たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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六十六話


洛陽




美羽ちゃんが私の家に飛び込んでくるなり、
いきなり、賈詡さんが美羽ちゃんに私の家に泊まる事を許可したと言い出した。

あ…ありのまま 今、起こった事を話すよ。
私は美羽ちゃんはこの家に泊まるのは止めるように、
賈詡さんに説得してもらっていたと思ったら、
いつの間にか賈詡さん自身が許可を出していた。
な・・・何をいってるのか、わからないと思うけど
私も何を言われたのかわからなかった。

・・・なんて事はないけど、曹操さんの前例がある以上、
いずれこうなる事は避けられなかったか。


「あ、あの美羽ちゃん?
賈詡さんがいいって言っても私の方にも準備とか色々あるんだけど?」
「・・・妾が来ると迷惑なのかや?」


美羽ちゃんが上目で涙目になって私を見つめてくる。
彼女の場合、純粋に自分が拒否されたのではないか?
という思いから来ているから質が悪い。


「あのね、別に美羽ちゃんが迷惑とかそういう話じゃなくてね。
美羽ちゃんが泊まる部屋とか準備できてないし、
食事の用意とかもしないといけないから、今日は諦めてくれないかな?」
「別に妾と七乃は喜媚と同じ部屋で良いぞ?
前一緒に寝たみたいに、また三人で一緒に寝よう!
孫策達は押入れにでも放り込んでおけば良いのじゃ。」
「なんですって!?
どういうことよ喜媚!?」


なんで桂花はこういう時の反応だけは、恐ろしく早いのか。


「・・・桂花、お願いだから 『今は』 少し黙ってて。
後でちゃんと説明するから。」
「・・・ちゃんと私が 『納得』 行くように説明しなさいよ。」
「な、七乃さん、孫策さん達も一緒に泊まるの?」
「本当は私達だけのつもりだったんですけど、
その話をしていた時、たまたま一緒にいた孫策さんが、
『じゃあ私も~。』 といった風に賈詡さんに言い出しまして。
・・・さすがに人数が多すぎましたか?」
「・・・へ、部屋はあるんですけど、
何分、人をそんなに泊めることを想定してないので、
掃除もしてないし、布団もそのままなんですよ。
それに食材もそんなに用意してませんし。」
「のう、喜媚。 駄目なのか?」
「くっ・・・あ、明日、明日ならいいから。
明日には掃除して布団も干して準備しておくから。」
「本当か!? 明日なら喜媚の家に泊まってもいいのか?」
「い、いいよ、そのかわり私と一緒に寝るとかそういうのは駄目だよ。」
「なぜじゃ?」
「な、なんでって言われても・・・ほ、ほら年頃の嫁入り前の女の子が、
男と一緒に寝るなんて駄目でしょ?」
「でも今は桂花、ウチの荀彧と一緒に寝てるわよねぇ?」


曹操さんが面白がって場を引っ掻き回そうとしてきた。


「曹操さんは黙っててください!!」
「なんと! 荀彧は良くて妾は駄目なのか?」
「ソレはその・・・桂花はほら、なんと言うか・・・」


曹操さんがこちらを見てニヤニヤと笑っている。
お茶屋や桂花が軍師になった時の仕返しのつもりだろうか?
それとも単純に場をひっかきまわして楽しんでいるだけなのかわからないが、
あの表情はイラつく・・・・いつか泣かしてやる!


「桂花はその 「私と喜媚は男と女の仲だからいいのよ!」 何言ってんの桂花!」
「こういう事は、はっきりさせたほうがいいのよ!
特に今回は賈詡が絡んでるんだから。」
「あらあら、まぁ♪」
「面白くなっていたわね♪」
「ククッ・・・っと失礼、私は笑ってないぞ?」
「・・・フフフ。」


どうも、何日か前に賈詡さんと個室で話してから、
桂花は賈詡さんを異様に敵視するようになっている。
今回はソレが悪い方向で出たか・・・
桂花は真っ赤になって半分混乱状態になっている。

周りの皆は完全に面白がっているが、劉花ちゃんだけがニコニコと微笑んでいる。
・・・アレはまずい時の笑顔だ、この後が大変そうだ・・・


「・・・・? 男と女の仲とはどういうことじゃ喜媚?」
「どういう事って・・・あの、七乃さん何か上手い説明を・・・」
「美羽様、喜媚さんと荀彧さんは閨房の仲と言うことですよ。」
「なんで七乃さんは、おもいっきり、そのまま言うんですか!?」
「おぉ、そういう事か。
なんじゃ、荀彧は喜媚の子を生むのか。
・・・羨ましいのう、七乃、妾も喜媚の子が欲しいのじゃ!」


美羽ちゃんのこの一言で、場が一瞬で凍りついた。


「・・・七乃さん、美羽ちゃんは普段、
いったいどういう教育を受けているんですか?」
「袁家の女として相応しい教育ですよ♪」
「・・・もういいです。」


桂花も荀桂さんに余計なことを吹きこまれていたが、
美羽ちゃんも袁家の女として、跡継ぎを生むことは、仕事のようなものだ。
その関係で、房事の教育を受けたのだろう。
その内容までは知りたくないが、教育係が七乃さんだ。
美羽ちゃんのためにならない事は教えてないだろうが、
面白がって、ろくな事を教えてない可能性も否定出来ない・・・


「駄目だからね、美羽ちゃん。
家柄や格式と言うものがあるんだから。
袁家のご息女が農家の息子の子を生んだなんてなったら怒られるし、
私が手討ちとかになっちゃう可能性もあるよ?」
「うむぅ、そうか・・・ままならんのう。」
「えっ?」


なんでかわからないが、今回は美羽ちゃんは意外なほど素直に引いてくれた。
七乃さんはこの件に関しては、きちんと教育してくれていたのだろうか?

そんな時七乃さんが私のそばに来て、
美羽ちゃんに聞かれないようにこっそりと話しだす。


(喜媚さん、喜媚さん。)
(何ですか七乃さん?)
(私は美羽様には袁家の娘として、世継ぎを生むというのは大切なお仕事だと、
私と美羽様のご両親とで、何度も何度もしっかり教えてますけど、
具体的にどうするかなどは、まだ早いと思って教えていません。
それと、家柄や格式などについてはご両親から良く注意されてましたので、
それを出されると美羽様も怒られるのが嫌で素直に引いてくれます。
かなり家柄に付いてはしつこく注意されていましたから。
あと、喜媚さんの方でも美羽様から変な誘いを掛けられても、
応じないようにおねがいしますよ。)
(分かってますよ・・・流石に美羽ちゃんをどうこうしようとは思ってませんよ。
今回は桂花がなぜか暴走気味なのでこんな話になりましたが、
私だって、美羽ちゃんや七乃さんと一緒に寝る事だって、
まずい事だという事くらい分かってますから。)
(よろしくおねがいしますね。)
「と、とにかく、泊まるなら明日からにしてね。
ソレまでに部屋を準備しておくから、あと部屋は七乃さんと一緒の部屋だからね。」
「うむ・・・わかったのじゃ。」


美羽ちゃんは少し落ち込んだ様子だが、
一応、明日からなら泊まれると言う事で納得はしてくれたようだ。

それにしても曹操さん達と、美羽ちゃんと孫策さん・・・
一体この店はどうなってしまうんだろうか?


この日、美羽ちゃんは少し私の家で遊んでいった後、
七乃さんに連れられて宮殿まで帰っていったが、
その際にしつこく、 「明日は泊まってもいいんじゃな?」 と念押しされたので、
コレはもう逃げられないだろう。

今日は孫策さん達は来なかったが、
明日から美羽ちゃん達と一緒にこの店に泊まるようなので、
劉花ちゃん周りの警護の人には気をつけてもらい、
向かいの屯所の人員も増やしたほうがいいかもしれない。
その辺は賈詡さんがやっているかも知れないが、
そもそも、なんで賈詡さんは美羽ちゃん達のこの店への逗留を許したんだろうか?
どうも美羽ちゃんや七乃さんからの話を聞いていると、
渋々と言うよりかは、昨日は拒否したのに、
今日はむしろ求められたから許可を出した・・・
いや、率先して許可を出した。と言う印象を受ける。

曹操さん達が冗談で賈詡さんが私を好きだとか言っていたが、
嫌われてはいないと思うが、男と女として好きか?
と言われたら頭を傾げる。
月ちゃん第一主義の賈詡さんが、私を好きになる要素はそんなに多くあっただろうか?
曹操さんが言ったからとはいえ、そう考えるのは私の自意識過剰だろうか?
いくら考えても現段階では答えはでそうにないので、
頭を切り替え、今夜の食事の用意や、明日美羽ちゃん達が泊まる為の準備を進める。


さて、美羽ちゃん達が帰って、私達が夕食の準備や掃除をしていると、
お酒を持った霞さんと華雄さんが店にやってきた。


「お~い 喜媚居るかぁ?」
「邪魔をするぞ。」
「霞さん、華雄さんいらっしゃい。」
「・・・あら? 貴女は虎牢関で騎馬隊を率いていた張遼と、
汜水関を守っていた華雄じゃない?」
「ん? 誰やこの金髪の娘は?」
「こうして対面するのは初めてね、でも私は貴女と会ったことあるのよ?
私は曹孟徳、曹操でいいわよ。」
「ウチは張文遠、張遼でええで。
せやけど、どこで会ったことあるんや?」
「貴女連合の戦が始まるまえに汜水関で見張りをしていた時に、
私に向かって手を振ってきたじゃない。」
「あ~! あの時のおもろい奴らか!
思い出したわ、なるほどあれが曹操やったんか。」


霞さんと曹操さんが話をしている間に、
こちらでは華雄さんと夏侯淵さん達が挨拶をしている。


「私は華雄だ。」
「私は華琳様に使えている、夏侯妙才だ、夏侯淵で結構だ。」
「私は荀文若よ、荀彧でいいわ。」
「あ~っ! このちんまいのが、喜媚がよう言っていた荀彧か!?」
「だ、誰がちんまいのよ!」
「ハハハすまんすまん、しかし噂通りきっつい性格みたいやな。」
「喜媚! あんたどんな話をしたのよ!?」
「別に変な話はしてないよ、許昌でも昔話を幾つかしただけだよ。」
「だったらなんで張遼が、いきなり私の性格をキツイ性格だなんて言うのよ!」
「それは・・・ほら、例の男の子三人組を泣かした話とか色々と。」
「そんな話はしなくてもいいのよ・・・まったく。」
「それで、張遼さんは今日はどんな御用なんですか?」
「おぉ、それや!
ようやく華雄と一緒にココに来る休みを取れたからな、
汜水関や、前やった簡単なものじゃなくて、
今日はちゃんとした真名を交わしたお祝いをちゃんとやろうと思ったんや。
今回はちゃんと酒もツマミも大量に持参してきたで。」
「・・・あんた汜水関で、張遼と真名を交わしたの?」
「まぁ、色々有ってね・・・ってその話はもうしたじゃない。」
「そうだったわね、ふぅん・・・
(この女、張遼も華雄も・・・デカイわね。 これは敵ね!)」
「曹操達が喜媚の店に泊まってたのは賈詡から聞いてたんやけど、
どや? 曹操達もウチらの宴会に参加するか?
それとも、汜水関でいいようにやられた、
連合に与していた諸侯としては、おもしろないか?」
「フフフ、そんな軽い挑発に乗るような私じゃないわよ。
でも宴会は面白そうね、参加させてもらうわ。」
「ほな早速、喜媚ぃ~、あのお酒とオツマミ作ってぇ~。」
「・・・ハァ、まぁ、今回はいいですけど、
いつもいつもそんなに簡単に店でお酒が出しませんからね。」
「そうは口でいうても 身体は正直な喜媚だった、っちゅうてな♪」
「何処でそんなセリフ覚えてくるんですか!?」
「ん? この間、立ち読みした艶本でやで。」
「張遼・・・女ならもう少し恥じらいを持て。」
「ふふん♪ そんな事言うてると色々と置いて行かれるで?
賈詡っちも最近怪しいし、何よりココには荀彧がおるんやで?」
「わ、私は武人だ、そんな色恋沙汰など無縁だ!」
「ウチは色恋沙汰なんて言うてないで?」
「くっ・・うるさい!」


何やら霞さんと華雄さんが話しているが、
最近の華雄さんの私に対する態度は少しおかしいので、
そこをからかわれているのだろうか?

二人は、少し大きい机に曹操さん達と一緒に移動し、
昔の武勇や汜水関での戦の時の話に花を咲かせている。

私は急遽、張遼さん達が来た事で、夕食が宴会用の食事に変わってしまったので、
皆と一緒に急いで料理を仕上げて、
ツマミができ次第、霞さん達の机に持っていくのだが、
次々と霞さんが持ってきたお酒とともに消費されていくので、
何時まで経っても料理が終わらない状況だった。


「お~い喜媚、そろそろこっち来いや。
杯三つと例の酒持ってきてな~。」
「はいはい・・・」


一時的に皆に料理を任せて、
霞さんの指示通りに杯三つと私の自作の日本酒を持って、
皆が居る机に移動する。

私も席に座り、杯にお酒を注ぎ、霞さん、華雄さん、私でそれぞれ杯を持って、
それを掲げて乾杯をする。


「それじゃあ、堅苦しい挨拶は抜きや。
ウチらの友誼とこれからも、もっと仲良うなれるように、願い、誓って、乾杯~!」
「「乾杯!」」
「私達も一応祝福させてもらうわ。」
「乾杯。」
「む~・・・かんぱい。」


こうして宴会も進み、酔った霞さんが私に抱きついてきたり、
華雄さんは曹操さんの勧誘を受けたり、
夏侯淵さんは黙々と静かにお酒を楽しみつつ、
曹操さんの器にお酒やツマミが無くなっては補充している。
桂花は、私と霞さんの間に潜り込んで、 『あんたは離れなさい、張遼!』 等と、
私と霞さんの間に椅子を持ってきて座り込んで、
霞さんを警戒している。
劉花ちゃんは桂花とは反対側の私の隣に座り、自分のペースで料理を楽しんでいる。


そして話は汜水関の挑発行為の話になり、
それを止めるために私達がどれほど苦労したかや、
その後、華雄さんに演説させるために、私が影に隠れていたことなどを話して、
私が桂花に叱られたり、その時に霞さんと真名を交換した話や、
さり気なく曹操さんが火薬の話を聞き出そうとしてきたが、
そこは話せないの一点張りで逃げ、宴会は夜まで続いていった。


「なぁ~なぁ~喜媚ぃ~、今日泊まって行ったらあかん?」
「いいですけど部屋は今掃除してある部屋がないので、
いつも賈詡さんが使ってる部屋を華雄さんと使ってくださいよ。」
「え~それやと狭いし~ ウチと喜媚が一緒に寝たらええやん。」
「ダメよ!!」
「張遼! 何を考えているんだ!?
嫁入り前の娘が、は、はしたない!」
「駄目です。 それに部屋には、
ちゃんと寝台は二つありますから普通に一つづつ使えますよ。」
「え~、でもウチと一緒に寝たら、少しくらいなら触ってもええで?」
「張遼さんは魅力的なんですけど、少し恥じらいを持ってくださいね。
女性が素っ裸で居るよりも少し隠したり、
少し恥じらいを持った方が男はグッと来るもんですよ。」
「む~、難しいなぁ。」


皆お酒が入っているので、かなりぶっちゃけた話になっているが、
最近、張遼さんはなぜか私に胸を押し付けてきては、
耳元で、 『当ててるんやで?』 とか言ってきたり、
汜水関や虎牢関でも、今回みたいに一緒に寝ようと言ってくる。
真名を交わしたことで、親しくなったと思うが、その方向性が少々問題があると思う。

私には桂花が居るし、桂花本人がいる前で、
『じゃあ一緒に寝ましょうか♪』 なんて言ったら、
私は明日の朝日は拝めないだろう。


「霞さんはなんで私と一緒に寝たがるんですか・・・まったく。」
「喜媚は抱き心地がええんや、
それにウチが子を生むとしたら今は喜媚の子しか考えられへんしなぁ。」
「「「・・ブフゥっ!?」」」
「ゲホッ ゲホッ ちょ、張遼あんた何言ってるのよ!?」
「そうだぞ! いきなり何を言い出すのだ! 貴様酔っているのか!」
「霞さん・・・異性相手にそんな事言うと、
人によっては冗談ではすみませんよ?」
「え~ほんまやし~。
戦場で一緒に命をかけて、
汜水関で、ウチでも止められへんかった華雄を止めてくれた時、
あぁ、喜媚も見た目はこんなんやけど、男なんやなぁ。 って思うてん。
ウチもそろそろええ年やし、
子供作るなら喜媚の子がええなぁって思ったっておかしないやろ?
ウチ喜媚好っきやし。」
「ダメよ! 駄目! 絶対ダメよ!」
「なんで荀彧がそんなに反対するねん。
ええやん、恋愛は個人の自由で、ウチと喜媚の問題やで?」
「とにかくダメなものは駄目なのよ!!
喜媚が許しても私が許さないわよ!」
「霞さんも酔ってるとは言え少し落ち着いてくださいね。
私を好きと言ってくれるのは嬉しいですけど、
その・・・私は桂花がいますので。」
「喜媚・・・」
「・・・・む。」


桂花が私の方を見て目をギラつかせているが、
華雄さんは何か面白くなさそうな感じだ。


「そんなんどうでもええやん、
正妻は誰になるか後で決めたらええけど何人嫁もろうても問題無いやん。」
「問題あるでしょう・・・私はただの農家の一人息子ですよ?
そんな身分の者が何人も妾や側室侍らせてたら問題あるでしょう・・・」
「あれ? 喜媚知らへんの?
喜媚は今回の戦功や前の件と合わせて、かなり偉い官職貰えるんやで?
それを断ったとしても、かなりの額の報奨金が出たり、
陛下から洛陽での土地を持つ権利や税の免除等かなりの報奨が出て、
そこらの豪族より力が強くなるんやで?
それに皇帝陛下の友人として謁見の間でも、
陛下の横に武器を携帯して立つことが許されとるんやで?
ヘタしたら月っちよりも影響力あるで?
それに西涼の馬騰、名代のあの錦馬超が喜媚に是非お礼をしたいって言って、
馬岱ちゅう娘と一緒に来とるで、
その内、詠から話があるけど、なんでも大層なお礼を用意してるとかなんとか。」
「・・・・報奨なんて初耳ですよ。
それに馬孟起さん帰ってなかったんですね・・・」
「詠が喜媚には何が何でも報奨を受け取らせるって言っとったで。」
「賈詡さぁぁん!!! なんてことしてくれるんですか!?」
「詠は今おらんがな。
ともかく、そんな喜媚やから妾や側室何人侍らしてもだれも文句言わへんで。
むしろ家の娘をどうか娶ってください! って、
これからどんどん見合い話が来るで?」
「・・・賈詡さん・・・なんて事をしてくれたんだ。」


私がそううなだれていると、曹操さんが横から話しかけてきた。


「・・・そう賈詡を責めるものでもないわよ。」
「曹操さん・・・・」
「喜媚、貴方自身が自分をどう評価してるかわからないけど、
今回の戦功や、陛下との信頼関係、董卓軍との繋がり、あと桂花や私、
袁術、孫策との繋がり等を考えても、貴方の立場はすでにただの農民などではなく、
その辺の弱小諸侯よりもはるかに上の権力を持っているのよ?」
「そんな・・・私はただ・・・」
「まぁ、貴方が農家の息子や、この店の店主であることは違いないけど、
この国に対する影響力はある意味、董卓以上なんだから、
そろそろその辺を自覚したほうがいいわよ。」
「そんなぁ・・・・」


霞さんの爆弾発言と共に、私は知らない間に、
とんでもない地位に登りつめてしまったようで、
私の目標である、のんびりした平和な生活からは、
どんどんかけ離れていくのだった。


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  1. 2012/09/29(土) 18:36:56|
  2. 真・恋姫†無双 変革する外史。
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

誤字を見つけたので報告です

曹操達が喜媚の店に止まってたのは賈詡から聞いてたんやけど、
→曹操達が喜媚の店に泊まってたのは賈詡から聞いてたんやけど、
  1. 2012/10/07(日) 12:31:32 |
  2. URL |
  3. へいほう #0DCaDBFQ
  4. [ 編集 ]

Re: 誤字を見つけたので報告です

誤字の指摘ありがとうございました。
修正しておきました。
  1. 2012/10/09(火) 21:49:04 |
  2. URL |
  3. たいち #-
  4. [ 編集 ]

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