たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  091


墓守り人の宮殿内部




side ソプラノ




エヴァによる魔法世界を覆う結界の貼り直しは無事成功し、

その光景に目を奪われ、皆は呆然と立ち尽くす。




「・・お疲れエヴァ。」

「あぁ、なんとか無事に終わったな。」


「しかし まぁ、ここまでやってしまうとはのぅ。

妾達も歳を重ねすぎたかの?

造物主よ。」

「・・・ふん。

どうせまた人間は繰り替えす・・・

それは我が2000年以上掛けてたどり着いた結論だ。」

「・・・だが、世界にあのような者達がおるのなら

まだ 完全なる世界 に行かずとも見守る価値くらいあるのではないか?」

「・・・・今や我はあの女共の駒よ。

だが・・何れ奴らが人間に絶望した時

我に縋り、今日の過ちを詫びる日が今から楽しみだ。」

「ほんに・・・転生を繰り返し

数多の人格を取り込んで少しは丸くなるかと思いきや

ますます頭が硬くなるばかり・・・

あのナギ・スプリングフィールドを取り込んで尚

その精神の暗さ、呆れを通り越して感心するわ。」

「・・・・・ふんっ。」


「さてぼーや達、ご苦労だったな。

コレで貴様らは自他共に認める

世界を救った英雄となり得たわけだが・・

どうだ? なにか思うところはあるか?」

「・・・・エヴァンジェリンさん。

・・・いいえ、まだ何も終わっていません。

これからが本当の始まりです!」

「ほぅ・・・」

「今はまだ一時的に魔法世界の危機が去ったに過ぎません。

超さんの計画書は僕も少し目を通しましたが

これからも遠大な計画が続きます。

魔法世界にある国々が・・・・いえ、

僕達の故郷の地球も含めて 全ての国で手を取り合い、

今回の様な事件を起こさないように・・・

一人ひとりが争うのではなく 手を取り合えるようになるためにも・・

僕やフェイトのように 一時的に喧嘩することがあっても

最後には手を取り合えるような世界にするためにも・・

そして父さんに胸を張って逢うためにも

これからも頑張っていくつもりです!」

「ネギ君・・・・」

「フェイト・・・」

「「「「「「「ネギ(先生)(坊主)(くん)・・・」」」」」」」

「ふむ・・・そうか・・・・」

「それに英雄と言ったらエヴァンジェリンさんたちだって

そうじゃないですか。

皆さんが居なかったら・・・僕達だけではどうなっていたか・・・」

「まぁ、私達が居なくても結構どうにでもなったよ・・・」

「ソプラノ・・さん?」




(私が居なくてもこの世界は大丈夫だからね・・

むしろ私がいたお陰で変なことにならなくてよかったよ。)




「・・・・・・(姉様・・)

・・・ふんっ だが悪いなぼーや!

私達は一時的とはいえ最高額の賞金首になるほどの

悪い魔法使いだ。

ぼーや達にここまで協力しておいて

何の対価も要求せずに終わるはずなどということは無い!」

「・・・え?」

「我々の要求は三つ!

今回の事件は ぼーやが解決したことにしてもらう。

そして今回の事件には私達は一切関わっていないよう

貴様らには口裏を合わせてもらう。

そして最後に造物主や墓所の主は死亡したことにしてもらう。」

「な、なぜですか!?

コレほどの事をしたのなら 過去の事があったとしても

エヴァンジェリンさん・・・いえ皆さんそれぞれが

偉大な魔法使い(マギステル・マギ)の称号を得られるはずです!」

「悪いがぼーや、私達は誰一人としてそんな称号には興味が無い。

それに私達は居なかったことにしたほうがいいのだ。」

「なぜですか!」

「今ならぼーやにでもわかるだろう?

私も姉様もチャチャゼロも元犯罪者で最高クラスの賞金首、

天ヶ崎千草は京都での一件の首謀者、

造物主は20年前と今回の事件の首謀者、

墓所の主はその協力者だ。

フェイト達などは造物主に操られていたとすればいいが

主犯はそうもいかん。」

「しかし、それだって千草さん達が!」

「前科というものはなぼーや、どこまでもついてくるものだ。

たとえその犯罪行為に正当性があろうともな・・・

その前科者が魔法世界最大の禁忌を好きなようにできると言う状況。

こんなもの貴様達が認めても他の奴らが認めんよ。

そして前科者は英雄になどならんほうがいい。

政治や世界の運営に関わるようなことでは特にな・・・

そうだろう クルト。」

「クルトさん・・・」

「ネギ君の気持ちもわかりますが

エヴァンジェリンさんの言う通りです。

これから魔法世界を維持し運営ていく上で

彼女達が表にいるとその存在だけで政治的に不利になることが多いのですよ。

そして それは最初から織り込み済みで我々の計画は進んでいるのです。」

「で、でも!」

「コレはソプラノさん達本人が望んでいることでもあるのですよ。」

「え・・?」

「ネギ先生、私もエヴァも、千草も

皆で静かにのんびりと暮らしていければそれでいいんだよ。

今回の魔法世界の騒動はちょっとワケありで

私達は関与したけど 本来私達が関わるようなことじゃないし

関わりたいと望んだわけでもないんだよ。

あ、だけど別にこのまま何もしないってわけじゃないよ。

私達は裏から超やクルトさんを通して協力するし

もちろんネギ先生のお父さんのナギさんを助けるのにも力を貸すけど

今回の事件では私達は居なかったことにして欲しいんだよ。

そしてそれがこれからの魔法世界を維持していく上で

必要なことなんだよ。」

「でも・・・皆さんは正しいことを・・・皆さんが居なければ・・・」




政治が絡むような理屈ではやはりネギ先生や

クラスの皆は納得出来ないようで、

皆、納得行かないような表情をしている。


英雄なんてなるもんじゃないと私は思うんだけどね・・




「ふむ、納得いかんか・・・・ならばしょうがない。

悪らしく 悪らしい手を取らせてもらおう。」

「え、エヴァンジェリンさん?」




エヴァの悪い癖が始まった・・・

このまま後少し説得すればネギ先生も納得してくれるのに

折れそうな所で余計な事をする。




「ぼーや達が我々の要求を受け入れないというのなら

・・・神楽坂明日菜は死ぬ。

それにナギの救出にも力をかしてやらん!」

「え・・・・アス ナさんが・・・死ぬ?」

「えぇっ!?・・・わ 私!?」

「簡単に説明してやろう、

神楽坂は本来 黄昏の姫巫女の中に生まれた代理人格にすぎない。

そして黄昏の姫巫女としての記憶を完全に取り戻した今、

このまま放っておけばいずれ神楽坂明日菜としての人格は

本来の人格に飲み込まれて消滅することだろう。

そして魔法世界の維持には黄昏の姫巫女は必要で有り

麻帆良卒業後は計画終了まで魔法世界での

礎となる為に魔法世界で暮らすことになる。

魔法世界に来れば会うことくらいはできるだろうがな。」

「で、でも それだけだったら皆に合いにくくなるだけで

私が死ぬとか関係ないじゃない!」

「正直 貴様がいると邪魔なのだ、神楽坂明日菜。

貴様の代理人格が有るせいで魔法世界での黄昏の姫巫女としての

能力行使に負担がかかり本来の能力を出せんのだ。

そして本来の能力を使おうと思ったら

貴様の人格を消してしまうか

貴様を強制的に眠らせておくしか方法はない。」

「そんな・・・ではアスナさんは。」

「人格を消すか眠らせておくか。

会えたとしても年に1~2回起こしてやった時だけだ。

それも時間が経てば それだけ人格は消えていく。」

「エヴァンジェリンさん他に方法はないんですか!」

「「「「エヴァちゃん!」」」」 「エヴァにゃん!」

「・・・・それしか・・・それしか無いのエヴァちゃん!?」

「有るにはあるが ぼーやが我々の要求を受け入れんなら

しょうがなかろう? 」

「・・・・くっ!」

「フフフ・・いい表情だなぼーや。

だが 大して悩むことでもなかろう?

ぼーやがココで戦った事実だけで十分偉大な魔法使いの要件を満たす。

私達のことはなかったことにすれば神楽坂もぼーやの父親も助かる。

後はぼーや達が納得すれば全てが丸く収まるんだ。」

「・・・・わ、分かりました。」

「フフフ、それでいいんだぼーや、

後 朝倉和美、貴様のくだらん報道精神で

私達の事をバラしたら千草に呪いを掛けさせて

貴様を一生「わん」としか言えんようにして

私の飼い犬として死ぬまでこき使ってやるからな。」

「さ 流石の私でもそんなことやらないわよエヴァちゃん!」

「ならばいい。」

「全く・・・エヴァもワルだな~、普通にネギ先生に頼んでも

事情を話したら聞いてくれそうなのに。」

「それでは面白くなかろう?

あのぼーやの苦悶に満ちた表情が見たかったんだから。」


「「「「「「「(Sだ・・・超ドSだ。)」」」」」」」


「では姉様 頼むぞ。」

「はいはい・・・姉使いの悪い妹だ。

造物主さん、ちょっと手を貸してもらうわよ。」

「・・・・何をするつもりだ?」

「貴方には今の明日菜ちゃんと同じ容姿、同じ身体能力で

地球にも魔法世界にもいける義体を作ってもらう。

以前のフェイト君と同じようなものね。

その後は私がサポートするから

貴方は神楽坂明日菜としての人格を義体に移して出来上がり。

寿命や老化の設定は少しおまけにしとこうか。

何なら明日菜ちゃん、パイ○ンも直しておく?」

「な・・何でソプラノちゃんが知ってるのよ!?」///




明日菜ちゃんのパ○パンネタを入れてみたら

思いっきりハリセンで叩かれた。




「いてて・・・一応言っておくけど

義体に移ったら魔法無効化能力も黄昏の姫巫女としての権限も

全て使えなくなって ネギ先生との仮契約も破棄されるから

仮契約したいなら 義体に移ったあとで契約しなおしてね。

本来のアスナちゃんとの契約はこっちで破棄しておくから。」

「・・・わかったわ。

私も黄昏の姫巫女よりも 普通に女子中学生のほうがいいし・・・」

「じゃあお願い・・・・余計なことしたら・・わかってるわね。」

「・・・わかっている。」




こうして造物主本人特製の明日菜ちゃんの体が完成し、

私が空想具現化で「神楽坂明日菜」としての人格を移して

明日菜ちゃんの消滅を防ぐことに成功した。




「あの~・・・「前の」アスナさんはこの後どうなるんですか?」

「姫巫女の方のアスナちゃん?

この後 目が覚めるまで寝かしておいた後・・・・どうしよっかエヴァ?

明日菜ちゃんの人格が消えたら能力行使に問題ないから・・・

せっかくだから中学卒業まで麻帆良のウチのクラスにでも通わせよっか?」

「明日菜とアスナでは紛らわしいだろう・・・・・が 面白いかもな。」


「「「「「「「えええぇぇぇ~~~っ!!!」」」」」」」


「さっき魔法世界に居なきゃいけないとか言ってたじゃん!」

「それは神楽坂の人格があった時の話だ。

邪魔者が消えれば問題なく能力が使えるんだから

たまに魔法世界に行くくらいで問題ない。」

「わたしって・・・本当に ただ邪魔だっただけなの?」




こうして長い戦いとその後始末が終わり、

魔法世界の救済計画は本格的に始動することとなる。


私達はネギ先生達と一緒に帰るとマズイため

侵入してきた時と同様にこっそりとオスティアのクルト邸まで帰還する。




「あ、そういえば ゲートが破壊されたことで

一時的に魔法世界と地球との時差が出来たけど・・・

みんな、夏休みの宿題もう終わった?

皆が帰る頃は 夏休み丁度終わるくらいだよ。

ちなみに私もエヴァ超達も もう終わったよ、  じゃ~ね~♪」



「「「「「「「・・・終わってねぇ~~~~っっ!!!」」」」」」」






数日後


地球 エヴァンジェリン邸内




あれから魔法世界では完全なる世界との終戦記念と、

世界の危機が救われたこと、

それに新たな英雄の誕生を祝って

大規模な祝宴が行われ、今も魔法世界ではお祭り騒ぎになっている。


そんな事とは関係なく、

先に麻帆良に帰ってきた私達は、残り僅かな夏休みを

まったりと楽しんでいる。


私が、リビングでお茶を飲んでいた時、

懐かしい、ほんとうに懐かしい感覚に包まれていた。




「よっす、お久しぶり!」

「あ~・・・・どなたですっけ?」

「私だよ私、貴方をその世界に送った神様。」

「ジョークですよ・・・それにしても随分お久しぶりですね。

・・・・最後にあったのは二〇〇年くらい前でしたっけ?」

「私のいる所はそっちの時間間隔とは無関係だからね。

私にしたら紅茶一杯飲んだくらいしか時間たってないよ。」

「ん~・・・うらやんでいいのか?

まぁ、いいですけど 今日はどんな御用です?

・・・やっぱ造物主 手下化はまずかったですかね?」

「あ~アレね、こっちでもちょっと揉めたよ。」

「揉めましたか。」

「揉めましたよ。

本来ソプラノちゃんが直接手を下すか

造物主の死亡確認してもらったら

貴方を私のいる所謂・・・天界的な世界? 観測世界?

まぁ、どっちでもいいけどこっちに呼び寄せて

私の眷属としてネギま世界を外から管理してもらうはずだったんだよ。」

「そんな話初耳ですけど?」

「ちゃんと話したって、神格を得られる云々って。」

「そうでしたっけ?」

「まぁいいけど、とにかくその予定だったんだけど

貴方が・・・と言うより千草ちゃんが呪いけ掛けたせいで

それが難しくなってね。」

「そうなんですか?」

「・・・っていうかソプラノちゃん ちょっと気が抜けてない?」

「あ~なんか抜けてるかも・・・ようやく終わった~って感じでいますので。」

「貴方のせいでまだ終わってないんだよ?」

「・・・どういうことでしょう?」

「簡単だよ、千草ちゃんが死亡するか

あの呪いが解けるとまた造物主が

本来の目的を完遂しようと動き出す可能性があるのよ。

今は貴方との仮契約があるから千草ちゃんは死ぬことはないけど

この先何があるかわからないでしょう?」

「そうなのか~。」

「そうなのだ~。

で、貴方をこっちに引っ張ってきても千草ちゃんとの仮契約が切れて

また彼女が寿命などで死んだ場合 造物主が動き出す。

だから造物主を殺すか、造物主が改心するか、

それともそっちの世界の人類が絶滅するまで

貴方をその世界から動かすことができなくなったったのよ。」

「・・・なるほど。」

「まぁ、こっちとしてはそれほどき気にしてないの。

さっきも言ったけど時間の流れがそっちと違うから。

問題はソプラノちゃんの心がそれまでもつのか何だけど

・・・大丈夫みたいね。」

「・・・何でそう思うんですか?」

「エヴァちゃんや他の娘置いて逝く気はないでしょう?

エヴァちゃんなんか六〇〇年以上一緒にいるんだし。」

「そう・・・ですね。

むしろ よくエヴァが私と六〇〇年も一緒にいてくれたと思いますよ。」

「その辺は愛の力でしょう!

私 神様ですから 愛 推奨してますし。」

「・・・なんか昔と比べて軽くなってません?」

「ソプラノちゃんがちゃんと仕事してくれたお陰で

鼻が高いんですよ。

他の奴なんか何人もオリ主を世界に放り込んで腐らせたりしてますから。」

「オリ主言うなし。」

「まぁ、そんなわけでソプラノちゃん、

しばらくこっちに引っ張ってこれないけどそっちで頑張ってね。」

「頑張れって・・・具体的にどうすれば?」

「造物主の手綱しっかり握っててくれれば後は好きにしていいよ。

もうそっちの世界に転生者送り始めてるから。

あ、オリ主じゃなくて普通の魂ね。」

「だからオリ主言うなし。」

「造物主が改心するか そっちの世界が滅んだら迎えに行くから

それまでのんびりしててね。」

「縁起悪いですよ。」

「・・・実際ね、造物主を殺害ではない方法で

そっちの世界を安定させたのが高評価でね。

ソプラノちゃんを私の眷属として研修させる期間を飛ばして

どっか他所の世界管理させるか

また、どこか別の世界に放り込むかって案もあったんだけど

私が蹴っといた。」

「・・・何でまたそんなことを?

神様的にあんまり良くないんじゃないですか?」

「だってせっかくエヴァちゃん達と仲良く暮らしてるのに

引き離すのは・・・ね。」

「・・・・・そこはありがとうございます。」

「そのかわり少しソプラノちゃんに特典つけてもいいって話もあったから

なんか希望あったらつけるけど・・どうする?」

「・・・・別にいいです。

皆と一緒に のんびり暮らしていけたら。」

「だよね・・・じゃあ、なんか欲しくなったら連絡頂戴。

また時間できたら連絡するから

造物主の手綱だけしっかり握っといてね。」

「了解しました。」

「じゃ~ね~。」

「じゃ~~。」




精神だけ別の世界に引っ張られるような感覚がなくなり

神様との話も終わって、気がついたら私は

さっきと同じように家のリビングでお茶を飲んでいたが

ふと、視線を感じたのでその方向を見ると

エヴァが私を見つめていた。




「ん~ どしたエヴァ?

そんなところに立って。」

「・・・少し話があるんだがいいか、姉様。」

「・・・私もエヴァに聞きたいことがあったんだよ。

ようやく落ち着いたし いい機会だし。」

「そうか・・・」




そう言うとエヴァは私の正面に座って自分で紅茶を入れ始める。


茶々丸と超、葉加瀬は修理と整備のため、

ラトナ ピュラも一緒に整備中で今夜まで戻ってこず

今この家には私とエヴァしか居ない。




「・・・私はな、姉様。

昔 馬鹿なことをしたことがある。」

「・・・・ふ~ん。」




いつもと様子が違うので 今日は茶化さずエヴァの話を聞く。





「もう何百年も前の話だ、

まだ私達が領主として生きていた時・・・

私が未熟だった時に・・・何回か 姉様の記憶を見たことがある。」

「・・・・そっか。」

「きっかけは些細な事だ・・・

当時 私は魔法研究で研究所にこもっていることが多かったし

姉様は城内の皆と普通にのんびりしていたが

ある日 研究で忙しかった私だったが

ふと姉様の事を長いことほったらかしにしていたと思い出した私は

部屋から出て姉様を探していたんだが

その時 庭であるメイドと仲良くお茶をしていた姉様を見かけた。」

「・・・うん。」

「名前は覚えていないが容姿は今でも覚えている・・・

珍しく亜人ではなく黒髪のボブカットで

眼鏡を掛けて気の弱そうな・・・きょ、巨乳のメイドだった。」

「・・・そんな娘もいたねぇ。」

「姉様は名前を覚えているか・・・?」

「多分・・・のぞみちゃんかな。」

「多分その娘だろう・・二人の様子を見ていた時・・

研究に詰まっててイライラしていたのもあって ふと思ったんだ・・・

姉様が浮気をしている・・と。」

「ブフッ・・・ゲホッ ゲホッ!

一応言うけど・・」

「いや、言う必要はない・・

私も当時は馬鹿だったと思う。

姉様は今までメイドに手を付けたことはない

迫られたことは数限りなくあったみたいだがな。」

「・・・・まぁ、ねぇ。」

「それで その日の晩、姉様の寝ている時に魔法で・・・な。」

「あ~・・・」

「姉様の浮気の証拠は一切出て来なかったが

またそれが運が悪かったんだろうな・・・

当時まだガキだった私はムキになって証拠を見つけようとして

姉様のある記憶を見た・・・この間の一件・・・いや麻帆良に来てからのな。」

「・・・・そっか・・薄々そうじゃないかとは思ってたんだよ。

エヴァにしては この件について素直に言うことを聞きすぎる・・ってね。

もう少し突っ込んで聞かれると思ってたんだけど

エヴァ、ほとんど私の言うこと何も言わずに聞いてくれたことが多かったから。」

「まぁ な・・・・

当時は私もガキだったから忘れようとはしたんだが忘れられなくて・・

否定したくて 何度か同じようなことをしたが

何回見ても同じ結果だった。」

「・・・・うん。」

「姉様は私が 『エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル』 だから

あの時助けてくれたのか・・単純に私が幼かったからなのか、

それとも偶然なのか・・・とにかくしばらく姉様の顔を見るのが怖くなって

研究に没頭していた。」

「そういえば そのくらいの時期にエヴァが引き篭もってた時もあったかな・・

でも一応言うけど・・「いや、何も言わなくてもいい。」・・そう。」

「何も言わなくてもいいんだ・・・

きっかけは そう なのかもしれない。

偶然かもしれない、でも・・どっちでもいいんだ。」

「・・・・・・」

「きっかけなどは関係ない・・・

私が姉様と共に歩んできた600年余りは決して嘘じゃない。

・・当時の私にはそれがわかるまで数年かかったが

今では・・幼い頃の懐かしい思い出だ。」

「そっか・・・」

「私の話はそれだけだ。」




そう言うとエヴァは冷めた紅茶を一口飲み。

その後ゆっくりと息を吐く。




「じゃあ、私の話だけど・・・」

「うむ。」




私はエヴァの目を正面からまっすぐ見つめ・・




「・・・・エヴァ、愛してるよ。」

「・・・・・んにゃっ!?」 ///

「フフン♪」

「・・・くっ・・姉様!!

・・・もう一度! もう一度だ!!」 //

「また今度ね、こういうことはきちんと伝えないと駄目だけど

言いすぎてもありがたみが薄れるから。」

「姉様それは汚いぞ!

後一回! 後一回でいいから!

そしたら今夜は姉様の好きにしていいから!!」 //

「じゃあ、愛してる!」

「・・・んに゛ゃ!」////

「っていうか、エヴァが可愛すぎてもう我慢できない!

このまま部屋に行こう!」

「ま、待て!!

まだ昼間だし 明日が学校もあるし ラトナとピュラがもうすぐ戻ってくるんだぞ!」//

「じゃあお城行こう!」

「馬鹿! あそこには今は造物主達がいるんだぞ!」

「いいじゃん、見せつけてやれば。」

「わ、私にはそんな趣味はない!

ちょ、まて姉様! スカートを捲るな!

下着に触るな!!」 ////

「エヴァ~~!!」

「んに゛ゃ~~~!!! ///







こうして私達の物語は一旦終わり。

明日からは新しい生活(物語)が始まる。


造物主は改心するのか? 人類が絶滅するのか?

はたまた地球が滅びるのかわからないけど

私はエヴァやみんなと一緒に この世界で最期まで生きていく。






「ケケケ キョウハゴシュジンガ ウケカ。」

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  1. 2012/06/12(火) 12:21:18|
  2. 二次創作小説 ネギま
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

No title

完結お疲れ様です
とても楽しく読ませていただきました


次の作品も期待しています
  1. 2012/06/12(火) 12:58:29 |
  2. URL |
  3. 白黒 #GCA3nAmE
  4. [ 編集 ]

No title

長い連載 作品の完結お疲れ様でした
楽しく読ませてもらいましたし、外伝も楽しみにしています。
外伝の1つの仮契約の枠は、本物アスナでいいと思います、主人公達と同じように能力のせいで政治的に表にでるわけにはいきませんし、そのくせ力はたまに使わなければいけない以上主人公達と一緒にいたほうが安全ですからね。まあ、あくまでも私の希望です 
  1. 2012/06/12(火) 20:19:54 |
  2. URL |
  3. ツツキ #-
  4. [ 編集 ]

No title

おもしろかった~~
  1. 2012/06/19(火) 20:09:55 |
  2. URL |
  3. rom #HfMzn2gY
  4. [ 編集 ]

感動!!

 素晴らしい作品でした。
 ストーリーもキャラクターも文章も、エンディングも、全て良かったです。
 次の作品に、期待しています。
  1. 2012/08/19(日) 21:38:24 |
  2. URL |
  3. ミオ #vXeIqmFk
  4. [ 編集 ]

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