たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  015




「ああっぁぁぁ~~~~!! ソプラノ様ぁっ!!





しっかりしてくださいっ!! 目を、・・・目を開けてください!!!?」


(ちょ、茶々丸! あなたがそこまで動揺してどうするの!?)


「ソプラノ様! しっかり!・・・・あぁぁ、ど、どこを? どこを怪我されたのですか!?」


普段あれほど冷静な茶々丸が、 か な り 重度に動揺しているので

二人+1もどうしていいかわからない。


茶々丸が私の怪我を確認しようと服を脱がしだす。

このままではまずい事になるので、念話で茶々丸に話しかける。


『茶々丸! 落ち着いて! 大丈夫だから、演技だから大丈夫よ!』

「ソプラノ様! お気を確かに! あぁっぁ、どうしたら・・・・?」

『落ち着いて茶々丸、私は大丈夫だからこのまま家まで抱えて行って!』

「あぁ・・・家? そうだマスターなら!?」


(あ~駄目だ・・・完全にパニックになってる・・・・・)


「今すぐ家に向かいますから! しっかりしてくださいっ!!」


茶々丸は私をお姫様抱っこで抱え込むとネギと神楽坂、オコジョを放って、

周囲の目などお構いなしに、最高速度で家に向かって駆け出した。


このままでは家についたらどうなるかわかったものじゃないので、

念話で学園長に簡単に報告し、エヴァには 急ぎ超と葉加瀬を呼び出してもらうよう連絡し

私は、パニック状態の茶々丸に家まで運ばれていった。



茶々丸が私を抱えて家に帰った時には、まだエヴァも超、葉加瀬もいない状態で

3人が家に来るまで茶々丸のパニック状態は続き、

倉庫から出てきたチャチャゼロが奇異な物を見つめるような目で私達を見守る中、

私は茶々丸の頭を抱いて落ち着かせようと、背中を撫で続けた。







超と葉加瀬が先に着き、続いてエヴァが千雨を連れて帰宅、

6人がかりで茶々丸をなだめ、超と葉加瀬が簡易のシステムチェックをし

ようやく茶々丸は落ち着きを見せた。


「皆様、申し訳ありませんでした。」 ///

「・・・やっと落ち着いたカ?

全く、最初に見つけたときはびっくりしたヨ。」

「そうですね、ハードには何も問題がないし

システムも特にコレといった問題は無いのですが、

AIの一部が暴走して一部の思考がループしてましたからね。」

「では、茶々丸はもう大丈夫なのか?」

「えぇ、大丈夫ですよ。 今はすべての数値が正常値です、

若干一部発熱が起きてますが許容範囲内です。」


皆も安心したようで、お茶を飲み一旦気分を入れ替える。


「それで、どうしてこんなことになったネ?」

「あ~簡単に説明すると、私が茶々丸を庇う形で抱き抱えたあとに

少し血を吐いてね、それを見たら・・・・・こうなった。」


茶々丸が私の手を握って離さない。


実は、茶々丸が落ち着いてシステムの簡易チェックを始めた時から

ずっと茶々丸は私の手を握っていた。


「どうしてそんな状況になったのか詳しく話せ、姉様。」


私を睨みつけるエヴァの視線に怯えながら

私はエヴァと別れた後のことを話した。


話の最中に超から所々質問が入り、超や葉加瀬にも ネギボコボコ計画 の事が

知られることになり、結局計画初期の頃からの話もすることになった。


「つまり、アレか?

茶々丸は姉様が自分をかばってケガをしたと勘違いしてパニックになったのか。」

「申し訳ありません。」 ///

「う~ム・・・・コレは凄いことかもしれないヨ。

ハードもソフトも問題ない、プログラムはパニックを起こさないからネ、

AIが自己進化して感情が芽生え始めているということかもしれないヨ。」

「そ、それは凄いことですよ!!

確かに茶々丸に組みこんだAIには、そう言った可能性があると研究されてますが

まさか茶々丸が感情を持つなんて!? コレは早速調査しないと!!」

「落ち着けよ葉加瀬、そんなの後で出来るだろ。」

「何を言ってるんですか千雨さん!!

こんな凄いこと、1分1秒でも早く研究してデータを集めないと!!

プログラムによる新たな人工生命の発見につながるかもしれないんですよ!!」

「あ~もう! うるせ~よ! おい、超、こいつどっか連れていけよ。」

「葉加瀬は少し放っておいていいネ。」


興奮してブツブツと何か言い出した葉加瀬は放っておいて、

ネギの件に話を持っていく。


相変わらず茶々丸は私の手を離さない。



「それにしても、あのぼーやがそんな思い切った手に出るとはな、

呆れ半分、見直したのを半分といったとこか。」

「ネギになんか変な助言者が着いてるみたいなんだよね、

オコジョの妖精っぽいんだけど、ソイツが何か吹き込んだみたいなんだよ。」

「先輩、あの先生の呼び方どんどん変わってるな、

子供先生からネギ先生、次は呼び捨てか?」

「色々と思うことがあってね、オコジョの助言に乗ったとはいえ

実行犯はネギと神楽坂だからね。」

「葱坊主はもう少し正義に凝り固まってると思ったガ

茶々丸を狙うとは、なかなかいい根性してるじゃないカ。

いい感じに正義の狂信者に育ってきてるネ。」

「それはいい根性っていうのか・・・?」

「ネギ先生、根性が曲がっていてよ。」

「それは否定できん。」

「できねーな。」

「できないヨ。」

「否定できません。」




エヴァ、千雨、超、茶々丸、皆にネギの根性が曲がっていることを肯定される。


「ネギの根性の矯正は学園長に任せて。

エヴァ、次はどうする? 少し予定が狂ったけど。」

「そうだな・・・・・逆にこれを利用するか?」 ニヤ

「どういう事だよ?」

「あのぼーやは姉様に怪我をさせたと思ってるだろ?

ならば、そこを突いて 私がぼーやと神楽坂に復讐のため決闘を申し込む形にするんだ。」

「あー なるほど、それならあの二人は断れないし、

あの先生の性格なら邪魔も入らないか。」

「この決闘で正々堂々、正面から魔法を使わずにボコボコにすればジジィの依頼も終了だ。」

「でも、エヴァが生徒を襲ったことを持ち出されたらどうするんだ?」

「そんな事は関係ないと一蹴してやればいい、家族の敵討ちだと強気で押しこむ。

そもそも吸血鬼騒動にしたってジジィが言い出したことだ、

もともと、ぼーやをボコったらネタばらしして収めるつもりだったんだから

考える必要はないだろう。」

「じゃあ、明日にでも学園長に連絡して準備してもらおうか。」

「そうだな、私は場所と日時が決まったら早速あのぼーやに

手袋でもぶつけてやるとするか。」

「そうなると、ソプラノはしばらく学校に行かない方がいいネ。」


超が不敵に微笑み、悪巧みでもするような表情になる。


「ソプラノはしばらく重症で入院したとか言うと面白そうネ。」

「・・・・超、それはちょっとやりすぎねーか?」


超の二人の精神を抉る策に、千雨が若干引く。


「なにを言ってるカ! コレは葱坊主にも明日菜サンにもいい勉強になるネ!

オコジョの口車に乗って自分達が取った行動がどういう結果を生んだのか

今の内から経験しておけば葱坊主の根性の矯正にもなるヨ。」

「確かに、納得はできるんだけどな・・・」

「そうだぞ千雨、今回は姉様が機転を利かせて、

ぼーやの精神を抉る作戦を考えたお陰で怪我人も出ていないんだ。

姉様の底意地の悪さのお陰で怪我人も出さずにこんな経験をできるんだ。

ぼーやは姉様の性根と根性の悪さに感謝しないとな。」



「・・・・・エヴァ、もうそろそろ勘弁してくれないかな?

そこまで言われると、お姉ちゃん 涙でちゃう・・・・」

「ソプラノ様は優しい方ですよ、私が分かっていますから安心してください。」

「茶々丸・・・・」 「ソプラノ様・・・・」


繋いだ手を両手で握り締め、二人で見つめ合う。


「何をやってるんだこのボケロボはっ!!」


エヴァが茶々丸のネジを巻きまくる。


「あ、マスター・・・・そんな・・・に、一気に巻いては、あっ!」


ようやく茶々丸の手が離れたところで

話を元に戻すことにする。


「それじゃあ、明日にでも学園長に計画の修正を頼んで、

結構日時が決まったら、エヴァがネギに決闘を申し込む。

私は明日からしばらく学校を休んで・・・・

外に出たり、誰かにあったりしない方がいいのかな。」

「そうだな、姉様は家に引きこもっててもらったほうがいいだろう。」

「今日はもう遅いから、ココでみんなでご飯食べようか?」

「では、食事の準備をします。 」

「茶々丸、私も手伝うネ。」

「あ、私も手伝うよ。」


茶々丸、超、千雨で食事の準備をし、私、エヴァ、チャチャゼロは食前酒を楽しむ。

・・・・・葉加瀬はまだ 「ブツブツ」 独り言を言っていた。


食事も出来上がる頃に再起動した葉加瀬も含め、皆で食事を取り、

一通り騒いだあと、超、葉加瀬、千雨は女子寮に帰っていった。







翌日以降



早速学園長にエヴァが作戦の変更を連絡し、

再度計画を練り直し、決闘の場所を検討を開始。




茶々丸襲撃当日、私からの報告を受け迎えに来た高畑先生に学園長室へ連れられ、

学園長から茶々丸を襲った経緯、負傷した私の話、など話した後

注意&お説教を食らったネギと神楽坂+1は寮に帰されたが、

その翌日、ネギは学校を休み姿を消した。


ネギが失踪して1日が経った頃、神楽坂に森で発見され寮に連れ戻された。

その日の授業後、ネギと神楽坂+1が私のお見舞いに、と家に来たが

態度にこそ現れないが、明らかに激怒している茶々丸に追い返された。




数日間、エヴァや茶々丸を見ては怯えたり気まずそうにする

ネギ、神楽坂+1を除けば、平穏な日々を送っていた。


ある日の夕方、ネギが一人になった時を見越してエヴァがついに動いた。



「ネギ先生、少し話があるんだがいいか?」

「・・・エヴァンジェリンさん。」


エヴァはポケットから白い上品な手袋を出し、ネギの顔面に叩きつける。


「わぶっ! な、何をするんですか!?」

「ネギ先生、貴様と神楽坂、使い魔のオコジョに決闘を申し込む!!」

「・・・・・け、決闘って、何でですか!?」

「なぜだと・・・? 私の姉にケガをさせておいてそのままにできるわけ無いだろう?」

「あっ・・・・あれは・・・・・・・・」

「私を狙うのなら理解もできる、貴様がなぜ茶々丸を狙い、私の姉にケガをさせたかは知らん。

だが、従者を襲撃され家族を傷つけられ黙っているほど

私はお人好しじゃないつもりだ。」

「・・・・・・」

「決闘の日時、場所はこの手紙に書いてある。

その日その場所に神楽坂と使い魔のオコジョを連れてこい!

私は一人で相手をしてやろう。」

「・・・・・・その決闘に僕が勝ったら、学園で人を襲うのをやめてくれますか?」

「そんな戯言は勝ってから言うがいい、

この決闘、大義は私にある! 家族を背負う私が負けるはずなど無いからな。

では、さらばだ。 ハハハハッ!」

「・・・・・・・・・・・どうしよう。」




ネギに渡した手紙にはこう書かれていた。



我が親族を襲いし愚かなる者達よ

  月満つる日 子の刻

  外界との境界の橋に

     影は四つ。






「・・・・・ほとんどなんて書いてあるかわからない。」




イギリス育ちのネギには理解不可能な文面だった。








side ネギ



僕は急いで女子寮に帰宅、アスネさんにエヴァンジェリンさんとの会話や

手紙の内容を相談するが

アスナさんにも解読不可能な文面だったが、同室の木乃香さんが文面を解読してくれた。



私の家族を襲った愚か者達よ、次の満月の日の午前0時、

境界の橋で4人で会おう。



「多分こんな感じや」

「ありがとうございます木乃香さん!」

「これで場所と日時がわかったわね。」

「はい・・・・・・4人というのは、

僕、明日菜さん、カモ君、そしてエヴァンジェリンさんのことですね・・・」

「・・・・・」


茶々丸さんを襲って、ソプラノさんにケガをさせた時のことを思い出したのか、

アスナさんの表情が暗くなる。


「ネギ君この手紙どうしたん?

あんまり穏やかな感じがせえへんで。」

「いいえっ、! 何でも無いんです!」

「そう? ならええけど・・・」

「明日菜さん、・・・チョットいいですか?」

「うん・・・木乃香、私達ちょっと出てくるね。」


僕とアスナさん、カモ君と一緒に部屋を出て、女子寮の裏へ行く。


「・・・・・どうしましょう、アスナさん。」

「・・・どうするも何も・・・・・エヴァちゃんにとっては、私達は

お姉さんに怪我させた・・・悪人? になるのかな・・・」

「でも・・・エヴァンジェリンさんは吸血鬼で・・・宮崎さんを・・・」

「それをやったのはエヴァちゃんだけで、茶々丸さんやソプラノさんは

関係ない・・・・のよね。」

「姐さんっ! 関係ないとはいえ吸血鬼の従者と姉ですぜ!」

「黙ってなさいよバカカモ! だからって言って、あの二人を襲っていいわけないでしょう!」

「二人共落ち着いてください!

確かに今冷静に考えれば、あの時僕たちが取った行動は

決して正しい行動じゃないんです・・・

でも、僕たちは茶々丸さんを襲い、ソプラノさんにはケガをさせてしまった・・・」

「・・・・あの後、高畑先生や学園長にも怒られたなぁ・・・・。」





昨日、学園長室・・・・


『ネギ君、アスナ君、 先日エヴァが君達のクラスメイトを襲い、それそネギ君が阻止した、

そこまではいいんじゃ、担任の教師として間違っていない。

じゃがの、その後の追撃や、今日の広場での出来事・・・

コレはどういう事かの?

前も話したが、追撃の時は事前に儂らに相談してくれればよかったし

今回の広場で茶々丸君やソプラノ君にやったことは明らかにやりすぎ、

この国の法律に照らし合わせても傷害罪じゃ。』

『そうだよ二人共、先日の吸血鬼事件のことでネギ君の証言があったから

エヴァを呼び出して話を聴こうとしてたら、いきなり学園長室から飛び出していって、

あわてて僕たちも追いかけたら広場で君達を見つけ・・・この状況だ。』

『ネギ君、君はどういうつもりなんじゃ?

君は3-Aの担任教師じゃ、警察でも軍隊でも、ましてや英雄でもない、一教師じゃ。

その教師が吸血鬼の従者や家族だからと言って、襲うとは何事じゃ。

ましてや二人は君の担当する生徒じゃろ、

話を聞くなり、穏便なやり方はいくらでもあったはずじゃ。

担任教師が自分の生徒を襲ってケガをさせるなど・・・・』






女子寮裏


「・・・・・・・」 「・・・・・・・」 「・・・・・・・」


「「「はぁ~」」」


日が沈みかけ、空を闇が覆う頃、

3人はため息を吐き頭を抱え込む。


「どうしましょうか、兄貴ぃ・・・」

「・・・・ネギ。」

「とにかく今の僕たちにはどうすることもできません、

ソプラノさんや茶々丸さんに謝ろうにも、会うことすらできません・・・

出来る事と言ったらエヴァンジェリンさんの呼出に応じて、

茶々丸さんを襲ったことや、ソプラノさんにケガをさせたことを謝ることくらいしか・・・」

「・・・うん、それしかないかな・・・。」

「だけどよぅ、兄貴・・・・あのエヴァンジェリンが素直に許してくれるはずねぇですぜ?」

「・・・それでも、僕たちにはこうするしか・・・」

「それだったら兄貴、身を守る準備だけはして行きましょうぜ。」

「・・・でも。」

「謝りに行っても向こうに襲われたら身を守るくらいしねーと、

姐さんもいるんですし、ココはしっかり準備はしていくべきですぜ。」


僕はしばらく考えこむ、確かに僕だけならともかくスナさんやカモ君も一緒だから

何かあっても身を守って逃げること位できるようにしておくべきかもしれない・・・


「わかったよ、カモ君。 身を守って逃げれるくらいの準備はしていくよ。」

「ネギ・・・・」

「兄貴、分かってくれたんですね!」




こうして僕たちは次の満月の夜、エヴァンジェリンさんに会うための準備を始めた。









それぞれの思惑をはらみ、表面上平穏な日常が数日間続き、

とうとう 大規模停電のなか、満月の夜がやって着た。




side ソプラノ




私と茶々丸、エヴァは境界の橋の吊り橋を支える塔の上に立つ。



「さて、エヴァにゃん、あと少しで約束の時間だよ。」

「うむ、学園の魔法使い共は防衛のため出払っているからココに邪魔は入らん。

高畑やジジィ、医療担当の魔法使いも配置についているな。

後は、私が橋へ降り立ち、ぼーや共を待てば準備が完了だ。

あと、にゃんって言うな。」

「あ、そうそう、神楽坂には魔法が効かない能力があるかもしれないから。

じゃあ、私のために頑張ってね♪」

「ご武運をマスター。」

「うむ、任せておけ!!

・・・って!何だその能力は! 今はじめて聞いたぞ!?」

「今はじめて言ったから。

気にしないでよ、今は好都合でしょう。」

「全く姉様は・・・・もういい! 行ってくる!!」



エヴァはそう言うと、塔から飛び降り橋へ降りていった。





side エヴァンジェリン



約束の刻限まで、後数分。

私は橋の真ん中に立ち、ぼーや達を待った。


橋に降り立ち月を眺めていると学園内全域に放送が流れ始める。


『こちらは放送部です・・・これより学園内は停電となります。

学園生徒のみなさんは、極力外出を控えるようにしてください・・・・ザザッ。』


「時間だな・・・」


放送終了と同時に学園全体がメンテナンスのための停電となり、

月明かりが照らす明かりのみの世界になった。


「来たか、ぼーや、神楽坂、そして淫獣。」

「誰が淫獣でぃ!!」

「ワタシが知らぬと思っているのか?

貴様、下着泥棒の常習者だそうじゃないか。」

「・・・・ぐっ!」

「あんた、どこまで有名な下着泥棒なのよ・・・」  「カモ君・・・」

「い、今はそんなこと言ってる場合じゃないですぜ、兄貴、姐さん!!」


しばらくし、気をとり直したぼーやと神楽坂が私を見つめる。

ぼーやの方は杖を背負って、着ているローブも不自然に膨らんでいる。

神楽坂は制服のままで、特に何かを持っているような感じはない。


「エヴァンジェリンさん・・・まずは謝らせていただけませんか・・・」

「ふん、今更なにを謝るというんだ?」

「エヴァちゃん・・・」

「・・・・・茶々丸さんや、ソプラノさんに僕達がしたことは

どう考えても間違ったことでした、それとケガをさせたことを含めて謝りたいんです。」

「貴様らがいくら謝ろうが、事実は何も変わらん。

許すつもりもないし、決闘を止めるつもりもない。」

「エヴァンジェリンさん・・・」 「エヴァちゃん・・・」 「・・・」

「約束の刻限になり、役者もそろった、後は私が貴様らを討ち倒すのみ!!

絡繰茶々丸が主であり、ソプラノ・マクダウェルが妹

エヴァンジェリン・アタナシア・キティ・マクダウェルが推して参る!!」



その頃境界の橋の塔、様子を見ていたソプラノや茶々丸は・・・


「どうしてエヴァはこう時代がかった言い方ばっかりするわけ?」

「マスターは最近、シグ●イや覚悟の●スメ、蛮勇●力などの本を愛読していました。

その影響かと思います。」

「何でまた・・・・影響受けすぎでしょう。」



橋では、真っ直ぐに襲いかかってくるエヴァに対して、

ネギと神楽坂+1が臨戦態勢にはいろうとする。



「っく! 兄貴ここまで来たらやるしかないっス!!」

「しょうが無い! アスナさん、エヴァンジェリンさんを足止めしてください!

その間に僕が拘束魔法で抑え、話を聞いてもらえるようにします!!」

「わ、わかったわ!」

「契約執行90秒間! ネギの従者 『神楽坂明日菜』!!」


ぼーやの魔力供給を受けた神楽坂が私を正面から迎撃しようと相対し、

額にデコピンを仕掛けてこようとする。


「甘いな!」


私はその手を横からいなして神楽坂のつま先の前に私の足を踏み込み

いなした腕を引きつけ腕を取り捻り、重心を崩して地面に叩きつける。


「キャッ!」


受身を取れないのか神楽坂が肩から背中にかけての部分を、地面打ち付け

一瞬呼吸が取れなくなる。


「カハッ!」

「アスナさん!! っち、魔法の射手、戒めの風矢!!」


神楽坂が突っ込んできた間に詠唱を完成させたぼーやの拘束魔法が

私に向かって飛んでくるが、倒れた神楽坂を楯にして防ぐ。


「・・・・ゴホッゴッホ、え? ちょ、まったっ! ネギ、私に当たるって!!」

「あ、アスナさん! まずっ!」


神楽坂が拘束魔法で一瞬拘束されるも、なぜか魔法が消える。


(コレが姉様の言っていた能力か・・・普段なら厄介だが今なら最高の盾だ!)


意図せず魔法が解除されて驚くネギと神楽坂、

その隙に私は糸で神楽坂の両腕を後ろでに拘束し立たせる。


「いたたたたった!! 痛いってエヴァちゃんっ!」

「さぁ、ぼーや、いくらでも好きなだけ魔法を撃ってくるがいい。」

「・・・っ! アスナさん!?」


ぼーやが動揺している間に神楽坂の膝裏を足で小突き重心を崩させ

立ち上がろうとする体の反応を利用し、勢い良く前進させ、ぼーやに突っ込ませる。


私は神楽坂の真後ろについてぼーやに接近し

神楽坂をぼーやに当たるよう誘導し、突き飛ばす。


「えっ? ちょっと、ネギ 避けて! 避けてって!?」

「アスナさん!? あぶなっ・・!ぶふぅ!!」


神楽坂とぶつかった衝撃でボーヤが杖を離す、

私がその隙を見逃すことは無く、杖を蹴飛ばし、

ついでに目を回していた淫獣を掴み川へ放り投げる。


「キュッ! ・・ちょ、痛っ!・・・ってうおぉぉぉぉっぉ~~~~~!!」


淫獣は星になった。


神楽坂はぼーやとぶつかった時に目を回し、

ぼーやは立ち上がろうとした所で腕を蹴り飛ばし体制を崩す。


体制を崩したときに目を回したぼーやを神楽坂と一緒に糸で拘束、

糸で拘束され、手足が絡まった二人を仰向けにし、最後の通告をする。


「・・・ぃつつっ! どうなったの? あれ? 動けないぃ!?」

「痛た・・・酷いですよ、アスナさん・・・って、何で、動けないんだ?」


「クックック、無様だな。」


「えっ? エヴァちゃん!?」

「エヴァンジェリンさん!!」

「さぁ、ぼーや、神楽坂、これで決着だ!」


私は二人に死刑宣告と同時に右手に断罪の剣を発動し、

突き刺すように構える。


「え、エヴァちゃん・・・冗談・・・よね?」

「エヴァンジェリンさん! やめてください!!」

「冗談でも何でも無いぞ? 決闘の決着は古来より相手か己の死!

決闘といえば剣、私のこの断罪の剣で貴様らの罪を断罪してやろう。」

「ちょっと・・・・エヴァちゃん・・・やめっ・・・!」

「エヴァンジェリンさん!?」

「さぁ、これで・・・・止めだ!!」

「キャァァ~~~~!!」

「うわぁぁっっぁ~~~!!」



止めを宣告し、二人・・・・・の頭の間に断罪の剣を突き立てる。



「・・・・・・~~っ・・・? え? いき・・・てる?」

「・・・・・・・ぁ~~~~~っあ?  あれ?」




「・・・・・・ックックック、アーハハッハッ!!  ジジィ! コレにて終了だ!!」


そう私が終結を宣告すると、学園長が高畑、医療担当を連れ出てきた。


「うむ、エヴァ、お疲れじゃったの。」

「エヴァ君、お疲れ様。 それにしても最後はヒヤヒヤしたよ。」


医療担当の魔法先生が二人の糸を切り、治療を始め、

それを二人は何が起こっているのか理解出来ないのか

目立った反応を示さず、おとなしく治療を受ける。


「では、私は帰るからな、姉様との約束を忘れるなよ、ジジィ。」

「うむ、確かに承った、皆にもお疲れ様と伝えておくれ。」

「ふんっ、じゃあな。

もうこんな面倒くさい事持ってくるなよ。」


最後にそういって私は姉様の待つ塔の天辺に行き、

皆で家路についた。





side ネギ



僕とアスナさんは今、治療を受けている。

特に目立った外傷は無いようで、すぐに治療は終わった。


「何が起こったんでしょう・・・・?」

「さぁ、・・・・私にも何がなんだか・・・。」

「フォッフォッフォ、二人共無事で何よりじゃのう。」


何が起きたか理解出来ない僕達の前に、

心配そうに学園長とタカミチが現れた。


「学園長、タカミチ、いったい何が起こったんですか?」

「ふむ、実はの、一連の吸血鬼事件から此度の決闘まで、

儂らがネギ君の修行と明日菜君のため、エヴァに頼んで立てた計画だったんじゃ。」




は・・・・?







「「ええぇぇっっっぇぇ~~~~~~~~!!!??」 」










こうしてネギの修行と、

明日菜の魔法の世界へ関わるための覚悟を見るため計画された


ネギをボコボコ作戦は終結を迎えた。











side ソプラノ



その日の夜、エヴァンジェリン邸にて



「さぁ、姉様!! 私への報酬を支払うのだ!!」

「今からなの? 痛いからできたら変えて欲しいんだけど・・・」

「駄目だ!! さぁ、さっさと舌を出せ!!」

「・・・・・もぅ・・・しょうがないか・・・・・。 あ~ん。」 ///

「フフッ、この方法で血を飲むのも久しぶりだ・・・」 ///



エヴァンジェリンが要求した血を飲む方法、

それは、ソプラノの舌をエヴァが噛み、血を流させ

ディープキスをしながら血を飲む、傍から見たらただのいやらしい行為だった。


「んっ・・・痛ぅ・・・・・・・・ん、 ちゅ・・・ぴちゅ・・・」

「ん・・・カリ・・・・・くち・・・・・ちゅ、ぴちゃ、・・・・んっ・・・コクン・・・」

「・・・・はぁ・・・・・・・んっ・・・ちゅく・・・・ぴち・・・・・・あっ。」

「・・・んふ・・・・ちゅ、・・・コク・・・・・んっ・・・ペロ・・・・ちゅ・・・」


二人の口の端から血が流れ、首筋、鎖骨に向かって垂れ、それをエヴァが舐めとる。

徐々に二人の息もしだいに荒くなり、頬も紅く染り、行為もエスカレートしていく。







茶々丸はいつ終わるともわからない二人の行為を凝視し

体内のモーターが熱暴走を起こしながらも、最高画質、最高音質で録画、

コピーを幾つも複製し厳重にブロックをかけ何箇所にもバックアップを取っていた。




後日、超や葉加瀬、千雨も動画でその様子を視聴、

二人と目を合わせるたびに赤くなり会話もままならない状態が数日続くことになる。







「ゴシュジンヤ アイツラノ カンガエルコトハ ヨクワカラネーゼ。」


性的知識や性欲のないチャチャゼロのみが、いつも通りだった。



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  1. 2012/03/17(土) 16:27:33|
  2. 二次創作小説 ネギま
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