たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  018



修学旅行当日、早朝


「O・KI・RO 貴様らっ!!」


まだ日も登ったかどうかの時刻、昨夜よりやたらテンションの高いエヴァにより

私達は叩き起こされた。


前日より、団体行動の規律がどうたらこうたらと、エヴァがのたまい

強制的に千雨もエヴァ邸に泊まることになっていた。


「・・・・・なんだよ・・・今何時だよ・・・・・・」


まだはっきりと目が覚めない千雨が携帯で時刻を確認し・・・・


「・・・・・・おい、ふざけんなよ・・・まだ5時になるかどうかじゃねーかっ!!

こんな朝に起きて何をするんだよ!!」

「何を言っている、今から朝食を摂ったり、着替や身だしなみを整え

急いで駅に向かわないと、列車の時刻に間に合わなくなる可能性があるじゃないか。」

「ねーよっ!! お前は今からフランス料理のフルコースでも食べるつもりか!?

十二単でも着るのか!? どう考えても時間が早過ぎるだろ!!」

「途中で列車が故障するかもしれんし、敵襲があったらどうするつもりだ!」


千雨が心底呆れた様子でエヴァを見つめる。


「なぁ、先輩・・・こいつ旅行の時はいつもこうなのか?」

「・・・・日本に着てからはずっとこうなんだよ。」

「なにがこいつをここまで狂気に走らせるんだ・・・・」


今更二度寝するわけにもいかず、しぶしぶ私と千雨は起床し

とりあえず部屋着に着替え、お茶を飲んで気を落ちつける。


よく見るとエヴァはもう制服に着替え、荷物の再点検でもしているのか、

昨夜せっかく茶々丸が綺麗に収納した、旅行用バックを引っ掻き回していた。


「・・・茶々丸、ごめんね。 家の妹が・・・せっかく昨日綺麗にしまってくれたのに。」

「いいんです、マスターの望みを叶えることが従者の役目ですから・・・」


無表情の中にも、哀愁と疲労を茶々丸から感じる。

妹が迷惑をかけたお詫びというわけではないが、心を込めて茶々丸の螺を巻いてあげる。



暴走するエヴァを傍目にのんびりと朝食を摂り、

始発電車が動き出すかどうかの時間にで抵抗とするエヴァを

茶々丸が科学の力で黙らせ、のんびりと食後のお茶を楽しんだ後に

チャチャゼロの見送りを受け、予定時間の20分前に集合場所につくように家を出た。







修学旅行、集合場所 大宮駅内某所。



「・・・・・私達以外、皆もう集合してるんだけど。」

「始発に乗って集合した奴もいるらしいですよ、先輩。」

「皆さん元気ですね。」

「貴様らがチンタラやっているから、遅れを取ったじゃないか!!」


集合場所には3-Aは相坂さんを除き、

すべての生徒、教師がすでに集まって雑談をしていた。


「それでは京都行きの 3A 3D 3H 3J 3S の皆さん、

各クラスの班ごとに点呼をとってからホームに向かいましょう。」


しずな先生の号令の元、各クラス動き出しホームに移動、

新幹線に搭乗する。


「おい、先輩エヴァがいねーぞ、どこに行ったんだ?」

「エヴァなら・・・・ 「マスターならすでに新幹線に乗りました。」 ・・・はぁ~」

「アイツが一番団体行動を乱してるじゃねーか・・・」

「全く・・・・しょうがないね、エヴァは。」

「アイツは放っておて行こうぜ、先輩。」 


私は千雨に手を握られて指定座席に連れていかれ、

茶々丸はそんな私たちの後に続く。


クラス全員、座席に着き点呼を終える。


こうして私達の波乱に満ちた修学旅行が幕を開けた。







新幹線車内


『車内販売のご案内をいたします。

これから皆様に席に---』


新幹線車内に車内販売のアナウンスが流れる中、

クラスの皆はそれぞれ思い思いに旅を楽しむ。


カードを使ったゲームをする者、本を読む者、音楽を楽しむ者、

車内で中華まんじゅうを販売する者、様々。


そんな中で私は今回の旅の目的のため、動く。


「エヴァにゃん、ちうたん、茶々丸ぅ、私ちょっと甘いモノを買ってくるね。」

「うむ、私にも何か駅弁を買ってきてくれ。

あと、にゃんって言うな。」

「先輩、悪けど私も何か飲み物を頼むよ。

ちうたんってここで呼ぶな。」

「ソプラノ様、私が行きましょうか?

それと、私は茶々丸です。」

「大丈夫だよ、茶々丸、駅弁と飲み物ね。 じゃあ行ってくるよ。」


席を立ち隣の車両に向かい足を進める。


1つ車両を挟んで2つめの車両との間、目的の人物を見つける。


(彼女で間違いなさそうだね、魔力の反応を強く感じる。

式神を使っているのかな?)


「ちょっとすいません、そこの綺麗なお姉さん。

いくつか欲しいものがあるんですけど。」


車内販売員になっている 天ケ崎 千草 に最初の接触する。


「っ? はい、どのような御用ですか、お客はん。」

「甘いお菓子と、何かご当地の駅弁と飲み物、あと他にも欲しいものがあるんですけど。」

「毎度おおきに、駅弁は名古屋の駅弁がありますな、

飲み物はお茶にコーヒー、あとミネラルウォーターにオレンジジュースが、

甘いモノはチョコレート、おまんじゅうがありますが どうですか?」


話かけた瞬間こそ警戒の色が見えたものの、それ以降は

単にお客と思ったのか、販売員としての対応をしていた。


「それなら、名古屋のお弁当とコーヒー、チョコレートをお願いします。」

「はい、少々お待ちおくれやす。」


千草さんはテキパキと注文の品を包み、値段を計算、

私はお金を払い、お釣りをもらう・・・・


「はい、これ お釣りどす。」

「ありがとうございます。 後もう一つ欲しいものがあるんですけど・・・」

「なんやろか、このワゴンにおますか?」

「大丈夫です、ココにありますから♪」


そう言いながら私は千草さんの手を握り、メモを渡す。


「ワタシの欲しいものは貴女ですよ、天ケ崎千草さん♪」


私が知るはずのない自分の名前を呼ばれたせいで一気に警戒され

臨戦態勢に移ろうとするが、手を握られているせいで私から離れることができず、

式神を現在進行形で使っていることもあり術も使用できない。


「・・・どないなことやろか?

ウチにそっちの趣味はあらへんで、それにあまりいい趣味とは思えへん・・・」


目付きが代わり綺麗な顔が警戒と敵対心で歪む。

妨害工作中にいきなりこんなことを言われれば無理もないか・・・


「そんな怖い顔しないで下さいな、貴方の邪魔をしようとか

そういう事じゃないんですよ?」

「・・・・・・・・」

「とりあえず今日は挨拶だけです、今 手の中にある紙はメモで、

私の携帯の番号が書いてあります。」

「・・・挨拶ちゅうなら、そちらの名前もお知えてくれやらんやろうか?」

「あ、コレは失礼しました。

私の名前はソプラノです、ソプラノ・マクダウェルですよ。」


名を名乗りながら握った手を軽く振り、友好をしめそうとする。


「こら ご丁寧に、ウチの名前は天ケ崎千草です。」

「あまり長居して、仕事のお邪魔しても悪いので、

今日はこれで失礼しますね。」

「そんなら、ウチも仕事がおますさかいこれで失礼します。」

「えぇ、また近いうちに会いましょう、千草さん。」

「ほな さいなら ソプラノはん。」


挨拶を済ませた私は、社内に戻りエヴァ達の待つ席に戻った。


「姉様遅かったな。」

「ちょっと車内販売のお姉さんが綺麗だったから口説いてたんだよ。」

「はいはい、先輩が年上の人を口説くなんてありえねーよ。」

「・・・・・なぜ?」

「だって・・・・なぁ?」 「なぁ?」 「そうですね。」


3人に完全にロリコンのレッテルを貼られているソプラノだった。


「それにしても何か騒がしいわね?

何かあったの?」

「あ~、さっきいきなり大量のカエルが出てさ、捕まえていたんだよ。」

「・・・・何で新幹線で、カエルが出てくる・・・」

「ぼーやに対する関西の嫌がらせだろう。

どうも生き物じゃなく召喚か、関西なら式神とでも言うのか、そういう類の物だったしな。」

「ふーん、まぁ、私達には関係ない話か。

あ、エヴァ、これ駅弁、千雨はコーヒーでよかった。」


二人に頼まれた物を渡し、礼を言われる。


こうして新幹線車内で、トラブルはあったものの、

無事に京都に着き、下車、本日の京都観光にうつった。




清水寺


「京都ぉーーーっ!!」

「これが噂の飛び降りるアレ!」

「誰かっ! 飛び降りれっ!」

「でわ、拙者が。」

「おやめなさい!!」



「しかしこれから飛び降りるって大した事ねーよな、

私がエヴァにたたき落とされた塔の方が数倍は高いぞ。」

「・・・・千雨も大概一般人からは逸脱した思考になってきてるよね。」

「あそこではしゃいでる金髪幼女のお陰だ。」


千雨の指差す方向を見ると確かに金髪の幼女がはしゃいでいた。


「おい! 見ろ!! この絶景、すばらしい!

今は、木々も青いままだだが紅葉の時期に来たら さらに素晴らしいものになるだろう!」

「マスター、そんなに身を乗り出しては落ちてしまいます。」

「ここから落ちるなら本望だろう!?」



「あの幼女とはしばらく離れて行動しようか・・・」

「そうだな・・・」


そうして暴走している金髪幼女から離れた時に、

少し離れた場所から夕映のが聞こえてきた。


「・・・そうそう、ここから先に進むと、恋占いで女性に大人気の

地主神社があるのです。」

「「「「恋占い!?」」」」


夕映の豆知識に触発されたメンバーがネギ先生を連れ

走って神社に向かい、他のクラスメイトもそれに続く。


「ちうたんは恋占いは興味ないの?」

「その呼び方は二人っきりの時にしてくれ・・・

私は神社の恋占いには興味ないな。

そんなものより頼りになる物を用意してあるし。」 //

「そうなんだ、千雨らしいよね。」


エヴァも遅れてクラスに合流し、

全員で恋占いで有名な地主神社にたどり着いた時には惨状が広がっていた。


「あのバカ共はなぜ土に埋まってるんだ?

そういうお参りの方法なのか?」

「それはいくらなんでもないだろう・・・」


私達が着く頃には委員長と佐々木さんが穴に埋まり、引き上げられている最中だった。


「そういえばこの先には音羽の滝があったなっ!!

早速水を飲んでいこう! 付いて来い、貴様ら!!」

「マスター、お待ちください。」

「ったく、あの幼女はしょうがねーな。」

「まぁまぁ、ほら千雨、行こ。」


千雨の手を取り音羽の滝に向かう。


「エヴァはどの水を飲むの?」

「データのよると右から健康、学業、縁結び、だそうです。」

「私は健康で行く!」

「健康に気を使う吸血鬼www。」

「じゃあ私達も同じのにしようか。」

「お供します。」

「そうだな。                 ・・・・縁結びはもう必要ないからな。」


私達が健康の水を飲んでいる時にクラスが合流し、

何か言い合いの後、こぞって縁結びの水を飲みだした・・・・・が様子おかしい。


「おい、あいつらどうしたんだ?」

「なんか顔が赤いね。

水を飲んだお陰でクラスメイト全員で百合カップル大量成立の予感。」

「馬鹿なことを言い出すな!! そんなことがあってたまるか!!」 lll


エヴァが急に怒りだし その場を離れようとする、千雨や茶々丸は

何にそんなに腹がたったのか理解出来ない様だ。


「先輩、エヴァはどうしたんだ?」

「何がマスターの気に触ったんでしょうか?」

「あぁ、それはね。 エヴァは昔私とチャチャゼロと3人で暮らしていた時に

近くに済んでた村人、今はその子孫が世界樹の森のそばで暮らしているけど、

その人達から 『黒百合の主』 って名で呼ばれたことがあってね。」


「「黒百合の主?」」


「そう、その時私は 『籠の黒百合』 って呼ばれてて。」

「・・・・・まさか。」

「そのまさか、エヴァが同性愛者で私を囲っている、という感じで噂されてね。」

「・・・・ップ!」


千雨が笑いを堪え、茶々丸は赤くなり煙を吹いている。


「あの金髪幼女のエヴァが百合でしかも先輩を囲っているって。」 www

「エヴァには内緒にしておいてね、村の人達も悪気があったわけじゃないから、

エヴァも怒るに怒れなくて、その名を呼ばれるたびに顔を引きつらせて大変だったんだから。」


千雨はお腹を抱え、茶々丸は無表情で煙を吐いていた。


「今度何かあったときは黒百合をプレゼントしてやろうぜ。」 w


日頃の生活でに何かが溜まっていたんだろうか?

千雨は一人、エヴァへの日頃の気持ちを伝える方法を企むのだった。






修学旅行初日も終わりを迎え、旅館へと移動、

それぞれ宛てがわれた部屋に移動し、全員での食事、

お腹を満たし それぞれが温泉で1日の疲れを癒すのだった。





side 千雨



「じゃあ私は大浴場にはいけないから皆で行ってきなよ。」

「先輩は一人で大丈夫か?」

「姉様も子供じゃないんだ、風呂くらい一人では入れるだろう・・・・・・寂しいなら私が・・・」

「マスター、入浴時間が決められているので、すぐに向かいましょう。」

「あ、こら、茶々丸、離せ!」

「それでは、ソプラノ様、行ってきます。」

「せ、先輩またな。」 //


(流石に初日はにいきなりはまずいか? エヴァもなにか怪しいし、

今日は様子を見るか・・・・・・い、一応身体は念入りに洗っておこう。) ///


私とエヴァ、茶々丸三人で温泉に向かう途中・・・


「ひゃあああ~~っ!」


女の子の悲鳴が聞こえてきた。


「なんだ? 温泉の方から何か悲鳴が聞こえてきたぞ。」

「大方覗きでも出たんじゃないか?

それか今朝方からの関西のくだらん嫌がらせの続きだろう。」

「マスター、どうされますか?」

「私達には関係ない話だ。 少し時間を置いてから温泉に入ればいいだろう。」


関西組織の嫌がらせ?

・・・・・まてっ!? コレは・・・・使える!!


私の脳細胞がフル回転する。


(これを口実に、用心のため単独行動をしないように先輩に言えば

明日の入浴時間に私と先輩で二人っきりになるチャンス!

エヴァは茶々丸とセットだから必然的に私達の二人になる。 完璧だ!) //


「おい、千雨顔が赤いぞ、どうかしたのか?」

「い、いや、何でもない! ・・・・そ、そう! 覗きだったら嫌だなと思っただけだ。」

「そうか? ならばいいが・・・」


(あぶねー、エヴァはこういう事には妙に勘がいいからな。 注意しないと。)




こうして私の計画は順調に進む・・・決戦の日は近い!






side ソプラノ



私が部屋で入浴し、くつろいでいた頃に旅館全体に結界の魔力反応が発生した。


原作通り桜咲さんが旅館に式神返しの結界を敷いているのだろう。


(ということは千草さんは今夜仕掛けてくるか・・・

アーウェルンクスのこともあるし、様子だけ見に行くかな。

うまくすれば、千草さんにもう一度会う機会もありそうだし。)


私が今夜の事について考えていると予定より少し遅れて

エヴァ達が部屋に戻ってきた。


「姉様、気がついたか?」

「旅館の結界? 桜咲さんが敷いたんだと思うよ。」

「・・・姉様は、なにか企んでいるのか?」


エヴァに怪しまれる。

やはり隠し事をしているように見えるのがまずいだろうか?

エヴァ達にはそろそろ話しておいた方がいいようだ。


「企むって言うほどのことじゃないよ。

今回関西の組織がネギ先生に嫌がらせしてきているじゃない?

その関係者の中に知ってる人がいてね。」

「姉様の知ってる人間か・・・・女だな。」

「・・・・・っ! な、なんでエヴァはそう思うのかな? かな?」

「姉様が男のために動くか。 ありえん。」

「無いな。」 「ないですね。」


こういう事での私の信用は0のようだ・・・


「そういえばさっきも風呂場で誰か悲鳴を上げていたな?」

「声から判断すると、近衛さん、神楽坂さんの悲鳴でした。」

「相変わらず茶々丸はこういう時にいい仕事をするよな。」

「恐悦至極。」


茶々丸がどこかの某糸使いのバトラーのようなポーズを取る。


「と、いうことはネギ先生の親書の妨害だけじゃなく、

やはり近衛さんも狙われたということだね。」

「予想通りだな、ジジィめ、ざまぁみろ。」

「面倒くs・・・・・!?」





side 千雨



「面倒くs・・・・・!?」


(違うっ!? 今この時こそ勝負の刻!!)


「せ、先輩っ! 私達も用心のために単独行動は控えたほうがいいんじゃないか!?」

「え? ・・・そう言われればそうだね、千雨も強くなったとはいえ、

実戦が少ないから不安だよね。」

「何だ、千雨、あれだけしごいてやったのに不安なのか?」

「い、いいだろ! 別に。」

「ふむ、まぁいいだろう。

ならば明日から単独行動は控えて、最低2人ずつで行動するようにするか。

私と姉様、茶々丸と千雨でいいだろう。」

「何でそうなるんだよ!! 最強のコマが二人もそろってどうするんだよ!

普通エヴァと茶々丸、私と先輩だろう!?」


エヴァがありえない人員配置を言い出す。

この幼女はこれだから油断ならない。


「貴様に茶々丸をつけてやるだけありがたいと思え、長谷川千雨。」

「エヴァ、流石にそれはないと思うよ、私と千雨、エヴァと茶々丸でいいじゃない。」

「・・・・・むぅ、姉様がそう言うのなら仕方がない。

ならば明日からは4人行動を基本にして最悪、どーーーしてもの時は二人行動にするぞ。」


さすが先輩! 私ににできない説得を平然とやってのけるッ

そこにシビれる! あこがれるゥ!


(よし、確実に状況は進んでる・・・後はチェックを仕掛けるタイミングのみ!!)


千雨の策は緩やかに、ただし確実に進んでいた。







side ソプラノ



「それで、話を戻すけど。

今夜辺りもう一度仕掛けてくると思うんだよ。」

「ぼーやがあの様ではなぁ、舐められても当然か。

結界を敷いたから、流石に今日はもう来ないだろうと油断してるだろうからな。

疲れ切った所で一気に勝負をかけるか。」

「そうだね、ここでどこを狙うかで相手の本命がわかるね。」


原作通りなら、まず間違いなく近衛さんだ。

千草さんに親書を狙う意味はほとんど無い。


関西の組織内の人間なら親書をすり替えるなり奪うなり意味があるが、

千草さんが動いている以上、近衛さんが本命で間違いないだろう。


「それで、先輩は何かするのか?」

「私は特別に何かはしないけど、知ってる人が着てたら挨拶だけしようかと思ってね。」

「女かっ!? 女に会いに行くのかっ!!」

「ちょ、千雨、落ち着いて。 何か最近エヴァに似てきたよ。」

「・・・っな!?  ・・・・・なん・・・だと?」 lll


千雨のどこか危険なところにヒットしたらしく、千雨の顔が絶望に歪む。


「貴様っ! その態度はどういう意味だ!?」

「マスター、落ち着いてください。」


絶望に染る千雨に、茶々丸になだめられるエヴァ、

しばらくその光景が続いた。


私達の部屋でカオスが繰り広げられている内に

廊下の方から大きな物音と夕映ちゃんの 「もるです~~」 と言う

心の叫びが聞こえてきた。


「ほらエヴァ、千雨、馬鹿やってないで! お客さんが来たようだよ。」

「・・・・はっ! そうか、来たか。」

「私は見に行くけどエヴァはどうする?」

「ワタシも行こう、どんな女かこの目で確かめてやるっ!!」

「先輩、私は?」

「千雨と茶々丸は留守番していて、二人の隠行では少しきついと思うから。」


二人にそう伝え、私とエヴァは侵入者を追う。




外に出てすぐに人を抱えた猿 (?) の着ぐるみを追う

ネギ先生、神楽坂さん、桜咲さんを見つけたので、

見失わず、気取られない距離で5人 (?) を追いかけていく。


「エヴァにゃんの浴衣姿はマニアックで色っぽいね。」

「何を馬鹿なことを言っているんだ!」 //

「照れてるし~。」

「・・・・・ほら駅の方に向かうぞ。」

「電車に乗るようだね。 猿の着ぐるみが抱えてる子 誰か見えた?」

「近衛木乃香だろう? この状況であの姿形、決まりだろ。」


猿と近衛さんを追う3人も合わせた、5人(?)は列車に乗り込み、

発車する列車内で攻防を繰り広げているようだ。


水の術か魔法を使ったのか、列車から水飛沫が吹き出し夜の闇の中、

列車の明かりに照らされる水しぶきは綺麗だった。


「エヴァにゃん! あれ見て、綺麗ぇーだねぇ。」

「今度私達もやってみるか?」


私とエヴァが上空から軽口を叩きながら様子を見ていると、

列車から降りた猿がさらに逃走、しばらく走り続け広く長い階段で一旦止まり、

猿から中の人が現れる。


「ほらほら、エヴァにゃん、アレが私が知っている人だよ。

天ケ崎千草さん。」

「ほぅ・・・・あの女が・・・・・・・・・・・・・・・・・・大丈夫そうだな。

姉様の好みとは正反対のようだ。」

「・・・・・・・エヴァは私の好みがどういう人だと思ってるのさ?」

「聞きたいのか?」

「・・・・・・やっぱりいいです。」


見た目金髪の幼女に、「お前はロリコンだ!」 と言われて、

耐えられる脳の構造に 私の脳はなっていないようだった。


ネギ先生と相対した千草さんがなにやら話した後、符を放ち術を使う。


「喰らいなはれっ! 三枚符術 京都大文字焼き!!」


「おぉっ!? あの女分かっているな!

この京都の地でこの地形! そしてあの術、姉様! あの女見所あるぞっ!!」


エヴァの変なスイッチが入った。


「・・・・・・・・・・・陣の風、 風花 風塵乱舞!!」


神楽坂さんと桜咲さんがうろたえる中、ネギ先生が呪文を使い、

大文字焼きを消しにかかる。


「あぁぁ~~~~~っ!! あのクソガキ!! 何をしているっ!?

せっかくの大文字焼きがぁ!!」


エヴァが絶望に染まっている間にも、千草さんとネギ先生たちの戦闘は進む。


神楽坂さんに魔力供給をして身体強化をし、武器 (?) のハリセンを装備、

桜咲さんと二人で突っ込むが、千草さんも応戦し、式神を二鬼召喚。

しばらく打ち合うが神楽坂さんがあっさり一鬼を送還し、式神を神楽坂さんにまかせ

桜咲さんは千草さんの元へ跳ぶ。


・・・が、そこに新たに二本の刀を持ったゴスロリ風の少女が割って入る。


「あの二刀流の女、いい趣味をしているな、なかなか参考になる。」


・・・・・何の参考だ? 服か? ゴスロリに二刀流というセンスか?


対人戦闘に慣れていないのか小回りがきかないのか、

桜咲さんは二刀流のゴスロリ少女に押され気味で、

その間に千草さんが逃走を図るが、

ネギ先生に不意を突かれ魔法攻撃を受けそうになる・・・・が

とっさに楯にした近衛さんにケガを指せるのを恐れたネギ先生が、魔法を逸す。


「ぼーやの修行も甘いんじゃないか?

千雨なら、うまく誘導して千草にだけ当てれるぞ。」

「千雨たんと比べたらだめだよ、彼女も別荘で十数年私達が鍛えたんだから。」


この頃の千雨は高畑先生相手でも正面から・・・・逃げれるだけだけの技量がある。

戦って勝つことはできないが、そもそも生存に特化した千雨の戦闘方法は

高畑先生相手でも逃げ切れるだけの技術があるのだ!!


場面は戻り、千草さんが近衛さんのおしりをぺしんぺしん叩く。


「うわっ!? エロッ! あれやりた~~~っい!!」 ////

「・・・・姉様、いい加減にしてくれ。」

「エヴァにゃん! 家に帰ったらあれやらせて!!」

「断るっ!!」 ////

「なん・・・・だと・・・・?」


皆が真面目に戦闘を繰り広げる上空で、締まらないマクダウェル姉妹だった。


千草さんのセクハラにキレた、神楽坂さんと桜咲さんが千草さんに突っ込み

そちらに気を取られている間にネギ先生による

武装解除という名のセクハラ魔法が千草さんに炸裂。

続いて神楽坂さん桜咲さんにボコにされ、近衛さんを奪還する。


「やった! 京都美人のヌード動画GETだぜぇぇ!!」

「いつの間に撮影していたんだ・・・」

「超印の超小型カメラナリ。」


(コレは交渉に使える! コレは某ゲームなら肉●隷ルートに入れるネタ!)


「おい、姉様あいつら撤収して行くが追わなくてもいいのか?」


エヴァの声で正気に戻る私。

下の状況を見ると千草さんとゴスロリ少女が撤収を開始しており、

ネギ先生達も近衛さんを奪還し、ケガがないか確認しているようだった。


「そうだね、ネギ先生達も無事、千草さん達も撤収したし、

力量も見れた、お宝動画もゲットできたから今日はもういいかな。」

「・・・・あの女も哀れな・・・・・・・どうでもいいが姉様、そのカメラをよこせ。」




「・・・・・・・っは?」




「カメラをよこせといったんだ。 妹としても正妻としても、

姉が性犯罪に走るのは看過できん。 よこせ。」

「私が苦労 (?) して手に入れたこの宝を奪うというのか? 我が妹よ。」

「いいから さっさとよこせ。」

「嫌だ! 断るっ!!」


急いで反転し逃げようとするが、飛行魔法でエヴァに勝てるわけもなくあっさり捕まる。


「姉様ッ 貴女がッ 渡すまで 殴るのをやめないッ!」


エヴァにボコボコにされ、カメラを奪われた。








こうして私の修学旅行初日は終わった・・・・・

















だが、エヴァは知らない・・・超が科学の粋を集めて作ったカメラに

通信機能が無いはずはない事を。


ソプラノの家のPCには、きっちりとお宝動画が最高画質で保存さていれた。




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  1. 2012/03/17(土) 16:28:55|
  2. 二次創作小説 ネギま
  3. | トラックバック:0
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コメント

No title

誤字報告~

暴走するエヴァを傍目にのんびりと朝食を摂り、

始発電車が動き出すかどうかの時間に【で抵抗】とするエヴァを

→出て行こう
  1. 2012/04/22(日) 05:46:21 |
  2. URL |
  3. よく考えると、避難所が仮設って怖いよね? #-
  4. [ 編集 ]

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