔法球にこもっているおかげで

初級魔法なら問題なく発動できるようになり、基本的な体術や、無詠唱魔法の

訓練に入るようになった。


こんなにすぐに魔法が使えるようになるなんて・・・

妬ましい、ああ妬ましい、ねたましい。




千草の研究は順調そのもの、敵討ちも呪う方向で行くらしく

近いうちに実行できそうだとのことだ。


最近千草からは良く仮契約をせがまれる。

私としてはすることは全然OKなのだが、エヴァが怒り出すので、

なんとか説得する方法を考えないと・・・




千雨はSLBを確実に当てる方法を エヴァと研究している。

魔法の射手 (改) をさらに改造して電気での麻痺硬直時間をさらに延長、

数秒から、10秒くらいまで延長に成功し、新たに麻痺の射手と改名、

今後は雷の投擲のような、刺さって しばらく維持されるような持続性能を

持たせられるよう改良するとのことだ。


これが完成したら障壁を抜けて相手を硬直、麻痺させ、SLBの詠唱時間を稼ぎ

打ち込むことができるようになる。


千雨にも闇魔法を覚えさせようか? という案も出たが、相性はそれほど悪くないものの

器が小さく、取り込めても中級魔法がせいぜいで その割にリスクも大きいという理由で

現状は麻痺の射手の改造を優先することにした。






今日の別荘での修行も終わり、皆でエヴァの家へ帰り、

軽いパーティーのような食事会を開いて皆で騒ぐ。



「まったく、私の弟子はどうしてこうも・・・・」

「何が不満なんだよ? 綾瀬だって覚えはかなりいいほうだと思うぞ。」

「貴様らの覚えがいいのは私も分かってる、おぼえはいいんだが火力がな・・・」

「しょうがないだろう、コレばっかりは。」


エヴァは千雨や夕映の火力に不満があるようで、酒を飲みながらグチをこぼす。


「私の弟子ならそれらしく大規模な殲滅魔法を撃ったり、火力で押すような・・・」

「お前と一緒にするなよ・・・エヴァみたいなのはレアケースで

普通は大魔法なんか一人で撃たないんだろう?」

「だがなぁ・・・・」


理解はしているが納得がいかないようで、ブツブツと文句を繰り返す、エヴァ。


「まぁまぁ、千雨も夕映も人間だから真祖のエヴァと比べたらだめだよ。

二人共人間の範疇で言えばかなり優秀な方なんだから。」

「せやでエヴァはん、お二人ともウチの知る限りじゃ一番才能があるんやから、

贅沢言うたらあきまへんえ。」

「・・・はぁ、しょうが無い。 だが諦めたわけではないぞ、知恵を活かして

必ず私の弟子に相応しい魔法を使うように鍛えてやるからな!」

「勘弁してくれよ・・・」 「私はできれば、防御の魔法を・・・」


エヴァも自分の弟子には甘いのか、真祖の知識で作る魔法がどれだけの物か・・・

二人が変に狙われないように、狙われても大丈夫なようにしてあげないと。


「そんなことよりもエヴァはん、いつになったらウチに旦さんとの仮契約を

許してくれはるんです?」

「貴様もしつこいな、だからキス以外の方法ならいいと言っているだろう!?」

「それやったら意味が無い言うてますやん!

千雨はんには許したくせに狡いですえ!」

「なんども言っているだろう、許したんじゃなくて、勝手に暴走したんだ。」


エヴァと千草が仮契約の許可のことで言い合いを始める中、

夕映が千雨に仮契約のことを聞いている。


「千雨さん、仮契約とはどういうものですか?」

「ん、仮契約か? まぁ、簡単にいえば魔法使いが自分の従者と契約して守ってもらうんだ。

契約した従者は魔法使いを詠唱中なんかに守って、

魔法使いは自分の魔力を従者に与えて身体能力を強化したりできるな。

腕のいい魔法使いだと従者にアーティファクトって言うアイテムが出る場合がある。」

「千雨さんは・・・ソプラノと契約してるんですか?」

「あぁ、私は先輩の従者ってことになってるな。

アーティファクトも出たぞ。」


千雨は私の従者であることにそれなりの誇りを持ってくれているのか、

少し自慢気で、うれしそうに夕映に語る。


「へーどんなものか聞いてもいいですか?」

「私のはな、杖となんていうかローブのようなもんだ。

杖の方は、魔力の伝導率が私に最適に調整してあって、

カートリッジって言う、魔力のタンクを使って魔法の威力を上げることができる杖なんだ。

ローブの方は、少し防御の効果の高い普通のローブだ、ただし重さは殆ど無いな。」

「凄いです、千雨さんにぴったりですね。」

「そ、そうか・・・・?」 //

「私もソプラノと契約したらアーティファクトが出ると思いますか?」

「ん~出るとは思うが・・・・・エヴァがあれだし、私もちょっと・・・な。」


千雨がエヴァと千草の方を指さし、夕映に話す。

最後の方は声が小さくて夕映には聞き取れなかったようだが、

千雨も私にこれ以上従者ができるのは反対のようだ。


「ええですやん! ウチが勝手に旦さんと契約するのが嫌やったんなら

エヴァはんが監督下の下でやったほうが納得出来るやろ!?」

「お前がキス以外の方法でやればいいだけのことじゃないかっ!!」

「せやからそれやったら意味が無い言うてんのや!」

「結果は同じじゃないか!」

「過程が大事なんや!!」

「う゛ぅ~~っ!!」 「ググ・・・・・っ!!」


しばらく二人のにらみ合いが続く。


「・・・・はぁ、わかりました。 ウチも少し大人気なかったわ。

こういう事には必要なもんを忘れてました。」

「ようやく諦めたか・・・・」

「エヴァはん、ウチと旦さんの仮契約を認めてくれたら、

京の知り合いに頼んで有名呉服店の最高の反物を用意させてもらいます。」

「・・・・・なん・・・・だと・・・・?

私を買収するというのか?」 lll


エヴァの顔色が悪い、京都の呉服店の反物というのがかなり効いているのか・・・


「エヴァはんも仮契約事態は認めてはるんやろ?

あとはただ少し目を瞑ってくれたらええだけや、その間に終わってますよって。」

「私に京の呉服店の反物で姉様を売れというのか!」

「ちゃいますやん、エヴァはんが正妻いうんはウチも認めてます。

千雨はんも妾や言うてましたやん、ただウチもお仲間に入れて欲しい言うてますのや。」


「め、妾っ!? どういう事です!! 千雨さん!!」


脇のほうで夕映が千雨に掴みかかって千草の発言について聞き出そうとしている。


「・・・・しかし、これ以上姉様の周りに女が増えるのは・・・・・」

「エヴァはんかて女や、わかってますやろ?

ウチがどないな気持ちで旦さんと一緒に居たいと望んでるかくらい・・・」

「っく・・・・だから・・・仮契約は認めると・・・・」

「そこをもう少し曲げてほしいんや、一生に一度の大事な事、

同性やったらどないな方法で旦さんにモノにされたいか・・・分かってくれるはずや。」


エヴァが珍しく口で劣勢だ、京の反物というのがよほど効いたのか?


・・・・・・流石にそれはないか・・・千草さんの気持ちが下手に分かってしまうから

強く出れないんだろう。

私もそこまで鈍感じゃないし。


「・・・・・・しかしだな・・・・。」

「ほんま・・・・強情な人やな。

・・・・あ、そういえば去年の農林水産大臣賞を取った最高の玉露が

昨日届いたんや、旦さんに振舞おう思うてたんやけど、まだ封を開けてなかったような。」

「・・・・・・千草・・・・貴様・・・・」 lll

「エヴァはんの懐の深さを見せてもろうたら・・・・ウチも何かお礼をせなアカンな~。」

「・・・・・・・・・・グッ・・ギギ・・・・」


お~、エヴァが凄い剣幕で千草を睨みつけてるな~。

冷や汗がすごい勢いで吹き出してきてる。


「エヴァはん、正妻としての貫禄・・・・・妾のウチに見せてくれまへんやろうか?」


終わったね・・・・ただでさえ折れてるエヴァ、さらに貢物の反物+最高の玉露、

その上、千草が自分を下にしてエヴァに貫禄を見せろと来たもんだ、

コレで断ったらエヴァの貫禄なんてあったもんじゃない。


「・・・・・・クソっ!! ・・・・・天ケ崎千草っ!!

今回は私が折れてやるが、次はないと思えよっ!!」

「エヴァはん、ほんまありがとうございます♪」


コチラは決着がついたが、脇では 千雨と夕映の攻防がまだ続いている。











しかしこの時エヴァは自分のミスに気がついていなかった・・・・


『エヴァはん、正妻としての貫禄・・・・・妾のウチに見せてくれまへんやろうか?』


千草がこの時に自分を 妾 と言って話をすり替えていたことに。


スポンサーサイト
  1. 2012/03/18(日) 18:50:37|
  2. 二次創作小説 ネギま
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  027 | ホーム | ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  025>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://current9.blog.fc2.com/tb.php/28-e515086e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。