たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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二十話


許昌




袁術ちゃん達との邂逅の時に、
桂花や郭嘉さんがいなかったのが不幸中の幸いなのか、
あの後、二人に何か言われることもなく
翌日からは普段通りの生活に戻ることが出来た。

袁術ちゃんが蜂蜜を買ってくれるため、
来季の収穫のために巣箱を増設した。
ほぼ毎月買いに来るので、
最後にはウチで菓子を試作用する時の
材料として取っておいた分まで出すことになってしまい
私はしばらく蜂蜜を口にすることができなくなってしまった。


アレから華佗さんが卑弥呼達を引きつれて
許昌の近くによった時に遊びに来るようになったが
卑弥呼と貂蝉の二人はちゃんと
外史の管理の仕事をしているんだろうか?
それを言えば母さんもそうなのだが
母さんは 時々ふらっといなくなっては
気が付かない内に家に戻ってきたりしているので
その時に何かしているのだろう。


以前、私、桂花、郭嘉さんの3人で考えた
警備隊での防衛戦闘の密集陣形の件だが
十数人の盗賊で試験的に実践してみたそうなのだが、
まともにぶつかり合う前に長槍に怯えた馬が暴れだし
野盗が落馬してしまい、すぐに逃げていってしまったので
全く試験にならなかったそうなのだが、
少なくとも長槍を突き出すだけで
馬を怯えさせ、落馬を誘うことができるので
今後も機会があれば使っていくそうだ。


それと、最近は桂花だけでなく郭嘉さんも
度々私塾を休んでは、人脈を作るために
いろんな人と会談をしているらしい。

ただ郭嘉さんの方は、男性不信とかはないので
普通に会談し、愛想よくしているそうだが
たまに桂花と二人で愚痴を言い合っているのを聞くので
彼女なりに苦労しているようだ。


私の武術の方は、ある程度底が見えてきたようで
訓練していけばもちろん強くなるのだが
今までのような成長期は過ぎたので
これからは経験を積むことが重要と言われ、
母さんが 「一緒に賊を狩るわよ。」 とか
理由の解らないことを言い出した。

許昌周辺で追い剥ぎなどの
少数の賊が出たという情報が入ったら
駆り出されて無理やり賊と戦いをさせられ
吐いたり、夜眠れなくなったりしながら
強制的に人を傷つけることを慣らされることになった。

以前の桂花の時とは違い、
コチラから賊を倒しに行くということで
戦う前から胃が痛くなったりしたのだが
母さん曰く、
「いざという時に戦えないのでは訓練の意味がないじゃない。
これからこの国はさらに乱れていくっていうのに
荒事にも慣れておかないと喜媚が死ぬわよ?
それに許昌周辺の賊を退治しておけば治安も良くなるし傷つく人も減る、
いい事ずくめじゃない。」

と、言うことらしい。
私にとってはいい迷惑である。
誰が好き好んで人を傷つけたり殺めたりしなきゃいけないのか?
と、私も反論したが、ならばこの賊が他の人や
許昌に住む貴方の知り合いを傷つけてもいいのか?
また荀彧ちゃんが襲われたり郭嘉ちゃんが襲われてもいいのか?
誰かが この賊を討つのなら、喜媚の訓練相手にすればいい。
と、逆に言われてしまい、
それ以上反論できなくなってしまったので
已む無く賊の討伐を続けた。

こうして前の世界から引きずってきた私の倫理観は
母さんに徹底的に矯正されることになった。


そして数年経ち私も十七歳、
最近では管路の天の御遣いの噂も
この許昌でチラホラと聞くようになりはじめ、
この国は私が初めてきた時よりも荒れ果て、
今までは数人から十数人単位で活動していた賊が
徒党を組み、各地で大規模な略奪を行ったり
流民などを巻き込んで小さな村や町を襲撃して
自分達の村にしてしまうなどの事件が起きていた。

もちろんのこの許昌も例外では無く、
まさに今、私が経験したことのない大規模な
戦闘が始まろうとしていた・・・


「ふむ・・・賊の規模は百五十から百八十といったとこかしら?
二百はいないわね。」
「はっ! 先程放った斥候によると賊の規模は百七十前後、
その内五十ほどが騎馬で
残りは粗末な武器や農具で武装しているとのことです。」
「賊にしては騎馬が多いわね?
どういうことかしら?」
「以前 北の方で情報のあった騎馬を中心とした賊が、
ココに来る道中で流民などと合流したのではないでしょうか?」
「そう、まぁ、どうでもいいわね。
畑を荒らさせるわけには行かないから城門より少し出て迎え撃つわよ。
だけど出すぎて弓の射程から出ないようにね。
北から来たのを早期に発見できたのが
不幸中の幸いかしら。
南に回りこまれたら畑が荒れてしまうしね。
わざわざ背を向けてまで回り込もうとはしないでしょう。」
「「「・・・・」」」


今私達・・・私と桂花、郭嘉さんは城壁の上で
荀桂さんと私達の護衛数人で
戦闘の様子を眺めている。

そもそも何でこんな事になったかというのかと言うと、
今回の戦闘では、私達が以前考えた陣形を本格的に使うそうで
その陣形の立案者なら、自分の考えた陣形や策で
誰を何人殺し、どれだけ味方に被害が出るのかを見届け、
陣形や策を考え指揮した者として
きちんと戦況を見届け、今後につなげなくてはいけない。
そして そういった指揮官としての心構えを
私達に教えるため、
わざわざ、荀桂さんが太守様に頼んで
私達をここまで連れてきたのだ。
その為 今回の戦は荀桂さんが一時的に指揮権を持っている。


(敵味方合わせて四百人近く居て
それに今は伏せているけど、城壁にも数十人の弓兵が居るし
城門の内側には残党狩りの騎馬隊も準備している。
この城壁の上から見ててもかなりの人数に見えるけど
今からこの人達が殺し合いをする・・・
それに 黄巾の乱や本格的な戦乱が始まると
この百倍、それ以上の人達が戦うなんて・・・)


ふと横に居る桂花や郭嘉さんの方を見ると
若干 表情は強張っているように見えるが
普段通りの落ち着いた表情で居る。


「喜媚ちゃん、不安なのはわかるけど
こういう時 指揮官はどんなに不安でも
どんなに怖くてもそれを顔に出しちゃ駄目よ。
指揮官がそんな表情を見せたら兵士達はもっと不安になり
兵士が作戦通りに動かなかったり 指揮がうまく伝わらなくなったり、
時には兵士が逃げ出すことさえある。
こういう時は少し笑うくらいでちょうどいいのよ。」
「・・・・はぃ。」
「桂花と郭嘉ちゃんも頑張ってるみたいだけど
そんなに緊張しなくてもいいわ。
あなた達が考えた陣形や策は私から見ても合格だったわよ。
あんなろくな訓練もしてない、
数だけの賊になんかに許昌の兵は負けないわよ。」

「「はい!」」


二人は力強く返事をしているが、
私はとてもじゃないがそんな気分にはなれない。

私は母さんに強制的に連れられ何回も賊と戦い
何人も殺めてきたのだから
今からココで何が行われ、どういう状況になるのか、
自分がもし参加していたらどうなるのか、
想像してしまうのだ。

なんとか平静は保っているが、
既にいっぱいいっぱいである。


そして賊の頭と思われる騎馬に乗った一際屈強な男が
武器として持っていた大剣を振り下ろすと
騎馬隊を先頭にゆっくり前進し、
ある程度間合いが詰まった所で後続の歩兵と一緒に一気に突撃してくる。

町の警備隊は盾を構えはしているが
まだ長槍は出していない。

敵の騎馬隊が回りこんできた時は
横に一直線に並んだ陣形から半円の陣形に変化し
城壁の上の弓隊が敵の騎馬隊の
頭を押さえるように弓で牽制する手はずなのだが
なぜか賊の騎馬隊は一直線に盾を構える警備隊に向かって
突撃してくる。


「・・・なぜ騎馬は回り込もうとしないんでしょうか。」
「簡単なことよ、それだけの指揮が出来ないのよ。
ろくに訓練してない騎馬隊なんて先頭の騎馬について行くか、
突っ込んでくるしか出来ないわよ。
下手に方向転換なんかしてご覧なさい、
横の騎馬とぶつかってすぐに落馬よ。
それに馬が言うことを聞かないわ。」
「そうですね、騎馬隊は確かに脅威ですが
ただ馬に乗っているだけの賊ならば
恐れる必要もありません。
長槍が出たらもう 後は勝手に突っ込んでくるか
落馬して自滅するかのどちらかです。」
「大体、あんただってそれくらいわかってたじゃない。
緊張してるのは私達も同じだけど
頭はいつでも働かせておきなさい。」


どうやらあまりに緊張して私の頭が回っていなかったようだ。

桂花や郭嘉さんの指摘通り、
敵の騎馬はひたすらに突っ込んで来ているし、
その後に続く歩兵もまっすぐ盾を構える部隊に突っ込んできている。

ある程度の距離になった所で盾の部隊の裏に居た
槍の部隊の半数が長槍を掲げそのまま突っ込んでくる騎馬に向けて構える。

槍の部隊は槍の石突を少し掘った地面に差し
それを足で抑えて衝撃に備えているので
馬が直接突っ込んできたりしない限り
槍が折れたり槍を構えている兵士が吹き飛ばされることはない。

いきなり槍の穂先を向けられた馬と乗っている賊は混乱し、
落馬する者や方向転換しようとして横の騎馬とぶつかり
転倒する者、そのまま槍に突き刺される者など様々な状況になり、
更には転倒や落馬した者は後ろから来た騎馬に踏まれたり
いきなり前方の騎馬隊が止まったことで
すぐ後ろから突っ込んできていた歩兵は後ろから押されるため急に止まることができず
前の騎馬隊を踏みつけたり 転んで後ろから来たものに踏まれたりして、
一気に崩壊する。


「・・・・よ、予想外の壊滅の仕方をしたわね。」
「・・・騎馬が突っ込んできた時は
長槍で消耗させつつ弓で騎手を射る手はずだったんですが・・・
後方の歩兵も巻き込んで混乱してますね。」
「今よ! 銅鑼を鳴らして部隊を下がらせて!
弓兵は賊にありったけの矢をお見舞いしてやりなさい!
矢をお見舞いしている間に開門し騎馬隊に後方に回らせて
その後は再度 盾隊と槍を短槍に交換した槍隊を前進させ挟み撃ちに。
賊を一人足りとも逃がすな!」
「「はっ!」」
「桂花達もぼさっとしてないで、
自分達が指揮しているのなら
次はどうするのか常に考えなさい!」
「「「は、はいっ!」」」


荀桂さんの合図の元、特定の間隔で銅鑼が打ち鳴らされ
盾と槍の部隊が後方に下がり
弓隊が矢を放ち続け、騎馬隊が出撃、
後は荀桂さんの指示通りに騎馬隊と盾と槍の部隊で
混乱した賊を挟み撃ちして戦闘は終結した。


戦闘が終わり勝利の合図の銅鑼とともに鬨の声が上がり
城壁の上でも兵士の皆が鬨の声を上げている中、
私達三人は呆然と先ほどまで戦場であった場所を見下ろしていた。

ココからはよく見えないが、
そこは大地が血で赤く染まり、
多くの馬や何十人も人が横たわり
全く動く様子がない。

その脇には鬨の声を上げる兵士や
呆然と立ち尽くす者、今尚 敵だったモノに何度も剣を突き刺す者や
それを止めようとする者達、怪我をした同胞に肩を貸し城内へ帰ろうとする者など
様々な人達や人だったモノが、
今まさにこの場所が戦場だったことを感じさせる。

桂花や郭嘉さんも呆然とその様子を見ている。

そうしてると荀桂さんが私達の肩をそっと叩き・・


「ほら、三人ともぼ~っとしてないで。
もう終わったから後始末は私達に任せて
先に家に戻ってなさい。
郭嘉ちゃんも今日は私の家に泊まるんでしょ?
今日はこの後 簡単だけど戦勝の宴を開くから
それまでに気分を入れ替えておきなさい。
人の上に立ち 指揮をするようになったら
戦闘後の宴にも参加して部下を慰撫しないといけないんだから、
今日は家で顔でも洗って宴までゆっくりしてなさい。」
「・・だけどいいんですか?
私達も手伝わなくて。」
「あなた達は今回は陣形の立案者として
実戦で陣形に問題ないか見に来てもらっただけよ。
逆に此処から先は私達の仕事なんだから
あなた達になにかやられても邪魔なだけよ。
それともあなた達これから賊の死体を、
焼いて埋めるための徹夜で穴掘りでもする?」
「やるわよ! その案にしても 私と喜媚でお母様に教えたんだし。」
「冗談に決まってるじゃない。
喜媚ちゃんはともかく
桂花が徹夜で穴掘りなんかできるはずないでしょう?
それに死体を見たことは何度もあるだろうけど、
死体から血まみれになりながら使えるものを剥がして、
掘った穴に捨てるなんて 桂花にできるわけ無いでしょうし私がさせないわよ。
桂花には桂花がやるべき事があるし、
荀家の人間にやらせていい事と 悪いことがあることくらいわかるでしょう?
貴女にそんな事やらせたら 私はともかく、
周りの人間が罰を受けるのよ。」
「・・・・・」
「郭嘉ちゃんも同じよ。
だからあなた達は帰りなさい。」
「「はい。」」
「じゃあ喜媚ちゃん、
警備の人間を何人か連れて 桂花達を家まで送って行ってね。」
「・・・分かりました。」


こうして戦闘終了後、私は桂花と郭嘉さんを連れ、
警備の人達と一緒に桂花の家まで二人を送っていく。

道中二人は今日の戦闘のことには触れるどころか、
一切 何の会話もせずに無言で桂花の家まで行き。
警備隊の人達と軽く挨拶して別れた後、
二人は居間で使用人の用意してくれた、
お茶に口をつけること無く ただ見つめていた。

そんな中、私はどうしても もう一度 戦場を見ておきたい衝動に駆られ、
桂花達に風にあたってくると嘘をつき、
北の城門、先ほどの戦場後に一人で戻った。


そこでは日が沈みかけた今も、
近隣の農家の人達が協力して穴を掘り、
別の場所では手配のかかっていた者がいないかなどの調査と
使える武器や金目の物を選別するための作業が行われ、
別の場所では、今回の戦闘で負傷したけが人の応急処置や
死んでしまった兵士を弔ったり、
また別の場所では穴に放り込んだ賊の死体を焼くための準備など、
皆がそれぞれの仕事をこなしていた。

儒教文化では死者を焼くというのは本来ありえないのだが、
賊の死体ということで納得してもらっている。
もちろん兵士はちゃんとした方法で弔う。

私は城門を少し出た脇で、
邪魔にならないようにしながら
ただ その作業が行われる様子を眺めていた。

本当に、ただ、戦場跡で行われる作業を
見つめることしか出来なかった・・・


戦場跡で作業する人達は、様々な表情をしており
時々怒号も聞こえてくる。

悲痛な表情の人や、怒りに震える人、
ただ淡々と作業をこなす人や、
不快な感情を一切隠すこと無く表情に表している人
泣いている人もいる。

今や この戦場跡には勝利の喜びなどは一切無く
知人を失った悲しみや、
何で自分達がこんな目に会うのか? と言う疑問、
更にはそこからくる怒り・・

そういったモノに満ちている。

戦に勝利して鬨の声を上げた時は勝利に喜ぶ人もいただろうが、
終わってみれば 残されたのは、
疑問と世の理不尽さ、悲しみ、それと怒りだけだった・・・




結局 日が落ちる間際に、
警備隊の人に家に帰るように声をかけられるまで
私は作業が行われる様子を ただ眺め、
その後、桂花の家に戻ることにした。


「ただいま・・・」
「おかえりなさい。」
「・・・随分と遅かったわね。」
「ちょっと・・・ね。」
「そう・・・さっき母さんからの使いが来て
この後 簡単な宴席を開くそうよ。」
「そう・・」
「・・・・」


この後、宴席の準備が終わり、
これから始まるというその時まで
私達は一言も発することなかった。

宴席は本当に簡素なもので、
今日の勝利と、今この家にいる者達が無事だった事を祝い
今回の戦で散っていった兵士達を弔い、
乾杯し、食事を済ませた後はそれぞれが部屋に戻っていった、
・・・のだが。


「なぜ 皆ココにいるし。」
「私が呼んだもの。」
「・・・呼ばれまして。」


現在 私、桂花、郭嘉さんの三人で桂花の部屋に寝間着でいる。
桂花は慣れたものだが 郭嘉さんは流石に恥ずかしそうにしている。


「何でまた・・・」
「あんな戦の後じゃ、
お酒でも飲んで無理やり寝ようとでもしないとでもしないがぎり、
郭嘉が寝られないと思って誘ったのよ。
一人でいるより三人のほうが落ち着くと思って。」
「なら桂花と郭嘉さんだけでいいじゃない。」
「あんたもかなりおかしかったじゃない。」
「・・・・そういう桂花だって。」
「なにか言ったの!!」
「べ、別に何も~。」
「くっ・・・と、とにかく!
今夜は三人で寝るわよ!」
「えぇぇっ!? だ、駄目です! そんな!
い、いきなり三人でなんて! しかも初めてが女同士でなんて!
ん? ・・・喜媚さんはおんな・・・じゃなかったですね。
・・・って! だったら尚の事だめですよ!
初めてがいきなり三人一緒なんて!
た、確かに私も先ほどの戦で少し気落ちしてはいますけど
その弱みに付け込んで二人がかりで
私の身も心もほぐされて・・・
やがて その甘く、身も心も癒すような愛撫に
耐えられなくなった私は
はしたない声を上げながら快感の荒波に流され、
やがて 私は自ら求めるように・・・」
「ちょ! 郭嘉! 止めてよね!
寝る前に寝台を血まみれにされたんじゃたまらないわよ!!
き、喜媚!
とりあえず郭嘉の気を失わせて、寝台に放り込みなさい!」
「え? いいのかな・・・」
「郭嘉の鼻血まみれになった寝台で寝たいの!?」
「わ、わかったよ!   ほっ!」
「あぐっ! ・・・・きゅぅ。」


郭嘉さんの首元を手刀で打ち、気を失わせて
桂花の寝台に郭嘉さんを放り込む。


「ふぅ・・・なんとか血まみれになって寝るのだけは免れたわね。」
「最初から私を呼ばなければよかったんだよ・・・」
「う、うっるさいわね・・・・わ、私も・・・少し・・心細かったのよ。」


郭嘉さんが気を失ったことで
起きているのは私と桂花だけになったことで
桂花が少しづつ本音を漏らすようになる。


「・・・・まぁ、確かに私も少し心細いけど、、
前にも何回か言ったけど 流石に私達の歳だと冗談じゃ済まないわよ?」
「あ、あんたが変なことしなきゃいいだけでしょ!」
「・・・・あのね、桂花。
私だって男なんだから・・・その、
それなりにそういう欲求だって有るんだよ?」
「・・・・っ!
あ、あんた! そんな卑猥な事言ってんじゃないわよ!」
「そもそも桂花が私を部屋に呼ぶから、
こんな話をしなきゃいけなくなったんでしょう?
桂花の立場や家柄のこともあるから 私も桂花にどうこうしようとは思わないけど、
私にも 我慢の限界があるんだから、
そろそろ こういうことは止めにしないと、
そのうち取り返しのつかないことになるよ?」
「・・・・何よ、それじゃあ あんたは私に魅力がないって言うの?
やっぱり乳なのね! 郭嘉のような乳がいいのね!!」
「誰もそんな話してないじゃない・・・」
「あんたが我慢できる程度にしか、
私に女としての魅力がないって言うことじゃない!」
「だから桂花の魅力云々じゃなくて、
家柄とか身分の差とか有るでしょう。
大体、何で荀桂さんも桂花を止めないんだよ・・」
「じゃあ、あんたは家柄とか身分差が無ければ、
私に欲情するって言うことね!」
「・・・・それはまた別の話でしょう。
・・・なんか桂花、少しおかしいよ・・・もしかしてお酒 結構飲んでるの?」
「何よ、飲んでちゃ悪いの?
皆が進めるから しかたがないじゃない、
付き合いってものがあるんだから!」
「おかしくなるほど飲んでるならもうさっさと寝なよ。
眠るまでは一緒にいてあげるから。」
「あんたも一緒に寝るのよ!
どうしても我慢できないなら 郭嘉に触るくらい許してあげるわ。
でも 今流されて私に触ったら殺、怒るわよ。
私に何かしたいんだったら、
ちゃんと手順を踏んでからじゃないと許さないからね!」
(それじゃあ、手順を踏んだら いいみたいな言い方じゃない・・・
まぁ、桂花も少し酔ってるみたいだから適当にあしらっておくか。)


この後、桂花が寝付くまで手を握るということで
妥協してもらったのだが、
結局 桂花に無理やり布団に引きずり込まれ
桂花と郭嘉さんの間で挟まれて寝ることになってしまい。
翌朝、先に目を覚ました郭嘉さんの鼻血を浴びて
目を覚ます事になるのだった。






「き、喜媚殿! ちゃ、ちゃんと責任はとってくださるんでしょうね!!
この後 両親にもきちんと会ってもらいますよ!」


郭嘉さんが起き抜けにすぐ横で眠る私を見て妄想し、
鼻血を吹き出したことで、私や桂花、更に寝台が血で染まり、
何を思ったのか、郭嘉さんがそれを破瓜の血だと勘違いし、
その誤解を解くのに昼までかかった。


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  1. 2012/09/17(月) 01:03:57|
  2. 真・恋姫†無双 変革する外史。
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  4. | コメント:0
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