たいちの仮設避難所

某小説投稿サイトの規約改定による 仮設の避難所です。

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後日談1


麻帆良学園
エヴァンジェリン邸 庭




sideソプラノ


魔法世界でのお祭り騒ぎは未だに続いている。
それもしょうがないだろう、
20年前大戦の首領が生存しており、
そして再びあの悪夢が蘇り、魔法世界が崩壊するその時、
20年前世界を救った英雄が再び姿を変え現れたのだ。

その英雄は本人ではなくその息子、10歳あまりの子供ではあるが
その力は かの英雄と匹敵・・・いや、かの英雄を凌駕し
20年前の英雄すらかなわなかった
完全なる世界の首領を討ち取り、この世界を救ったのだ!

世界を救った英雄の帰還、それを祝う祝宴が
1~2週間で終わって良いはずがないのだ!


「姉様が何をボケたことを考えているか解からんが
そこのジュースを取れ、喉が渇いた。」
「・・・・いま壮大な英雄の物語を考えていたのに
それは酷いんじゃない?」


私はエヴァが指示した通りにジュースを取り、
ストローの先端を彼女の口元に持っていく。

なんで私がこんな事をやっているかというと、
私の膝の上にエヴァが陣取って本を読んでいるため、
私は動けず、エヴァも本を読む手を止めるつもりは無いからだ。


「大体、私がこんなになってるのは姉様のせいなんだぞ?
調子に乗って好き放題やりおって・・・
真祖の吸血鬼が疲労で腰が動かんとはどういうことだ?
私も途中で意識が殆ど無かったが姉様は何をしたんだ?」
「何をってナニを?」
「・・・・術式兵装 『氷の女お「冗談! 冗談だって!!」・・・っち。」


こんなエヴァを膝に抱えた状態で『氷の女王』なんて起動されたら
私が氷の椅子になってしまう。


「それにしても皆 帰ってこないね~。
明日には始業式だっていうのに。
このままじゃ始業式の日にいきなり学級閉鎖だよ。」
「別に構わんだろう?
むしろ もう二度と帰ってこんでもいいくらいだ。
そっちのほうが静かでいい。」
「エヴァはそれでいいかもしれないけど、
私は千雨達には帰ってきてほしいな~。」
「・・・まぁ、アイツらなら・・・
20年後くらいになら帰ってきてもいいだろう。」
「どんなけだよ・・・・」
「アイツらがいない間は私が姉様を独占できるからな。」
「私は愛されてるね~。」
「フフン、その分私にも返せよ?」


こんな感じで魔法世界から帰ってきてから
私達はまったりと過ごしている。

千草は精神的にかなり疲れたようで
城で休みつつ、造物主を調教している。
調教といっても千草の気が済むまでこき使って
シバキ上げるだけだが。


「お主らはいつもこんな感じなのか?」
「っち、邪魔なのが来た。」
「あ、主ちゃん、おかえり~。
何処行ってたの?」
「うむ、この街にはなかなかうまいものが揃っておるのでな、
久方ぶりに食事を楽しんでおるのじゃ。」
「墓守り人の宮殿じゃ食事で無かったの?」
「出てはいたが・・・アイツら揃いも揃って
自分の好きなモノしか作れん。
デュナミスにいたっては豆を煮てそのまま食えとか抜かしおる。」
「あ~・・・それは酷いね。」
「だがココはいいのぅ。
魔力は満ちておるし 平和じゃし、
何より食事が美味い!
妾はもう二度と彼奴らには手を貸さん!!
あんな食生活は二度とゴメンじゃ!」
「そうしてくれるとこっちも助かるよ。」
「うむ、まぁ、お主らの計画より良い計画で、
飯が美味い組織が出て来ぬうちは
お主らに協力してやろう。」
「じゃあ、茶々丸達に頑張ってもらわないとね~。
あ、そうだ、今度 超達がまた、
超包子開店するらしいから食べに行くといいよ。
あそこの中華は麻帆良1だから。」
「ほう、では開店次第すぐに食事しにいかぬとな。」
「その時は皆で食べに行こう。」


私と墓所の主、あらため、主ちゃんと話していると
エヴァが横から割り込んできた。


「貴様の食道楽はいいが、
やることはちゃんとやっているんだろうな?」
「お主と一緒にするな、妾はきっちり仕事を済ませてから
後顧の憂い無く 遊ぶ主義じゃ。
とうの昔に終わらせておるわ。」
「だったら次の工程の仕事をしろ!」
「妾だけ突出して仕事しても意味があるまい。
次の妾の出番まで仕事は休みじゃ。」
「・・・・っち、だったらさっさと飲み食いでも好きにしてこい。
私と姉様の邪魔をするな。」
「お主はほんに、姉にべったりじゃのう。
子供に聴かせるおとぎ話にもなった
闇の福音が聞いて呆れるわ。」
「わ、私は別に好きで姉様にベッタリしているわけではない!
腰に力が入らんのだからしょうがないだろう!」
「お主ら・・・女同士で不毛だと思わぬのか?」
「アホか!! 私を同性愛者と一緒にするな!
姉様はこんな見た目でもしっかり男だ!!」
「・・・・・・・・・」
「な、なんだ・・・?」
「闇の福音よ・・・いくら姉が好きだからといって
女に生やすのはどうかと思うぞ?
流石に倒錯的すぎる。」
「なっ!? バ、バカ、違う!
姉様は元から男だ!」
「・・・冗談じゃ。
ソプラノが男だということは知っておるわ。」
「く・・・・このガキ!!」
「見た目はお主もガキではないか。」
「・・・・殺す!」
「ソプラノ~、お主の妹に殺されるのじゃ~。」


腰に力が入らないが魔法は普通に使えるエヴァは
飛行魔法で浮かび上がって
魔法の射手を主ちゃんに向かって撃ちまくるが
主ちゃんは障壁で防御しながら
エヴァとの間に私を配置して盾にしようとする。


「なんで私を盾にするのよ。
主ちゃんの障壁なら防御できるでしょうに。」
「そんなことをしたら、疲れるではないか。」
「姉様を盾にするな! 墓所のババァ!!」


エヴァは主ちゃんが自分よりはるかに年上だと知って以来
何かある度に彼女をババァと呼ぶが、
主ちゃんはどこ吹く風だ。


そんなことをしていると玄関の方でベルがなる音が聞こえた。

だが、今家の中には誰もいないので
応対に出るものがいないのだが
庭の騒ぎを聞きつけたのか
玄関の方から庭の方に回ってくる人物がいた。


「・・・なにやってんだお前ら?」
「ソプラノ、ただいまです。」
「あ、二人共おかえり~。」


現れたのは千雨と夕映の二人だった。
茶々丸は修理のために私達と一緒に帰ってきていたため
彼女達二人だけがネギ先生達と一緒に
魔法世界での祝宴に参加してきたのだ。


「待て! 墓所のババァ!」
「待てと言われて待つ愚か者は居らぬ、」
「はいはい、二人共一時休戦~、千雨達が帰ってきたよ。」
「っち・・・もう帰って来たのか。」
「お主らは・・・宮殿でおった小娘どもか。」
「私はこんな見た目でも生きてる年齢は十分大人だ。」
「私はもう少しで20ですよ。」
「なんじゃ随分若作りしておるの~。」
「お前に言われたくねーよ・・・オマエどう見ても
エヴァよりガキに見えるじゃねーか。」
「しょうがなかろう、妾とて好き好んでこの容姿でおるわけではおらぬ。」
「主ちゃんはそのカッコが可愛いんだからいいんだよ!
可愛いは正義なんだよ!!」


墓守の主ちゃんはフードを取ったら
アスナちゃんの子供の時のような姿をしており、
特徴的なゲシゲシな眉以外は
ほとんどアスナちゃんとそっくりなのだ。


「先輩、そいつ出しといていいのかよ?
暴れたりしねーだろうな?」
「大丈夫だよ、主ちゃん可愛いし。」
「理由になってないです。」
「主ちゃんの話はいいとして、
帰ってきたのは千雨達だけ?」
「いや、一応 皆帰ってきたぜ。
今頃寮で夏休みの宿題を皆で分担してやってんじゃねーか?」
「千雨達はやらなくていいの?」
「もちろんやるですよ、これからエヴァンジェリンさんのお城に篭って。」
「お前ら・・・」
「そこは先輩との契約の利点を生かさねーとな。
今から篭れば14~5日はあるだろうから
夕映と分担してゆっくりやるさ。」
「そういうことです。」
「ふ~ん、でも今お城に造物主と千草が居るよ?
それにアスナちゃんも寝てるし。」

「「はぁ!!」」

「ちょ、先輩アイツらエヴァの城に放り込んでたのかよ!?
封印とかしなくていのかよ?」
「千草の言うことよく聞くから別に問題ないよ。
・・・・ただ、ちょっとネギ先生には見せられないかな。」
「・・・千草さん、無茶してないといいですけど。」
「四つん這いにさせて3回回らせてワンって鳴かせてたよ。
ビデオにも取ってたし。」
「「あ~~~・・・・」」
「アレは妾も笑ったのう、造物主のあの悔しそうな顔。
今思い出しても笑えるわ。」
「どうせなら素っ裸でやらせればよかったのに、
千草め・・ 「ウチは旦さんの裸しか見とうありまへん。」 とか
ぬかしおってからに。」
「何にしてもしばらくは、ネギ先生には合わせないほうがいいと思うよ。」
「そうだな・・・流石に姿だけとはいえ
アレだけ探し求めた父親の醜態を見せるのは可哀想だよな。」
「でも、あとで本人が復活した時に
皆でビデオで上映会開くんだけどね♪」

「「最悪(だな)(です)。」」

「まぁ、そういうわけで、お城で夏休みの宿題やるなら
千草にそろそろ戻ってくるように言っといてよ。
夕食くらい皆で食べたいし。」
「了解、伝えとくよ。」
「ん、お願いね~。」


そう言うと二人はエヴァの家に入ろうとしたのだが、
千雨だけ戻ってきて、私のそばに来て耳元で囁いた。


(先輩・・・・その・・今夜だけど。)
(ん、OK。 ・・・久しぶりだし千雨は頑張ったから
ご褒美あげないとね♪)
(ば、バカ! そんなんじゃなくて・・・その・・・まぁ、いいけど。)


今夜は千雨とハッスルだ!!




さて、千雨とハッスルした翌日、
性格にはエヴァの魔法球をつかったので違うのだが、始業式の日。

私達は皆で登校し、クラスに着くとそこにはいつも通りの日常が繰り広げられていた。


「みんな元気だね~、でもコレでこそ3-Aだよね。」
「ガキ共が騒ぎおって、少しはおとなしくなるかと思ったら、
うるさくてしょうがない。」


私達は席についてHRの為にネギ先生が来るのを待っている。
しばらくすると鐘がなりHRの時間になったのだが、
ネギ先生が現れる気配がない。
いつもは結構時間に正確なのだがどうしたのかと思っていたら、
廊下から人が走る音が聞こえてきたかと思ったら、
いきなり扉が開けられ、鳴滝姉妹と美空ちゃんが張った罠を全てコンプリートするネギ先生が現れた。


「ぼーやはなんでいまさらあんな罠に引っかかるんだ?」
「少し気が抜けてたんじゃない?
超の話によると魔法級に篭って、魔法世界救済計画の計画書を読みふけってたらしいよ。
同時にエヴァが渡した造物主の情報を読んで、
お父さんとお母さんを救出するための魔法を組んでるらしいし。」
「私達に任せておけばいいものを・・・その内ぼーやは高畑みたいに一気に老けるんじゃないだろうな?」


私達がそんな事を話していると復帰したネギ先生が、
教壇に立ち、礼を済ませた後、周回の前に大事な話があるとかで、
廊下にまたせている人を呼び出した。


「今日から新しくこのクラスで一緒に勉強することになった月詠さんです。」

「「「「「「「えぇ~!?」」」」」」」

「京都から着た月詠ですぅ、よろしゅうお願いします・・・・あは♪
お姉さまぁ!」

「「「「お姉さま!?」」」」


そう言うと月詠ちゃんは私の所に向かって駆けてきて、
私の手を握りしめてきた。


「月詠ちゃん久しぶり、元気だった?」
「お姉さまに会うまでは、全然ダメやったけど、
今はもう元気ですえ~!」


こうして私達のクラスに月詠ちゃんが新たに加わることになった。


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  1. 2012/06/26(火) 10:25:54|
  2. 二次創作小説 ネギま
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アーティファクト説明


アーティファクト説明。
(ネーミングセンスが無いので名前は適当)


エヴァ


白百合の花弁

ソプラノの光鷹翼が3枚自由に使える様になる。

ソプラノが5枚使うとエヴァが1枚しか使えない、
というように優先権はソプラノにある。

花嫁衣裳は何の魔法効果もないが
アーティファクトを召喚しなおせば
破れても汚れてもいつでも新品状態になる。
それを利用してソプラノとさんざん楽しんだとか・・・


千雨


レイジングハート→レイジングハートEX

千雨用に最適化された魔法の杖。

カートリッジシステムが搭載されており、装填数は6発
1発に千雨の最大魔力の相当する魔力が込められており
使っても、しばらくすればソプラノからの魔力供給で回復する。

EXになってからブラスタービットが搭載され
スターライトブレイカーの威力が上がったが
それ相応に千雨に対する負荷もかかるため
治癒魔法を同時に使わないと身体に掛かる負荷でボロボロになる。


千草


殺生石(偽)

本物の殺生石ではない。

千草の呪術を強化する能力があり、
千草が相手に持つ嫌悪感が強ければ強いほど
効果が増していく。
エヴァでも本気でビビるほどの効果が出る。


夕映


赤い糸巻き巻き

ボビン自体は夕映に最適化された ただの魔法触媒。
ボビンに巻かれた糸の長さは夕映の魔力量に比例するが現在は35mほど。
糸の強度は夕映がソプラノを想うほど強度が増していく。
初期プロットでは鋼糸として使うというネタもあった。

糸を使って円を描くと対物対魔の魔法障壁が張られ、
その強度は夕映の張れる最大硬度の魔法障壁と匹敵する。
魔法障壁内では若干の回復効果があり、
擦り傷程度なら数秒で治る。

糸で描かれた魔法障壁内で魔法障壁を展開すると
糸で描かれた魔法障壁に上乗せされ強度が増して行く。

ソプラノの光鷹翼を試したら
アーティファクトが耐え切れずに爆発して壊れてしまったと言うネタがあった。
エヴァの魔法障壁までは耐えられた。





時の卵(ク○ノ・ト○ガー(嘘))

時空間座標としての効果があり
超がカシオペアで何処の時間に飛んでも
この玉子を帰還座標にすれば必ず卵の存在する時空間に帰ってこれる。

この玉子自体の時が止まっているので
どんな手段を持ってしても物理的には破壊不可能。
初期プロットではフェイトが超の心臓を狙った攻撃を
この玉子で受け止めると言うネタがあった。

戦闘服は超が作ったものがそのまま登録されるので
バージョンアップも思いのままで
ソプラノの魔力を使えばカシオペアも使用可能。
理論値では恐竜のいた時代まで戻れる・・・らしい。


葉加瀬


葉加瀬の財宝 (ゲート・オブ・HA KA SE)

アーティファクト自体は葉加瀬が作成したものがしまえる無限の倉庫と
射出するための照準を付けるためのメガネ。
メガネの度は常に最適な度数に合わせてある。

葉加瀬が作ったものなら直接間接問わずしまえて、
射出することができる。
射出速度はマッハ5まで観測している・・・らしい。
内部では時間の流れが止まっているので
葉加瀬が料理を作ってしまっておいたら
いつでもアツアツ出来立ての料理が食べられる。

  1. 2012/06/18(月) 14:50:37|
  2. 二次創作小説 ネギま
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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  091


墓守り人の宮殿内部




side ソプラノ




エヴァによる魔法世界を覆う結界の貼り直しは無事成功し、

その光景に目を奪われ、皆は呆然と立ち尽くす。




「・・お疲れエヴァ。」

「あぁ、なんとか無事に終わったな。」


「しかし まぁ、ここまでやってしまうとはのぅ。

妾達も歳を重ねすぎたかの?

造物主よ。」

「・・・ふん。

どうせまた人間は繰り替えす・・・

それは我が2000年以上掛けてたどり着いた結論だ。」

「・・・だが、世界にあのような者達がおるのなら

まだ 完全なる世界 に行かずとも見守る価値くらいあるのではないか?」

「・・・・今や我はあの女共の駒よ。

だが・・何れ奴らが人間に絶望した時

我に縋り、今日の過ちを詫びる日が今から楽しみだ。」

「ほんに・・・転生を繰り返し

数多の人格を取り込んで少しは丸くなるかと思いきや

ますます頭が硬くなるばかり・・・

あのナギ・スプリングフィールドを取り込んで尚

その精神の暗さ、呆れを通り越して感心するわ。」

「・・・・・ふんっ。」


「さてぼーや達、ご苦労だったな。

コレで貴様らは自他共に認める

世界を救った英雄となり得たわけだが・・

どうだ? なにか思うところはあるか?」

「・・・・エヴァンジェリンさん。

・・・いいえ、まだ何も終わっていません。

これからが本当の始まりです!」

「ほぅ・・・」

「今はまだ一時的に魔法世界の危機が去ったに過ぎません。

超さんの計画書は僕も少し目を通しましたが

これからも遠大な計画が続きます。

魔法世界にある国々が・・・・いえ、

僕達の故郷の地球も含めて 全ての国で手を取り合い、

今回の様な事件を起こさないように・・・

一人ひとりが争うのではなく 手を取り合えるようになるためにも・・

僕やフェイトのように 一時的に喧嘩することがあっても

最後には手を取り合えるような世界にするためにも・・

そして父さんに胸を張って逢うためにも

これからも頑張っていくつもりです!」

「ネギ君・・・・」

「フェイト・・・」

「「「「「「「ネギ(先生)(坊主)(くん)・・・」」」」」」」

「ふむ・・・そうか・・・・」

「それに英雄と言ったらエヴァンジェリンさんたちだって

そうじゃないですか。

皆さんが居なかったら・・・僕達だけではどうなっていたか・・・」

「まぁ、私達が居なくても結構どうにでもなったよ・・・」

「ソプラノ・・さん?」




(私が居なくてもこの世界は大丈夫だからね・・

むしろ私がいたお陰で変なことにならなくてよかったよ。)




「・・・・・・(姉様・・)

・・・ふんっ だが悪いなぼーや!

私達は一時的とはいえ最高額の賞金首になるほどの

悪い魔法使いだ。

ぼーや達にここまで協力しておいて

何の対価も要求せずに終わるはずなどということは無い!」

「・・・え?」

「我々の要求は三つ!

今回の事件は ぼーやが解決したことにしてもらう。

そして今回の事件には私達は一切関わっていないよう

貴様らには口裏を合わせてもらう。

そして最後に造物主や墓所の主は死亡したことにしてもらう。」

「な、なぜですか!?

コレほどの事をしたのなら 過去の事があったとしても

エヴァンジェリンさん・・・いえ皆さんそれぞれが

偉大な魔法使い(マギステル・マギ)の称号を得られるはずです!」

「悪いがぼーや、私達は誰一人としてそんな称号には興味が無い。

それに私達は居なかったことにしたほうがいいのだ。」

「なぜですか!」

「今ならぼーやにでもわかるだろう?

私も姉様もチャチャゼロも元犯罪者で最高クラスの賞金首、

天ヶ崎千草は京都での一件の首謀者、

造物主は20年前と今回の事件の首謀者、

墓所の主はその協力者だ。

フェイト達などは造物主に操られていたとすればいいが

主犯はそうもいかん。」

「しかし、それだって千草さん達が!」

「前科というものはなぼーや、どこまでもついてくるものだ。

たとえその犯罪行為に正当性があろうともな・・・

その前科者が魔法世界最大の禁忌を好きなようにできると言う状況。

こんなもの貴様達が認めても他の奴らが認めんよ。

そして前科者は英雄になどならんほうがいい。

政治や世界の運営に関わるようなことでは特にな・・・

そうだろう クルト。」

「クルトさん・・・」

「ネギ君の気持ちもわかりますが

エヴァンジェリンさんの言う通りです。

これから魔法世界を維持し運営ていく上で

彼女達が表にいるとその存在だけで政治的に不利になることが多いのですよ。

そして それは最初から織り込み済みで我々の計画は進んでいるのです。」

「で、でも!」

「コレはソプラノさん達本人が望んでいることでもあるのですよ。」

「え・・?」

「ネギ先生、私もエヴァも、千草も

皆で静かにのんびりと暮らしていければそれでいいんだよ。

今回の魔法世界の騒動はちょっとワケありで

私達は関与したけど 本来私達が関わるようなことじゃないし

関わりたいと望んだわけでもないんだよ。

あ、だけど別にこのまま何もしないってわけじゃないよ。

私達は裏から超やクルトさんを通して協力するし

もちろんネギ先生のお父さんのナギさんを助けるのにも力を貸すけど

今回の事件では私達は居なかったことにして欲しいんだよ。

そしてそれがこれからの魔法世界を維持していく上で

必要なことなんだよ。」

「でも・・・皆さんは正しいことを・・・皆さんが居なければ・・・」




政治が絡むような理屈ではやはりネギ先生や

クラスの皆は納得出来ないようで、

皆、納得行かないような表情をしている。


英雄なんてなるもんじゃないと私は思うんだけどね・・




「ふむ、納得いかんか・・・・ならばしょうがない。

悪らしく 悪らしい手を取らせてもらおう。」

「え、エヴァンジェリンさん?」




エヴァの悪い癖が始まった・・・

このまま後少し説得すればネギ先生も納得してくれるのに

折れそうな所で余計な事をする。




「ぼーや達が我々の要求を受け入れないというのなら

・・・神楽坂明日菜は死ぬ。

それにナギの救出にも力をかしてやらん!」

「え・・・・アス ナさんが・・・死ぬ?」

「えぇっ!?・・・わ 私!?」

「簡単に説明してやろう、

神楽坂は本来 黄昏の姫巫女の中に生まれた代理人格にすぎない。

そして黄昏の姫巫女としての記憶を完全に取り戻した今、

このまま放っておけばいずれ神楽坂明日菜としての人格は

本来の人格に飲み込まれて消滅することだろう。

そして魔法世界の維持には黄昏の姫巫女は必要で有り

麻帆良卒業後は計画終了まで魔法世界での

礎となる為に魔法世界で暮らすことになる。

魔法世界に来れば会うことくらいはできるだろうがな。」

「で、でも それだけだったら皆に合いにくくなるだけで

私が死ぬとか関係ないじゃない!」

「正直 貴様がいると邪魔なのだ、神楽坂明日菜。

貴様の代理人格が有るせいで魔法世界での黄昏の姫巫女としての

能力行使に負担がかかり本来の能力を出せんのだ。

そして本来の能力を使おうと思ったら

貴様の人格を消してしまうか

貴様を強制的に眠らせておくしか方法はない。」

「そんな・・・ではアスナさんは。」

「人格を消すか眠らせておくか。

会えたとしても年に1~2回起こしてやった時だけだ。

それも時間が経てば それだけ人格は消えていく。」

「エヴァンジェリンさん他に方法はないんですか!」

「「「「エヴァちゃん!」」」」 「エヴァにゃん!」

「・・・・それしか・・・それしか無いのエヴァちゃん!?」

「有るにはあるが ぼーやが我々の要求を受け入れんなら

しょうがなかろう? 」

「・・・・くっ!」

「フフフ・・いい表情だなぼーや。

だが 大して悩むことでもなかろう?

ぼーやがココで戦った事実だけで十分偉大な魔法使いの要件を満たす。

私達のことはなかったことにすれば神楽坂もぼーやの父親も助かる。

後はぼーや達が納得すれば全てが丸く収まるんだ。」

「・・・・わ、分かりました。」

「フフフ、それでいいんだぼーや、

後 朝倉和美、貴様のくだらん報道精神で

私達の事をバラしたら千草に呪いを掛けさせて

貴様を一生「わん」としか言えんようにして

私の飼い犬として死ぬまでこき使ってやるからな。」

「さ 流石の私でもそんなことやらないわよエヴァちゃん!」

「ならばいい。」

「全く・・・エヴァもワルだな~、普通にネギ先生に頼んでも

事情を話したら聞いてくれそうなのに。」

「それでは面白くなかろう?

あのぼーやの苦悶に満ちた表情が見たかったんだから。」


「「「「「「「(Sだ・・・超ドSだ。)」」」」」」」


「では姉様 頼むぞ。」

「はいはい・・・姉使いの悪い妹だ。

造物主さん、ちょっと手を貸してもらうわよ。」

「・・・・何をするつもりだ?」

「貴方には今の明日菜ちゃんと同じ容姿、同じ身体能力で

地球にも魔法世界にもいける義体を作ってもらう。

以前のフェイト君と同じようなものね。

その後は私がサポートするから

貴方は神楽坂明日菜としての人格を義体に移して出来上がり。

寿命や老化の設定は少しおまけにしとこうか。

何なら明日菜ちゃん、パイ○ンも直しておく?」

「な・・何でソプラノちゃんが知ってるのよ!?」///




明日菜ちゃんのパ○パンネタを入れてみたら

思いっきりハリセンで叩かれた。




「いてて・・・一応言っておくけど

義体に移ったら魔法無効化能力も黄昏の姫巫女としての権限も

全て使えなくなって ネギ先生との仮契約も破棄されるから

仮契約したいなら 義体に移ったあとで契約しなおしてね。

本来のアスナちゃんとの契約はこっちで破棄しておくから。」

「・・・わかったわ。

私も黄昏の姫巫女よりも 普通に女子中学生のほうがいいし・・・」

「じゃあお願い・・・・余計なことしたら・・わかってるわね。」

「・・・わかっている。」




こうして造物主本人特製の明日菜ちゃんの体が完成し、

私が空想具現化で「神楽坂明日菜」としての人格を移して

明日菜ちゃんの消滅を防ぐことに成功した。




「あの~・・・「前の」アスナさんはこの後どうなるんですか?」

「姫巫女の方のアスナちゃん?

この後 目が覚めるまで寝かしておいた後・・・・どうしよっかエヴァ?

明日菜ちゃんの人格が消えたら能力行使に問題ないから・・・

せっかくだから中学卒業まで麻帆良のウチのクラスにでも通わせよっか?」

「明日菜とアスナでは紛らわしいだろう・・・・・が 面白いかもな。」


「「「「「「「えええぇぇぇ~~~っ!!!」」」」」」」


「さっき魔法世界に居なきゃいけないとか言ってたじゃん!」

「それは神楽坂の人格があった時の話だ。

邪魔者が消えれば問題なく能力が使えるんだから

たまに魔法世界に行くくらいで問題ない。」

「わたしって・・・本当に ただ邪魔だっただけなの?」




こうして長い戦いとその後始末が終わり、

魔法世界の救済計画は本格的に始動することとなる。


私達はネギ先生達と一緒に帰るとマズイため

侵入してきた時と同様にこっそりとオスティアのクルト邸まで帰還する。




「あ、そういえば ゲートが破壊されたことで

一時的に魔法世界と地球との時差が出来たけど・・・

みんな、夏休みの宿題もう終わった?

皆が帰る頃は 夏休み丁度終わるくらいだよ。

ちなみに私もエヴァ超達も もう終わったよ、  じゃ~ね~♪」



「「「「「「「・・・終わってねぇ~~~~っっ!!!」」」」」」」






数日後


地球 エヴァンジェリン邸内




あれから魔法世界では完全なる世界との終戦記念と、

世界の危機が救われたこと、

それに新たな英雄の誕生を祝って

大規模な祝宴が行われ、今も魔法世界ではお祭り騒ぎになっている。


そんな事とは関係なく、

先に麻帆良に帰ってきた私達は、残り僅かな夏休みを

まったりと楽しんでいる。


私が、リビングでお茶を飲んでいた時、

懐かしい、ほんとうに懐かしい感覚に包まれていた。




「よっす、お久しぶり!」

「あ~・・・・どなたですっけ?」

「私だよ私、貴方をその世界に送った神様。」

「ジョークですよ・・・それにしても随分お久しぶりですね。

・・・・最後にあったのは二〇〇年くらい前でしたっけ?」

「私のいる所はそっちの時間間隔とは無関係だからね。

私にしたら紅茶一杯飲んだくらいしか時間たってないよ。」

「ん~・・・うらやんでいいのか?

まぁ、いいですけど 今日はどんな御用です?

・・・やっぱ造物主 手下化はまずかったですかね?」

「あ~アレね、こっちでもちょっと揉めたよ。」

「揉めましたか。」

「揉めましたよ。

本来ソプラノちゃんが直接手を下すか

造物主の死亡確認してもらったら

貴方を私のいる所謂・・・天界的な世界? 観測世界?

まぁ、どっちでもいいけどこっちに呼び寄せて

私の眷属としてネギま世界を外から管理してもらうはずだったんだよ。」

「そんな話初耳ですけど?」

「ちゃんと話したって、神格を得られる云々って。」

「そうでしたっけ?」

「まぁいいけど、とにかくその予定だったんだけど

貴方が・・・と言うより千草ちゃんが呪いけ掛けたせいで

それが難しくなってね。」

「そうなんですか?」

「・・・っていうかソプラノちゃん ちょっと気が抜けてない?」

「あ~なんか抜けてるかも・・・ようやく終わった~って感じでいますので。」

「貴方のせいでまだ終わってないんだよ?」

「・・・どういうことでしょう?」

「簡単だよ、千草ちゃんが死亡するか

あの呪いが解けるとまた造物主が

本来の目的を完遂しようと動き出す可能性があるのよ。

今は貴方との仮契約があるから千草ちゃんは死ぬことはないけど

この先何があるかわからないでしょう?」

「そうなのか~。」

「そうなのだ~。

で、貴方をこっちに引っ張ってきても千草ちゃんとの仮契約が切れて

また彼女が寿命などで死んだ場合 造物主が動き出す。

だから造物主を殺すか、造物主が改心するか、

それともそっちの世界の人類が絶滅するまで

貴方をその世界から動かすことができなくなったったのよ。」

「・・・なるほど。」

「まぁ、こっちとしてはそれほどき気にしてないの。

さっきも言ったけど時間の流れがそっちと違うから。

問題はソプラノちゃんの心がそれまでもつのか何だけど

・・・大丈夫みたいね。」

「・・・何でそう思うんですか?」

「エヴァちゃんや他の娘置いて逝く気はないでしょう?

エヴァちゃんなんか六〇〇年以上一緒にいるんだし。」

「そう・・・ですね。

むしろ よくエヴァが私と六〇〇年も一緒にいてくれたと思いますよ。」

「その辺は愛の力でしょう!

私 神様ですから 愛 推奨してますし。」

「・・・なんか昔と比べて軽くなってません?」

「ソプラノちゃんがちゃんと仕事してくれたお陰で

鼻が高いんですよ。

他の奴なんか何人もオリ主を世界に放り込んで腐らせたりしてますから。」

「オリ主言うなし。」

「まぁ、そんなわけでソプラノちゃん、

しばらくこっちに引っ張ってこれないけどそっちで頑張ってね。」

「頑張れって・・・具体的にどうすれば?」

「造物主の手綱しっかり握っててくれれば後は好きにしていいよ。

もうそっちの世界に転生者送り始めてるから。

あ、オリ主じゃなくて普通の魂ね。」

「だからオリ主言うなし。」

「造物主が改心するか そっちの世界が滅んだら迎えに行くから

それまでのんびりしててね。」

「縁起悪いですよ。」

「・・・実際ね、造物主を殺害ではない方法で

そっちの世界を安定させたのが高評価でね。

ソプラノちゃんを私の眷属として研修させる期間を飛ばして

どっか他所の世界管理させるか

また、どこか別の世界に放り込むかって案もあったんだけど

私が蹴っといた。」

「・・・何でまたそんなことを?

神様的にあんまり良くないんじゃないですか?」

「だってせっかくエヴァちゃん達と仲良く暮らしてるのに

引き離すのは・・・ね。」

「・・・・・そこはありがとうございます。」

「そのかわり少しソプラノちゃんに特典つけてもいいって話もあったから

なんか希望あったらつけるけど・・どうする?」

「・・・・別にいいです。

皆と一緒に のんびり暮らしていけたら。」

「だよね・・・じゃあ、なんか欲しくなったら連絡頂戴。

また時間できたら連絡するから

造物主の手綱だけしっかり握っといてね。」

「了解しました。」

「じゃ~ね~。」

「じゃ~~。」




精神だけ別の世界に引っ張られるような感覚がなくなり

神様との話も終わって、気がついたら私は

さっきと同じように家のリビングでお茶を飲んでいたが

ふと、視線を感じたのでその方向を見ると

エヴァが私を見つめていた。




「ん~ どしたエヴァ?

そんなところに立って。」

「・・・少し話があるんだがいいか、姉様。」

「・・・私もエヴァに聞きたいことがあったんだよ。

ようやく落ち着いたし いい機会だし。」

「そうか・・・」




そう言うとエヴァは私の正面に座って自分で紅茶を入れ始める。


茶々丸と超、葉加瀬は修理と整備のため、

ラトナ ピュラも一緒に整備中で今夜まで戻ってこず

今この家には私とエヴァしか居ない。




「・・・私はな、姉様。

昔 馬鹿なことをしたことがある。」

「・・・・ふ~ん。」




いつもと様子が違うので 今日は茶化さずエヴァの話を聞く。





「もう何百年も前の話だ、

まだ私達が領主として生きていた時・・・

私が未熟だった時に・・・何回か 姉様の記憶を見たことがある。」

「・・・・そっか。」

「きっかけは些細な事だ・・・

当時 私は魔法研究で研究所にこもっていることが多かったし

姉様は城内の皆と普通にのんびりしていたが

ある日 研究で忙しかった私だったが

ふと姉様の事を長いことほったらかしにしていたと思い出した私は

部屋から出て姉様を探していたんだが

その時 庭であるメイドと仲良くお茶をしていた姉様を見かけた。」

「・・・うん。」

「名前は覚えていないが容姿は今でも覚えている・・・

珍しく亜人ではなく黒髪のボブカットで

眼鏡を掛けて気の弱そうな・・・きょ、巨乳のメイドだった。」

「・・・そんな娘もいたねぇ。」

「姉様は名前を覚えているか・・・?」

「多分・・・のぞみちゃんかな。」

「多分その娘だろう・・二人の様子を見ていた時・・

研究に詰まっててイライラしていたのもあって ふと思ったんだ・・・

姉様が浮気をしている・・と。」

「ブフッ・・・ゲホッ ゲホッ!

一応言うけど・・」

「いや、言う必要はない・・

私も当時は馬鹿だったと思う。

姉様は今までメイドに手を付けたことはない

迫られたことは数限りなくあったみたいだがな。」

「・・・・まぁ、ねぇ。」

「それで その日の晩、姉様の寝ている時に魔法で・・・な。」

「あ~・・・」

「姉様の浮気の証拠は一切出て来なかったが

またそれが運が悪かったんだろうな・・・

当時まだガキだった私はムキになって証拠を見つけようとして

姉様のある記憶を見た・・・この間の一件・・・いや麻帆良に来てからのな。」

「・・・・そっか・・薄々そうじゃないかとは思ってたんだよ。

エヴァにしては この件について素直に言うことを聞きすぎる・・ってね。

もう少し突っ込んで聞かれると思ってたんだけど

エヴァ、ほとんど私の言うこと何も言わずに聞いてくれたことが多かったから。」

「まぁ な・・・・

当時は私もガキだったから忘れようとはしたんだが忘れられなくて・・

否定したくて 何度か同じようなことをしたが

何回見ても同じ結果だった。」

「・・・・うん。」

「姉様は私が 『エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル』 だから

あの時助けてくれたのか・・単純に私が幼かったからなのか、

それとも偶然なのか・・・とにかくしばらく姉様の顔を見るのが怖くなって

研究に没頭していた。」

「そういえば そのくらいの時期にエヴァが引き篭もってた時もあったかな・・

でも一応言うけど・・「いや、何も言わなくてもいい。」・・そう。」

「何も言わなくてもいいんだ・・・

きっかけは そう なのかもしれない。

偶然かもしれない、でも・・どっちでもいいんだ。」

「・・・・・・」

「きっかけなどは関係ない・・・

私が姉様と共に歩んできた600年余りは決して嘘じゃない。

・・当時の私にはそれがわかるまで数年かかったが

今では・・幼い頃の懐かしい思い出だ。」

「そっか・・・」

「私の話はそれだけだ。」




そう言うとエヴァは冷めた紅茶を一口飲み。

その後ゆっくりと息を吐く。




「じゃあ、私の話だけど・・・」

「うむ。」




私はエヴァの目を正面からまっすぐ見つめ・・




「・・・・エヴァ、愛してるよ。」

「・・・・・んにゃっ!?」 ///

「フフン♪」

「・・・くっ・・姉様!!

・・・もう一度! もう一度だ!!」 //

「また今度ね、こういうことはきちんと伝えないと駄目だけど

言いすぎてもありがたみが薄れるから。」

「姉様それは汚いぞ!

後一回! 後一回でいいから!

そしたら今夜は姉様の好きにしていいから!!」 //

「じゃあ、愛してる!」

「・・・んに゛ゃ!」////

「っていうか、エヴァが可愛すぎてもう我慢できない!

このまま部屋に行こう!」

「ま、待て!!

まだ昼間だし 明日が学校もあるし ラトナとピュラがもうすぐ戻ってくるんだぞ!」//

「じゃあお城行こう!」

「馬鹿! あそこには今は造物主達がいるんだぞ!」

「いいじゃん、見せつけてやれば。」

「わ、私にはそんな趣味はない!

ちょ、まて姉様! スカートを捲るな!

下着に触るな!!」 ////

「エヴァ~~!!」

「んに゛ゃ~~~!!! ///







こうして私達の物語は一旦終わり。

明日からは新しい生活(物語)が始まる。


造物主は改心するのか? 人類が絶滅するのか?

はたまた地球が滅びるのかわからないけど

私はエヴァやみんなと一緒に この世界で最期まで生きていく。






「ケケケ キョウハゴシュジンガ ウケカ。」

  1. 2012/06/12(火) 12:21:18|
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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  090


墓守り人の宮殿内部




side ソプラノ




両親の敵を討つため 造物主の死を願う千草に

私が頼んだことは 造物主が生涯

千草と私の命令に従い、逆らえなくなること。


両親の仇を討つためにどれほど千草が努力をしてきたか知った上で

私は千草に敵を討つ方法を変えてもらうよう頼んだ。

コレが今まで私がこの世界で生きてきて考えた

一番 収まりがいい方法だったからだ。


造物主を制御下に置き、

ネギ先生やエヴァ達と協力して時間を掛けて

ナギ・スプリングフィールドを造物主から分離させ、

魔法世界を誰よりも知る造物主を取り込んで

皆と協力し 魔法世界と地球、双方の未来をより良くしていく。


言葉で語るのは簡単だが感情はそうは行かない。

大戦で両親を失い、その復讐に

人生のすべてを掛けてきたといっても過言でない

千草にどんなに綺麗な言葉で取り繕っても、意味を成さないだろう。


京都の事件を乗り越え 契約し、

千草と共に生活し、お互いのことを理解できるよう努力し

信頼関係を築き、短い期間ではあるが家族として暮らし、

その中で千草に愛されるようになり、私も千草を愛し

時に千草の復讐の相手を千草に差し出し、

ここまでやってきた。


世界の実情を知った上で

それでも千草が造物主を殺害するというのなら

私は千草のその決断を受け入れようと思う。

だから私は造物主に対して空想具現化で 千草の呪いに抵抗出来ない様にはしたが

呪いの内容自体は知らないし 干渉しないことにした。


空想具現化でナギ・スプリングフィールドを救うこともできるが

魔法世界を管理する造物主の存在やシステムに干渉する程の力を使ったら

どこにどんな影響が出るのかわからない。

最悪 魔法世界のシステムが崩壊し

いきなり魔法世界を覆う結界が破壊されたりする可能性だってあるのだ。


しかし 私はハッピーエンドが好きだ・・・


ならば自分の愛した人を信じよう。

物語の主役もヒロインもお互い信じあっているからこそ

ハッピーエンドを迎えることができるのだろうし

私自身 そう有るべきだと願いたいから。




「ぐっ・・・・・あぁっぁぁぁ!!」

「・・・・・・・っ!?」




造物主の攻撃は私の光鷹翼で防ぎ、

造物主の呪いに対する抵抗力を0にしたとはいえ

彼(彼女)の存在は並の人間や魔法世界の住人とは違うので

通常の人間にかける呪いとは勝手が違う。


更に今後 生涯に渡り隷属を押し付ける呪いだ、

一時的な腹下し等の体調不良を誘う呪いとは違い

使用する魔力量、精神力、高度で複雑な術式等

たとえ殺生石を使用し術の威力を増幅し、相手の抵抗力を奪ったとしても

千草にかかる負担は尋常では無いようで、

歯を食いしばる口元からは血が垂れ、

呪符を持つ手や指先の皮膚の一部が術の余波で裂け

千草の着物も所々裂けていく。


それは造物主の方も同様で

彼(彼女)のローブも術の進行とともに裂けていき

深くかぶっていたフードの部分が吹き飛んだ時

 今の 彼の素顔であるナギ・スプリングフィールドの顔もはっきりと確認できた。




「・・父さんっ!!」

「ネギくんあかん! 今のボロボロのネギくんが

あそこに行ったらどんなことになるか・・・!」

「先生いけません!」

「で、でも・・・父さんがっ!?」




千草の呪いに抵抗しようと苦悶するナギ・スプリングフィールドの

顔を見たネギ先生が造物主の元に走りだそうとするが

治療していた木乃香ちゃんや刹那さん達に止められる。




「ぐ・・・こ、これで・・仕上げやぁぁ!!」

「・・・・・・っつ!!?」




千草が術の仕上げのため、一気に魔力を振り絞るとともに

彼女の持っていた呪符が炎に包まれ一気に燃え尽き

殺生石の纏っていた禍々しい黒い霧のような魔力が

造物主に向かい、彼(彼女)を覆い、

最後には彼(彼女)の身体に吸い込まれ完全に消失する。


それとほぼ同時に千草と造物主の二人が倒れこむ。

私は千草が倒れないように抱きとめ、

造物主の方はそのまま地面にうつ伏せに倒れる。




「・・・・・く・・・はぁ。  ハァ ハァ・・」

「千草・・・大丈夫?」

「ハァ・・・すんまへんな旦さん、少し気張りすぎたさかい

肩貸してもらいます・・・ハァ。」




千草の方は激しく消耗してはいるが

休憩すれば特に問題ないようだ。


・・・・さて、本題の造物主の方はどうなるか。


造物主の方はピクリともせずに地に倒れ伏している。




「・・・・・。」

「・・・・・旦さん、大丈夫ですえ。」

「え?」

「・・確かに大戦でウチは家族を失い

京都では迷惑掛けたかもしれへんけど・・

家族を失い、全てを失い、それでもウチを新しい家族として受け入れてくれて

ウチを女として愛してくれた旦さん信用を裏切るようなことはしまへんで。」

「・・・・千草。」

「ウチは旦さんが手伝ってくれましたけど

アイツは最後まで術に抵抗しようとしてましたから

ウチと同じように消耗してるだけです。

・・・・ホレ、ちゃんと立ってウチの旦さんに挨拶しぃ。」




千草がそう言うと今まで微動だにしなかった造物主が

ふらふらと立ち上がり今にでも私達に噛みつかんばかりの表情で

私に挨拶をしてきた。




「・・・くっ、は・・初めましテ、ソプラ・・ノ様。」

「なんか凄いキッツイ表情で・・今にでも襲いかかってきそうなんだけど?」

「まぁ、隷属こそさせたけど中身まで変わったわけやあらしまへんからなぁ。

その辺は今後ウチと旦さんで ゆっくり調教していったらええんとちゃいますか?」

「・・・調教ねぇ。

私は女の子は好きだけど男を調教する趣味はないしなぁ。」


「・・・・あ、あの・・・父さんはどうなったんですか?」

「あぁ、大丈夫ですえ。

ウチと旦さん・・・コホンッ、お嬢様と協力して

あの駄犬にウチらに一生逆らえんように呪いを掛けただけですえ。」

「・・・え゛ッ!?」

「・・そ、そんなデタラメな呪いが。」



千草の説明を聞いてネギ先生は驚愕し、

今まで従ってきた主の今の状況と

呪いの内容を聞いてフェイト君も驚いている。




「さっきウチが造物主に掛けた呪いは

あの駄犬がウチとお嬢様の命令を聞いて

今後 一生逆らえんようにする呪いを掛けたんです。」

「今のこの状態じゃ 造物主から

ナギ・スプリングフィールドを引き剥がすのは無理だからね。

今後エヴァや超、それにネギ先生に協力してもらって

皆でゆっくりナギさんを造物主から引き剥がす予定なんだけど、

・・・もちろんネギ先生も協力してくれるよね?

あと良かったらフェイト君も。」

「・・・え・・は、はいっ!!」

「なんで僕まで・・・」

「造物主はこの世で最も魔法世界に詳しい人物だよ?

彼・・今は彼か、彼の協力を得られたら

私達の魔法世界を救済する計画がかなり進むと思わない?」

「・・・わかった、そういう事なら協力しよう。

・・・だが流石に主を犬扱いは勘弁してくれないかい?」

「その辺は千草の気が済むまで諦めて。」

「・・・・千草さん。」 「あ、あの千草さん。」

「ウチの気が済むまで諦めてやネギはん フェイトはん。」

「・・・ハァ、わかったよ。

主、今しばらくの間我慢してください。」

「・・・分かりました。」

「・・・・・くっ!」#

「今の内に言うとくけど、今後ウチらの命令以外での

自衛以外の戦闘行動や

ウチらを害したり敵対する行動は禁止するよって、

その辺しっかり その脳みそに叩き込んどくんやで、駄犬。」

「・・・くっ! わ、わかリマ した。」#




フェイト君とネギ先生が呼び方だけでも変えてくれないかと千草に頼むが

千草はあっさりと拒否。

父親の命を奪う必要がなくなり

今は身体を乗っ取られているような状態とはいえ

自分の父親が女性に犬扱いされるのは

見ていて忍びないようで、

ネギ先生も複雑な表情で造物主を見ている。




「じゃ、じゃぁ・・今度こそ本当に私達の完全・・・勝利?」

「さ、流石にもうコレ以上敵は出てこないわよね?」

「・・あっ、調さんは・・一応いるようだね・・・・・」

「う~ん・・・」



皆がコレ以上敵が出てこないか確認している中

フェイト君が調さんの姿を探していた所、

先ほどの戦闘に参加していたのだろう、

少し離れたところで(エロく)拘束され目を回している調さんを発見したようだ。




「あ、その人さっきの戦闘中にワタシが縛り上げて放っておいたヨ。

よくエヴァやラカンさんの攻撃に巻き込まれなかったネ。

運がいい人ヨ。」

「じゃあほんとうにもう敵は居ないんだね!」

「あ~・・墓所の主ちゃんは?」

「妾も其方らに従おう。」

「フェイトくん、他に敵はもう居ないよね?」

「僕の知っている限りもう居ないはずだ。

・・主もあの様子ではコレ以上記録書庫から喚び出す事もできないしね。」

「それじゃあ・・・・本当に・・・」



「「「「「「「・・・ぃ・・ぃやったぁぁあ~~っ!!」」」」」」」



「やったっ! やったよネギくん!!」

「・・やっと終わったでござるか。」

「長かったですね・・」

「今日一日で1000年の修行にも勝る功夫を積んだアルよ。」

「もう少し早く俺様を呼んでくれりゃぁ 派手に暴れてやったのによ。」

「・・・ふぅ・・もう一歩も動けないよ~。」

「私も、もうだめ~。」

「みんな・・お疲れ。」

「ネギせんせ~。」

「皆さん・・」




フェイト君の説明で完全勝利だと確信した皆はそれぞれ勝利を喜び合っている。


単純に勝利を喜ぶ者、勝利を噛み締める者、

疲労困憊でその場に座り込む者、それを支える者、

お互いの健闘を讃え合う者、皆がそれぞれの喜びを味わっている


・・・そんな中、背後から急に現れる人影があった。




「お前達・・・誰か忘れてないか?」

「お前の仲間はみんな薄情ポヨね。」


「「「「「「「た、龍宮(さん)((真名)ちゃん)!!」」」」」」」


「全く・・・私も必死にこいつの足止めをしていたというのに

ひどい扱いじゃないか・・なぁ、ネギ先生?」

「あ・・い、いや 決して隊長を忘れていたわけではなくてですね!!」




ネギ先生達の背後から真名ちゃんがポヨちゃんを連れてやってきたが、

自身の事を忘れていた皆・・・特にネギ先生を責め立てる。




「・・・フッ、冗談だ。 この場の様子や皆の姿を見れば

どれほどの戦闘が行われたのかはわかるよ。」

「たいちょ・・・龍宮さん・・・」

「お前の影が薄いだけじゃないかポヨ?」

「裏稼業の傭兵が目立ってどうする。

・・・よく解からんが、神楽坂の救出も完了しているようだし、

後は麻帆良までの護衛で私の仕事は完了だな。」




真名ちゃんは一旦私と千草、エヴァ チャチャゼロ、

さらにその後ろに控えるように立っている造物主を見るが

一部(造物主)を除いて敵意はないと見て

勝利を喜び合っている皆の輪の中に入っていく。


勝利を喜びあう皆から私達侵入組+造物主、墓所の主ちゃんは一旦距離を置き

エヴァの高笑いとともに私達の計画は次の段階へと進む。




「フフフ・・・ッフ、 ハッ~ハッハッハッハッ!!」

「・・・何? エヴァちゃん?」

「・・とうとうボケたアルか?」

「誰がボケかっ!

貴様ら重要なことを忘れておらんか?」

「重要なこと?」

「バカ共が・・・勝利の余韻に浸るのは構わんが

そもそも貴様らの目的は攫われたを者達を助け出し

造物主の鍵を奪取し、麻帆良に帰ること。」

「・・・た、確かにまだやることがありましたね。」

「だがいいのか? 今は姉様が抑えているが

本来ならこのままでは放って置いても魔法世界は消滅するんだぞ?」

「っ!? ど、どういうことですかエヴァンジェリンさん!」

「なに、簡単なことだ。

フェイト共の目的は魔法世界の住人を

完全なる世界に強制的に移住させること。

その過程でひつような魔力を得るためや

魔法世界の住人を強制移住させるために

魔法世界中の魔力を集めていたのは知っていよう?」

「・・・そ、そうですね。」

「今、この墓守り人の宮殿周辺には

魔法世界中から集めた魔力が溢れているが

姉様が余計な影響がでないように光鷹翼で今現在も防いでいる。」

「そうなんですか? ソプラノさん。」

「ま~ね~、流石に光鷹翼3枚ほど使わないと無理だけどね。」

「・・・・え? 実はこの中で一番すごいのって もしかしてソプラノちゃん?」

「フッフッフ ハルナちゃん もっと私を褒めてもいいのだよ。」

「えっと・・・スゲー・・・」

「まぁ、凄いのは確かだが、

今は姉様は放ってけ、下手に褒めるとつけあがる。」

「はぁ・・・」

「私が何を言いたいのかというと、

現状でもまだやることはいくつも残っているということだ。

まず一つ、消されてしまった魔法世界の住人を蘇らせるのだろう?

それには現在宮殿周囲にある魔力を使わないとまず無理だろう。」

「・・・確かに、消されてしまった人は

膨大な人数に及ぶはず・・・」




エヴァの問いかけで依然 勝利に酔いしれていられる

状況じゃないと判断した皆の表情が真剣味を帯びる。




「あ、あの~、それ多分 私何とかできそうよ?」

「「「「「「「アスナ(さん)!?」」」」」」」

「確かに・・・僕がアスナ姫にかかっていた記憶封印は破壊したから

黄昏の姫巫女としての力を振るえるアスナ姫なら可能だろう。」

「後は造物主か墓所の主くらいか・・・

造物主の掟を使えば可能だろう。

夕映、神楽坂に鍵を渡してやれ。」

「あ、分かったです。

どうぞアスナさん。」

「ん、ありがと夕映ちゃん。

・・・・・ん~~っと・・・魔法世界を消された人達が・・

5万と86人?  ・・・うんあってる。」

「アスナさん・・ぜ 全部把握してるんですか?」

「うん・・ま~なんて言っても・・

私は正真正銘 魔法の国の伝説のお姫様なんだからね!」

(・・・・フッ)

「アスナさん・・・」

「任せて!

・・・あ~でも人間だけじゃなくて動物とかもいるのか・・・

結構大変かも。」

「・・・アスナさん?」

「だ、大丈夫だから! 本当に!」




明日菜ちゃんが造物主の鍵を持って皆から少し離れた場所まで進んでいき

呪文の詠唱を開始する。




「造物主の掟 最後の鍵!

我 黄昏の姫巫女 創造主の娘 始祖アマテルが末裔

アスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシアの

名に於いて命ずる。

魔法世界の住人、そして失われた生命を元に!!」




明日菜ちゃんの呪文の完了とともに

宮殿周囲の魔力が何割か持っていかれる。

おそらく消された魔法世界の住人が

今頃 世界各地で蘇っていることだろう。




「ほ~・・・アスナ スゲー。」

「凄いです・・・アスナさん。」


「・・・私の時と反応ちがくない?」

「姉様は黙っていろ!

さて、コレで消された魔法世界の住人は元に戻っているだろう。

だが依然として魔法世界の危機は残っている。

魔法世界中から魔力を集めたせいで

火星を覆う結界が弱まっているということだが・・・」

「あ、それも私 何とかできるけど?」

「やめろ、それは私達がやる。」

「・・・え? エヴァちゃん達が?」

「貴様や造物主、墓所の主がやるとただ元に戻すだけだろう?

魔法世界の魔力減衰の原因は人口増加や

魔法科学の過剰発達にある。

元に戻してもただ延命措置をするだけで

このまま何もしなければ数年後か十数年で魔法世界の結界が崩壊する。」

「で、でも超さん達の計画でそれは何とか出来るって!」

「その通りだぼーや。

だが せっかくこんな機会があるんだ。

魔法世界を覆う結界をバージョンアップさせて

強化したほうがいいと思わんか?」

「・・・できるんですか、そんなことが?」

「その為に 私が! 長年にわたって研究してきたんだ。」

「ワタシや葉加瀬も協力したんだけどネ・・・」

「うるさい! 黙っていろ!

その為にも造物主、貴様 魔法で私に向かって攻撃しろ。」


「「「「「「えぇっ!?」」」」」」」


「・・・・断る!!」

「アホか!

ちゃんと言うこと聞かんかい!」




エヴァが造物主に自身を攻撃するように言うが

どうも私と千草以外の命令は断固として聞く気がないようで

力強く反対したが千草に頭を叩かれる。




「とりあえずウチが ええ言うまでエヴァはんの言うことも聞いとき!」

「・・・くっ、わ 分かった。」

「どういうことなんですかエヴァンジェリンさん?」

「簡単に説明すると、魔法世界の維持管理に関与するような

重要な魔法は造物主の掟を使用したとしても

造物主のような立場の者以外にはアクセス権限がない。

だから今回のような魔法世界の住人を

大量に復活させるのは神楽坂にやらせたんだ。」

「なるほど。」

「記録書庫から一人や数百喚び出すくらいなら

夕映や他の人間にもできるだろうが

魔法世界の結界を張り直す様な術式になると無理だ。

そこで以前ぼーやが筋肉バカの魔力を取り込もうとしたように

私が闇の魔法で造物主の魔力を取り込むことで

一時的に造物主と同じアクセス権限を持つ。

更に姉様のバックアップを受けることで魔法世界の結界を強化した状態で張り直す。

それに術式は私にしか使えんしな。

・・・フフン、どうだ? 私の偉大さが少しは理解できたか?」

「はいっ!

凄いですエヴァンジェリンさん!

まさかそこまで考えて計画ができていたなんて!」

「エヴァちゃん凄い!」 「素晴らしいです!」 「流石エヴァにゃん!」

「・・・ぉおぅ、う うむ。

尊敬しろ・・・よ?」




エヴァもネギ先生や皆をからかうつもりで言ったようだが

純真で真っ直ぐな尊敬の念をぶつけられたため

タジタジになっている。




「では造物主、私が準備できたら攻撃してこい。」

「・・分かった。」




その後鍵を受け取ったエヴァが

改造版 敵弾吸収魔方陣を描き

準備が出来た所で合図があり 造物主が魔法攻撃をする。




「・・・クク、そら! 」

「フフフ・・・固定!」




攻撃許可を得て嫌がらせなのか、

チャンスとばかりに魔力を込めて撃った

造物主の魔法は 先程千草に向けて撃った様な全力攻撃であったが・・




「(空想具現化)『エヴァは完璧に魔法を取り込む。』」

「・・・掌握!

術式兵装 『魔法世界の白百合』

我 造物主の代行者 世界樹の管理者の花嫁 

真祖の吸血鬼 エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルの

名に於いて命ずる。

世界を守護する光を!」
 



呪文の詠唱後、エヴァを中心に光が溢れ出し

それと同時に私も光鷹翼を解く。


後日、ニュースとして流れたのだが

この光は魔法世界中を覆い尽くし

やがて未来で魔法世界の危機が完全に去り

恒久平和を願う記念日として

この時の光景を模した光の祭典が行われるのだが、

それを行ったのが かつての賞金首であるエヴァだと言うのを

知っているのは極僅かな人間だけであった。


  1. 2012/06/11(月) 12:20:31|
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ネギま! 神様から頼まれたお仕事。  089


墓守り人の宮殿内部




side ソプラノ




「じゃあ皆、相手は各自自分で好きな相手を選んでボコってね。

私と千草は準備で動けないから。」

「・・・ソプラノはどこまでも他人任せですね。」

「まぁ、先輩と千草さんに期待できるのは造物主の相手だけみたいだし。

私達は適当に死なないようにするさ。」

「ふむ・・・せめてソプラノが光鷹翼といてくれたら

空とび猫ぶち込んでやるのだけどネ。」

「私も仕様書見たが あんな物騒なものこんな所で使うなよ・・・

皆巻き込まれるだろうが。」

「オラ、嬢ちゃん達ごちゃごちゃ言ってね~で殺るぞ。

坊主の従者はもうヤル気満々だっつ~のに。」

「元々私達は全員頭脳労働派なんだよ・・・

おっさんみたいな脳筋連中と一緒にするな。」

「貴様ら・・・グダグダ言ってないでささっと敵の一人でも討ち取って来い!」


「では最初に貴様の首を刈り取ってやろう、闇の福音!」

「まず創造主の掟を主の元に!」 「・・・了解。」 「行くぜオラァ!」




造物主PT vs 即席千草PT の戦いが始まる。


コチラは千草がリーダーだと言ってあるが

敵はやはり私達のメンバーで最も厄介なのは

エヴァ、ラカンさん、

そして創造主の掟を持つ夕映と本屋ちゃん達だと認識したらしく

エヴァが千雨達にお説教している隙にセクンドゥムが

エヴァの首を刈るように攻撃を仕掛け、

更に この中でも最も戦力の低い夕映、本屋ちゃんコンビを集中的に狙うように

3人の敵が夕映と本屋ちゃんに攻撃を仕掛けてくる。




「見え見えの攻撃だ馬鹿者。」

「ユエ!」「のどか!」     「はい そっちは攻撃禁止~。」

「ぐぁっ!」 「ぶふっ!」 「もげっ!」 「ぽへらっ!」

「よっしゃ、行くぜガキ共!!」




エヴァはセクンドゥムの攻撃を合気でいなした後

重心を崩したセクンドゥムを蹴り飛ばし

ラカンさんがそれを追うように敵陣中央に突っ込んでいく。


私は光鷹翼を使ってハエ叩きの容量で夕映と本屋ちゃんに

攻撃を掛けた3人を殴り飛ばす。




「ちょっ! ソプラノ! どうせ攻撃するなら今ので

3人とも倒してくださいよ!」

「私が今の攻撃であっさり倒しちゃっても

どうせ造物主がすぐに復活させそうだし

月詠ちゃんの獲物とっちゃ可哀想じゃない、ねぇ。」

「流石お姉さまやわぁ、ウチの事ようわかってはりますなぁ♪」

「だったら どうしようもね~じゃねーか!

倒せてもすぐ復活するんじゃやってらんねーぞ!」




私がはたき落とした3人に月詠ちゃんが妖刀ひなで斬りかかり、

千雨が闇の魔法で雷の暴風を取り込みスターライトブレイカーの準備に入る。


超は魔法使いがいないネギ先生の従者である古ちゃん達の方に援護に行っている。

小太郎君も高畑先生とクルトの3人組でラカンさんの後を追うように特攻。


エヴァはそれぞれをサポートするように動いているようで

光鷹翼1枚と自身の魔法を使って暴れまわっている。


そんな中、墓所の主ちゃんがトコトコと普通に歩いて私のそばまでやってくる。




「ん? 貴女向こう側じゃないの?」

「妾は彼奴らの同士であった覚えなど無いぞ?

お主らには彼奴らに代わる代案があるのであろう?

それが完全なる世界以上の案なら耳を傾けるのも悪くない。」

「・・・・」

「ん? どうした? 妾は何かおかしなことを言ったかや?」

「・・・・キ・・・キターーッ!!」

「お・・おぉ!?」

「古臭い言葉遣いのロリっ娘キター!」

「・・・はぁ?」

「「「またソプラノ(先輩)の悪い病気が始まった・・・」」」

「・・・コホン、其方らの案が優れておるなら耳を傾けるのも悪くないぞ?」

(・・・なかったことにしたですよ。)

「まぁ、簡単に話すと魔法世界維持に足りない魔力をよそで補って

火星自体を人が住める星にテラフォーミング・・・改造して

最終的には魔法世界と旧世界、地球と共存できる体制を作ることだよ。」

「・・・ふむ、ならば妾は其方らの案に乗ろう。」

「えらくあっさりしてるね。」

「魔法世界が無くなるよりは良かろう?

それにわざわざここまで来て造物主と相対してまで 偽りということなかろう。

ならば魔法世界が無くなるより残ったほうが良かろう。」

「たとえそれが貴女の役割上看過できないことでも?」

「・・・どういうことじゃ?」

「貴女の名前、墓所の主と言うことは墓所を守ってるんでしょ?

その墓所を無くすとしても?」

「・・・お主、何を知っている?」

「私は予想しただけ、それをこれから造物主に問うて確認するんだよ。

・・・・のどかちゃん! イドの絵日記で造物主の思考を読んで!!」

「あ、す すいません。

実はさっきからやろうとはしてるんですけど

魔法で防御されて造物主の名前がわからないんです!」

「これから私が言う名前で調べてみて。

・・・・もちろん協力してくれるわよね?

ナギ・スプリングフィールド!!」


「「「「「「ナギ・スプリングフィールド!?」」」」」」


「・・・・え? お・・お とう・・・サン?」




私が名乗った造物主の名前で皆がびっくりしている中

本屋ちゃんが言われたとおりにイドの絵日記で調べた所。




「う、ウソ・・・・本当に、ネギ先生の お父さん?」

「まず私の予想が一つ当たったわね・・・

書類上ナギ・スプリングフィールドが死亡したとされる日時。

そしてネギ先生は6年前に父親に合っていること。

ラカンさんがナギと仮契約したカードが今も尚生きていること。

超の情報で入手した アルビオレ・イマが麻帆良世界樹で監視していた造物主。

今も姿を表さず どこにも情報がないネギ先生の母親。

そして私が直接見た20年前、紅き翼の最終決戦時に倒したはずの造物主が

フィリウス・ゼクトの姿で復活した事。

黄昏の姫巫女、ウェスペルタティア王国に伝わると言われる始祖の血筋。

コレはさっきデュナミスが証明してくれたわね。

私が20前入手した Grand Master Key を

エヴァと超に解析してもらって調べたデータ。

数百年前から調査した魔法世界の歴史資料。

そしてフィリウス・ゼクトとは明らかに違う造物主の容姿や身長。

この中から私はある仮設を立てた・・・・。」

「・・・・」

「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」

「この魔法世界を最初に作った始まりの魔法使い、始祖の血統・・・

血筋が残るということは寿命等が確かに存在する。

故に何れは滅び行く存在である始まりの魔法使いは

何らかの目的を持って魔法世界を作り

その住人を作った時にある役割を持った 所謂管理人を作る。

それが魔法世界を管理する造物主、墓を管理する墓所の主、

そして人を管理する始祖の血筋辛なる王家、そこから生まれる黄昏の姫巫女。


最初は順調に管理できていたはず。

しかし ある時期から旧世界人、

地球の人達が急激に魔法世界に増えることになる。

元々幾つもの国家にわかれて争いをしていた魔法世界に

地球の科学文明が魔法世界に流入し

さらに旧世界人と魔法世界の住人との争いが始まり

戦争の中で魔法科学が発達し星が生み出す魔力が

生み出すよりも消費される魔力の方が多くなる。

おそらくこの事に誰よりも怒りを覚えたのが

世界を管理していた造物主。


更に魔法世界の魔力減衰のもう一つの理由、

墓所の存在・・・コレは魔法世界に今まで生きていた

人、動物、魔法生物等の生命を記録する場所、もしくは機関。

墓所では魔法世界で生まれ死んでいく生命を記録し保存する為に

大量の魔力を使用しているはず。


旧世界人の流入や戦争の激化、魔法科学の進歩で

やがて魔法世界を維持できなくなると予想した造物主と墓所の主は

完全なる世界を作りそこに魔法世界の住人を強制避難させる計画を立てる。

それが『完全なる世界』計画。


しかしそれが魔法世界の崩壊を加速させる。


完全なる世界に魔法世界の住人を保護する際、

その生物自体が持っている固有情報や魔力をそのまま保存している。

その魔力を魔法世界の魔力から使用しているため魔法世界崩壊を加速させてしまう。

おそらくコレは今後 長い時をかけて火星の環境が変わるか

地球上の人類が絶滅するかした際に再度 魔法世界を作りなおすためだと思う。


私はオスティア襲撃の時に月詠ちゃんが大量の魔族を強制召喚した時に違和感を感じた。

そもそも月詠ちゃんは剣士であって魔法使いではない。

鍵と魔力のバックアップがあってもアレだけ大量かつ強力な魔族を

喚び出すことなど出来ないはず。

それに夕映と本屋ちゃんがラカンさんの強制召喚に成功したこと。

そして何より完全なる世界の構成員が殺すのではなく

リライトで完全なる世界に強制的に移動させていることで分かった。


そしてナギ・スプリングフィールドとアリカ・アナルキア・エンテオフュシア。

彼らは大戦以降 様々な調査をしてこの答えにたどり着いた・・・・が

大戦を終結させた本人でもあり、造物主を倒した本人でもある

自分が今更造物主に協力できるわけもなく

また造物主自身が人類に絶望していたこともあり、

さらに彼らの感性からも完全なる世界への強制避難は看過できない内容だった。

・・・しかし対案も用意できない。


やがて苦悩した彼と妻は一つの答えを出す。

自分にできないならせめて仲間や他の人間、そして後の世代・・・

ネギ先生 貴方に託すため自身が生贄になること。

そして失敗したとしても人類、旧世界人に絶望し憎悪を抱く造物主が

旧世界人に対して刃を向けないように、

また 向けたとしても彼を打倒できるように。


そもそも造物主は役割であって固有の人物ではない。

その為 仮に倒してもすぐに魔法世界の住人の中から変わりの造物主が生まれてしまう。

コレは墓所の主にしても同じなのかわからないけど、

少なくとも造物主に関しては

フィリウス・ゼクトに代替わりしたことでそうであるといえる。


ナギにもそれがわかっていたので最悪の事を考え

始祖の血統であるアリカ女王と協力して

造物主を旧世界人の自身に取り込む、又は取り憑かせることで

自身が死ぬと同時に造物主も消滅するようにする。

おそらくこの際にアリカ女王も造物主と一緒にナギに同化したか

完全なる世界に取り込まれたんだろうね。

まぁ、コレは私の勘だけど。


こうしてナギは造物主と一体となることで

造物主がコレ以上魔法世界の住人に転生(?)出来ないようにし

自身が一体となることで完全なる世界の実行開始まで

少しでも時間を稼ぎ、犠牲者を少なくしようとする。


6年前、MMの過激派の指示でネギ先生の住む村を

大量の悪魔が襲った時はおそらく一時的に

自身の人形か分身体を作ることで助けに行ったんだろうね。


さて、ここまでで何か的はずれなことはあったかな?」

「・・・・・・」

「・・・・本屋ちゃん、確認して見て。」

「・・・あ、はいっ!

・・・・えぇっと・・・大体合っているみたいです!」

「・・・・父さん。」

「・・・ソプラノちゃん・・・凄い。」

「・・・・・ガキ共がなにを感動しているか解からんが

それは姉様一人で考えたことではないぞ。

私と超と葉加瀬で一緒に考察した結果だ。

そこでドヤ顔している姉様は初期の発案こそしたが

途中ではまるで役に立たなかったぞ。」

「ちょっとエヴァ!! 黙っとけば私の評価がうなぎのぼりだったのに!!」

「ソプラノちゃん・・・・」 「「「「・・・・」」」」

「・・いや、でも 初期のソプラノさんの

発案があったからたどり着いたわけで

そんな事思いつくだけでも凄い・・・ですよ・・?」

「・・ネギ先生だけだよ、私の味方は。」




エヴァが余計なことを言ったお陰で

せっかく私の知性を皆に理解させることができるはずだったのに

いまや、皆呆れた目で私を見つめる。


だが少なくとも造物主本人の思考を読んだのかは分からないが

ナギ・スプリングフィールドがたどり着いたところまでは同じようだ。




「ま、まぁ ともかく、そんなわけであそこの造物主をやっつけちゃえば

もう2度と造物主は復活できないんだよ!」

「ちょっとソプラノちゃん!

それって言わばネギのお父さんやお母さんを殺すってことじゃない!!」

「せや! そんなこと・・・そんな・・・」

「・・・・くっ。」

「せっかく・・・せっかくネギ君お父さんに会えたのに。」

「そうよ! 絶対にそんな事させないわよ!!」

「「「「「そうよ! そうよ!」」」」」




造物主の正体がネギ先生の父親ということが発覚したせいで

皆が造物主を倒すのにためらう。

それどころか なんとか倒さずに済ませようと

皆で考えているようだ。




「ふん、ガキ共が・・・ならばどうする?

アレを倒さんことには魔法世界は消滅、

ここにいる全員 火星の大気に放り出されて死亡、

魔法世界の生物は消滅し 超の居た未来同様

火星人と地球人との戦争が始まることになるぞ?」

「・・・そんな、そんな事言っても。」

「なんで・・・・何でこんな事に・・・」


「・・・・ギ・・・・ネギ。」


「と・・・父さん!」

「・・・俺を殺せ・・・・・それで全てが終わる。」

「父さん!!」

「ネギ君・・・・」 「・・先生。」 「ネギさん・・・」

「・・・・ネギ。」




ほんの一時、造物主に取り込まれたナギさんが意識を取り戻し

笑いながらネギ先生に自分を殺すよう指示する。


その様子を見た明日菜ちゃん達が涙を流しながら

ネギ先生を慰めようとするが、

どう声をかけていいかわからないようだ。




「・・・ぼーや、アレが貴様が憧れていた英雄の真の姿であり

今の貴様がまさに世界を救う英雄となるかの選択肢を突き付けられた状況だ。

・・・さて、貴様はどうする?」

「・・・・・ぐ・・・っうぅ!」

「エヴァちゃん!! ・・・それはあんまりにもひどすぎるよ!!」

「ネギ先生は・・せっかく・・・・会えたのに!」




現在戦闘中のラカンさんや小太郎君、千雨達も私達の話を聞いていて

ラカンさん以外は戦いに精彩を欠く状況になり、

アーウェルンクス達に押されている。


戦闘していない生徒達もどうしていいのかわからずに

ただ無言で立ち尽くす者や、

不甲斐ない自分に怒る者、

あまりの悲しい出来事に涙する者と

各々の感情に振り回されている。




「なぁ~~んてね♪ エヴァの授業&お説教はココでおしまい!!」

「・・・え?」

「っち・・・ぼーや達には今の内に

もう少し英雄の現実を噛み締めさせるべきなのに・・・」

「ネギ先生、そこまで予測していた私達がそんな事で終わらせるわけないでしょ?

そもそも私はハッピーエンドが好きなんだよ。

・・・・エヴァ、そろそろ千草の準備も完了する。

決めるよ!!!」

「任せておけ姉様!

ガキ共聞け! 私が一撃で終わらせてやる!

雑魚共を抑えておくがいい!!」

「っへ・・・闇の福音の本領を見せてみな。」

「エヴァにいいとこもってかれるのは癪だが

先輩と千草さんのためだ、しょーがねぇ。」

「のどか、ソプラノを信じるですよ。

きっとネギ先生のお父さんも助けてくれるですよ。」

「ゆえ~・・・グスッ。」

「それじゃあワタシ『達』も 本気で行くネ!」」」」」」」

「ケケケ イイカンジニ ノッテキタゼ!」

「千草・・・イイね?」

「はいな!」

「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!

契約に従い我に応えよ 闇と氷雪と永遠の女王

咲き渡る氷の白薔薇 眠れる永劫庭園!」




エヴァの魔法の詠唱に何か感じたのか

デュナミスとセクンドゥムの指示で一斉にエヴァの詠唱を妨害しようと

完全なる世界の構成員が飛びかかるが、

ラカンさんやチャチャゼロ、千雨、夕映、超、それにネギ先生の従者の皆や

小太郎君高畑先生にクルトが皆でエヴァの護衛に回る。




「氷れる雷もて 魂なき人形を囚らえよ!

妙なる静謐 白薔薇咲き乱れる 永遠の牢獄!」


「ぬ、イカン! あれは!!」

「アレはマズイ! ヤツを止めろ!!」


「おっと、邪魔はさせねーぜ!」

「ヘッ ゴシュジンヲマモルノハ オレノシゴトダゼ?」


「ぬぅ! 造物主の掟 『完全なる世界』全記録書庫より強制召喚!

再生・古龍龍樹!!」


「へっ、厄介な敵は召喚された直後に最大火力で送り返す!

スターライトブレイカーex!!」 『Starlight Breaker ex』

「「「「「「「ワタシ達も協力するヨ、『燃える天空』」」」」」」」

「へっ 悪りぃな龍樹。 ラカンWパンチ!!」




デュナミスさんにより龍族最強の龍樹が召喚されるが

千雨達やラカンさんに召喚直後にフルボッコにされる。




「馬鹿なっ! 龍樹が・・・

貴様ら 召喚直後を狙うのは汚いぞ!!」

「私達の世界には 勝てば官軍 って言葉があるの知らねーのか!」


「今だ! やっちまいなロリババァ!!」

「はっ! どうやら貴様も死にたいようだな。

いいだろう、仲間に入れてやるぞ筋肉ダルマ。

一緒にくたばれ 『終わりなく白き九天』 !!」


「ぬ・・・氷の竜巻?」

「冷凍雷撃だと? 闇の福音がどれほどのものかと思えば

つまらぬ術よ。」

「待て! アレは見た目通りのものではないぞ!!」




エヴァの『終わりなく白き九天』が発動し、

アーウェルンクスシリーズや初見の造物主の護衛達を

氷の茨が追い掛け回し

捕まったものは須らく永遠の氷柱に閉じ込められていく。




「馬鹿な! 我等使徒の多重障壁を無きが如く・・・」


「ハハハハッ! 貴様ら障壁頼りの性能馬鹿を

殲滅するために開発した独自呪文だ!

我が白薔薇の雷氷の蔓は貴様ら大量生産品を嗅ぎ分け

そのご大層な障壁ごと その周囲を凍らせ続ける!」


「ぐぁ~!!」 「きさっ!」 「・・・っ!」 「!?」

「く、クソッ!」

「ハハハハ 無駄だ!

我が雷氷の蔓 意思なき人形に逃れること能わぬ!!」

「クソッ・・クソッ! デ、デタラメだ!」


「ぬほあああぁ! なんだこの術!?

マ マジでやべえじゃん・・・シャレになんねぇぞ ババァ!」




エヴァの白薔薇の蔓が敵をどんどん凍りづけにしていくが

セクンドゥムは未だに逃げまわってる。


しかも宣言通りにラカンさんまで凍りづけにするつもりなのか

白薔薇の蔓がラカンさんも追い掛け回している。




「ままま 待て待て待て! はっ話しあおうじゃないか!

我々の目指す場所は最終的には同じハズォァ・・・ッ!?」



往生際の悪かったセクンドゥムを最後に凍りづけにしたところで

エヴァの魔法は解除され、最終的にはラカンさんはなんとか無事に生還できた。




「と、まぁ ざっとこんな感じだ。」

「・・なるほど、対象の周囲ごと凍らせ続けるから

奴らは死んでねーし再生も出来ないってわけか。」

「ちなみに精神はそのまま生かしてある。

もう姉様以外 術者である私にも解けんから

姉様が解く以外永遠に恐怖が続くというわけだ。

・・・オマエよく逃げ切ったな、

姉様に付く悪い虫をついでに駆除しようと思ったんだが。」

「マジで俺も殺ろうとしてたのかよ・・・」

「ふんっ、フェイトのような奴が大量に出てくるのは予想できてたからな。

こういう時のために練っておいたオリジナル呪文だ。

人形限定の呪文だから使いどころが難しいんだが

今後は人形以外でも殺れるように改良しておくか。」

「改良しなくていい・・・・って待てよ ババァ!

人形限定ってことは・・・」

「・・・そうだ 『ヤツ』 は残してある。

そもそも 『ヤツ』 は千草の獲物だ。」




そうして全員の視線が造物主が立っていた場所に集まる。




「・・・・見事な呪文だ。」

「・・・お褒めに預かり光栄だ。

だがあいにくだが 私は貴様の相手はせんぞ?

貴様にはふさわしい相手がいるからな。」


「千草・・・」

「・・・はい。」

「・・・・天ヶ崎 千草か。」

「・・・今こそ20年前の大戦で散っていったウチの両親の仇。

伐たせてもらいますえ。」




千草の抱えるアーティファクトの殺生石は

普段はただの石ころに過ぎないが

千草が嫌悪したり 憎む相手には悍ましい気配を放つという。

それが今はどうだ・・・私でも目で見えるほど禍々しい気配を放ちながら

千草の手を離れ千草の胸のあたりに浮いていく。


それを見た皆の表情は明らかに不快感や恐怖に染まる・・・

(月詠ちゃんだけが恍惚とした表情でいるが。)

あのエヴァでさえ脂汗を流している。


その憎しみの対象たる造物主の表情こそ変化はないが

少なくとも舐めてかかれる相手ではないと確認したようで

攻撃体勢に入り黒い魔力光の魔方陣を複数千草に向けている。


造物主が右手を千草に向けると同時に

千草も右手の指に挟んだ呪符を造物主に向ける。

私も千草の横に立ち千草の左手を右手で握り左手を造物主の方にる。




「・・・・」


「・・お札さん お札さん ウチの憎い・・・憎い、ニクイ・・・相手を


     (お父ん・・・お母ん)


・・・ウチの憎い相手を呪ぉておくれやす! 」


「・・・ふっ!」

「光鷹翼展開・・・(同時に空想具現化発動) 『天ヶ崎千草の呪いに逆らうこと能わず』 。」

  1. 2012/06/10(日) 13:22:13|
  2. 二次創作小説 ネギま
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