たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  021



修学旅行3日目 夕方




「それで、姉様は何をしていたんだ茶々丸?」

「ソプラノ様はネギ先生の敵対組織の人を引き抜こうとしているようでした。」

「・・・・・それは女か?」

「メガネを掛けた和服の女性です。」

「・・・・あの女か。」


旅館の私達の部屋では、エヴァによる事情聴取が行われていた。


「姉様はそんなにあの女が欲しいのか? どこがいいんだ?」

「京都弁で黒髪和服、オマケにメガネだよっ! 完璧じゃない!!」

「意味がわからんわ!!」

「いや、かなり高得点だろう。」


千雨は私の言いたいことを分かってくれているようだ。


「さすが千雨、かなり高得点だよね、私的には花丸あげたいよ。」

「変な属性を付けていじるよりも自然な感じで、

いてもおかしくなさそう、でもめったにいない感じがいいな。」

「お前たちの言うことはワケがわからん・・・・

とにかく、あの後その女とあと2人のガキと話をしただけなんだな。」

「その通りです、マスター。」

「・・・・ならばなぜお前はさっきから姉様の手を握っているんだ。」


茶々丸は千草さん達との話の後、隙あらば私の手を握っている。


「・・・・ソプラノ様の健康状態をチェックしています。」

「・・・・離せ。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・了解しますた。」

「っち、なぜ語尾がおかしくなる、

コレは超に一度メンテナンスしてもらったほうがよさそうだ。」


事情聴取も一通り終わり、各々が好きなように寛いでいる。


「あ、エヴァ、まだお風呂には行かないで。」

「ん? なぜだ姉様、今夜は最後の温泉だから楽しもうと思っているんだが?」

「今夜は多分出かける事になると思うから服はそのまま私服でいて。」

「意味がわからんぞ、何か用事でもあるのか?」

「近衛さんを攫おうとしてた奴らにとっても

今夜が最後のチャンスになるからね、動くと思うんだ。」

「だが、あいつらは近衛の実家、関西の総本山に行ったんだろう?

さっきそういう連絡が教師共からあったではないか。」

「千草さんにしたって関西の人間だよ、内部犯行の可能性が高いのに

その組織が当てになるわけ無いじゃん。」

「そんなの放っておけ、私達には関係ないことだ。」

「学園長から依頼があったらどうする?

この件で動けばかなり大きな貸しが作れると思うんだけどな。」

「・・・・ふむ、アレか、今後一切授業に出なくても卒業できるようになるかもしれんな。」

「そ、それ 私もできるかっ!?」


ノートPCをいじっていた千雨が私達の話に食いつく。


「できるとは思うけど、ちうたんが学校に行かなくなったらネギ先生とか

クラスメイトが寮の部屋に押しかけてくるよ?」

「・・・・っち、それはそれで面倒だ。

あと、二人きりの時以外でちうたんって呼ぶな。」

「そうだな・・・千雨はお金貰って寮の部屋を引越ししてエヴァの家に来れば?

部屋はまだ空いてるよね?」

「空室は何室かあるが千雨が来るのか? ・・・・・・・・まぁ、千雨ならいいか。」

「引越しとお金か~・・・・お金はいくらあっても困ることはないからな。」

「エヴァと茶々丸は図書館島の禁書の閲覧許可とか、家の改築費用とか

茶々丸の改造パーツ代金とかでいいんじゃない?」

「私の改造費用ですか?」

「超がこの間人工皮膚とか人工筋肉がどうとか言っていたじゃない?

アレだっていいものにしようと思ったら費用がかかるから大変だと思うんだ。」

「そうですね、どうせなら最高品質でお願いしたいです。」

「図書館島の禁書か、まぁ、研究の足しにはなるだろう。」


4人で当たる前の宝くじの使い道を相談するように妄想を語り始める。


やれ猫と住める家が欲しいだの、最新のスパコンが欲しい、クラスを変えてもらおうか?

ネギ先生をクビに、学園長の頭を解剖してみたい、など様々な妄想が繰り広げられる。




4人で妄想を語っていると、エヴァの携帯、次いで私、茶々丸、千雨と

次々に携帯が鳴り始めた。


「ホラ来たよ♪」

「やったな! コレであのジジィの頭蓋骨の構造がわかる!!」

「猫と住める家が・・・」 「平穏な暮らしとスパコンが!」


妄想が暴走する4人、一息付けてそれぞれが携帯に出て

話を聞くと急いでエヴァに連絡を取りたい、

という内容だったのでエヴァの携帯で学園長と話す。


「何だ、ジジィ 私はこれから温泉に入るから忙しい。

くだらん用事だったらこのまま京都にしばらく住み着くぞ。」

「大事な用件なんじゃ! 今すぐ動ける人材で事を収められるのは君達しかおらんのじゃ!」

「何のようだが知らんが、私達が知ったことか。

どうせぼーやか貴様の孫のことだろう?

せっかく事前に警告してやったのに無視した報いだ、自分で何とかしろ。」

「その事についての謝罪は後でいくらでもするから力を貸してくれんかの?

西の本山が襲われて、長・・・婿殿までやられたようなんじゃ。

その上木乃香も攫われて、もはやネギ君達では収集がつかん状態じゃ、

急いで西の本山に急行して事態を収めて欲しい!!」

「ハッ! 良い気味だ、平和ボケしたバカ共が。

だがよく考えろよ? 私達を動かすんだ、西の組織や貴様らも

並の対価で済むと思うなよ?」


さすがにエヴァは以前から城主をやったり

貴族として教育を受けているだけあって交渉はうまい。


「動くのは私と姉様、茶々丸に千雨の4人だ。

それぞれに報酬が必要だぞ? それでもいいのか、近衛 近右衛門?」

「・・・・ぐっ、わ、わかった。

今は時が惜しい、急いで向かってくれ!

君達への報酬は儂に可能な事なら何でも聞く!」

「駄目だ、貴様の組織と西の組織、関東魔法協会と関西呪術協会に可能なことだ!」

「・・・分かった。 東はともかく、西は長がやられ本山は壊滅状態じゃ、

今は組織として機能しておるまい、確約はできんが西には儂から話して説得する。

コレで納得してもらえんか?」

「・・・・・・まぁ、いいだろう。

約定を違えたときはどうなるか分かっているな?

三代目学園長の悲劇、忘れたとは言わさんぞ?」


麻帆良学園 三代目学園長、私達との契約を破棄した故に、多数の死傷者を出し

最後には忙殺された学園長・・・


「わかっておる・・・儂もその時に学園にいたんじゃからの。」

「ならば行ってやろう、西の本山を襲ったとかいう奴らを撃退すればいいんだな?」

「それで頼む、必要以上に動いてもらうより、撃退してもらうだけにしてもらえたほうが

向こうのメンツも立つじゃろう。」

「ふんっ、メンツか・・・・話は終わりだ、私達はすぐに向かう。」

「頼んじゃぞ、エヴァ。」


エヴァが携帯を切り私達に向かって笑いかける。


「やったぞ姉様、コレであとは本山を攻め込んだバカ共を潰せば・・・・ククク。」

「よし、早く行って終わらせようぜ。」

「装備の確認は完了しています。」

「じゃあ、私は見学で。」

「あぁ、よく見ていろ姉様。 私が決めてやるからな!」




修学旅行に随伴している先生には学園長から連絡してもらい、

私達4人は関西呪術協会、本山へ向かう。


その少し前、夕映から連絡を貰った長瀬、古、龍宮の3人も本山へ移動を開始していた。








修学旅行3日目 夜 関西呪術協会 本山


私達が本山に到着した頃、建物の中にいた人達は石化されたようで、

動く人影は見当たらなかった。


その中にはクラスの知り合いもいたが、ネギ先生達や千草さん達もおらず、

少し離れた場所で戦闘が行われているような怒号が聞こえ、光の柱が見えた。


「どう? エヴァにゃん、目標の場所は把握できそう?」

「うむ、あの光の柱辺りで強力な魔力反応があるな、

あそこが本命で間違いないだろう。

そうすると、騒がしいところは進行方向から見ても足止めだろう。

あと、いい加減にゃんって言うのをやめろ。」

「じゃあ、その戦闘が行われている場所を少し迂回して様子を見ながら

光の方に行こうか。

あと、エヴァがにゃんを付けられることを受け入れろ。」


エヴァに肉体言語でお話された。


「戦闘が起こってるところは放置でいいのか?」

「私達が着てからもまだやってるんだろう?

ならば光の方をどうにかして、

まだやっているようならまとめて氷漬けにでもしてやればいい。」

「エヴァは面倒くさくなるとやることが大雑把になるよね・・・」

「じゃあ、姉様がやるか?」

「凍りづけでいいんじゃない?」

「「・・・・・・・」」

「と、とりあえず、光の方に行こうか?」


私達は、本山の建物からでて、戦闘が行われている広場の脇の森の方から迂回し、

誰が戦闘を行っているか確認する。


「茶々丸見える? 誰か知ってる人いる?」

「現在神楽坂さんと、桜咲さんが敵に囲まれています。

あと、なぜか古さんと龍宮さんもいます。」

「その二人旅館にいなかったか?」

「ワケがわからんが、見た感じ大丈夫そうだな、

奴らに任せて私達は光の方に向かうぞ。」

「りょーかーい。」

「千雨はそろそろアーティファクトの用意をしておけ。」

「え? 私もやるのか?」

「当然だ、せっかくの実戦だ、いい経験になるからお前も参加しろ。 」

「・・・・・チャチャゼロとの訓練がもうすでに実戦だよ・・・」


文句を言いながら千雨がアーティファクトを呼び出し、私も千雨に魔力供給を開始する。


森の木を隠れ蓑にしながら光の方に移動をしている最中、

少年と戦闘中の長瀬さんと木陰に座り込んでいる夕映を発見した。


「あ~あれだよエヴァ、あそこに夕映がいる。

夕映が龍宮さんたちや長瀬さんを呼んだんだよ。

バカリーダーだから。」

「ふむ・・・・まぁ、面倒なことが一つ減ったから良しとするか。

お、長瀬の方も勝負か付きそうだ・・・・・・って」


長瀬さんの方が勝負か付きそうなときに、光の柱の方で魔力が一際大きくなり

この一からでも見える巨大な鬼が現れた。


「おいおい、まじかよ・・・・でけーな。」

「ふむ・・・あんな物でかいだけだ。 だがあれの召喚が目的だったようだな。」

「マスターどうしますか?」


茶々丸の問に少し考えたエヴァが不敵な笑みを浮かべ答える。


「おい、千雨、貴様の初陣にしては上出来な相手だ。

最初はお前がやれ。」

「・・・・・・・・・はっ? なんで私何だよ!!

お前がやればいいじゃねーか!」

「私はトドメをやるから、最初の攻撃はお前に譲っていやる。」

「最初も最後もお前がやれよ!」

「おちつけ、千雨。 何もお前に倒せと言ってるんじゃない、

お前のあの魔砲があったろ?

アレがどの程度の火力か観るのにあのデカブツは好都合だと思わんか?」

「・・・・・・そりゃアレなら外しようがねーし、威力を見るならうってつけだろうが・・・・」

「そういう事だ、お前の魔砲ならここからでも十分届くだろう?

射程と威力だけは規格外な砲撃だ、私が作るのに協力したんだから当然だがな。」


エヴァの説明にしぶしぶ納得する千雨。


「ったく・・・・ここからぶち込むだけだからな、近くにはいかねーぞ。

他の連中にバレたらろくな事にならないんだから。」

「夕映や長瀬さんはどうする?」

「あいつらも関係者だろう? そうじゃなくてもここまで首を突っ込めば

ジジィが口止めするだろう、私達の知ったことじゃないな。」

「でも、凄いこっち見てるよ?」

「「・・・・・・・・・・はぁ?」」


長瀬さんや夕映の方を確認すると・・・・・すっごいこっちを見てる。


エヴァと千雨、茶々丸は空を飛び、私は茶々丸にお姫様だっこされてる様子が

バッチリと見られている。


「・・・・・姉様、認識阻害は張ってないのか?」

「エヴァが貼ってると思って・・・どうしようか?」

「・・・・・・・・見なかったことにしよう。」

「・・・・マジか?」

「長瀬さんと綾瀬さんがこちらをずっと見てますが?」

「知らん!! 気のせいだ、千雨! さっさとあのデカブツを殺って帰るぞ!!」

「いや・・・エヴァ、流石にもう無理だって、あの二人には口止めだけはしておかないと。」

「裏切るのか千雨!!」

「二人は放っておいて、茶々丸二人のところに降りてー。」

「了解しました。」


茶々丸に抱かれて、二人の元へ降りる、長瀬さんが若干警戒しているようだ。


「こんばんわ、二人共。 こんな所で何してんの?」

「それはこっちの台詞でござるよ、ソプラノ殿達はいったい何をしてるんでござるか?」

「ん~、私達はお仕事かな。 学園長に頼まれてきたんですよ。」

「ソプラノ達が・・・・学園長に?」

「夕映も長瀬さんも、そのうち学園長か、ネギ先生から説明があると思うけど

私達の事は皆には内緒にしてくれないかな~?」

「・・・状況がわからない内はそういうわけにはいかんでござるな。」

「長瀬さんが忍者だって言うのは内緒にするから。」

「拙者、何も見なかったでござる。」


長瀬さんの変わり身の速さに夕映がずっこける。


「ね、夕映もお願い。 忘れろとは言わないけど皆には内緒にしておいて?」

「・・・・・後でしっかりと説明してもらうですよ。」

「内緒にしてくれるならね。」

「なら、一つだけ聞きたいことがあるです、ソプラノたちは何しに此処に来たんですか?」

「私達は学園長の依頼で今回の件を収めに来たんだよ。」

「・・・・・わかったです。 ソプラノを信じるです。」

「拙者もお手並み拝見でござる。」

「ん、じゃあ二人共そういう事でよろしくね~。

あ、そこに転がってる僕は、

後でネギ先生か関西の組織の人たちにでも引き渡せばいいから。」

「分かったでござる。」

「じゃあね~、茶々丸行こう。」

「はい、ソプラノ様。」


とりあえず二人の口止めをして、エヴァ達の元に戻る。

二人の口止めは帰ってから学園長と決めたほうがいいだろう。


「遅かったな、姉様。 あのデカブツもそろそろ動き出すぞ。」

「二人の口止めしてきたよ、とりあえずは大丈夫だと思う。

細かいことは帰ったら学園長と相談してきめようよ。」

「ならばあとはデカブツだけだな、よし千雨。

さっきの話通り、貴様がここから砲撃して私が止めを刺す。」

「エヴァはどうやってトドメを刺すつもり?」

「このまま正面から行って氷漬けの後に粉砕だが?」

「正面から行くのはおすすめしないな、あのデカブツよりも厄介な奴がいるはずなんだよ。

白髪の子どもなんだけど、アレには気をつけて、エヴァでも油断すると痛い目に会うよ。」

「そんなのがいるのか?」

「うん、西の本山を襲ったのも多分その子供だよ。

何であの子が千草さんに強力しているかわからないけど、あの子どもだけは注意して。」

「わかった、ならばそのガキの影でも利用させてもらうか・・・クックック。」


エヴァが悪巧みを開始したようだ、アーウェルンクスご愁傷さま。


「よし、千雨がココで砲撃後、茶々丸は空からデカブツに近づけ、

私は白髪のガキの影から様子を見て一発お見舞いしてやる!」

「じゃあ、私は千雨と一緒~。」

「よし、行くぞっ!」


号令と共にエヴァが影に潜み、千雨は魔砲の詠唱開始、茶々丸は空に待機し砲撃を待つ。

私は千雨の魔砲のサポートしつつ、視力を強化して千草さんの様子を観る。


千雨の詠唱中に幾つか巨大鬼こと、

リョウメンスクナノカミに魔法の攻撃が向かったが全く効いてない様子。

あの魔法は、おそらくネギ先生の攻撃だ。


『エヴァ、ネギ先生が鬼の所にいるから注意してね。』

『わかった、あれに死なれると報酬にケチがつきそうだからな。』


千雨の詠唱が終わり、膨大な魔力と電力が杖の先端に収束する。


「カートリッジフルロード! これが私の全力全壊っ!!」


決め台詞を忘れない千雨に改めて惚れ直す。


レイハさん (改) に搭載されてるカートリッジには1発で千雨の最大魔力と同じ量の

私の魔力が圧縮されている。

そのカートリッジ6発をすべて使いさらに収束する魔力を上げる。


「瞬く星を 撃ち砕けっ!! 《Starlight Breaker》 」


レイハさん (改) のお決まりの台詞の直後、振り下ろした杖先端から

雷の轟音と共に魔力と雷が収束した1本の(極太な)光の線がリョウメンスクナの左胸に突き刺さる。


千雨のコスプレ衣装も相まって、まさに某魔王がここに再現された。


千雨が放った魔砲が徐々に消えていくにつれて、光が通った跡には

バチバチと静電気が発生するだけで、それ以外には何も存在していない。


直撃したリョウメンスクナの左胸にはポッカリと穴が開き、

傷の再生に力を使っているのか、動く様子もない。





この時、私と千雨は声を交わしたわけでもないが、同じことを考えていた・・・


((ブラスタービットも再現しよう。))









side エヴァンジェリン




(ふむ、さすが私が制作に関わった魔砲だ、威力だけなら上級魔法にも引けを取らないな。)


千雨がうまくやったようで、リョウメンスクナの動きが完全に止まり、

召喚した符術の女も白髪のガキも鳩が豆でっぽうでも食らったような表情で笑える。


笑いを堪えながら白髪のガキの影に潜み様子を伺うと

ぼーやがまだ諦めてないのか、神楽坂と桜咲を召喚する。


(あのぼーや・・・桜咲も従者にしたのか、将来の死因は痴情の縺れか・・・)


白髪のガキが石化魔法を放つが・・・躱されたようで白煙の跡には誰もいない。


魔法の詠唱速度や込められた魔力を見ると、

手を抜いているのか、本気を出せないのか分からんが、

姉様の言うとおり並の術者では無いようだ。


白髪のガキがぼーやを見つけるが・・・桜咲に羽が生えている?

正体を晒す決意をしたのか、桜咲が近衛を救出するために飛び立ち、

ぼーやと神楽坂がその援護をする。


(ぼーやも神楽坂もそれなりに鍛えているようだが、相手が悪かった。

この白髪相手ではよくやっている方か・・・)


ぼーや達は完全に防戦一方だが目付きはしっかりしている、

まだ諦めていないのか白髪の隙を伺っているようだ。


「・・・目指して射よ、石化の邪眼!」


白髪の石化魔法がぼーやと神楽坂を襲い、神楽坂がぼーやを庇い魔法に耐える。


(・・・・無効化した!? 神楽坂は完全魔法無効化の能力か!?

ジジィがぼーやにつけようとするのも理解できる。)


「やはり、魔力完全無効化能力か?

まずは君からだ、カグラザカアスナ。」


ガキィィッ!!


「ぐぅ・・・・くっ!」

「アスナさん・・・だ、大丈夫ですか・・・?」

「うん、ネギ・・・大丈夫よ。

イタズラの過ぎるガキには・・・おしおきよっ!!」



白髪のガキが神楽坂を狙い拳を放つ・・・・がぼーやに捕まれ、

その隙に神楽坂の一撃で障壁が破壊された。


「うおぉぉぉっ!!」


障壁の破壊された白髪のガキにボーヤが全力で魔力を込めた拳をぶち込む。


桜咲の方も無事に近衛を救出する事がで来たようで

近衛を抱いて離脱している。


「や・・・やったの?」


神楽坂が倒せたのか気にしているようだが、甘い。

白髪レベルの相手がこの程度で倒せるわけがなく、大して効いている様子はない。


「・・・体に直接拳を入れられたのは・・・初めてだよ

 ネギ・スプリングフィールド 。」


白髪がぼーやに襲いかかる。


(このあたりがぼーやにしては及第点か。)


「・・・っ!?」

「そのぼーやがヤられると少し困るのでな・・・手を出させてもらうぞ? 若造。」


私は影から出て白髪にガキの腕を掴み、殴りつける。


「あっ・・・エ・・・」  「エッ・・・エッ・・・」

「「エヴァンジェリンさん!!」」


「この貸しは高く付くぞ? ぼーや、神楽坂。」


私は白髪のガキ池にを殴り飛ばしたが、出てくる様子がない。


『マスター、結界弾セットアップ。』

『やれ。』

『了解。』


上空から茶々丸が結界弾を発射、リョウメンスクナの動きを封じる。


『マスター、この質量相手では十秒程度しか拘束できません、お急ぎを。』

『十分だ、撤収の用意をしておけ。』

『了解。』

「ぎゃああぁ!?」


(・・・? あそこで騒いでいるのは姉様が狙ってる女か?  まぁ、どうでもいいか。)


「さて、ぼーや。 そんな所にいては巻き添えでまた氷漬けになるぞ?」

「・・・っ!?」

「ネ、ネギ、早く逃げるわよ!!」


ぼーやと神楽坂が引くのを確認しつつ、私は上空へ移動し、最後の締めにかかる。


「ハハハ、行くぞデカブツ!!

リク・ラク・ラ・ラック・ライラック 契約に従い 我に従え 氷の女王。

来れ とこしえのやみ えいえんのひょうが。」


私の氷結魔法でリョウメンスクナが氷漬けになり、

千雨の砲撃も合わさって完全に動きが封じられた。


「つつっ 次から次へと何や、何々やーー!? あんた何者や!!」

「くくくく、相手が悪かったな、女・・・・

ほぼ絶対零度、150フィート四方の広範囲完全凍結殲滅呪文だ。

そのデカブツでも防ぐことは適わぬぞ。」

「そ、そないなアホな・・・せっかく喚び出したリョウメンスクナノカミが・・・

まだ、何もせえへん内に・・・。」 lll

「我が名は吸血鬼、エヴァンジェリン!! 「闇の福音」!!

最強無敵の悪の魔法使いだよ!! アハハハハッ!!」


「ノ・・・ノリノリねー、エヴァちゃん。」


「全ての命あるものに等しき死を。 其は 安らぎ也。」

「な、なああああぁっ!?」

「「おわるせかい」 砕けろ。」


以前ぼーやにかけた魔法とは違い、今回の魔法は敵を殺す魔法、

あのデカブツも凍らされ砕かれては復活できまい。


「アハハハハッ! バァカめっ! 伝説の鬼神か知らぬが、私の敵ではないわ!!」


完全に砕け散ったデカブツが池に沈んでいき、召喚した符術の女の姿が見えない。

今回は敵の撃退が目的で捕らえることでも皆殺しでもないから

ジジィに頼まれた仕事はコレで終わりでいいだろう。


「・・・ガキ共生きてるか?」


ぼーやと神楽坂を確認に行くが・・・少しやりすぎたか?

トラウマでも刺激したのか、ぼーやの様子が多少おかしい。


「・・・何考えてるのよエヴァちゃん!! やりすぎよ!

あぁ、もうっ! ネギなんか前のこと思い出して震えてるじゃない!」

「・・・・・・」 カタカタ lll

「あー・・・まぁ、あのデカブツを仕留めるにはあれくらい必要だったんだ。

生きてるんだから気にするな。」

「まったく・・・もぅ・・・・。」


震えるぼーやを神楽坂がなだめるが、様子がおかしい。

よく見ると腕が石化しかかっている。

白髪のガキの石化魔法を少し食らっているようだ。


「む・・・石化しかかってるぞ? 大丈夫かぼーや?」


ズ・・・


「・・・」

「エヴァンジェリンさん! 後ろっ!!」


ぼーやが私に向かって走りこんでくるが蹴り飛ばし、そのまま後ろを振り向く。


「甘いぞ? 白髪。」

「・・・っ、障壁突破、「石の槍」」


白髪のガキの石の槍が私に向かって伸びてくる、

私は一歩横に移動し難なくかわす。


「エヴァちゃん!」 「エヴァンジェリンさん!」


「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル 「黒百合の主」 か。」


ブチッ


「私をその名で呼ぶなっ!!」


全力の魔力を乗せた爪で白髪のガキを思いっきり引き裂く。


「・・・・なるほど、相手が吸血鬼の真祖では分が悪い、

今日のところは僕も引くことにするよ・・・」

「逃げるな貴様っ!! ここで死んで逝けっ!!!」


白髪のガキは水の幻像を利用していたようで、逃げられてしまった。


「うがぁぁぁっぁっっぁ~~~~!!!

くそっ!! あの白髪めっ! 次あったら必ず殺してやる!!」

「マスター、物に八つ当たりしないでください。」


「よかった・・・・エヴァンジェリンさん・・・・う・・・」

「あ~ぼーや、大丈夫か?」

「ネギ先生!?」 「ネギ、ちょちょちょっと!」

「兄貴っ、ひでぇっ、右半身が石化を・・・」


ぼーやが石化の影響で倒れたところに、ちょうど桜咲と近衛がやってきた。


「ネギくーーん!」 「ネギ先生!」

「あ、このか! 刹那さん!!

ネギが!?」


さらに森のほうからは長瀬と綾瀬、龍宮、古が制服のガキを連れてやってきた。


「どうしたでござるか?」

「楓さん、夕映!」


容態を見ていた茶々丸から、簡易の診察結果が告げられる。


「危険な状態です。

ネギ先生の魔法抵抗力が高すぎるため 石化の進行速度が非常に遅いのです。

このままでは 首部分まで石化した時点で呼吸ができず、窒息してしまいます。」

「・・・ど、どうにかならないの エヴァちゃん!?」

「わっ・・・私は治癒系の魔法は苦手なんだよ。

姉様ならなんとでもなるんだが・・・」

「そんなっ・・・」

「昼に着くっていう応援部隊なら直せるだろうが・・・間に合わねぇっ。」


「ソプラノならなんとでもなる・・・・?」


それぞれが何かできないか思案する中、桜咲と近衛が前に出る。


「お嬢様・・・」

「うん

あんな・・アスナ・・・

ウチ・・・ネギ君にチューしてもええ?」

「なっ何言ってんのよこのか、こんな時に。」

「あわわ、ちゃうちゃう、あのホラ パ・・・パクテオーとかいうやつや。」

「え・・・」

「みんな・・・ウチせっちゃんに色々聞きました・・・ありがとう。

今日はこんなにたくさんのクラスのみんなに助けてもらって・・・

ウチにはコレくらいしかできひんから・・・」

「・・・・そうか!

仮契約には対象の潜在能力を引き出す効果がある。

このか姉さんがシネマ村で見せたあの治癒力なら・・・」

「ハイ。」


淫獣が急いで仮契約の魔法陣を書き、

近衛がぼーやに近づきぼーやの頭を抱える。


「ネギ君・・・しっかり・・・」


パァァァ・・・・


仮契約の完了した光が輝き、ぼーやの呼吸が落ち着きだす。


「ん・・・・

このか・・・・さん・・・?

よかった・・・無事だったんですね・・・」


ぼーやが目を覚まし、周囲のクラスの連中が喜びに湧く。


これで今回のジジィの依頼は完了。

後は応援の連中やぼーや達に任せてもいいだろう。


(・・・それにしても姉様は何をしてるんだ?)






side ソプラノ



「お疲れ様でした、千草さん。」

「・・・・・あんさん・・・・・何でこないな所に・・・・。」


私と千雨は千草さんと森の中で会っていた・・・・・



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  1. 2012/03/18(日) 18:47:03|
  2. 二次創作小説 ネギま
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

No title

最後には忙殺された->謀殺 しつこいけど念のため
  1. 2012/04/05(木) 01:54:17 |
  2. URL |
  3. う゛ぃえ #3rN8KzgA
  4. [ 編集 ]

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