たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  025



side 夕映



図書館島




私は今のどかと共に、修学旅行後 ネギ先生から預かった地図について

ここ、図書館島で話をしているです。


そして、今まで機会がなくて聞けませんでしたが

今回 聞きたかったことを聞くチャンスが来ました。




「・・・ネギ先生、あなたは魔法使いですね?」




私は修学旅行の出来事、学園の状況、

このかさんのお父さんの話、ネギ先生から預かった地図

そして、先日の学園長室での千草さんの話、なぜか語られないソプラノと千雨さん。


これらの事から推測し、この学園が大規模な魔法使いにより

造られ運営される学園であることをネギ先生に問い詰める。


「あの、その、あわ・・・・

すすすすいませんダメですーっ!」

「あ、ネギっ!?」

「逃げたです!?」


私の質問でどうしようもなくなったのか、ネギ先生は神楽坂さんを置いて逃亡し

結局、神楽坂さんからも忠告されるだけで、詳しい話を聞けなかった。


「お願い、夕映ちゃん。 魔法の事を調べたり、ネギに聞くのはやめてくれない?」

「しかし、アスナさん私達は・・・」

「別にいじわるとかそういう意味じゃないの・・・

私もネギも・・・ううん、魔法の世界に関わると この間みたいに危険なことがあって

時には命にも関わることがあるの。

だから二人にはそんな危ないことには関わってほしくないの、友達として・・・」

「「アスナさん・・」」

「ゆえ・・・・今日はもう・・・」

「そうですね、すいませんアスナさん。

この話はまた今度聞くです。」

「・・・諦めてはくれない・・・・かな?」

「ええ。」


その場は一旦分かれ私とのどかは寮の部屋に帰る。


「ゆえ~、どうしようか?」


(ソプラノとの約束があるからのどかは連れていけないですね・・・)


「・・・・私は少し心当たりがあるのでちょっと出かけるです。

のどかは明日の朝、ネギ先生が一人で地図の場所に行かないか

見張るので、準備をしておいて欲しいです。」

「う、うん、わかったよ。」

「それでは、行ってくるです。」


のどかを部屋に置いて、私はソプラノの住むエヴァンジェリンさんの家に向かう。






エヴァンジェリン邸




辺りはもう陽が沈みかけている・・・


私はエヴァンジェリンさんの家に着き 呼び鈴を鳴らす。


呼び鈴を鳴らした少し後、扉が開き 中から茶々丸さんが顔を出す。


「綾瀬さんでしたか。

こんにちわ、今日はどういった御用でしょうか?」

「こんにちわです。 今日はソプラノと話したい事があってきたです。

ソプラノは居ますか?」

「ええ、ソプラノ様は今 マスター達とお茶を飲んでいます。

どうぞ中へ。」

「お邪魔するです。」


茶々丸さんに招かれ、家の中へ入り、 居間と思われる所に案内される。

そこではソプラノと、エヴァンジェリンさん、あと どこかで会ったような・・・

綺麗な和服のお姉さんとお茶を飲んでいたです。


「こんにちわ、ソプラノ。」

「あ~夕映~、いらっしゃい。 夕映もこっちに来なよ、一緒にお茶しよ。」

「ふん、綾瀬か。 まぁ茶くらいだしてやろう、茶々丸、綾瀬の分も用意しろ。」

「かしこまりました、マスター。」

「はじめまして、お嬢ちゃん。 ウチは 天ケ崎千草 言います。

よろしゅうに。」

「は、はじめまして、綾瀬夕映です。 よろしくです。」


挨拶も済ませ、ソプラノに招かれるまま、席に座る。


「そ、ソプラノ、今日は実は折り入って相談があるんです!」

「なんか力が入ってるね。 まぁ、まずはお茶でも飲んで落ち着いて。」

「すいません、ご馳走になるです。」


茶々丸さんの入れてくれたお茶は、私がいれるのとはまた違って美味しい。

今度入れ方を聞くのもいいかもしれないと思ったです。


「・・・ふ~、茶々丸今日も美味しいよ。 いい仕事だよ。」

「恐悦至極。」

「私の従者だ、これくらいあたりまえだ。」

「ウチかて日本茶なら負けまへんえ。 なぁ、お嬢様。」

「千草の日本茶はさすがの茶々丸でもかなうかな~?」

「全力で頑張ります、ソプラノ様。」

「私も紅茶なら少しは美味しく入れれるですけど、ここまでは・・・」

「夕映の紅茶も茶々丸とはまた違って美味しいよね。

最初は失敗も多かったけど。」

「そ、それは言わないでほしいです・・・」 //


こんな感じでしばらくお茶談義をし、落ち着いたところで今日の本題に入る。


「今日はソプラノにお願いがあってきたです。」

「ん、なにかな? 夕映がわざわざ家に来てお願いなんて。」

「わ、私に魔法の事を教えて欲しいです!」




私が魔法について教えて欲しいと言うと皆が静になる。


「・・・夕映は、どこまで知ってるかな?」

「私が今知っているのは・・・」


そうして私が今知っている内容を、推測を交えてソプラノに話す。


ネギ先生の事、エヴァンジェリンさんの事、この学園の事、

修学旅行でのこのかさんの実家の事、図書館島の地図の事・・・


一通り話し終え、ソプラノの反応を待つ。


「ん~、学園長も何やってるんだか・・・」

「ジジィは引きこむ気なんだろう?

まぁ、とにかく気になることがあったな、図書館島の地下か・・・・

あの坊やなら明日にも行きかねんな、どうする?」

「学園長に教えて恩を売るか・・・着けて行って、情報を得るか・・・」

「あそこの情報など今更いらんだろう?

この間の貸しで閲覧許可は取ったぞ。」

「それなら情報を教えて貸しにしておこうか、

そんなにたいしたことは要求できないけど 塵も積もればなんとやらって言うし。」


私の知らない学園長とソプラノたちの関係・・・

やっぱりソプラノ達はかなり高度な魔法使いで

学園長と対等・・・か、上くらいの権限があるようです。


「じゃあ、茶々丸、ちょっと学園長に連絡しておいて。

ネギ先生が明日にでも図書館島の地下に行きかねないって。」

「了解しました、ソプラノ様。」


茶々丸に指示を出し、話は終わったのか、ソプラノがこちらを見る。


「さて、夕映のことだけど・・・どうして魔法を知りたいの?」

「修学旅行の時やこの学園、そして魔法、

この世の中にはまだまだ私の知らないことが沢山あるです。

それを学べる機会があるなら是非とも学んでみたいんです。」

「ん~つまり知的好奇心かな?」

「端的に言ってしまうとそういう事になるです。

でも・・・! 遊びやそんな気持ちじゃないですっ!!」

「うん、夕映がそれなりに真面目に言ってることはわかるよ。

だけど・・・それじゃぁ魔法を教えることはでき無いよ。」


ソプラノに拒絶された・・・魔法の事を拒絶しているんだと分かっていても辛い・・・


「どうしてですか!? な、何がいけないんですか!!」

「夕映は修学旅行のことを見ているから魔法の世界が危険だってわかるよね?」

「はい。 で、でも、ちゃんと訓練もするですし、覚悟もあるです。」

「ほぅ・・・面白い。 覚悟があるといったな?」


私の台詞にエヴァンジェリンさんが反応する。


「あ、あるですよ!」

「ならば見せてみるといい、その覚悟。 本物ならば私が魔法を教えてやろう。」

「本当ですか!」


エヴァンジェリンさんは修学旅行の時を見ても、かなり高位の魔法使いのはず。

それにソプラノの妹ですから、ソプラノの次に教えて欲しい人です。


「あぁ、約束しよう。 我が名にかけてな・・・・・綾瀬夕映、私の目を見ろ。」

「・・・え?」


エヴァンジェリンさんの目を見るが、別に変わった様子はない。

そうしていると、不意にエヴァンジェリンさんが私の右腕を掴み・・・・


「さぁ、覚悟とやら・・・見せてみろ。」




腕を切り落とした。




「・・・・え? ・・・・痛ぅ!?・・・いタイ・・・手が・・・・・・・あ・・あぁぁっっぁぁ~~!!??」

「さぁ、綾瀬夕映 貴様の覚悟、どう見せる?」

「ああぁぁっっぁ~~、手っ!? 私の手が・・・・・ああぁぁっぁっぁ~!!」

「どうした? 綾瀬? まだ貴様の悲鳴しか聞こえてこんぞ?」


痛い痛いたいたいたいイタイいたイい痛い

私の手が無い、血が止まらない、涙も鼻水も、何もかもが止まらない、


痛みと喪失感で何も考えられない、目の前が歪んで見える、頭が冷たい、

腕が熱い、床がぬめって立つことができない、血で視界が埋まる、赤い、紅い、アカイ・・・


足が震える、誰かの声が聞こえる、何もわからない、腕が痛い、目の前が紅い、

腕がない、寒い、誰かの笑い声が聞こえる、イタイ、大事な人が私の名を呼ぶ、痛い


「ふん、駄目だな。

所詮こんなものか・・・」


誰かの声と何かが弾ける音が聞こえた後にガラスの割れる音が聞こえ

急に痛みが収まり、視界の赤がなくなる。


「・・・・ぇ、ゆえ! 夕映っ!!」

「・・・・・・え? い・・・・たくない?・・・・?」

「夕映っ! しっかりして!!」

「ソプラノ・・・・?」


私の大事な人が私の名を呼ぶ。


「ソプ・・・ラノ・・・・・ソプラノ・・・・・・・・・・」

「そうだよ、夕映。 私だよ。」


ソプラノが私を抱きしめている・・・温かい・・・寒さも震えもどこかに消えていく・・・

誰かの鼓動が聞こえる、目の前が涙で歪む、でも温かい・・・

ただ・・・ただ、暖かかった。 心も体も暖かくなっていった。


「ふん、おい千草、風呂の用意をして綾瀬を洗ってやれ。

着替は私のでいいだろう。 後今着ている服を洗ってやれ。

茶々丸は掃除だ、全く、ガキの世話はこれだから嫌なんだ。」


エヴァンジェリンさんの指示で皆が動き出し、私は千草さんに連れられお風呂に入れられた。

お風呂場で千草さんに身体を洗われるが、なぜ洗われているのか?

なぜ、お風呂に入っているのかわからなかった。


お風呂から上がり、ソプラノに暖かいココアをご馳走になってようやく頭が働き始めた。




「わ、私は・・・・・あ、あの、ソプラノっ!?」 ////

「いいよ、夕映、落ち着いて、私はここにいるから。」


ソプラノが私の肩を抱いて頭を撫でてくれる。

それだけで気分が落ち着いていく・・・・・・・・が、思い出してしまった・・・・

私がさっき恐怖のあまり失禁してしまったことを・・・。


「っ~~~~~~~~!!??」 ////


それから私が落ち着くまで、30分以上かかった。





「綾瀬様、今日は泊まっていってください。

寮で同室の宮崎さんには先程連絡をしておきましたので。」

「・・・・はい、ありがとうです。」

「夕映、落ち着いた?」

「・・・はい、ありがとうです。 さっきはみっともない所をお見せしたです。」 ////

「ううん、気にしないでいいよ。」  (流石の私も、恐怖で失禁では興奮できないよ。)

「ん? 何か言ったですか?」

「ううん! 何も!」


そうして落ち着きを取り戻した私は恐る恐る、エヴァンジェリンさんの方を見る。


「ふん、どうだ綾瀬? 貴様の覚悟とやら、役に立ったか?」

「・・・・・・・・・ぃぇ。」

「まぁ、さっきのは幻覚だ、実際に腕を失ったわけじゃないが、いい経験ができただろう?

これに懲りたら魔法を習いたいなんて馬鹿なことを言うのはやめることだな。」


あれがいい経験なのかは分からないが、2度としたくないですし、

2度もできるものじゃないでしょう。


そんなことを考えていると不意にソプラノと目が合う。

彼女はどうなんだろうか? 魔法の危険性は身に染みた、嫌というほど、でもソプラノは?


「・・・ソプラノは、魔法が怖く無いですか?

こんな目に・・・あったことがあるんですか?」


私の悪い癖だ、気になると聞かなきゃ気が済まない、知りたくなる

そして、無意識に聞いてしまった。


「私? 大怪我をしたことはあるし それなりに危険な目にもあったことはあるよ。」

「・・・・怖くなかったですか?」

「怖かったよ~。 泣いたこともあるし、吐いたりもしたね。

あ、エヴァもそうだよ、あの時のエヴァは可愛かったな~

夜なんか一人で寝られなくなって私にしがみついて・・・」

「余計なことは言わなくていいんだ!! バカ姉がっ!!」


エヴァンジェリンさんがソプラノを引っ叩く。

その様子を見て不意に笑がこぼれた。


「さぁ、夕映 今日はもう寝よ。

何も喉を通らないでしょう? こういう時はさっさと寝た方がいいよ。」

「・・・・はい、そうするです。」


ソプラノの進める通りに今日はもう寝ることにする、

確かに何かを食べる気にはとてもなれない、まだ胃がキリキリしている。


そのままソプラノに連れられ、寝室に着く。

誰の部屋かわからないが綺麗に掃除がされている。


「さぁ、夕映 横になって。

寝付くまで私が一緒にいてあげるから。」

「・・・・・・・はい。 ありがとうです。」 //


まるで子供をあやすような態度に羞恥心が掻き立てられるです。

でも、あれだけ醜態を晒して今更何を取り繕うものがあるのか・・・

私はおとなしくソプラノの好意に甘え、布団の中でソプラノにしがみつく。


「今日は大変だったけど眠れば少しはすっきりするからね。」

「・・・・・・・はい。」


先程の恐怖のせいか、今ほど人のぬくもりが今程ありがたいと思ったことないです。


・・・・・先程の恐怖・・・不意に右手を握ったり開いたりしてみる・・・・・ある。

それに気がついたのか、ソプラノが私の右手を握り締める。


「大丈夫、ちゃんと夕映の手はあるよ・・・」

「・・・はい・・・・・・グスッ」


涙が出た、嬉しいのか、悲しいのかわからない、ただ涙が出る。

私はソプラノに抱きつき布団の中で理由のわからない涙を流し続ける。


そんな私を包み込むように抱きしめてくれるソプラノ・・・・

ここまでしてもらって、私はこの人に何か出来ているだろうか?

不意に疑問が沸き起こる。


最初は偶然の出会い、本を読んでもらった、相談に乗ってもらった、

助けてもらった、彼女に我侭をぶつけた、そして今、癒してもらっている。


そう考えると私は彼女に甘えるばかりで何もしてないことに気がつく。

お茶をご馳走した? 違う、飲んで欲しかった。

お菓子をご馳走した? ただ笑顔が見たかった。

そう考えだすと酷く自分が惨めに思えてくる。

何もできず、ただ甘えるていることに・・・酷く嫌な人間なんじゃ無いだろか?


悪い癖が疼きだす。


「・・・ソプラノは・・・・私なんかと居て、楽しいですか?」

「・・・・うん、楽しいよ♪

夕映と本読んでていろんな表情に変わるのを見ると面白くて、

お茶入れてもらって、だんだん私の好みに近づいて、

一緒にお菓子とか食べて、一緒に居ると暖かくなるね~

・・・こうして抱きしめて・・・夕映がココに居ることを感じて。」 //

「・・・・私も・・・同じです。

同じだったんですね・・・」 //


今思うと何で魔法を知りたかったんだろうか?

こうしていると満たされる、幸せです、これでいいじゃないですか?


・・・違う、コレは今だけ・・・朝には、眠ればなくなってしまう・・・・あぁ・・・・思い出した。

いや、分かった。



ソプラノと一緒になりたかったんですね。



彼女が魔法を使えるから、私も使いたかった。

いや、違う、同じ世界に居たかったんですね。

魔法なんてその為の口実・・・どうでも良かったんですね。


でも、今はそうは行かない。

朝にはコレがなくなってしまう、また前に戻ってしまうです。


私は今、魔法を知りたい理由を知った。 でも今日・・・恐怖も知った。


右手が疼く、一度は失ったと思った。

違う、その余裕もなかった、ただ痛みと恐怖に翻弄されたです。

そういえばあの時誰かが私を呼んでいた・・・・・あぁ、思い出したです。


あの時私を呼んでいたのはソプラノだったんですね。

大事な人が私を呼んでいたのに、気が付きもしなかったです、

今になって思い出すなんて・・・。


ソプラノは恐怖に翻弄される私を助けようとしてくれていたのに・・・


魔法の世界は怖い、エヴァンジェリンさんが怖い、

ソプラノも怖いと言った・・・・ソプラノも怖い?


こんな恐ろしい目に彼女があっていた?

私はその時どうしていたんです?

また彼女がこんな目にあった時、私はなにができるんですか?


ダメッ!! 今のままじゃ、このまま魔法の世界に、彼女の世界に一緒に居なかったら

ソプラノが恐怖に震えるときに私はなにもできない。


こんな恐ろしい恐怖に、怯えるソプラノを一人になんてできないですっ!



私が、今度は私がソプラノを守るんですっ!!



「ソプラノッ!」

「え? なに夕映? どうしたの?」


ソプラノにおもいっきり抱きつく。


「ソプラノも怖かったんですよね? 」

「え、うん、色々怖いことがあったよ。」

「私が、今度は私が居るです! 私がソプラノを守るですよっ!!」

「夕映・・・・・・本当にいいの? さっきも分かっっと思うけど、魔法の世界は怖いんだよ?」

「怖いです、もうあんな思い二度とゴメンです。

でも! そんな所にソプラノを一人で置いていけないです。

ソプラノが怖い時は私が居るです。 一緒に居るんです!!」

「夕映・・・そっか、私が怖い時は夕映が守ってくれるのか・・・

じゃあ、夕映が怖い時は私が守るよ・・・・・・こうやって」

「はい・・・」


ソプラノと私は布団の中で強く抱き合う。


「明日、もう一度エヴァンジェリンさんにお願いするです。

私には魔法の力が、ソプラノと一緒に居る力が必要なんです。」

「うん、頑張って。 夕映が怖い時は私がいるから、思い出してね。」




明日・・・・すごく怖いですけどもう一度エヴァンジェリンさんにお願いするです。

今度こそ・・・・・・まほう・・・・を・・・・。


・・・

・・





明朝 エヴァ家




朝、目が覚めた私の目の前は黒一色

何事かと思い、体を動かそうとするが動かない。


すごく暖かい・・・・?・・・・・・・・・あれ?


昨晩の出来事を思い出す。


「・・・・っ~~~~~!!?」 ///


ソプラノとだ、抱き合って・・・・!!


「むぐぅ~~~! ん゛~~~!! そ、ソプラノ起きるです!! 朝ですよ!」

「・・・・・ん~~、あさぁ~・・・・・・あれ? 抱き心地が・・・・?」

「朝です! 私ですっ! 夕~映~で~す~!」

「・・・・あ、ごめん夕映ぇ~・・・・あふぅ~・・・おはよう夕映。」

「おはようです、ソプラノ。 起きるですよ。」

「うん、ごめんね。 あのまま寝ちゃったみたい。」

「そ、それはいいんです。」 //

「じゃあ、私着替えてくるから、夕映は居間に先に行ってて。」

「分かったです。 それじゃあ後で。」


ソプラノが先に部屋から出て行き、私も軽く髪を梳かしてから居間に向かう・・・・?


自分がいま着ている服を確認する・・・・・・////

下着は黒で、かなり品のいい生地のようだが異様に小さいローレグ、

隠す所が隠しきれていないんじゃないかと疑問になる。

その上にスケスケのネグリジェ、思いっきり下着が見えている。

誰の趣味だろうか?

無いよりマシのようだが、逆にある方がまずく感じる・・・


居間に着くと茶々丸さんと千草さんが食事を作っている。

エヴァンジェリンさんも新聞を読んでいるし、千雨さんがなぜか人形を頭に乗せている。


「おぉ? 綾瀬か・・・・また凄い格好だな。」

「こ、コレは私のじゃないです!」 //

「なんだ、私の下着に文句があるのか?」

「あぁ、エヴァのか。 納得した。」

「素晴らしい趣味だろう?」

「・・・・まぁ、素晴らしいな。 ある意味。」

「みんな おはよう~。」

「姉様か、おはよう。」 「先輩おはよう。」 「「おはようございます。」」 「お、おはよう。」 //

「夕映は朝から刺激的な格好だね~、お姉ちゃんそう言うの大好きです。」

「っち、違うんです。 これはエヴァンジェリンさんので!」 //

「大丈夫 大丈夫、すごく似合ってるから♪」

「そうじゃないですぅ~!!」 //

「お嬢様、朝食はもう少し待っておくれやす。」

「うい~。」


朝のエヴァンジェリンさんの家の様子・・・初めて見ましたが

修学旅行の時の怖い様子など感じることも無く、

皆、楽しそうに、まるで家族のように振舞っているです。


「おい、茶々丸、そういえばぼーやの方は結局どうしたんだ?」

「指示通りにネギ先生を尾行しましたが、予定通り図書館島の地下に向かいました、

地下の広場で竜種に遭遇、混乱している所を私が回収し、学園長に引き渡しました。

その際 同行者に宮崎さんが居ました。」

「そうか、やはりまだ父親が絡むと暴走しがちになるな。」

「しょうがないよ、何年も思い続けてたんだからそう簡単には割り切れないよ。」

「忘れろと言ってるんじゃない、もう少し状況を見て対処できんかと思ってな。」

「まだ若いからね~、本当なら友達と遊んでる年頃だから

そこまで求めるのは行き過ぎだと思うな。」

「あのぼーやも難儀なもんだ・・・周りは英雄として求め、

自らも父親の後を追って英雄になりたがるか。」

「ん~、それだけじゃないような気もするんだけどな。

だけどネギ先生、母親についてはどう思っているんだろうね?」

「災厄の魔女か・・・どうせ周りが何も教えてないんだろう・・・」


ソプラノとエヴァンジェリンさんがネギ先生の事を話しているようですが

私にはよくわからない話ばかりです、ネギ先生のご両親の話のようですが・・・


とにかく、今は自分のできること優先です。

朝食の時間までもう少しあるようなので、早速決意が鈍らない内に

エヴァンジェリンさんに話をする。


「エヴァンジェリンさん!」

「・・・ん、何だ?」

「もう一度お願いします! 魔法を教えてくださいです!!」

「・・・・貴様、昨日あれだけ醜態を晒しておいてまだ言うか?」

「昨日のことはなにもいえないです。 自分でも馬鹿だったと思っています。

でも今は、今日は違うです。」


エヴァンジェリンさんが私の顔を見る。


「・・・・確かに昨日よりはマシなようだな。

だがマシなだけで・・・果たしてどうかな?」

「正直わからないです。 でも私には必要なんです!」

「ならば試してやろう、だが昨日のような幻覚で済むと思うなよ?」


エヴァンジェリンさんは右手に光る剣のようなものを出し・・・


今度は現実だぞ? 利き腕は勘弁してやるが・・・・逆はいいよな?


私はとっさに右手をかばおうとしたが逆の手を狙っていたようで左腕を落とされる。


「・・・・っ!? い・・・あぁぁぁっぁああぁ~~!??!」

「なんだ・・・昨日と同じか?」

「ぎぃ・・・・・ああァァっァあ~~!!?」


痛い、イタイ、いたイ、イたい、痛イ、痛いぃ!!

昨日と同じ、いや昨日より痛いっ!

現実? エヴァンジェリンさんは昨日は私に目を見るように言った。

吐き気がする、昨日から何も口にして無いから何もでない、

血溜まりが床にできる、イタイ、脂汗が出る、涙が、鼻水が、足が体が震える、

頭が冷たい、胃が痛い、痛い、目の前が見えない、紅い、

立って居られなくなる、いタイ、寒い・・・・


「綾瀬夕映、どうだ?

今助けを求めるなら治療してやるぞ?

腕も元通りにしてやろう。」


わからない、助かる? 腕か元に?


「助けて欲しいといえ、そうすれば楽にしてやる。」


楽に?  痛くなくなる、怖くなくなる?


「だがまだ、魔法を学びたいなどというなら・・・腕は   アキラメロ。

授業料だ、安いものだろう?」


腕がなくなる? アキラメル? なにを?腕を? 嫌だっ!


「た・・・・」



「・・・・ぇ・・・・・・・ゅ・・・し・・・・り・・・・・・」


声が聴こえる・・・・温かい声・・・・・・・・・


「・・・プラ・・・ノ、・・・・・ソ・・・プラノ・・・・・」

「・・・え・・・・ゆ・ぇ・・・・夕映・・・・・夕映っ!」


今度こそはっきり聞こえる、私の大事な人の声です!


「い・・・・ぎぃ・・・・・っだ・・・・だい・・じょうぶ・・・です。」

「夕映っ! しっかり。」


はっきりと聞こえる。

そうです、ソプラノです! 私はソプラノと一緒に居るんです!!


腕を見る、無い。

床を見る、血溜まりと、他の液体。

ソプラノを見る、腕の血止めのために私の腕をつかんで血まみれです。


不意に髪をつかまれ、エヴァンジェリンさんの顔のすぐ前に顔を持って行かれる。


「綾瀬夕映、助けを求めろ、そうすれば腕を元に戻してやる。

だが まだ魔法を学ぶなどというなら、腕は諦めろ、授業料だ。」


なんて理不尽な、腕を諦めろ? 無理です、ならば治療? 魔法は? どうでもいいです

じゃあソプラノは? それだけはダメですっ!!!


私はエヴァンジェリンさんを睨みつける。


「どうする? 綾瀬夕映。」

「・・・・ゴホッ ・・・わ、私は・・・ソプラノと、ソプラノと・・・一緒に居るんです・・・

私の大切な・・・人と・・・一緒に居るんですぅっ~~!!」


そう叫んだ瞬間・・・・・・・・パリン・・・・・・・・何かが割る音がする。


紅い世界が・・・割れる?

それと同時に腕の痛みが何もなかったように引いてく。

目の前は紅くはないがぼやけて見える、腕は? ある。 ・・・腕がある?

これは現実じゃないんですか?


座り込んだお尻が気持ち悪い、嘔吐感もある、胃も痛い、

でも腕は痛くない、ちゃんとある。


何が起きていたのか把握しようと考えていると

ソプラノが私の左手を握り、そのまま私を抱きしめる。


「夕映、大丈夫だから、ちゃんと手もあるからね。」

「ソ、プラノ? 大丈夫ですか? 怖くない、ですか?」

「私は大丈夫だよ、夕映こそ大丈夫? 怖くない?」

「私は、大丈夫ですよ。ソプラノと一緒に居るですよ。」


少しは頭が回るようになり、周りの状況を見る。


苦虫を噛み潰すエヴァンジェリンさん、無表情の茶々丸さん、ほっとしたような顔の千雨さん

チョットムッとしてる千草さん、私を抱きしめてるソプラノ。

そして腕もある、お尻が気持ち悪い私・・・・・お尻が気持ち悪い?


「っ~~~!!?? ま、また・・・・またですか!?」 ////

「あ~~なんだ、千草、茶々丸、昨日と同じようにな。」

「ほんま、ええかげんにしてくれへんか、お嬢様のやったらいくらでもええけど

なんでこないな小娘の・・・・ブツブツ」

「綾瀬様、お風呂場の方に。」

「まぁまぁ、千草、私も手伝うから。」

「お嬢様にこないなことさせられまへん! ウチに任せておくれやす。」

「あ~、私はどうしようか?」

「千雨は掃除を手伝え。」

「はぁ~・・・・分かったよ。」

「・・・・・・・」 //////


死にたいです・・・・・さっきの腕のことなんてこれに比べたら・・・・・・

ソプラノにも見られたです・・・・・もう消えたいです。 /////


・・・

・・





お風呂で身体を洗い、昨日汚した制服が洗って乾いているようなのでそれに着替え

もうしわけなさ一杯で、処刑台 (居間) へ向かうです。


「・・・・・・・なんと言ったらいいか・・・ごめんなさい。」 ////

「・・・あ~何だ気にするなよ、綾瀬。 私は何も見なかった。」

「綾瀬様の失禁動画はデータより削除しておきました。 ご安心を。」

「夕映、あんまり気にしないで・・・ね。」


本当に・・・・・このまま消えたい・・・・です。



「綾瀬夕映。」

「はいです。」

「まぁ、何だ 色々あったがとりあえず合格点はやれるから

魔法を教えてやってもいいが、どうする?

やるなら半端なことは許さんぞ、最強の魔法使いになる以外の道はない。」

「お願いするです。 私には必要なんです。」

「あきまへん!! それはあきまへんでエヴァはん!!

このお漏らし娘はウチに取って強大な敵や!

野放しにしとったらウチの旦さんが、ウチの旦さんがぁ!!」

「訳の解らんことを言い出すな千草!」

「せやかて! このお漏らし娘はウチの旦さんを狙うてる!さっきのかて聞いたやろ!」

「ちょっと耳をかせ、千草。」


ゴニョゴニョ・・・ゴニョ・・・・!


「そ、そう言うことなら・・・しゃあないな。」


何を言ったらあんなに反対していた千草さんが納得するんですか!?


「まぁ、そういうわけで、いいな。」

「夕映! 頑張ってね。」

「はいです!」

「千雨もいいな?」

「私はなぁ・・・まぁ、綾瀬なら大丈夫・・・・か?」

「でわ、綾瀬夕映! 貴様はたった今から私の弟子だ!!

私の弟子に相応しい魔法使いになるようビシビシ行くからな!!」

「はいです!・・・・・・って、あれ?

ソプラノは教えてくれないんですか?」

「あ~私は2つくらいしか魔法使えないんだよ。」

「・・・・・は?」

「姉様に魔法に関しては期待するな。

私がみっちり仕込んでやるから安心しろ。」

「・・・・・え、えぇ~~~!!!!??」






こうして私、綾瀬 夕映は色々な物 (?) を犠牲に魔法使いへの一歩を踏み出した。












side 千草



「エヴァはん、ほんまに大丈夫やろな?」

「大丈夫だ、綾瀬は姉様を女だと思い込んでいる。

仮に綾瀬から手を出しても姉様が男だと気がついたら自ら身を引くさ、ククク。」

「せやな・・・あのお漏らし娘は百合の園の住人のようやし。」

「・・・・・千草、その言い方はよせ、百合というのは特にダメだ。」

「? まぁそう言わはるんなら。」


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  1. 2012/03/18(日) 18:50:06|
  2. 二次創作小説 ネギま
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

No title

尾行しましたが、予定通り
予定だとスケジュールが決まっている行動のようでちょっと前後の文脈とあわない。予想だとちょっと弱い感じ。想定なんんていかがでしょう?まぁ好みに近いですが
  1. 2012/04/05(木) 01:58:46 |
  2. URL |
  3. う゛ぃえ #3rN8KzgA
  4. [ 編集 ]

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