たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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五十九話


虎牢関




虎牢関での戦いが消化試合の様相を呈してきた頃、
音々ちゃんに賈詡さんから早馬で書簡が届き、
賈詡さんの方の準備が出来、洛陽を出陣したとの連絡を貰った。

現在、虎牢関では連合軍による、24時間休みを与えずに攻めつづけ、
こちら側を休ませないと言う戦法が取られているが、
汜水関の時と同様に、
想定内の戦術なので汜水関よりも部隊数 兵数共に多い虎牢関での防衛は、
連合軍側が消極的なせいで、比較的楽に防衛できているが、
音々ちゃんとも話したのだが、このまま防衛しきってしまうと、
連合軍が瓦解してしまう可能性が濃厚なので、
こちらも手を抜いて、弱っている振りをする必要があるとの事で、
兵達にはそのように指示し、戦ってもらっている。

命がかかった戦場で、 『防衛に徹して攻撃は手を抜け。』
と言う命令は不条理なモノなのだが、
皆、この戦の後に必ず平和な洛陽が訪れると信じて、
音々ちゃんや私達の作戦指示を聞いてくれている。

こうして、お互い消極的な戦闘を数日繰り返した所で、北西の方から砂塵が確認でき、
とうとう、賈詡さん達の部隊が到着し、
野営地で天幕を張り最後の作戦の準備を開始する。


「待たせたわね、皆大丈夫なの?」
「詠ですか、ようやく来たですね。
こっちは連合軍が撤退しないか気が気でならない状態でしたよ。
兵の被害ですが戦果に対して、かなり軽微に抑えられました。」
「そう、こちらの方はあまり時間をかけていられないから、
天幕を張って、陣形を整えたら、すぐにでも作戦を開始したいのだけど。」
「では、明日から早速虎牢関を開放する準備をするのです。
資材の搬出を開始するので数日ほど掛りますが、それくらいならば大丈夫でしょう」
「汜水関で空城の計に火計を重ねて被害を与えていたから、
虎牢関が空でも、いきなり突っ込んではこないと思う。
関の内部を入念に調べてからくるだろうから、
こちらが陣形を整える時間くらいは稼げるはずだよ。
音々ちゃんどうですか?」
「問題ないのです。」
「わかったわ、私は野営地に戻って月の手伝いをしてくるわ。
月一人じゃ色々キツイみたいだから。」
「わかったのです。」
「しかし本当にココ戦場なの?
なんでこんなに関の中の雰囲気が落ち着いているのよ。」
「今は連合も私達も矢を撃ち合って騒いでいるだけですから。
連合の戦術で、昼夜問わず攻撃を仕掛けて、
私達を眠らせないようにするのが目的のようです。
向こうは部隊数も兵数も多いですから。」
「事前に対策を取っていたあの策ね。
汜水関、虎牢関の両方の関は堅牢だから、少しくらい防衛力が落ちても大丈夫だし、
やることがわかっていれば、対策も楽に取れるわよね。
だけど、他の場所からの侵入だけには気をつけるのよ?
「わかっているのです、それには細心の注意を払っているのです。」
「ならいいわ。
・・・そういえば、貴方達、真名を交わしたのね。
喜媚は前まで音々の真名呼んでなかったわよね?」
「えぇ、今回の戦では色々有りまして。
華雄さんは一族の掟があるので、真名を教えられないのですが、
それ以外の霞さん、恋さん、音々ちゃんとは真名を交わしました。」
「霞や呂布も!? ・・・コホン。
そ、そう? まぁ、一緒に戦場に立てば色々親交も深まるわよね。」
「「?」」


いきなりの賈詡さんの態度の変化に私と音々ちゃんは驚くが、
賈詡さんはすぐに、いつものように落ち着く。


「どうしたんですか詠?」
「なんでもないわ。
・・・そうね、この戦が終わったら一度、喜媚の家に遊びに行くわ。
あんた達がいない間、通常の政務をするのに手一杯で、
新しい政策の話も出来なかったし、
一度時間を取って、今後の事をゆっくり話し合いましょう。」
「それはいいけど・・・」
「それじゃあ、音々も恋殿と一緒に行くのです。」
「あんたはこなくていいわよ。
あんた達は洛陽に戻ったら溜まった仕事が山ほどあるから覚悟しなさい。」
「そ、そんなぁ・・・」
「じゃあ、そういう事で、ボクは戻る事にするわ。」
「それじゃあ、下まで送ります。」
「そう、お願いするわ。」


こうして賈詡さんは一緒に来ていた護衛と一緒に、野営地へと帰っていったが、
何か様子がおかしかったが、私の気のせいだろうか?


賈詡さん達が戻り、私達は虎牢関からの撤収準備を始めた。


数日かかって虎牢関の内部に、
連合に渡って困るような資材や書簡を全部引き上げて、西門を取り外し、
一応、通路に油だけ撒いて、汜水関の時のような火計を警戒させ、
時間をかせぐようにしておき。
私達は、連合軍の部隊交代の時期に合わせて、虎牢関から撤退した。




--荀彧--


先ほど攻撃要員の交代で公孫賛の部隊が出ていったのだが、
その様子を見に行かせていた斥候が戻ってきて、おかしな報告をしてきた。


「敵の反抗が全く無いですって!?」
「はっ、先ほど我々に変わり、公孫賛の部隊が攻撃を引き継いだのですが、
その際に敵からの攻撃の矢が一切飛んでこずに、
おかしいと思った公孫賛が、門前まで斥候を飛ばして確認したのですが、
門は閉められているのですが、攻撃をしても梯子を掛けても一切反応がありません。」
「どういうこと? このまま守り続ければ、
連合は勝手に自滅したのに、わざわざ虎牢関を捨てるなんて・・・
汜水関の時は空城の計と火計で兵を削ったり、
虎牢関、汜水関の間に連合軍を閉じ込め、挟撃すると言う作戦もあったけど、
わざわざ、勝てる戦を捨ててまで虎牢関を捨てるのはどういう事かしら?
ともかく華琳様の所に報告に行くわよ!」
「はっ!」


現在、私は曹操軍に割り当てられた戦闘(?)を終了し、
その後処理をしつつ、休憩を取っていたのだが、
その時に他の軍を見張らせていた斥候から、緊急の報告がやってきて、
報告を聞いた後、華琳様に報告に向かった。


「そう、わかったわ。
そこの者は下がっていいわよ、桂花は残って頂戴。」
「それでは、失礼します。」


一緒に報告に着ていた兵は、華琳様の天幕から出ていき、
天幕の中には、華琳様と私、それと秋蘭が残っている。


「さて、どういうことかしらね?
まさか本気で洛陽を開場して、
自分は悪政など行なっていないと言う証明でもする気かしら?」
「さすがにそれはどうでしょうか? 危険性が高すぎます、賈詡が止めるでしょう。
それに、そのまま攻めこまれ、陛下を連れ去られでもしたら話にもなりませんし、
袁紹はともかく、張譲はそれくらいやりかねませんよ?」
「だけど、それ以外に、今この段階で虎牢関を捨てる意味は何が考えられるか・・・
汜水関を捨てるのは、その為の布石と橋瑁を討つためと考えれば、
理解できなくもないけど、
わざわざ敵軍を本拠地まで誘うほど、董卓はお人好しかしら?
それはそれで、別の意味で覚悟があるとは評価できるけど、あまりにも愚策、
人を善く考えすぎじゃないかしら?」
「単純に野戦で決着を付けるというのは?
こちらは士気がガタ落ちですし、
虎牢関の西門を閉められないように取り外しておけば籠城も出来ません。
虎牢関を通れる兵数は限られますから、
矢の集中攻撃でもうけたら一方的にやられます。」
「それだったら素直に虎牢関と汜水関の間で挟撃のほうが良くないかしら?
そもそも董卓に連合軍を潰す気があるの?
今までの戦いでそんな気配は全くなかったけど。
橋瑁を討つ時に不意を突いたとはいえ、アレだけ見事な戦をしたのよ。
本気で連合軍を潰す気なら、もっと攻撃が苛烈になってもいいのに、
まるでこちらに合わせるように、消極的に防衛するのみ。
おまけに汜水関に罠を張ったとはいえ、戦果としては対価が少なすぎる。」
「・・・今手元にある情報では、どうにも判断がつきません。
まさか、あの火薬を使って虎牢関を通ろうとした連合を、
虎牢関ごとまとめて連合の兵を吹き飛ばすとか・・・
北郷によれば、火薬の量の調整次第で不可能ではないそうですし。」
「それをやられたらどうしようもないわよね。
まぁ、ここで私達が考えてもしょうがないわ。
ココは麗羽に汜水関同様、虎牢関を抜いた名声をあげるから、
先陣を切れと言いくるめるか。
麗羽もそこまで馬鹿じゃないから、
今度はちゃんと調査してから関を抜けるでしょう。」
「そうですね、それが良いかと。」
「それと・・・どうにも嫌な予感がするわ。
そろそろ張譲をウチで確保しておこうかしら?
この状況で決戦になったら、間違いなくあの男は逃げ出すわよ。
連合軍はもうガタガタなんですもの。」
「分かりました、準備しておくように指示しておきます。」
「頼んだわよ。」


こうして公孫賛の報告で、虎牢関がもぬけの殻だということがわかり、
新たに軍議を開いて、袁紹の部隊と火薬の知識がある北郷の部隊で綿密に調査し、
虎牢関を抜ける事にした。

この時、私は軍議の席で、
火薬について知らないふりをしておいた事を素直に過去の自分に感謝した。
流石に虎牢関ごと火薬で吹き飛ばされる可能性がある調査なんてやりたくない。
喜媚の性格からして、その可能性は殆ど無いが、賈詡や陳宮ならやりかねない。
うまく喜媚を諭して実行させる可能性が、全くないとは言えない。


虎牢関の調査が終わり、汜水関同様 通路に油が撒かれていたが、
人っ子一人いない、完全な空という事だったのだが、
その時 城壁から西の方を監視していた斥候から、
董卓軍と思われる大軍が西の平原で陣を敷いている事が発覚し、
あわてて連合軍も虎牢関で籠城しようとしたのだが、
予想通り西側の門は取り外されていたので、籠城することも出来ない。
やむなく、油の処置だけ急いでして、虎牢関の調査が終わった後、
速やかに虎牢関を抜け連合軍側も陣を敷く。

その間、董卓軍側はこちらを攻めるでもなく、
ただ、私達連合軍が陣を敷く間じっと待つのみであった。


軍を率いて陣を敷いて戦闘準備は万全にもかかわらず、
すべての牙門旗を下ろしているのが、私には不吉なモノに見えた。




--孫策--


軍議が終わり、袁紹と北郷の部隊で虎牢関の安全を確認している間、
私はものすごく嫌な予感が感じていた。

それは今まで感じたことのないほどのモノで、
今動かないと身の破滅どころか、
孫家の復興の望みが完全に絶たれてしまうほどの胸騒ぎだった。


「冥琳!!」
「どうした雪蓮?
まだ虎牢関の調査は終わっていないが、何かあったのか?」
「今すぐ明命を呼んできて!」
「なんだ急に、虎牢関の調査は袁紹と北郷に任せるのではなかったのか?」
「いいから早く!!」
「ふむ、分かった。」


冥琳は私の慌てた様子を見てなにか悟ったようで、
すぐに天幕の外に出て、明命を呼びに行った。


「連れてきたぞ雪蓮。」
「ありがとう冥琳、明命も急に呼んで悪かったわね。」
「いいえ、何か緊急のお呼び出しとか?」
「えぇ、実は今すぐ張譲を捕えて来て欲しいの、それも急いで。」
「何っ!?」 「今からですか!?」
「えぇ、すごく嫌な予感がするのよ。
今までなかったような悪い予感がするわ、孫家の存亡に関わるくらいに。」
「・・・普段だったら馬鹿にするが、雪蓮の勘は当たりすぎるからな。
ともかく、どちらにしてもそろそろ張譲が逃げ出しそうだったので、
捕縛しようと思っていたところだ。
明命、行けるか?」
「大丈夫です、指示さえいただけたら今すぐにでも取り掛かります。」
「じゃあ、お願い。
必ず生かして捕縛してちょうだいね、生きていれば後はどうでもいいから。
多少荒事になってもこの際構わないわ、必ず生かして張譲を捕えてくるのよ!」
「・・・分かりました。
必ず逃がしません。」
「頼んだわよ、明命。」
「はっ!」


こうして明命は部隊を率いて張譲を捕縛に向かった。




--北郷--


俺達は袁紹に半ば脅迫気味に脅され、
虎牢関内に汜水関のように火薬が仕掛けられてないか、
調査をさせられることになってしまった。
現在は桃香と朱里、雛里、それと護衛に鈴々は天幕で待機してもらい、
敵が潜んでいた時の対策のため、袁紹の工作部隊と、
俺と星、愛紗と数十名の工作兵で虎牢関の調査を行った。

とりあえず俺は思い出せる火薬の形状を部下に教えて、
発見しても絶対に触らないようにと言う事と、
怪しい場所にはまず水を掛けてから調査するように指示した。


「すまないな皆、俺のせいでこんな危険な事に巻き込んでしまって。」
「何、仮に 『ばくはつ』 ですか?
それが起こっても戦場で流れ矢が飛んでくるような物です。
武官ならば、戦場での死はすぐ隣に常にあるもの。
出来るならば、武名高い武将との一騎打ちで散るのが良いのですが、
部下や他の兵を守るために斥候をして散るのも一興。
ご主人様の気になさることではありませぬ。」
「そうですよ、今回、我らにはできる事があまりにも少なすぎた・・・
ココで散るのならば、それも我らの運命でしょう。」
「星、愛紗、ありがとう。
とにかく、今はやれる事をやろう。
火薬が仕掛けられているのか、それとも何もないのか。
時間はいくらでもかかっていいから、慎重に少しずつ確実に調べていこう。」
「「はっ!」」


そして俺達は、分担して虎牢関の内部を徹底的に調べたが、
結局通路に油が撒いてあっただけで、それ以外には何も仕掛けられていなかった。

この調査で一気に老けた気がする・・・戦場を見た事はあるが、
実際に戦場に立つ兵の気持ちはいつもこんな感じなんだろうか?
死が常に隣にある、この緊張感はできたら二度と味わいたくないものだ。




--喜媚--


現在、連合軍が虎牢関から次々と出てきて急いで陣形を整えている。
私達はその様子を眺めるだけで、特に何も行動しない。
敵から口上なり戦端を開かせるのが今回の目的だからだ。

そうして数時間ほどで敵の陣形が整い、
敵の総大将の袁紹さんとその護衛が騎馬で前に出てきて、口上を述べるようだ。

こちらはそのまま誰も前に行かずに、ただ袁紹さんの口上を待つ。


「オーッホッホッホ! 関に篭ってばかりかと思ったら、
こうして野戦で華麗に勝負を決めようとは、少しは見直しましたわ。
この私率いる連合軍が、貴方達を完膚なきまでに叩き潰して上げますわ!!」


袁紹さんのその口上を聞いた途端、
私達の牙門旗と、洛陽から駆けつけた馬超さん達の牙門旗も合わせて一気に掲げられ、
更に皇帝が出陣する時の蚩尤旗も立てられる。
中央の一番守備が多い部隊が左右に動き、
後ろから、日除けの布がかかった屋根付きの黄屋車(皇帝が乗る車)
に乗った人物が前に出てきた。
連合軍は董卓さんだと思うだろう・・・だがそこに乗っていた人物は。


「ほぅ、妾を叩き潰すとな?
それはすなわち、お主は自分が朝敵であると名乗ったと言う事で良いな?」


前方に進んだ黄屋車にかかっていた日除けの布が開かれ、
中から出てきたのは武装した献帝陛下、協ちゃんだ。

その黄屋車を援護する部隊の旗は 「蚩尤旗」、
前漢時代の皇帝劉邦が使用していた軍旗、
すなわち皇帝陛下の軍、禁軍だ。


「どうした袁紹? 妾を叩き潰すのであろう?
ならば妾に弓を引いたと見てもよいな?」
「な、な、な・・・・へ、陛下・・・ですの?」


突然予想だにもしなかった人物の登場で、さすがの袁紹さんも混乱状態だ。
反董卓連合の兵士や諸侯達も、
今自分の目の前で起こっている状況に理解が追いついていないようで、
あの、曹操さんでさえ、面白い顔を晒している。

連合軍の誰も、想像にもしなかっただろう、
この場に鎧を着て武装した皇帝陛下本人が現れるなんて事。
だが、この戦を平和的に収める最もいい方法は、
皇帝本人を連れてきて、本人の口から悪政等無く、
軟禁もされていないという事を証明する事だ。
しかし、皇帝陛下を洛陽の宮殿から戦場に出すなど、本来有り得ない策だろう。
それに皇帝陛下に万が一の事があるといけないので、長時間出すわけにも行かないし、
連合を追い詰めすぎて戦端を開かせるわけにも行かない。
ある程度士気を落として、この状況で戦端を開くことが、どれだけ愚かなことなのか、
思考できる程度には心理的余裕を持たせて置かなければならない。
しかし、コレでこの戦はこれ以上の死傷者を出さずに終える事ができる。

賈詡さんや音々ちゃん、董卓さん達では絶対思いつかない。
この世界の常識に囚われずに、且つ、協ちゃんに直接戦場に立つことをお願いできる、
私にしか献策できない、戦闘を平和的に収めることができる策だ。


「妾が劉協じゃ。
袁紹、そもそもお主とは何回か面識があろう?
それとも漢の忠臣を謳っておった割に、妾の顔も忘れおったのか?」
「い、いいえそんな! 滅相もございません!」
「うむ、妾も其方が張譲、橋瑁らと結託して出した檄文は読んだが、
あえて今一度問おう。
其方ら、何用で妾が住み、民の笑顔で溢れておる洛陽を攻めた?」
「そ、それは・・・董卓さんの暴政を止め、陛下をお助けするために・・・」
「ほう? ならば袁紹よ、お主が言うには、妾は軟禁されておるらしいが、
こうしてココに居る妾は董卓に軟禁されておるのか?
妾は以前とは違い、護衛付きではあるが、
宮殿内ならどこでも好きなように行く事ができるぞ?
それに洛陽の町にも出た事もある。
望めば董卓はどこへでも好きな所へ妾を連れて行くだろう・・・
護衛付きではあるがの。
それに、お主らの言うように董卓が暴政を働くのならば、
洛陽の民はさぞ苦しんでおるだろうな。
だが、妾がココに来るまでに見た洛陽の町は民の笑顔で溢れておったぞ?」
「そ、それは・・・・」


協ちゃんの問に、袁紹さんは挙動不審になり、何も返答できなくなる。
しかしおかしいのは、袁紹さんの横にいるはずの張譲がいない事だ。
まさか異様な気配を察知して逃げられたかと思い、
賈詡さんはすぐに部下に捜索の指示を出している。


「袁紹よ! それにこの連合に集まった諸侯も聞くが良い!
今から各諸侯の代表者を数名選出し、洛陽の宮殿まで来るのじゃ!
その場にて、其方らの言い分を聞こう!
連合の兵についての仔細は董卓、お主に一任する。
洛陽の民が怯えぬように細心の注意を払うようにな。」
「かしこまりました。」


こうして反董卓連合の戦闘は、思いもかけない皇帝陛下本人の登場により終了し、
反董卓連合対董卓軍の戦闘は終了し、戦後処理へと状況が移行した。


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  1. 2012/09/26(水) 17:48:40|
  2. 真・恋姫†無双 変革する外史。
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