たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  020



修学旅行 3日目 早朝




「・・・・・・・」 #

「・・・・・・・」 #

「・・・・・本当に申し訳ございませんでした!」 orz

「・・・・・・・ゴフッ」


エヴァが仁王立ち、茶々丸が脇に仕え、千雨が着崩れた浴衣で土下座、

私はボロ雑巾のように横たわる。




「長谷川 千雨・・・・貴様、よくもやってくれたな・・・・」

「今回の事は悪かったと思ってる・・・・・だけどっ!

私も先輩の事は本気でっ!!」

「・・・・・黙れ。」

「・・・はい。」


「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」


エヴァと千雨がにらみ合いを続ける中で、ボロ雑巾にされた私は放置されている。


「・・・・・・・・・はぁ~・・・・全くっ!」 #

「・・・・・・エヴァ。」

「貴様がいずれこういう行動に出ることは分かっていたが・・・まさかこのタイミングとは・・・」

「マスター、千雨様もこうして謝っているので寛大な処置をお願いします。」 #


流石に二人の様子を見かねたのか、茶々丸が千雨を庇う。

しかし、茶々丸も庇いはするが様子がおかしい・・・特に私に対しての目付きが。


「別に千雨をどうこうしようとは思っていない。

私もこうなることは予想していた、中学卒業位の時期に

はっきりと立場を弁えさせた上で、・・・おもいっきり腹は立つが

それなりに譲歩するつもりだった。」

「エヴァ・・・・・」

「千雨が本気なのは分かっている、

私も姉様がその辺の女と浮気するなら殺してでも止めるが、

千雨ならば・・・腹は立つが理解はできる。

私が正妻というのは揺るがんが、それなりの立場でなら許すつもりだった。」

「エヴァ! それじゃあっ!?」


エヴァの意外な言葉に千雨が歓喜の表情を見せる。


「だがっ! 今回のこの行動を許すわけにはいかんな。

私の京都、奈良の観光をぶち壊しにしてくれたんだ、

・・・・・・・・私だって姉様との温泉宿での夜を楽しみにしていたのに・・・・」 //

「・・・申し訳ございません。」 orz


再び、エヴァの仁王立ち、千雨の土下座の構成に戻る。


「・・・・・ふむ、長谷川千雨、貴様の今回の行動の罰は・・・・」

「・・・・」 ゴクリ

「修学旅行期間中、姉様との接触、手を握ったりする事を禁止する。」


「・・・・・・・・なん・・・・・だと・・・・?」 lll



千雨の表情が絶望に染る。


「昨晩は私が締め出され臍を噛む思いをしたんだ、

これから家に帰るまで、

貴様は私達のラブラブの様子を眺めて せいぜいくやしがるがいい!!」


(・・・え? そんな事でいいの?)


エヴァの意外に優しい罰に私は驚くが、千雨の様子がおかしい・・・


「そ、そんな・・・・だって・・・・エヴァ、お願いっ! それだけは・・・!!」

「ならんっ!! 決定事項だ!」

「そんな・・・・・・」 lllorz

「千雨さん、良かったですね。」


正直、私もこの程度ですんでよかったと思ったが千雨には凄い罰になっているようだ。


「フッ フフフ 、長谷川 千雨、貴様の今の心境、

私には手に取るようにわかるぞ?

初めての夜を過ごした相手と触れ合うこともできず 自分はただ見つめるのみ、

まして、他の女とイチャつく様子を見せつけられる苦しみ、凄まじいものだろうな?

ハーッハッハハハハハッ!!」

「・・・グググッ!!」 #


千雨が親の敵でも見るような、ハイライトの消えた瞳でエヴァを睨みつける。


一通り高笑いをしたエヴァが、ボロ雑巾の私の元へやってきて、

目の前に座り込み、私の頭をそっと自分の膝に乗せる。


「ほら姉様、 昨夜 は疲れただろう?」


エヴァのかける声は優しいが、同時に凄まじいプレッシャーを感じる。

今下手なことをしたら・・・・殺られる!?


「千雨、お前は風呂に入って来い。

そんな匂いをさせて朝食の時にクラスのガキ共の前に出るわけにはいかんだろう。」

「・・・・あぁ、そうさせてもらうよ。」 lll


千雨はかなり落ち込んだ様子で、少しぎこちなさそうに内股で歩いて脱衣所に行く。

そうして部屋には私とエヴァ、茶々丸が残され、味方はいなくなった・・・


「さぁ、姉様とはもう少し、お話しようか?」

「ソプラノ様、私もお話があります。」





私の救いはなくなった・・・・













千雨がお風呂から上がり、真っ白に燃え尽きた私もお風呂に入り、

汗などの体液を落としすっきりとする。


千雨は少し眠れたものの、目の下には多少隈が見えるが体調は問題ないようだ。



精神的にはかなり問題あるようで、昨晩とは打って変わって、目が虚ろだ・・・・



その後茶々丸のいれてくれたお茶を飲み、朝食の時間になったので移動、

食堂では、一部のクラスメイトの様子がおかしかった。


特にネギ先生と神楽坂さんが酷く深刻な様子で、なにやら話し込んでいる。




朝食後、ロビーで本屋ちゃんを囲んで人集りができている、

様子を伺うと、昨晩のネギ先生の唇を奪うとかいうイベントの商品が

授与されているようで、なにやらカードのようなものが手渡されている。


『エヴァ、あれって仮契約カードだよね?』

『ん?・・・・そうだな、ぼーやと宮崎のか。』

『それで朝食の時のネギ先生と神楽坂さんの様子がおかしかったのか。』

『やはり昨夜のイベントは淫獣と朝倉が仕組んだ仮契約の従者集めか、

ぼーやの唇を奪うとか・・・よくそんな話に乗るものだ、理解できん。

・・・・・そういえば姉様は千雨の大事なモノを奪っていたな?

何か商品をやろうか?』 #

『け、結構ですっ!!』 lll

『遠慮することもないだろう? 帰ったら別荘に1週間ほど篭ろうか。 』


帰った後も私の地獄は続く。


酷く落ち込んだ様子で私とエヴァを見つめる千雨、

食事などの時以外すっと手をつないでいる私とエヴァ、それに続く茶々丸。


食後4人で一度部屋に戻り、今日の予定を確認する。


「よし、では今日の予定を言うぞ。

今日は京都を少し回った後にシネマ村に行き 着物を着る!」

「着物なんか何着も持ってるじゃない、十二単もあるし。」

「馬鹿者、シネマ村で着物を着てあの町並みを歩くのがいいんじゃないか。」

「そういうものですか。」

「そういうものだ、私と姉様で、一番いい着物を着るぞ。

茶々丸と千雨も着るがいい、千雨は禿の格好でもいいぞ?」

「それを着るのはお前の方が似合うだろう!!」

「どこがだ! 私が似合うのが姫か花魁辺りだろう。」


(((花魁は無い。)))






部屋で準備を済ませた私達は京都観光に出発した。


今日は観光地よりも古い町並みを楽しみ、お茶を飲んだり、

チャチャゼロへのおみやげ買ったりしながら、シネマ村の方へ向かう。






京都 太秦シネマ村




「お~いいなココは、古い町並みで、着物を着てる奴が多いから昔を思い出すようだ。」

「結構皆着物とかの衣装を着てるね。」

「思ったよりも衣装着てる奴が多いな。」

「マスター、貸し衣装屋はあちらのようです。」


茶々丸がシネマ村入り口脇の貸し衣装屋を見つける。


「よし、早速着替えるぞっ!!」

「っと、エヴァ、いきなり走りださないでよ。」

「マスター、手をつないだまま走ると危ないです。」

「・・・・・・はぁ、先輩ぃ・・・」


4人で貸し衣装屋に行き、借りる衣装を選ぶ。


エヴァは公言通り一番いいお姫様の着物を借り、私もそれの色違いを借りる。

千雨は文句を言いながらもコスプレ魂に火がついたのか、

巫女服を借り、茶々丸はお城の奥女中の着物を借りた。


「なかなか、似合っているな。

千雨、貴様が奥女中の着物ならいい感じにそろったのに・・・空気読めよ。」

「う、うるさいな! 何が悲しくてお前の女中にならなくちゃいけないんだ!」

「姉様の女中ならいいのではないのか? ・・・ん?」

「・・・・・・っく」

「皆さん、よくお似合いです。」

「茶々丸もいい感じだよ。」

「ありがとうございます。」 //



貸し衣装屋での着替を済ませた私達はシネマ村の観光を開始。

お姫様衣装効果なのか道を歩くと人が避けていってくれるので

移動はかなり楽だった。


エヴァも時代劇や映画で見たことのあるセットに興奮し、それを押さえる茶々丸。


千雨も朝の機嫌を持ち直したのか、楽しんでいるようだ。


何箇所か周り、一旦休憩のために茶店に入り、お茶とお団子を注文、

お団子を食べながら休憩していると、入り口の方角から

クラスの知り合いがやってくる。


コスプレしているので最初はわからなかったが、

近衛さんや桜咲さん、その他にも綾瀬さんや委員長の班の人達もいる。


綾瀬さんが私に気がついたようで、手を振ると答えてくれた。


そうしていると入り口とは反対方向の方角から馬車が勢い良くやってくる。


「どうも~神鳴流です~~・・・・じゃなかったです。

そこの東の洋館のお金持ちの貴婦人にございます~~。

そこな剣士はん、今日こそ借金のカタに、

お姫様を貰い受けにきましたえ~~。」


馬車に乗っていたのは修学旅行初日の夜、

千草さんと共闘していたゴスロリ少女、月詠ちゃん。


原作通りに近衛さんを攫いに来たようだ。


「ほ~なかなか凝った演出だな。

アレはこの間 符術を使う女と一緒にいた二刀流のゴスロリ女。

なかなか面白い見物になってきたな。」

「先輩あのドレスの女知ってるのか?」

「あの子は修学旅行の初日にネギ君を襲った奴らの仲間なんだよ。」

「・・・・いいのかよ、こんな人目に付く場所で。」

「逆にココなら多少のことがあっても映画の撮影か

イベントだと勘違いしてくれるからいいと考えたのかもね。」

「お、あのゴスロリ女桜咲に手袋を投げつけたぞ、よく分かってるな。」


私達が話し込んでる間に向こうも話が進んでいるようで

月詠ちゃんが桜咲さんに手袋を投げつけた。


「エヴァはこういうの好きだよね、ネギ先生の時もやってたし。」

「こそこそと動くより、正面から手袋でも投げつける方が潔くていい。」

「そういうものかねー。」

「それにしても、あのゴスロリ少女もかわいいねー。」

「「どういう事だ! 姉様(先輩)っ!!」」

「・・・・・ちょ、二人して、・・・落ち着いて二人共。」

「「また他の女に手を出すつもりか!? 堂々と浮気か!?」」

「お二人共息がぴったりです。」

「「・・・・こいつと一緒にするな!?」」

「・・・・」

「・・・・」


エヴァと千雨、二人共顔を赤くしてにらみ合う。


「ほ、ほら二人共、向こうの話がついたようだよ。

30分後にシネマ村正面横の日本橋で決闘だって。

今の内に場所取りに行こ。」

「う、うむ、・・・・・行くぞ。」

「・・・・・・あぁ。」

「お代はここに置いておきます。」


茶々丸が代金を置き、私達4人で決闘の場所がよく見える所に移動、

先程のイベント (?) を見ていた人がいたのか、

結構な人集りができている。


しかしココでもお姫様コス効果が発動したのか、

私達の周りは人が避けていくようだ。




誰かが持ってきてくれたのか、長椅子に私達が腰掛けて

お茶を飲みながら待っていると、委員長を先頭に

桜咲さん一行が現れ、橋の方には月詠ちゃんも現れた。


「ふふふふ♡

ぎょーさん連れてきてくれはっておおきにー、

楽しくなりそうですなー♡」


月詠ちゃんに気がついたのか、桜咲さんが睨みつける。


「ほな、始めましょうかー、センパイ♡

このか様も刹那センパイも・・・ウチのモノにしてみせますえー♡」


「ウチのモノ」 と言う言葉に反応したのか千雨が赤くなる。


「ふふふ♡」


月詠ちゃんに気圧されたのか、近衛さんが桜咲さんにしがみつく。


「せ・・・せっちゃん、あの人・・・なんか怖い。

き、気をつけて・・・」

「・・・安心してください、このかお嬢様。

何があっても私がお嬢様をお守りします。」

「せ・・・せっちゃん・・・」


桜咲さんのいい笑顔と演技 (?) で周りの観客も沸き立つ。


「ほう、桜咲め、なかなかいい演技をするじゃないか?

役者でも食っていけそうだな。」

「桜咲はアレなのか・・・・・百合の園の住人なのか?」

「・・・・なにっ!? あの女・・・・・危険だな。」 lll


百合という単語にエヴァが過剰反応を示す中、

桜咲さんと月詠ちゃんの決闘が始まった。


月詠ちゃんが式神を召喚し、邪魔になる委員長達の足止めをする。

桜咲さんはその間に、張り付いていたと思われるネギ先生の式神を

人間サイズに変換し、近衛さんを避難させる。


「おいおい、あのゴスロリ女無茶するなー、こんな人目の多い場所で

式神をあんな数呼び出して。」

「・・・・・私チョット向こうにいってていいか? こんな所でバレたくない。」 lll

「じゃあ、私と一緒に近衛さんを追いかける?」

「い、いいっ! 遠慮する! 向こうのほうが子供先生がいる分 危険そうだ。」

「なんだ、姉様は見ていかんのか?」

「近衛さんの方が本命っぽいからねー。

あっちの方に行けば千草さんに会えそうだから。」

「何だ、あの露出狂の符術使いか。」

「あの娘は露出狂じゃなくて、ネギ先生に脱がされただけだよ・・・・」

「ならば千雨はここに残れ、茶々丸、姉様についていけ。」

「了解しましたマスター、ソプラノ様よろしくお願いします。」 //

「お願いね、茶々丸。 早速だけど、この格好で走るとはしたないから

お姫様抱っこで、近衛さんを追いかけてくれる?」

「かしこまりました。」 //


桜咲さんと月詠ちゃんが剣を交えてる間、私は茶々丸に抱き抱えられ

近衛さんを追いかける。


私を抱えた茶々丸が凄い速さで、ネギ先生と近衛さんを追う。


「わー、エヴァより・・・・・・はやーい!」

「ソプラノ様、その台詞は危険です。 マスターの前では言わないでください。」

「・・・そう? わかった?」


よくわからないが茶々丸に注意された。


そうしている間に、ネギ先生と近衛さん、二人はお城の中に入っていく。


「茶々丸、あそこのお城の脇に生えてる木に登って。」

「了解しました。」


茶々丸は、私を抱えたまま、一気に木の枝まで飛び移る。

すぐに私は木の枝に認識阻害の小規模結界を刻んだナイフを刺し

見つからないようにする。


ちょうどこのあたりからなら、お城の中も少し見えるし、外もよく見える。

お城の中を見ると、千草さんと白髪の少年、アーウェルンクスがいる。


そこへ、近衛さんを連れたネギ先生が現れ、誘い込まれたことに気がついたようだった。 


「声がよく聞こえないなー、茶々丸聞こえる?」

「はい、ネギ先生が実体でないことが相手に認識されたようです。」

「あ、千草さんが式神を呼んだ。」


千草さんが式神を召喚するとほぼ同時に、ネギ先生は近衛さんを連れ

お城の屋根に上がる。


「お嬢さまっ!」


下から聞こえる歓声の中から一際大きく桜咲さんの声が響く。


ネギ先生は千草さんの式神に矢で狙われ、どうにもできない状態、

桜咲さんはまだ下で月詠ちゃんに抑えられてる。


そんな中、アーウェルンクスがきょろきょろと、周囲を見回している。


(あ~・・・やっぱり、前もそうだったけどアイツ、私の存在に気がついてるっぽいな~。)


「聞ーとるか お嬢様の護衛、桜咲刹那!

この鬼の矢が二人をピタリと狙っとるのが見えるやろ!

お嬢様の身を案じるなら手は出さんとき!!」


千草さんが桜咲さんに警告し、ネギ先生に近衛さんを渡すよう要求する。

ネギ先生もどうすることもできず、近衛さんも怯えているようだ。


「どうしますかソプラノ様、私ならあの式神を仕留められますが?」

「今回は手を出さなくていいよ。

この場で近衛さんを連れ去られても私達には関係ないからね。」

「・・・・了解しました。」

「茶々丸は優しいから助けたいんだと思うけど、今ここで私達が動くと

今後学園の奴らは私達を頼って来るようになって、エヴァも私も巻き込まれる可能性が高い。

それに、私達は今回の件、事前に学園長には警告してある。

それを聞かなかった結果がこれなんだから自業自得だよ。」

「・・・・・はい。」

「私達には全ては助けられない、私は家族を助けるためには手段を選ばないけど

彼らはその枠には入っていない。

茶々丸も、今は解らなくていいからゆっくりと考えておいてね、

自分の手で助けられる人を選ばなくてはいけない時が来るかもしれないから。

その時に誰を助けるのか? エヴァと私、どちらかしか助けられない場合

貴女はどうするのか? 今の内から考えておくといいよ。」

「・・・・・・了解しました、ソプラノ様。」


茶々丸の表情は少し暗いが、話したことは理解してくれたようだ。

本来プログラムで動く茶々丸なら、この取捨選択は容易なはずだが

心が生まれているせいか、迷いが生じている。


(茶々丸にとってはいいことだと思うけど、超や葉加瀬にはどうかな・・・・)


「それにね、安心して茶々丸。 今回は多分大丈夫だよ。」

「私にはよくわかりませんが?」

「手段を選ばなければもっと簡単に近衛さんを奪えるはずなのにそうしないでしょ?

千草さん達はなんだかんだで優しいから攫われたとしてもそんなに酷い事にはならないし

攫われた後で学園長に連絡してやれば彼らも本気で動くでしょう。」

「学園長には事後連絡でいいのですか?」

「本来は連絡だってしなくていいんだよ、教えてやることで貸しを作ってやるんだ♪」

「了解しました。」


茶々丸に話をしてあげてる間に向こうも何かあったようで、

近衛さんが落ち着いたように見える。


にらみ合いをするネギ先生と千草さん、桜咲さんは月詠ちゃんを一旦突き飛ばし

ネギ先生のもとに行こうとしている・・・・その時、

強い風が吹き、近衛さんがよろけそれを支えるネギ先生、

それを見た千草さんの式神が逃げると判断したのか? 矢を放つ。


「あーー!? 何で打つんやーーッ!

お嬢様に死なれたら困るやろーっ!!」


急いでネギ先生が盾になろうとするが、簡易の式神故に耐久力が無く矢が貫通し、

近衛さんに向かう・・・・が桜咲さんが盾になり近衛さんをかばう。

そのまま衝撃で体制を崩した桜咲さんが屋根から落ちる。


「せ・・・せっちゃーん!」


落ちていく桜咲さんを追って近衛さんも屋根から飛び降り、空中で桜咲さんを捕まえる。


周囲がざわめき、二人が地面に激突したかと思った瞬間、

近衛さんの魔力が暴走 (?) 、または覚醒したのか

二人は無事に地面に降り立ち、矢に射られた桜咲さんのケガもなぜか治っているようだ。















「ちっ・・・しまった。」


千草さんが逃げられたことに不満を漏らす。

周囲の目も近衛さん達に向けられ、千草さんたちも撤退の好機と見て

撤収しようとするが、私は結界のナイフを抜き姿を見せ、千草さんに向かって手を振る。


「はぁ~い♪ 綺麗なお姉さん。」


いきなり現れた私達にアーウェルンクスが警戒して構え、

月詠ちゃんも遅れて剣を構える。



・・・千草さんはあっけに取られているようだ。



「なっ・・・・あんさん、何でこないなとこに・・・・」

「また会いましたね、千草さん♪」

「天ケ崎さん、彼女達は知り合いですか?」

「あの御二人は~、このかお嬢様のクラスメイトですか~?」

「千草さんとは将来を誓い合った仲でして。」 //

「あらまぁ~~♪」

「・・・・・個人の趣味には僕は何も言わないけどね・・・」

「ちゃうわっ!? ウチはそないな趣味ではおまへん!!」 //


軽口を叩いて様子を見るが、アーウェルンクスには流石に隙が無い。


「・・・あの黒髪の嬢さんとは、新幹線の中で妨害工作をしてた時に知りおうたんや。

なんでか知らへんが、ウチの名前を知っていてな・・・」

「それはまずいんじゃないかな?

向こうに僕達の情報が渡っているとしたら・・・」


アーウェルンクスが剣呑な様子を見せ、それに反応した茶々丸が私の前に出ようとする。


「そこの僕、そんな怖い顔しないで、お姉さん怖い・・・」

「ちょい待ちぃ、新入り。

ほんで、ソプラノはんやったな、あんさん今日は何の用や?」

「今日は千草さんを見かけたので挨拶に来ただけですよ。」

「・・・・ほんまやろな。」


千草さんたちの表情があからさまに不審そうだ。

この状況でいきなり現れて挨拶しに来ただけと言っても無理だろう。


「今日ここで会ったのは本当に偶然ですよ?

シネマ村を観光していたら いきなり千草さん達が現れたんですから。」

「・・・挨拶に来はっただけなら今日はこれで失礼したいんやけど?」

「せっかく会ったんですから もう少しお話しませんか?

丁度いいので聞きたいことも有るんですけど。」

「なんや? 聞くだけ聞いてみてもええけど。」

「それじゃあ、千草さんたちは近衛さんを攫って何をするつもりですか?」


今の状況からしたら当たり前の質問、

千草さんにもそれほど不審に思われてはいない感じだ。


「それにウチが答えて なんかええことでもあるんやろか?」

「 今の 千草さん達にはそんなにいい事は無いですね、

将来的には千草さん個人にはいい事ありそうですけど。」

「ほんなら今答えることはでけへんな。」

「そうですか、残念です。

それじゃあ、最後に一つだけ、千草さん 新幹線で私が言った言葉覚えてますか?」

「・・・・・ウ、ウチが欲しいとか言うとったことか?」 //

「そう、それです。 覚えていてくれて嬉しいです。

私達はあなた達の邪魔をしようとは思ってませんので好きなようにしてください。

今回のお仕事が終わったら、私に連絡くださいね。

きっと千草さんの望みが叶うお仕事を紹介できますから。」


千草さんの表情が一気に険しくなる。


「あんさん・・・・ウチの望みが何か知ってはるんですか?」

「知ってますよ? 私が頼むお仕事は千草さんが私の願いを叶え、

私は千草さんの願いを叶える。 良い条件の仕事だと思ってますよ。」

「・・・・・・分かった、だが残念やったな、今回の件でウチの望みは叶うから

あんさんのお仕事は受けれそうになさそうやで?」

「本当に その方法 で叶うといいですね。」


千草さんに取ってはにらみ合い、私に取っては見つめ合い、

しばらくそうしていると、アーウェルンクスが声をかける。


「それで 天ケ崎さん、彼女達どうしますか?

僕としては黒髪のお嬢さんと少し話したいことがあるんだけど。」

「ウチはそこの背の高いお姉さんと切りおうてみたいんですが~。」

「・・・今はここまでや、帰ります。」


二人は少々不満そうだが、千草さん達は、屋根から飛び降り、帰っていく。




「それじゃあ、千草さん、また今夜~。」

「今夜ですか? ソプラノ様。」

「そう、今夜。 楽しみだなー。」




私と茶々丸もエヴァの元へ戻り、シネマ村観光を続けた。




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  1. 2012/03/17(土) 16:29:49|
  2. 二次創作小説 ネギま
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